冬木より大聖杯を強奪し、遠坂凛によって引き起こされた三度の亜種型聖杯戦争。魔術協会の本部たる時計塔は崩落し、聖杯戦争の基盤を作成したアインツベルンは壊滅し、監督をしていた聖堂教会は崩壊した。聖杯戦争の舞台になった三都の霊脈は聖杯に喰い荒らされ、再生に数十年の年月を必要となった。
行われた聖杯戦争に優勝し、生き残ったのはただ三騎。
ロンドンのアーチャー。
ベルリンのセイバー。
ローマのライダー。
受肉した三体のサーヴァントは、己が為に最後の決戦の地に集う。
アーチャーは召喚者である遠坂凛により、冬木の大聖杯を管理する偽りのシステムクラス・ビーストに変貌した為に。
セイバーは自分を召喚したアインツベルンの魔術師が遠坂凛によって殺され、奪われた聖杯を取り戻す為に。
ライダーは聖杯を強奪したビーストのサーヴァントを斬り殺し、自分を召喚した代行者の仇を討ち取る為に。
そして、英霊の魂を食らった三つの小聖杯を使い遠坂凛は―――冬木にて、七騎の英霊が召喚された。
冬木に集いしは者共、七騎を討ち滅ぼし、死徒トーサカを滅ぼすが為。
……これは聖杯戦争ではない。
聖杯によって再来した英雄殺しの物語である。
1.塔の涜神者
―――この星は、もう駄目だ。
男は王位に就く前から世界を見限っていた。人間以外に興味がなかった。
己が先祖は神に創造された神造人間であり、神の血を引き継ぐも、文明を良しとすべき人間に必要なのは進化である。星に縛られた者共に未来はなく、完成された不変故に進化もない。その考えこそ、彼の王道であった。
ならば―――我ら霊長に、この星は要らず。
我々の死とは変換であるのだろう。遺伝子を残し、意志を残し、文明を残し、技術を進歩させる。一個体など無用。不老不死など人界に不要。
しかし、それでも絶対なる君臨者が必要となる。
人間種には惑星を支配し、やがて天地を捨てる王が必要となる。
親であるこの星を離れ、世界から独立した生態系を確立しなくてはならない。その男は生前、視界に入るあらゆる誰かの為に戦い抜き―――神に、敗北した。遠い祖先の造物主である啓示神に殺された。
星が神代の頃。人代には遠い遥か過去。
人と神が、人と精霊が、人と天使が、人と悪魔が、まだ同じ言葉で世界を営んでいた時代。
男は生粋の人間だった。徹底徹尾、人間の為だけに全てを賭していた。
問答無用で星を喰い殺し、文明の発展に心血を注ぎ込む君臨者だった。
天を穿つ為、大地を殺して塔の材料にしたのも必然だったのだろう。神が作った人間の系譜でありながらも、男は己が血に流れる神性に価値を見出していなかった。
「―――フ。フフフ。
これで千の大台は超えましたね。トーサカさん」
玉座にて、狩猟王は笑った。千里眼で全てを見定めていた男は、そんな遠い生前の自分を過去視で見ながらも、今の計画を迷い無く進めていた。
また一柱、この巨塔都市にて死んだ。
抑止力が召喚した巨塔に対するカウンターガーディアンもどき。
本当ならば意志無き殺戮者として現世に召喚されるも、この冬木の裏側である塔国の固有結界内部ではサーヴァントとして運用される法則が存在する。
「あら……本当みたいね」
そして、魔法使いの悪魔は英霊の魂をまた一つ捕えた事を固有結界より感じ取った。自分と狩猟王の配下である
素晴しい。とても素晴らしい死だ。
―――また、
「この魂は……まぁ、ふふ。良いわね、上質よ。並の英霊の二倍以上はある。人間霊で数量を測れば、十万人分以上の第三要素。
記念すべき千人目はアーチャーで真名は―――凄い、ラーマね。インドの理想王」
その者の名前を聞き、嗚呼と王は嘆息した。彼は人殺しを好まず、殺戮を厭う英霊だ。必要ならば殺すのだが、やはりその所業を行った自分自身に対して負の感情を抱かずにはいられない。
「……誇り高き過去の人間が、抑止の奴隷として運営される。人類守護の為に、魂を道具として消費される。そして、人理の反逆者たる我々に屠殺される訳ですね。全く以って、心に響く悲劇ですね。
何て、無様でしょうか?
何て、滑稽でしょうか?
本音を言えば、英霊を殺すなんて勿体無いのですがね。基本、強くて善良な人たちですから」
「善良な人。確かに、英霊はそうね。けれど、この都市にとっては文明を滅亡される事を目的とした鏖殺者共に過ぎないわ。
ニムロド。貴方からすれば、天から降り注いで来た天罰と変わらないんじゃない?」
「全くです。生前は我が民を淡々と処刑する天使を全て殺し尽くしましたが、今度は英霊ですからね。いやはや、人間に人間を殺させる役目を負わせるとは、この星は相も変わらず腐った世界のまま、まだまだ腐り続けるようです。
勿体無い。実に無価値な浪費です。
無限ならざる有限の生命体であるからこそ、世界は枝分かれを繰り返し、数多の選択から真実を選定します。その上で、要らぬ世界を剪定して我らの世界系たるこの太陽系の、この宇宙より定められた次元の栄養素に変えるのでしょう」
「人理ってやつね、それ。貴方はあんな古い時代から、とっくにこの未来を見定めていたってことかしら?」
「勿論ですとも、我が
何より根源には、人類以外の知性体の叡智もありますのでね。
我がバベルを人類史には在り得ぬ領域の文明まで育てるのも簡単でした。私一人の代で、遥か彼方の未来の文明技術にまで成長させるのを可能にする知識の宝庫。
神は勿論、この太陽系の外側の宇宙も、外宇宙に存在します領域外生命体の情報も沢山ありました」
「それがバベルの正体だからこそ、私は態々貴方と座から現世に呼び込んだのよ?」
「ええ。本当に感謝していますよ、トーサカさん。何よりも―――」
星を滅ぼす巨塔の玉座より、狩人の人王は淡々と語るのみ。
「―――ここは我が巨塔都市。
我が魔術、我が魔法、我が魔導によって再建された最古の人代国家。
となれば必然、我らの計画に狂いはないでしょう。とは言えです。この冬木では、この目が持つ未来視が効きません。あらゆる時代と並行世界、時間軸から隔離された特異点、在り得ぬ歴史を刻んだ異聞帯、そもそも人類史が異なる異世界―――成る程。これらは所詮、根源の内側にある宇宙の事象に過ぎません」
己が召喚者に王は優しく微笑んだ。この女も自分と同じく絶対者。対等の魂と業と、魔法を超えた魔導の技を持つ人以上の人間だ。君臨者ではないが、世界の理を司る事に違いはない。
ならばマスターなどと言う呼称は生温い。
男が単純に、この魔術師をトーサカさんと呼ぶのはその為だった。
「未来も過去も、我が目の届く世界です。生前の私でありましたら、英霊の座は勿論、神の座や、現世と違うあの世と呼ばれる楽園や地獄も、幻想種が住まう裏の異界も、魂が帰還する星幽界も、星の内海も、全て……あぁ、その全てが我が弓矢の射程範囲です。時間も世界も、まるで関係がありませんのでね。
七次元以上の―――宇宙の果てまで、我が目は観測してみせましょう。人類史から切り離された我らの世界、我らのバベル以外ではの話ですけどね」
「この世界はその為の舞台劇場だからね。貴方の言う時間軸外の領域にしたのも、バベルによる固有結界が目当てだったからだし。
……まぁ、それだけの事よね。
人類史から外れた他惑星地帯化―――古き人代の魔術王国。
南米の大蜘蛛が持つのを参考にして、人理から隔離した侵食鏡面異界を貴方の宝具を核に作り上げただけ。ここなら抑止が抑止として機能せず、魔法を忌み嫌う世界の魔の手も及ばない。
此処に来れるのは、聖杯戦争の仕組みを利用したサーヴァントもどきの守護者程度。人類を救う獣狩りの冠位は存在せず、守護者が本来の抑止力として顕現するのも有り得ない」
「後はそうですね、例えばになりますが……今の世の、世界を救う生きた英霊候補とかですね」
「―――アンタ。もしかして……」
「ええ。今し方の事ですがね。確認が取れましたよ、トーサカさん」
「……そう。連絡は小まめにお願いね、ニムロド。それで、もうあいつらには連絡したのかしら?」
「勿論ですとも。潜んでいる彼らと合流される前に、こちらから索敵して叩き潰します。加えて、あれらを餌にして、我が王国に隠れる敵を釣り上げてもみようかと」
「ふぅん。そ。なら、それでいきましょう。貴方の千里眼が使えれば、見付けるのも手っ取り早いのでしょうけど。そうはいかないのが聖杯戦争だしね」
「いやはや、こればかりは無理と言うものです。なにせ、建設中はずっとこの目で塔の術式を見て組み立てなければ、精密な魔術理論は運営できません。
何より、魔術師にとって目とは、霊体の核となる脳髄と直接繋がる神経臓器。この魔術機関を万全に使えないのは、魔術学者として致命的でありますし、神秘を世界に披露するのも一苦労です。
そもそも抑止対策に人理外の領域を作ったのもあって、ここでは自分の千里眼すら見え難いですからね」
「あら。弱気ね」
「ただの事実ですから。生前も現在も、自分の力を驕ることなどした事はありませんので」
「ふふふ。今に伝わる御伽話とは真逆ね」
「油断と慢心が出来る程、外交情勢に恵まれた王ではありませんでしたから。何せ我がバベルの敵対国は、あの神が支配する天の国でしたのでね」
嘗て、まだ魔術が確立していなかった時代。神秘全てが魔法だった過去。魔術王が人類に文明技術を与える前の世界。
生前のニムロドは―――魔法使いだった。
いや、今の時代でも魔法使いと呼べる根源接続者だった。
魔法を超えた魔導と呼べる技量を
彼はバベルの支配者だ。
何より―――人類全てを背負う王だった。
人を護る為に神を殺そうとした王だった。
強くなろうと努力を続けただけの、当たり前な人間だった。
尤も、神霊が人間達の神足り得る所以―――権能を欲したのも事実であるが。
「だから私は他英霊のように、敵国の人間種を日常的に殺し回った類の英雄ではありません。罪人の処刑は責務として日々行いましたが、それらも国の法律に則った殺人行為でありまして、戦場での人殺しは余り慣れていない訳です、トーサカさん。例外として我ら人間に害為す天使や悪魔は虐殺し尽くしましたとは言え、同じ生物である人間に対して殺戮は……まぁ、若い頃は行いはしましたが、それも統一王国を建国するためだけ。統一国家バベル建国後において、我が国から戦争は根絶されました。
事実――バベルは完璧なる世界平和が成された唯一の人代の国。
我が治世において、この私のバベルにおいて、男女平等、民族平等、人種平等が完全達成された人類皆
我が国家と王たる私が迫害したのは、人が紡ぐ未来を神に売り払った人類の裏切り者だけですので」
「預言者アブラハムだったかしら?」
「その人とその弟子ですね。あぁ、本当に勿体無い人でした。彼が私達人間を裏切らず、神の駆逐を志す仲間でありましたら、共に平和な良い国を築き上げられた傑物だったのですけどね」
「あら、恨んでないの?」
その一言を、ニムロドはとても不可思議そうに首を傾げた。その結論に至った己が召喚者が理解できないと、何時ものように優しく微笑んでいた。
「不思議な事を仰るのですね、トーサカさん。何故、自分と同じ人間を恨むですか?
あの預言者を神に洗脳された哀れな人間だとは思いましたが、自分と同じ人間は誰も恨んではいませんよ。何より言葉が通じあえば誰とも理解し合えましたし、向こうが私を理解出来ずとも、私は心も魂も感情も全て理解できますから。
そもそも――預言者は裏切り者ですが、罪人ではありません。
私の国で神の言葉を広めはしましたが、宣教自体は罪ではありません。宗教も基本的に自由な御国柄でした。なのでバベルは神の存在を否定はしませんし、決して敬うことも有り得ません。しかし、私が持つその無関心さと、神の奇跡を簒奪して人間の為だけに文明化したのは、あの天の国において罪となることでしたのでしょうね。
憎悪すべきは―――アレだけです。
私の民を殺したアレだけは、この身が王である限り許してはならないのです。私の国の人間を殺したのであれば、私の国の法で以ってその罪を――誰であろうとも、償って頂けなければ」
「……ふぅん。その憎悪に、私情はないのね?」
「まさか。私情無くして義務は果たせません。責任とは、感情がなければ背負えないモノですよ。王としての責務は、私が望んでいる生き方です。
―――私が過去を許してしまえば、殺された
「良い信条ね、ニムロド」
「ありがとうございます、トーサカさん。それに異民族同士ならば、まずは互いの信条を知ることが必須です。異文化コミュニケーションはやはり、底辺の理解から始めなければなりません。マスターとサーヴァントしかり、社会人同士のビジネス交流も、男女関係も友人関係も、そんな風に違う文化圏で生活する人間と理解し合うには、まずはその人物の話をしっかりと聞く事が大事です。その生き方を知らねば、在り方を悟ることなど出来ない訳ですから。
信用は、人柄を知れば生まれます。
しかし、その人の人格の土台を知らなければ、信頼は生まれないのですから」
「それは道理だわ。言葉はその為に在る訳だし」
「ええ―――言葉とは、他人を知る為に存在すべきなのです。この世全てを統一するには、万人を理解する言葉が大事なのですよ。
ですので、私は貴女の信条も良く知りたいと考えています。
折角出会ったのでありましたら、この縁こそ英霊にとって大事な宝となるのですからね」
無論、ニムロドは全てを理解している。人類史最強の
俯瞰風景から覗き見した人生になど価値はない。
第二法を簒奪した
「ですので、話をしましょうか。出来れば、何時かは酒でも飲みながら」
酒は良い。人間にとって酒はどんな時代でも最上の嗜好品。特に職人が努力と才能を絞り尽くして研究した作品は特に良い。ニムロドはそう言った極め凝らして作り上げた物こそ、最高の贅沢品だと考えている。料理にも同じことが言えるが、美味い酒は作り手の理念が込められている。
故に――神酒の類は酷く不味い。
彼にとってヘドロに等しく、呑むだけで吐き気がする。あんな下らない
狩猟王にとって特別でも何でも無い人間が、職人として作った品物こそ愛している。
「酒ね。うん、酒は吸血種になった今でも好きよ。同じ戦場で戦うパートナーとなら、肴になる話題も尽きないもの」
「フフフ。そう言うことですよ。やはり死んだ人間が人の形を持って現世に甦ったのでしたら、願望は願望、欲望は欲望と別けて考えるのが一番です。
誰かと酒を飲んで世間話がしたい……あぁ、実に人間らしい営みでしょう」
「なるほど。確かに、人間らしい感傷だわね」
「勿論。一度死のうとも、所詮この身は人間ですから。願望や欲望に関係なく、ただ美味い酒が誰かと飲みたい。たったそれだけのことが、この現世に甦る理由になるのが人間と言う生き物です」
生前は幸福だったと狩猟王ニムロドは実感している。後悔も未練も、やり残した復讐も、置き去りにした妄執もあるが、それでも不幸ではなかったと受け入れている。
だが―――自分は人間である。
英雄で在ろうとしたことなど、人生でただの一度もなく、足掻き続けただけの王である。
どんなに自分自身の所業を開き直ろうとも、この世全てを背負う最強の魂を持とうとも、人類史最強の狩人で在ろうとも、神の座に届く魔術師で在ろうとも―――自分は、自分である。人間である。
だから、バベルを再び始めよう。
人間を、宇宙まで繁栄させよう。
この異界こそ――天蓋巨塔都市。
四つの聖杯で以って冬木をバベルに再誕させるべく、
年表
1992年:第四次聖杯戦争。言峰士人が聖杯に呪われる。
遠坂凛に言峰士人が弟子入り。
1993年:言峰士人が本格的な代行者の修行を開始。
1994年:自分の異常を認識し、言峰士人が覚醒を始める。
1995年:地下室の撤去を開始。孤児院の正常活動。
1996年:言峰士人、カレイドルビーに遭遇。そして激写。
マジカルステッキにとある仕掛けを施す。
1997年:衛宮切嗣死亡。
バゼット・フラガ・マクレミッツが言峰綺礼と出会う。
1998年:言峰士人が現役最年少代行者に選ばれる。
沙条家が冬木市に紛れ込む。
言峰士人がギルガメッシュの臣下となる。固有結界の覚醒に成功。
1999年:シエルが機関長の嫌がらせにより、言峰士人の担当に抜擢。
バゼットが言峰士人と遭遇。
2000年:沙条愛歌が冬木に襲来する。これを言峰士人が撃退。
2001年:アインナッシュの崩壊。死徒二十七祖第七位の消滅を確認。
2002年:一月、言峰綺礼死亡。
二月、第五次聖杯戦争が始まる。結果、聖杯は完成ならず。
三月、間桐臓硯が亡くなる。間桐桜が当主に。
十月、冬木異変が起こる。
2003年:三月、衛宮士郎他高校卒業。
四月、遠坂凛が衛宮士郎を弟子にして時計塔入学。
また、バゼットが美綴綾子を時計塔で弟子にして入学させる。
2004年:カレン・オルテンシアと言峰士人が出会う。
間桐桜が時計塔へ入学。
言峰士人が代行者活動に専念し始める。
2005年:衛宮士郎、時計台を去る。遠坂凛も同時に時計塔から野に下る。
2006年:美綴綾子、時計塔を去る。野に下り、世界へ飛び出す。
間桐桜、時計塔を卒業。その年、教会から養子を引き取る。
衛宮士郎、封印指定に認定。
2007年:遠坂凛が時計塔に帰還。ゼルレッチの弟子となる。
間桐桜が冬木の代理管理人となる。計画進行開始。
2008年:アルズベリ事変の勃発。死徒二十七祖の派閥が完全崩壊する。
魔術協会、聖堂教会、共に組織形態が崩れる。
埋葬機関第七位が副機関長を任命される。
カレンが冬木教会へ赴任する。
2009年:衛宮士郎の封印指定が一時凍結。
遠坂凛が魔法使いの弟子を卒業。
言峰士人が本格的な計画を実施。
2010年:真祖アルクェイド・ブリュンスタッド討伐作戦。
殺人貴死亡。そして、真祖の絶滅を確認。言峰士人の消息が完全に途絶える。
シエルが埋葬機関の掌握を開始する。聖堂教会の組織再編を急ぐ。
バゼットが執行者として王冠に選ばれる。
衛宮士郎が処刑台送りにされるも、美綴綾子が阻止する。
2011年:第六次聖杯戦争。
2012年:遠坂家によるアインツベルンの滅亡。僅かなホムンクルスが生き残る。
新たな第三法の体現者が見つかる。
2013年:トオサカの暗躍。魔法の統合と言う最悪の禁忌に成功する。
聖杯戦争が拡散するが、システムは遠坂家が独占。
ロンドン、ローマ、ベルリンでほぼ同時に聖杯戦争が勃発。
時計塔大破。聖堂教会の崩壊。
ゼルレッチ死亡。新たな死徒二十七祖第四位として偽法宝石トオサカ・リンの出現。
2014年:日本の地方都市で聖杯が出現。根源の渦が安定する。
協会の派遣部隊の全滅。教会の代行者も皆殺しにされる。
受肉した英霊の召喚が確認される。敵対戦力が十人以下と発覚。
都市であるにも関わらず、特級の危険地域に指定される。
2015年:七騎士殲滅作戦と死徒第四位討伐戦線の開始。