Fate Grand Order ~歴史を紡ぐ者~ 作:牧弥潤巳
作者「いやごめんなさい。ホントに色々あったんだよ。」
龍斗「ほう。言ってみろ。」
作者「FGOのイベントが激アツすぎて書いてた事すら忘れてましたごめんなさい!」
龍斗「オーケーわかった今からエクスカリバーぶっぱなすからな。」
穂乃花「ヤバいこの人口を塞ぐとかのレベルじゃなくてこの世から抹消する気だよ!しかも相当目が本気だ!」
作者「こっちの方が人類最悪の脅威じゃねぇか!レフとかと怖さが段違いだよ!ねぇごめんなんか言って?そのハイライト消えた目で近づいてこないで!いやぁ誰か助けてぇぇ!絶対死ぬよりも辛い地獄が待ってるぅぅぅ!!」
穂乃花「・・・というわけで、龍君は作者さんをバラしに行ったのでしばらくは帰って来ませんので、このまま本編へどうぞ。」
プロローグ 救国の聖処女
とある場所にて、白い髪をし、黒い鎧を纏った少女が魔方陣の前で詠唱をしていた。
???『───告げる。汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。聖杯の寄るべに従い、この意この理に従うならば応えよ。』
???『誓いを此処に。我は常世総ての悪を敷く者。されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手繰る者────』
それはまさしく――――
???『汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よーー!!』
―――英霊を召喚するためのものだった。
???『おお・・・!』
全身を黒い服で覆っている男が歓喜していた。
???『───よく来ました。我が同胞達。私が貴方達のマスターです。』
???『召喚された理由は分かりますね?破壊と殺戮、それが私から下すオーダーです。春を騒ぐ街があるのなら、思うまま破壊なさい。春を謳う村があるのなら、思うまま蹂躙なさい。どれ程の邪悪であれ、どれ程の残酷であれ、神は全てをお許し下さるでしょう。』
???『罰をお与えになるならば、それはそれで構いません。それは神の実在とその愛を証明する手段に他ならないのですから。───それではジル。彼を連れてきてちょうだい。』
ジル『はい、畏まりました。』
???『手は出してないでしょうね、ジル?』
ジル『もちろんですとも。ですがどうするかは考えておいでで?』
???『───』
ジルという男の言葉に少女は顔を歪める。
ジル『おや、私めのアイデアは必要ですか?』
???『あぁ。私が悩んでいる、と気を遣ってくれたのね。───は、バッカじゃないの。いつまでも愚かだと殺すわよ、ジル。あなたは食事をとる時、今日はフォークをどう使おうか?なんていちいち考えるの?』
???『それと同じですよ。彼をどうするかなんて、考えるまでもない些事ですので。』
その言葉に安心をしたのか、ジルは宣教師の衣装を身にする男を連れてきた。
???『な、何だ!?此処はどこで、お前たちは一体・・・!?答えろ、答えないか!そこの───』
ジルが男を睨み付ける。
???『ヒィッ!?』
男は恐怖のあまりに
???『あぁ。ピエール!ピエール・コーション司教!お会いしとうございました。貴方の顔を忘れた日は、このジャンヌ・ダルク一日とてございません!』
ジャンヌ・ダルクと聞いたとき、ピエールは顔を青ざめ、体を震わせた。
ピエール『バカな。バカな、バカな、バカな、バカな・・・!お、お、お、お前は───ジャンヌ・ダルク!?有り得ない!有り得るはずがない!三日前に死んだはずだ!殺したはずだ!じ───』
ジャンヌオルタ『
ピエール『これは、夢だ。悪夢だ。悪夢以外のなんだと言うのだ・・・!』
ジル『おやおや、現実から逃避し始めましたぞ。これはいけない。気付けをしなくては。』
ジルはピエールを痛め付け、これが現実なのだと思い知らせる。
ピエール『ぎゃぁぁぁ!?ひっ、ひっ、ひぃっ・・・!』
ジャンヌオルタ『さあ、どうします司教!?いが異端だと弾劾したジャンヌ・ダルクがここにいるのですよ?十字架を握り、天に祈りを捧げなくて良いのですか?私を罵り、嘲り、踏みつけ、蹂躙しなくてよいのですか?邪悪なジャンヌ・ダルクがここにいると!勇敢な獅子のように吼えなくて良いのですか!?さあ、さあ、さあ!』
ジャンヌはピエールを煽るかのように話す。
ピエール『た・・・』
ジャンヌオルタ『た?』
ピエール『たす、けて。助けてください。何でもします。助けてください、お願いします・・・!』
ピエールは顔を歪め、涙を流しジャンヌに命乞いをしていた。それを見たジャンヌは高らかに笑いだす。
ジャンヌオルタ『───は。アハハハハ!ねぇ、聞いたジル!?助けてください、助けてくださいですって!私を縛り、私を嗤い、私を焼いたこの司教様が!あれだけ取るに足らないと!私は虫のように殺されるのだと、慈愛に満ちた眼差しで語った司教様な、命乞いをしているなんて!」
ジャンヌオルタ『ああ───悲しみで泣いてしまいそう。だって、それでは何も救われない。そんな紙のような信仰では天の主には届かない。そんな羽のような信念では大地には芽吹かない』
ジャンヌオルタ『神に縋ることすら忘れ、魔女へと貶しめた私に命乞いをするなど、信徒の風上にもおけません。分かりますか司教。貴方は今、自らを異端者だと証言してしまったよです。』
ジャンヌオルタ『だから私は悲しくて悲しくて、もう気が狂いそうなぐらい笑ってしまいそう!ほら、思い出して司教。異端をどういう刑に処すか、貴方は知っているでしょう?』
ピエール『・・・!?嫌・・・嫌だ、嫌だ、嫌だ!!助け・・・たすけ、て・・・!』
ジャンヌオルタ『残念。救いは品切れです。この時代にはまだ冤罪符もありませんし。』
そう言いジャンヌはピエールの前に手をかざす。
ジャンヌオルタ『さぁ───足下からはじめましょうか。私が聖なる焔で焼かれたならば。お前は地獄の焔でその身を焦がすが良い。』
ピエール『ギャアアアアアアアアアアアアー!!』
その悲鳴を最後に、ピエールは炎に包まれ跡形もなく燃え去った。
ジャンヌオルタ『・・・塵の一つも残さず掻き消えましたか。下らない時間を使わせました。ごめんなさい、ジル。』
ジル『何を仰る。これも全て意義ある鉄槌ゆえ。他に生き残った聖職者たちはどうします?』
ジャンヌオルタ『そうですね。いちいち審問するのも面倒です。彼らに食わせて上げましょう。喜びなさい。私の卑しいサーヴァントたち。生き残った聖職者どもは貴方たちのものです。』
ジャンヌオルタ『マスターである私、ジャンヌ・ダルクが全て許します。魂を喰らいなさい。肉を咬み千切りなさい。湯水のように血を啜りなさい。だって我々はまさに。"悪魔"として顕現したのですから!』
ジャンヌオルタ『私の命令はただ一つ。この国を、フランスという過ちを一掃する。』
ジャンヌオルタ『刈り取るように蹂躙なさい。まずはいと懐かしきオルレアンを。そして地に蔓延した春の沃地を荒野に帰す。』
ジャンヌオルタ『老若男女の区別なく、異教信徒の区別なく、あらゆる者を殺しなさい。それがマスターとして、貴方たちに送る唯一の命令です。』
ジャンヌオルタ『そのために、貴方たちの全員にバーサーカーたしての特性を付与しました。聖女であろうと、英雄であろうと、壊れた精神で踊りなさい。』
ジャンヌオルタ『バーサークセイバー。
───バーサークアーチャー。
───バーサークランサー。
───バーサークライダー。
───バーサークキャスター。
───バーサークアサシン。
そしてバーサーカーの代わりに召喚した"彼"と私。この世界の
──────恐ろしいまでに有罪です。人類はみな、善人であれ、悪人であれ平等である。故に全て殺しなさい。ただの一人も、逃すことは許されない。』
少女の言葉に慈悲はなかった。ただの殺戮を繰り返すと言っているようだった。
ジル『おお・・・おお・・・!なんという力強さ・・・!偽りのない真理なのか!これぞ救国の聖女!神を肯定し、人々を許す聖女に他ならないっっっっ!』
ジル『帰って来た・・・私の光が・・・貴方は本当に蘇ったのですね、ジャンヌ!では私も元帥として今一度奮い立ちましょう!まずは証を・・・我らが軍団の旗が必要ですな!ジャンヌ、何を旗印に掲げましょう。悪夢でしょうか。それとも───』
ジャンヌオルタ『それでは"竜"にしましょう。偶然か必然か、此度の召喚は竜に縁近い者が多い。』
ジャンヌオルタ『災禍の象徴たる邪竜を以て、我々はこの世界を徹底的に灼き尽くすのです。ああ、ついでにもう一つの命令です。笑いましょう。心の底から愉しそうに。』
ジャンヌオルタ『ふ・・・うう。あは、あはは───ははははは!あははははははは!!愉しい!愉しいわジル!こんなに愉しいのは、生まれて初めて!』
ジル『ええ───ええ、そうでしょうとも。それが正しい。それで良いのです。人々に担ぎ上げられ、人々の旗にされ、人々に利用され、人々に見捨てられた───だからこそ貴方は正しい。この地上の誰が、何が。貴方のその本心を裁くことができるのでしょう・・・?』
深夜、カルデアで眠りについていた少女、松原穂乃花が目を覚ます。
穂乃花「!・・・何?今の夢・・・って、まだ深夜だよぉ。もう少し寝ておこう。」
また眠りにつくと、今度は違う空間にきていた。
穂乃花『あれ?ここは?』
???『おっ!これは中々可愛い子がきたものだ。』
そこには着物に似た衣装をしており、刀を二本さしている女性がたっていた。
穂乃花『え!?だれ!?』
???『あっと、自己紹介がまだだったか。』
武蔵『私は宮本武蔵。お弟子君がお世話になっております。』
穂乃花『宮本武蔵!?えっと、歴史上の人物がなんで・・・あ、そういえば、英霊は歴史にいた英雄そのものだって龍君が言ってたような。というかお弟子君って?』
武蔵『?剱崎龍斗だよ?』
穂乃花『り、龍君とどういう関係ですか!』
明らかに何かを勘違いしている様子だった。
武蔵『?師弟関係だけど・・・あぁ~そっかぁ~君お弟子君に惚れてるんだぁ~』
穂乃花『うっ!』
何故バレたと言っているようだった。
穂乃花「っていうか、宮本武蔵って男だったんじゃ・・・」
武蔵『あぁ〜やっぱり?こっちじゃ男なんだ。しかも現代の人に知られている有名人。』
穂乃花「こっち?」
武蔵『そーなんだよ。こっちは私の知ってる歴史じゃないし、現代は結構色々と進歩してるし。』
穂乃花「まぁ、昔の人はそう思いますよね。」
武蔵『現代のおうどんは私の時代より大分おいしいしお金が簡単に手に入るし』
途中から穂乃花は違和感を覚える。
穂乃花「あれ?」
武蔵『お弟子君には色々と呆れられてこんなのが師匠とか信じられないとか言われたことあるしであの時は本当に泣きそうだった。』
穂乃花「最後の一個はなんかホントに言われてそうで怖いんですけど途中からおかしな方向にいってません?」
ハッと戻った武蔵はいきなりまじめ顔になっていた。
武蔵『っと、目的を忘れるところだった。』
穂乃花『目的?』
武蔵『私はあなたに話をしに来たの。人類史の崩壊はしってるよね。』
穂乃花『はい。』
武蔵『実はあの子に剣術を教えたのは・・・この状況を覆せる可能性があったから。』
穂乃花『じ、じゃあ、あなたはこうなることを知ってたんですか!?』
武蔵『まぁね。私はあの子のような存在を探してた。この地獄から人類史を救う為に。』
穂乃花『だとしても、どうして龍君が。』
武蔵『・・・2004年。とある都市である儀式が行われた。その名は・・・聖杯戦争。』
穂乃花『聖杯戦争!?まさかその都市って・・・冬木ですか?』
2004年の聖杯戦争と聞いた時点で冬木で起きたのだと穂乃花は理解した。
武蔵『そう。あの子を見つけたのは、聖杯戦争が終わった後。あの子は・・・ただ墓を掘ってたの。』
穂乃花『お墓を?』
武蔵『・・・自分の家の跡地で、聖杯戦争で亡くなった人達の墓を・・・たった一人、生き残ったあの子が。』
穂乃花『だから自分を人間じゃないって・・・』
武蔵『だからね・・・あの子を支えてあげて。』
穂乃花『え?』
武蔵『あの子、色々抱え込んじゃうから。』
穂乃花『わかりました。』
武蔵『よかった。・・・おっと時間だ。』
穂乃花『え?』
武蔵『頑張って。人理を救済してくれることを祈るよ。』
空間に光が生じ、穂乃花は目を覚ます。
穂乃花「・・・フォルネウス。」
フォルネウス『何でしょう?』
穂乃花『もし、あなたの力を使いたいって言ったらどうする?』
フォルネウス『・・・危険ですね。あなたは微量にも魔力はあるようですが、私の力を使うまでには至らない。』
穂乃花『・・・だよね・・・決めた。私、魔術を学ぶ。』
フォルネウス『!?』
穂乃花『私の魔力が上がればあなたの力を使えるかもしれない。』
フォルネウス『・・・あなたは不思議ですね。なら、少しは期待をして待っていましょう。』
その頃、剱崎龍斗の部屋では。
???「やっほー。」
青をモチーフにしたカラフルな衣装をした女性が跨がっていた。
龍斗「・・・誰。」
ダヴィンチ「なぁに。天才のダヴィンチちゃんさ。」
龍斗「天才・・・ダヴィンチ・・・あぁ、人類史上最高の天才か。」
ダヴィンチ「おぉ、知っているようだね。実は君にプレゼント。」
龍斗「このリング・・・」
ダヴィンチ「エレメントの魔力で出来たリング。リング系の魔術師のきみなら使えるかと考えてね。」
ダヴィンチ「そこの赤いリングは炎属性。青いリングは水属性。緑のリングは風属性。黄色のリングは土属性。そして・・・いろんな魔術を組み込んだリングを創ったのさ!」
龍斗「・・・早くね?まぁ、もらっとく。」
ダヴィンチ「さ!ブリーフィングに行ってきたまえ。」
ロマニ「お!やっと来たかい剱崎君。全員揃ったところでブリーフィングを始めよう。まずは・・・そうだね。君たちにやってもらいたい事をもう一度説明しよう。」
ロマニ「まずは特異点の調査、及び修正。その時代における人類の決定的なターニングポイント。それがなければ我々はここまで至れなかった人類史における剱崎な事変だね。」
ロマニ「君たちはその時代に飛び、それが何であるかを調査、解明して、これの修正をしなくてはならない。」
ロマニ「さもなければ2017年は訪れない。2016年のまま人類は破滅するだけだ。以上が第一の目的。これからの作戦の基本大原則ってワケ。」
龍斗「・・・で、一個気になる事があるんだが。」
ロマニ「ん?なんだい?」
香奈「・・・」
穂乃花「・・・」
カルデアの礼装を着た二人が立っていた。
龍斗「・・・なんでこいつら、行く気満々なんだ?」
ロマニ「彼女達には君とカルマ君、マシュのバックアップをしてもらう。レイシフトの適性もあったからね。いくらソロモンの魔神がいるからとはいえ、戦闘ができるわけじゃないから、あくまでもサポートとして。」
カルマ「なるほど。」
ロマニ「それで第二の目的は・・・」
龍斗「聖杯だろ?」
ロマニ「そこ!僕のセリフをとらない!まぁいいや。剱崎君なら聖杯もわかってるだろうし、ここからは交代ってことで。」
龍斗「へいへい。恐らくだが、この特異点の現象には聖杯が関わってる。こんな馬鹿げたことをするには奇跡なんかじゃ不可能だ。それを、万能の願望器がしたとするなら、やることは唯一つ。」
カルマ「その特異点で聖杯を回収して、特異点を消すんでしょ?」
龍斗「あぁ。」
ロマニ「うわぁ、ちゃっかり作戦とか立てちゃって怖いんですけど。まぁいいや。あと、任務の他にもう一つやってもらいたいことがある。といっても、そこまで重要じゃないんだけど・・・」
穂乃花「あの召喚サークルってやつですか?」
ロマニ「え、えーと・・・なんでそう思ったのかな?」
ロマニは顔に汗を流している。なぜならこれ以上喋る事をとられたら指揮官としてのプライド的なあれが消えてしまうからだ。
香奈「だって冬木の時も龍斗君がやってたし、カルデアから物資を送るにはそれがないとダメ何でしょ?そう本に書いてあったし。」
ロマニ「君たちには僕のセリフをとるのが流行ってるの?」
ダヴィンチ「おいそこのお調子者。いつまで私を待たせる気だ。」
龍斗「あ、さっきのダヴィンチ。」
ダヴィンチ「ひどいなぁ。ダヴィンチちゃんとよんでくれたまえ。」
ロマニ「剱崎君は対面済みか。」
龍斗「つか、こんなとこで雑談してる暇はないだろ。とっとと行くぞ。」
ロマニ「そうだね。それでは準備を始めよう。」
ダヴィンチ「君たち後で覚えときなよ。」
アンサモンプログラム スタート。
霊子変換を開始します。
レイシフト開始まであと3 2 1・・・
全工程クリア グランドオーダー 実証を開始します。
龍斗「というわけで、お前、なんか言っとく事ある?もし下らないことを言おうものならまたエクスカリバーぶっぱなすからな。」
作者「ちょっと待ってホントに怖いよ。絶対何を言おうが消し炭になるの確定じゃん!」
龍斗「はい3、2、1、どうぞ。」
作者「えぇー、数少ない読者の皆様、こんなに投稿が遅れてしまい、ホントに申し訳ございません。今後はこんなに遅れないように気をつけたいと思います。それともう一つ・・・マシュと穂乃花のどっちをメインヒロインにしたらいいんだぁぁぁぁ!!」
龍斗「
作者「あぁぁぁぁぁ!!」
穂乃花「・・・次回、第一特異点、邪竜百年戦争オルレアン、第一節。お楽しみに。」