GATE バグネコ 得地でも一撃撃破せり 作:榛猫(筆休め中)
|д゚)オマタセシマシタニャ
|д゚)っ⌒・ (最新話)
|≡サッ
「腹へったのニャ…」
日本で暴れたボクは、門?を潜って数日が経過していたのニャ。
門の先へと辿り着いたボクは何もない緑が生い茂る広大な丘に放り出されたのニャ。
そこからはとにかく生き延びようと全力でその場から離れたのニャ……。
何故逃げたのかって?そりゃ、門が開いたままになっていたからですニャ!
あのまま彼処にいたら確実に向こうから軍隊…というより自衛隊とかが来ると分かってたからさっさとその場を離れたのニャ。
で、離れたのはいいんだけど……。
(グ…ググゥゥゥ)
門を潜ってからこの数日間、一度も何も食べれてないのニャ……
オマエのその力なら簡単に見つかるだろって?
それがそうでもないのニャ……
仮にボクが獲物や植物っぽいものを見つけて食べようとするニャよ?
(ピタァッ)
「ニャ…ニャぐぅぅぅ…!!う、動けニャァっ…ボクの身体ァ…!!」
と、まあこんな風に身体が食べることを拒否してくるのニャ。
おかげでここ数日、何も飲まず食わずで数日を過ごしているのニャ……。
なんで数日食べずにいて平気なのかかニャ?
平気なわけないニャ!龍脈の力でなんとかしてるだけニャ!!
「あぁ…大声だしたら余計に腹へったニャ…もうダメニャぁぁ……」
溜め込んだ龍脈も底をついたし、空腹で身体に限界が来たみたいニャ……
ボク、こんなことろで死ぬのかニャ……?
そんなことを考えていると、不意にガサガサと何かがこっちに近づいてくる音をボクの耳が捉えたのニャ。
あぁ、ボクを食べにきた猛獣かナニかなんだろうニャァ……。
もう、意識を保ってるの…も…げんかい…ニャ……。
そこでボクの意識は完全に暗転していくのだったニャ
そんなボクの視界に、ヒトのようなナニカが近づいてくるの瞳に写しながら……。
◆◇◆◇(SideChange)◆◇◆◇
その子?との出会いは突然だった。
私はレレイ・ラ・レレーナ、賢者カトーの弟子であり、流浪の民『ルルド』だ。
師匠に頼まれて村まで買い出しに行ったその帰りのこと……。
「~~ッ……」
呻きのような、だが喋り声にも聞こえるそれを私は聞いた。
猛獣が深手を負って隠れているのだろうか、そうであるなら傷を癒した後に私達や村の人達が襲われるかもしれない。
それならば今のうちに処分しておこうと声のする方向に向かうと、そこには一匹の猫のような獣が伸びていた。
その猫らしき獣は私に気付いてか気づかずか、そのまま気を失ったようだった。
完全に気を失っているようなので近寄ってみると、見たこともない獣だった。
怪我という怪我はないが、身体はやけに痩せ細り、衰弱しているようだった。
見た限り、薄汚れてはいるが、毛並みがかなり立派なので、珍しいものなのかもしれない……。
あまりの毛並みに少し撫でてみたら驚いた。
とてもサラサラで手触りがよく少しのつもりがこれでは手を離せそうにない。
というかより、もう離れたくなくなってきそうなほどである。
しかし師匠が許してくれるだろうか…断られたら困る。
かと言ってこの子を捨てていくのも嫌だ。
暫く気絶したその子を撫で繰り回して考えた後、結局連れていくことにした。
断られたら何処かで隠れて飼えばいい。
その時の私には、もう離す気など頭からスッポリと抜け落ちていた。
―――――――――――――――
結論から言えば師匠は快く許可してくれた。
寧ろなぜか喜ばれた。
『レレイがようやっと女らしく…』
と、涙ぐんでいたが、失礼にも程がある。
私だって可愛いものは可愛いと思うし、ときめきもする。
ただ顔に出にくいだけなのだから……。
ムカついたので師匠には魔法をぶつけておき、とりあえずあの子を自身のベッドに寝かしつけ…る前に軽く身体を拭いておく。
汚れたまま寝かせるのはなんだか嫌だった。
本当は治療してあげたいのだが、傷という傷もないので目を覚ますまで待つしかない。
早く目を覚ますと良いのだけど……。
◆◇◆◇(sidechange)◆◇◆◇
「……知らない天井ニャ」
目覚めて第一声にして、それが憐れにもネタになってしまったニャ……。
いや、こんなのネタに走るしかないじゃないですかニャ!
オレはある森で気絶した。気絶したと思って起きたらどっか知らない建物の中のベッドの中だった……。
夢遊病とか寝相だとかそんなもんじゃ断じてねえ、もっと恐ろしいものの片鱗を味わったニャ……
え?ふざけてないで早く状況の説明をしろ?
いや、これがふざけずにいられるかニャ!!なんで森の中だったはずがこんなところで寝てるのニャ!!!
どういうことかこっちが聞きたいニャァァァァ!!
はぁ…はぁ…なんか精神的に疲れたニャ……。
とりあえず落ち着こう、落ち着いて考えるニャ。
そうしてボクが冷静になったその時だった。
「あっ、目が覚めたか?」
そこには銀髪のショートカットに質素なローブのようなものを着た少女…?(そのはずニャ)が立っているのでしたニャ。