Fate Grand Order ~歴史を紡ぐ者~ 作:牧弥潤巳
龍斗とランサーの勝負が決着した頃、キャスターとアーチャーの対決が熾烈化していく。
エミヤ「がら空きだ!」
アーチャーは矢を剣に変え放つ。だが────
クーフーリン「そらよ!大仕掛けだ!」
剣が消滅し、地面に魔方陣を設置する。アーチャーは空中に飛ぶが、それをルーンが妨害し、地面に叩き落とす。
エミヤ「空中にルーン文字を固定したのか。」
クーフーリン「おう。俺の師匠にゃ、冥界の門を呼ぶ術があってな。そいつの応用、パクりってやつさ。遠距離で打ち合っても埒があかねぇ。ここからは、いつもの喧嘩と洒落こもうぜ!」
エミヤ「フン。キャスタークラスでか?いつもより、頭が良くなったんじゃないのかね?」
クーフーリン「ハッ!頭の出来と、趣味嗜好は別って事さね!」
その頃、アーサーとマシュの対決はほぼ一方的なものへとなっていった。
アーサー「どうした?前には出てこないのか。」
マシュ「うっ!」
穂乃花「きゃっ!」
オルガマリーは石を地面に叩きつけ、魔方陣で弾き飛ばす。
香奈「所長さん。」
アーサー「答えよう。その瞳に。主を守らんとする。その胸懐に。」
穂乃花「やめて・・・可哀想だよ。」
オルガマリー「マシュも覚悟して戦ってるの。最悪こうなることをわかっていてもね。」
アーサー「
肉弾戦になったキャスターとアーチャーの対決はキャスターが少しおしていた。
クーフーリン「勝負あったな。鈍ったんじゃねぇのかてめえ。・・・?」
黒い光が放たれている場所を見つめる。
エミヤ「全くだ。ここにきて、他人の心配とはな。」
隙をつき、首元に剣を突きつけた。
エミヤ「ここまでだな。」
クーフーリン「・・・あの盾は剣を通さないのか。あの剣は盾を通すのか。」
エミヤ「大昔にそれと同じ事を教わったよ。」
クーフーリン「へぇ、それで答えは?」
エミヤ「答えは"台無し"さ。矛盾が生まれるだけだ。」
クーフーリン「はっ。そいつはどうかねぇ。その話いつも思うんだよな。物が同じなら、後は使う奴の技量次第じゃないかって。つーかあれだ。武器の性能で負けてんなら、知恵で補うのが人間じゃねぇの?」
指で弾き飛ばした石が爆発しアーチャーの目を眩ませる。それをついて離れようとしたキャスターだが、瞬間にアーチャーに刺されてしまった。
エミヤ「フッ・・・!?」
勝ちを確信したアーチャーだが、木の縄で腕が縛られていゆ。る事に気づいた。
クーフーリン「森の賢者を舐めんじゃねぇ!」
木から離れたキャスター。離れたと同時に爆発する。
クーフーリン「悪ぃな。コッチは全部が新ネタでよ。」
杖を翳すと、巨大な腕が出現し、アーチャーを掴む。
エミヤ「ぐっ、がはっ!」
そしてその腕はアーチャーごと地面に叩きつけた。
エミヤ「・・・」
そしてアーチャーは消滅した。それをみたキャスターは石を放り、手に取る。
クーフーリン「確かにないよりはましだったな。」
マシュside
アーサー王の宝具を受け耐えていますが、いつまでもつかわかりません。このまま行けば、私が負ける・・・やっぱり私は仮のまま・・・
龍斗『俺が最後の希望だからな。』
希望・・・私は!───────
マシュ「あ、あああああ!!」
すると私の前に大きな壁ができました。
それは宝具を弾きましたが、私はそこで倒れてしまいました。
アーサー「エクスカリバー・・・」
もう一度、アーサー王は宝具を打とうとしています。ごめんなさい先輩・・・
クーフーリン「我が魔術は炎の檻。炎の如き緑の巨人。因果応報、人事の厄をを清める森。」
クーフーリン「よくぞここまでもち耐えたな。」
穂乃花「キャスターさん!」
クーフーリン「倒壊するは・・・
地面から炎の魔方陣が現れ、巨人が現れる。
アーサー「なに!?」
巨人はアーサーを捉え檻に入れるが、アーサーは宝具を放つ。
アーサー「くっ!」
そこには穂乃花と香奈が立っており、直撃する場所だった。
穂乃花「あっ!」
香奈「来る!」
カルマ「神々の王の慈悲を知れ。」
アーサー「なっ!」
カルマの槍はまさしく業火を越える程の炎を宿していた。
カルマ「絶滅とはこれこの一刺し・・・インドラよ、刮目せよ・・・焼き尽くせ・・・
アーサー「・・・!」
ウィッカーマンがアーサーを閉じ込め、カルマが炎をぶつける。
オルガマリー「ダメ。まだ足りない。」
だが、クーフーリンとカルマは勝ちを確信していた。
クーフーリン「行けるね。こんな時に来るたぁ。ホントに希望のような奴になったな。」
香奈「?」
カルマ「フッ・・・剱崎君!」
クーフーリン「今だ!!」
洞窟を破り、龍斗が現れる。と同時に龍斗は宝具を解放した。
龍斗「束ねるは星の伊吹・・・輝ける命の奔流・・・受けるがいい!
それはアーサーに直撃し、大爆笑を起こす。
アーサー「その剣・・・その盾・・・なるほど・・・汚れなき者の勝利か。」
安堵したかのような、どこか残念なような微笑みをアーサーは見せた。
アーサー「フッ・・・結局どう抗おうが、私一人では結果は変わらないと言うことか。」
龍斗「・・・どういう事だ。あんたは何を知ってんだよ?」
アーサー「いずれ知るであろう。私の力を持つ者よ。グランドオーダー。」
オルガマリー「!?」
突然オルガマリーは目を見開く。
アーサー「聖杯を巡る戦いは、まだ始まったばかりだと言うことに。」
アーサーは消滅しようとしていた。そして
クーフーリン「おい待て!どういう・・・!チッ。お前ら、後は頼んだぜ!」
穂乃花「キャスターさん!」
キャスターもここから消滅してしまった。
クーフーリン「次合うときにゃ、そん時はランサーとして喚んでくれ。」
龍斗「・・・次があったらな。」
龍斗side
マシュ「セイバー、キャスター、共に消滅を確認しました。私達の勝利・・・なのでしょうか?」
龍斗「・・・そうかもな。」
穂乃花「すごいよマシュさん!あの壁!」
香奈「あれが宝具かもしれないよね!」
マシュ「いえ、あれは宝具自体ではなくてですね・・・」
マシュ達は勝った喜びが溢れているが、俺はどこかずっと違和感と罪悪感があった。
あのアーサーの言葉にある違和感と────
────所長との別れの時間が迫っていることが。
冬木自体の戦いは決着しました。そして次回は新たな戦いの幕開けです。それではまた!
FGOの曲やBGMはどれもいいですよね!
※エクスカリバーの部分を編集しました。