Fate Grand Order ~歴史を紡ぐ者~ 作:牧弥潤巳
龍斗「作戦は決まった。」
クーフーリン「俺がアーチャー、こいつはランサーを相手する。で、その嬢ちゃんはアーサー王の相手だ。」
カルマ「で、僕が二人の護衛と最悪の場合の相手だね。」
オルガマリー「ちょっと待って!宝具が使えないんじゃ、太刀打できないじゃない。」
カルマ「そんな気にすることじゃないよ。宝具は簡単に言えば本能。本能が呼び覚まされれば、自ずと目覚める。」
するとカルマは俺に槍を向ける。そしてマシュは素早く盾を構えるが、それを所長さんが庇った。
二人「あ・・・」
カルマ「・・・そういうこと。その感覚が限界以上に達した時にどうするか、決めるのはマシュだよ?」
マシュ「はい。」
すると香奈が俺に問いかける。
香奈「・・・私達は。」
龍斗「一応お前らは巻き込まれたんだ。俺らが解決してカルデアまで連れていく。」
穂乃花「うん・・・龍君・・・死なないでね。」
心配するかのような顔をする松原。死ねないんだよなぁ。さっき教えてくれた事は無駄にしない為にも。
龍斗「わかってる・・・俺が最後の希望だからな。」
穂乃花「うん。」
クーフーリン「おーい、いちゃつくなよバカップル。」
龍斗「誰がバカップルだ誰が。」
穂乃花「私は・・・その・・・///」
龍斗「あ?」
香奈「はぁ・・・」
日暮がなんとも呆れたかのようなため息を吐いたきがする。
クーフーリン「おーっと。これは駄弁ってる暇はなさそうだぜ。」
槍を構えた女がいた。そいつはおれがよく知る人物だった。
メデューサ「おや?これは面白いお客が。」
クーフーリン「ランサー・・・いや、メデューサって呼ぼうか?」
メデューサ「ほう?真名を呼ぶとは、あなたも相当廃りましたね。」
龍斗「この狂った世界でルールもクソもねぇだろメデューサ・・・あのときの作った貸り、しっかり返させてもらうぞ。」
メデューサ「なんの事かはわかりませんが、あなたなら楽しませてくれそうですね。」
龍斗「先に行け。」
クーフーリン「フッ・・・勝てよ。」
龍斗「当たり前だ。」
クーフーリン達は先へと向かう。
メデューサ「なるほど。先程、貸りを返すと言いましたが・・・そうですか。あなたが。」
龍斗「あぁ、思い出して頂けたようでなによりだ・・・!」
勢いよくメデューサへと斬りかかった。
一方クーフーリン達は聖杯へと足を運んでいた。
穂乃花「あの・・・龍君は、あのメデューサって人と何があったんですか?貸りを返すって。」
クーフーリン「・・・あいつの家族は、メデューサに殺されたんだ。」
香奈「え・・・?」
クーフーリン「元々親父が聖杯戦争に参加していた。だが、メデューサを召喚したマスターはなかなかのクズでな。自分が勝つために、サーヴァントとマスターではなく、一家を抹殺するように命じたんだ。」
マシュ「ヒドイ・・・ヒドイです。」
オルガマリー「なるほど。その時殺されそうだった自分の息子である彼を助けたから、彼はデミサーヴァントの力を得た。」
クーフーリン「あぁ、それで聖杯戦争は終わった。いや正確には、あいつが聖杯を破壊したから、続けようにもできなかったんだよ。」
香奈「聖杯を壊した。」
クーフーリン「そうだ。あいつと俺が戦ったのはそのあと。・・・やっぱりお前も止めてくるよな。信奉者さんよ。」
そこには弓を構えた男が立っていた。
エミヤ「信奉者になったつもりはないがね。つまらん来客を追い返す程度の仕事はするさ。」
クーフーリン「ようは番人じゃねぇか。何からセイバーを守ってんのかはしらねぇが、ここらで決着つけようや。」
エミヤ「フン・・・悪いがそこまで暇では、ない!」
アーチャーはマシュへと矢を放つ。
香奈「マシュさん!」
クーフーリン「エイワズ!」
すると放たれた剣は燃え去る。
クーフーリン「寂しいこと言いっこなしだぜアーチャー。それとも俺の相手は自信がないってか!?」
アーチャーの足元で爆発を起こす。
クーフーリン「今のうちにいけ!セイバーはあの中だ!」
エミヤ「・・・」
クーフーリン「嬢ちゃん。」
マシュ「?」
クーフーリン「お前の力・・・見せつけてやれ。」
洞窟の最深部へと着いた4人はそこにあった物をみて驚愕の表情をみせる。
オルガマリー「これが聖杯・・・?こんな超巨大な魔術功炉が?」
アーサー「ほぅ。これは・・・見たことないサーヴァントがいたものだ。」
穂乃花「あれが、アーサー王。」
アーサー「盾・・・構えるがいい。なの知れぬ娘。お前の守りが誠のものか。この剣で、確かめてやろう!」
龍斗side
一方で、龍斗とメデューサの戦いは激化していた。互いに近距離戦が得意な為、双方が引けを取らず火花を散らしていた。
龍斗「フッ!」
メデューサ「・・・!甘いです!」
メデューサは槍を俺の剣を手元に向け放ち、剣を弾き飛ばした。そして俺に槍を向ける。
メデューサ「知っているとは思いますが、私の槍は不死殺しの槍。例えあなたの回復力を持ってしても回復は不可能ですよ。」
龍斗「(どうする・・・どうすれば・・・!)」
父『ったく、お前も可哀想だよな。望んだわけでもねぇのに魔力を持つなんて。ま、ある程度役に立つ魔術を教えとくな。』
すると父親は指輪に似た物を取り出す。
父『まず俺達はこのリングに魔力を通して魔術を使う。これを持っておけ。』
心太『?』
父『二つの空間を繋げるリングだ。ま、使う機会があったら使ってくれ。それと──────』
ポケットを探るとそのリングがあった。
龍斗「・・・あったな。」
メデューサ「さて、これで終わりですね。」
龍斗「・・・さぁて、ホントにそうか・・・な!」
右の中指にもらったリングをつけると、剣がある空間と自分の空間に魔方陣が浮かぶ。
龍斗「そらよ!」
弾かれた剣を手元に戻し攻撃を凌ぐ。
メデューサ「なに!?魔術で剣を手元に戻した!?・・・こんな事が・・・!」
再び剣を構える。使いこなせるようになって以来だ。これを使うのは!
龍斗「束ねるは星の伊吹・・・輝ける命の奔流・・・受けるがいい!」
メデューサ「まさか!」
龍斗「
メデューサの元で大きな爆発が起こる。そこにボロボロのメデューサが立っていた。いや、消滅しかけていた。
メデューサ「これは・・・見事に返されてしまいましたね。・・・ごめんなさい。」
龍斗「・・・」
メデューサ「マスターの命とはいえ、あなたのご両親を殺めてしまったことを・・・謝罪します。」
龍斗「・・・昔の事を謝るなっての。けどホントにそう思うんなら・・・次会うとき、味方になれよ。」
メデューサ「次があれば・・・必ず。」
龍斗「使う機会・・・あったな。父さん。」
龍斗「・・・急ぐか。」
俺は急いでマシュ達の元へと向かった。
ランサーが消えて残るはアーチャーとセイバー、冬木は残り2話程で完結です。それではまた!