プロローグ
〈三人称side in〉
8月の暑い夏。
扇風機をつけ、一人黙々と作業を続けるものがいた。
「暑いっ!!
なんでこんなに暑いんだ!
ちょっとは小説家の気持ちも考えてくれ!」
彼の名前は安曇 佐久。
ライトノベル作家をやっているそうだ。
彼がライトノベルに出会ったのは幼少期の頃。
親が読んでいたものに興味を持ち読み始めたのがきっかけだった。
それからというもの、かれはあらゆるラノベを読み漁った。
そして、小説家になることを決意したのだ。
けれど、彼にははっきり言って才能がなかった。
決して、小説を書く才能が無いわけではない。
彼の作品ははっきり言って素晴らしい。
・・・・完成さえすれば。
彼は物語を深く考え、細かなところまで設定する。
そのため、物語が最後まで続かないのだ。
神はそんな彼を見て、「可哀想だ!」と思った。
そんなこんなで彼を転生させることにしたのだ。
〈三人称side out〉
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〈サクside in〉
世間は俺を出来損ないというが、そんなつもりはない。
俺は自分の仕事に誇りを持っている。
そんな気持ちで小説を書いていると、突然光に包まれた。
気がつくと、真っ暗な場所にいた。
そして、自分には実体がなかった。
本当は驚きたいところだが・・・
それだけで自体はだいたい把握した。
当たり前だ。小説家をやっているのだから。
「女神さん、もしくは神様、いるんですよね?
出てきてもらえると嬉しいです。」
「ふぉっふぉ、さすが小説家じゃな。
美少女女神を期待していたようじゃが、わしは男じゃよ?」
若干残念だが、仕方がない・・・。
「ええ・・・。
それで、俺は死んだんですか?」
「そうじゃな・・・。
じゃが、それは考え方による。
今、あちらの世界ではお主の抜け殻がある。
わしはお主の精神体だけを呼び出したのじゃ。」
つまり、大事なお話があると。
要件は転生だったりするのかな。
「うむ、お察しの通りじゃ。
お主にはラノベの世界に行ってもらう。」
最高だ!
すぐにでも連れて行ってほしい。
「そう焦るな。まずは言っておくぞ?
これからお主の精神体を7つに分けて実体としてあちらに送る。
本体は記憶や、精神面も完璧な状態じゃ。
じゃが、あとの6体はお主の性格を6つに分けたうちの一部じゃ。
記憶は少量しか保有しておらん。
姿もそれぞれ少しずつ変えてある。」
なるほど。
目的は定かじゃないが、楽しそうだ。
「うむ、気に入ってもらってよかった。
それで、行く世界はそれぞれ、
【デート・ア・ライブ】
【ハイスクールD×D】
【東方Project】
【とあるシリーズ】
【この素晴らしい世界に祝福を】
【ソードアート・オンライン】
【けものフレンズ】の世界じゃ。」
俺は驚愕した。
まさかあのハーレム要素全快の世界に入れるなんて!
「ちなみに、記憶は後に共有できるようになるぞい?
そして、お主の精神体にはそれぞれ【身体強化】をつけておこう。
それとは別に、精神体一人ひとりに特殊能力を給付しておくのじゃ。
それでは達者での!」
「待ってください、あなたの名前は!」
「わしかの?
とりあえずサタンと名乗っておこうかの?
いずれ本当の名前を教えるときがくるじゃろう・・・。」
そこで俺の意識は途切れた。
ありがとう、神様。
そして、楽しんでやる!
せっかくのチャンスなんだから!
〈サクside out〉
〈サタンside in〉
「行ってしまったか〜。
サクと言ったかの、アノものは。
やはりあのものには伝えないで正解じゃった。
世界の危機なんて。
これから災厄が起ころうとしているのじゃからの・・・。
サク、お主にすべてがかかっている。
あちらの世界を救ってくれると信じておるぞ?」
彼は誰にも知られぬ場所で密かにサクに願っていた。
そして、そのことを知るものは誰もいなかった・・・。
さて、始まりました!
ハイスクールD×Dの世界です!
本体はさておき、残りの6体がどのような
性格かが、鍵になります!
それではまた次回!