七曜の魔女でヒーローアカデミア   作:りふれいむ

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思いつきで書きました。良ければ暇つぶし程度に読んでいってください。


第1話   ヒーローを目指して…

 中国の軽慶市で、発光する赤児が見つかって以来、世界各地で超常現象が確認され、今では世界総人口の約8割が超能力のようなものを持つ超人社会になってしまった。

 その能力は『個性』と呼ばれ、『個性』を持っているのが当たり前という時代になっている。

 逆に『個性』を持っていない者は、社会的にも経済的にも不利であり、『個性』を持って生まれなかったことを嘆いた。

 

 『個性』の出現にともなって、その『個性』を悪用して犯罪などの事件を起こす、(ヴィラン)という者が現れた。

 通常、個性の使用は禁止されているのだが、そんなの関係ないとばかりに一般人を巻き込んで『個性』を乱用していく。

 そんな世の中で、平和を保つために現れた者がいた。

 彼らは(ヴィラン)から人々を守り、人々を苦しませる敵を倒した。

 

 人々は彼らを『ヒーロー』と呼び、みんな揃って『ヒーロー』に憧れ、彼らのように人々を救いたいと思うようになった。

 高校などには、ヒーロー科などという、将来のヒーローを育成するためだけの学科ができ、志願数の倍率は毎年300倍などという桁外れな数字になる。

 そんな、ヒーローへの狭き門に挑むとある少女がいた――――。

 

 

 その少女、パチュリー・ノーレッジは、気づいたらこの『僕のヒーローアカデミア』の世界に転生していた。

 目を開けると知らない天井が映ったこと。それに驚いて声を上げようとしても、意味を持った言葉は出てこず、ギャーギャーと泣き叫ぶだけになったことは、今でも鮮明に覚えている。

 それからこの世界の両親に育てられて、早くも15年が経とうとしていた。

 

 パチュリーがまだ小さく、言葉をよく理解できなかった頃は、自分の容姿については、紫色のきれいな髪だなー、ぐらいにしかしか思っていなかった。

 しかし、しばらくして言葉が理解できるようになったとき、自分が親にパチュリーと呼ばれていること、親のファミリーネームがノーレッジだということに気づいてしまった。

 彼女は、前世の自分の名前などの重要な記憶はないが、だいたいのことは知識として残っているため、東方Projectのパチュリーだということにすぐ気づいた。そして成長するにつれて、どんどん容姿がパチュリーそのものになっていった。

 東方Projectは前世でかなり好きなゲームで、中でもパチュリーが一番好きなキャラだったので、結構うれしかった。

 そういえば、記憶と知識の境って結構曖昧だと思うのだが、前世の自分の名前とかは憶えていないのに、自分に前世があったというのを憶えていることを、少し不思議に思っている。ちなみにこの世界については何も知らない。『個性』なんて聞いたこともないし…。

 

 パチュリーは、その『個性』が自分にもあるのかどうか試してみたのだが、案の定というべきか、【火水木金土日月を操る程度の能力】が自分にもあることが分かった。つまりは【火水木金土日月を操る個性】といったところだろうか。

 魔力は、自分の体の中を廻っているのが感覚的にわかるのだが、『能力』改め『個性』を使っても全く減る感覚がないことから、膨大な量の魔力がこの体に秘められているとパチュリーは予想している。

 そういえば喘息もないので、凄まじい戦闘能力があるかもしれない。

 

 個性検査のときは、【火水木金土日月を操る】個性を誤魔化して、少量の火や水が出せる【精霊魔法】の個性ということにしておいた。

 なぜかというと、NO.2ヒーローのエンデヴァーでも‘‘ヘルフレイム’’という一属性だけの個性だというのに、パチュリーは七属性もあり、すべての属性がとてつもない破壊力を持っている。

 こんな情報がヴィランに流出してしまえば、殺すためや仲間に引き入れるために狙われることは間違いないだろうから、そのことを心配して嘘をついたのだ。

 特に幼少期で、個性の制御が安定してないときに敵に襲撃でもされたら、抵抗できずに捕まってしまうかもしれない。

 でも、少量の火や水が出せるというのはともかく、精霊魔法というのもあながち間違ってはいないので、まあいいんじゃないかというのがパチュリーの考えだ。

 ヒーロー科なんかに行ったら先生たちにすぐバレるだろうが、そのころになったら個性の制御ぐらいできるようになっているだろうからバレても問題ない。

 嘘をついた理由も、自分の考えを話せばわかってくれるだろう。なんたってパチュリーの第一志望の雄英高校ヒーロー科は、教師全員がプロヒーローだし。

 

 

 時は進み、ついに明日は雄英高校のヒーロー科の入学試験だ。倍率300倍といえども、自信はかなりある。

 理由はまあ当然だが、七属性を操る(表向きは精霊魔法)という強個性を持っているからだ。

 パチュリーが、そんな強個性を持ちながらも推薦入学を目指さなかった理由はいくつかあるが、正直いうと書類の手続きとかがめんどくさかっただけだ。そんなことをするよりは、みんなと一緒に受けた方が分かりやすい。

 

 緊張して寝付けなかったなどということもなく、ぐっすりと眠った翌日。顔を洗い、ご飯を食べ、身だしなみを整える。

 今日の入試のための持ち物を確認し終えたパチュリーは、玄関の扉を開けた。

 

「さあ、ちょっとがんばりましょうか」

 

 そう決意をこめて、パチュリー・ノーレッジのヒーローへの第一歩が、ゆっくりと踏み出された。




【魔力】
こんな感じかなーと、想像で書きました。ちょっと戦闘したぐらいで尽きることはまずないでしょう。


他の設定などは、そのうち出てくると思います。続くかもわからないですが、見てくださっている皆様、ありがとうございます!誤字・脱字があればご報告お願いします。
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