ハーメルンにもラブライブ作品が増えて来ました。
どんどん盛り上がっていって欲しいですね!
おかげさまで、私立受験は無事に通過しました。
設定は、アニメとSID両方を元にしています。
そういえばユイトが最近俳句を詠んでませんでした。
次回こそは必ずユイトくんが披露してくれるので、
ご期待ください(笑
「なん…だと…」
そういえば何故「μ's」なのか、疑問に思ったことも
あった。確か、生徒からグループ名を募集してたっけ?
そういえば俺は、ONZ48とかでいいんじゃんかと、軽くスルーしていた事を思い出した。
しかし、μ'sの名前を付けたのが希先輩だったとは…。
「でも、希先輩、何で『μ's』なんですか?」
ユイトが尋ねると、希はガサゴソと服の中に手を入れ、
豊満な胸の谷間から、タロットカードを取り出した。
「ふふっ、カードがそう言ってるんや」
「…な、ナルホド」
希先輩はなかなかの常識人だと思っていたんですが…。
オトノキに常識人はいないのか…。
「そうだ、さっき生徒会長がなんとかっておっしゃって
ましたけど…」
「そうや、エリチーもμ'sを潰したいわけやない。
生徒会だって、学校存続のために必死なんや。
エリチーはμ'sが、学校存続の逆効果になることを心配してるだけなんや」
「は、はぁ…」
「エリチーはスタイルもいいし、歌も歌える、
バレエ経験者やから、ダンスもばっちりや、
声かけてみたらどうや?」
「いや、でも…そうは言っても、生徒会長が入ってくれますかね…」
あのプライドが高そうな生徒会長が、μ'sに入るなんて、
オトノキが甲子園に行くくらいあり得ない話だ。
「大丈夫大丈夫、そういや明日は土曜日…夏の甲子園の予選やったな、ウチも応援しに行くで!」
「あ、ありがとうございます」
そして東條希、彼女もまた、不思議な先輩だと、
ユイトは思った。
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翌日
ユイトは、炎天下のマウンドに立っていた。
試合は九回裏、オトノキは、ユイトの好投により、3-2で何とかリードしていた。
このまま逃げ切れば勝ち、しかし、一回から一人で投げてきたユイトの疲労もピークに達していた。
「はぁ、はぁ九回裏…二死満塁…燃える展開じゃないか…」
カウントはノーストライクツーボール。
「ユイト‼しっかり投げなさいよ‼」
応援席から身を乗り出して叫ぶにこ。
「あと少し頑張ってください‼」
必死にエールを送る海末。
「風間くーん‼饅頭パワー‼」
とにかく何かを叫んでいる穂乃果。
μ'sのメンバーも、全員がユイトを応援しに集まっていた。
「なんでこの真姫ちゃんがこんな暑い中あいつを応援しなきゃいけないのよ…」
「そういう真姫ちゃんはメンバーの中で一番早く来たにこ先輩の次に早く応援席に来てたけどねっ」
「うっ…べ、別にあいつを応援するためじゃないんだから!誤解しないで頂戴!」
「はいはい、ほらほら応援応援!」
ことりに弄られる真姫は、もはやμ'sの弄られキャラ
となっている。
マウンド上では、ユイトがセットポジションをとる。
そして、投球フォームに入る。
思い切り振った腕から放たれるストレート。しかし、
やはり前半に比べて球威は落ちている。
カキィン!
相手選手のバットがユイトのボールを捉えた。レフトスタンドへボールが飛ぶ。
大きな当たり。外野手が後退するが、その頭上をボールが
通り越して行く。外野手が空を仰いだ。
ユイトの頬を冷たい汗が伝う。
「ファウルボール!」
ファウル。
ボールは僅かに左に逸れ、ホームランにはならなかった。
胸を撫で下ろすユイト。
「何やってるの!あと少しでホームランだったじゃない!」
応援席から身を乗り出してユイトに飛び掛からんばかりににこが叫ぶ。
「にこちゃん落ちる落ちる!」
応援席のフェンスから落ちかけているにこを穂乃果が慌てて止める。
マウンド上でユイトが再びセットポジションに入る。
「ユイト〜頑張るにゃ〜!」
「風間先輩、あと少しです!」
「風間くん、踏ん張って下さい!」
凛、花陽、海末も声を張る。
彼女たちの声援が届いたのか、ユイトは大きな深呼吸をする。
そして、ユイトの手から放たれるボール。
静まり返る会場。全員が一つの白球を目で追っていた。
バシィィン!!
白球はキャッチャーの持つミットに吸い込まれて行った。
虚しく空を切るバット。
ゲームセット。
「やったー!!!」
「ちょ…やめてよ暑苦しい」
穂乃果が喜びのあまり隣にいた真姫に抱きつく。
「でも、あいつにしては頑張ったんじゃんない…」
「真姫ちゃんなんか言った?」
「何でもないわよ…!」
「そういえばにこちゃん今日は一段と気合入ってたね」
今日のにこの応援の気合の入りようを見て、そういった面での勘が鋭いことりは、ニヤつきを隠せていない。
「な、なんのことかしら…?」
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昨日
「今日は少し買いすぎたニコ…」
矢澤にこは、スーパーのタイムセールスで勝ち取った大量の戦利品が入ったビニール袋を両手にぶら下げ、帰路についていた。
にこは、母親と双子の妹、ここあとこころの四人暮らし。
仕事が忙しく殆ど家に帰ることが無い母親の代わりに、
夕食を作るため、ほぼ毎日、夕方のタイムセールの時間を狙い、買い出しに出ている。
決して裕福ではないが、にこは可愛い妹達に囲まれ、
満足した生活を送っている。
ただ、そんなにこにも、一つだけ悩みがあるのだが…。
「それにしても、重いニコ…」
袋の重さに耐えかねて、それらを地面に置き、疲労で棒のようになった腕の疲れをとる。
「…家までまだまだ…だけど、ここあとこころがおなかを空かせて待ってるニコ」
家でにこを待つ妹達のために、にこは気合を入れ、
再び袋を持ちあげようとする…が。
「あれ?」
地面に置いてあったはずの袋がなくなっている。
「にこ先輩、家まで持ちましょうか?」
隣を見ると、袋をもったユイトの姿。
「ユイト…!?」
「いや道を歩いてたら音ノ木坂学院の制服を着た女子小学生が重そうな荷物を持っていたので手伝ってあげようと…」
「誰が小学生よっ…!」
「いや冗談ですって」
こうして二人はにこの自宅へ向かう事になったが…。
にこの悩み、それは、家が古いということ。ガタガタの
ドア、コンクリート打ちの小さい土間。
小さい頃から、にこはそれを負い目に感じていた。
特に、病院の一人娘の真姫や大きな道場の跡取りの海末、なんだかんだいって古くからある和菓子屋の看板娘である穂乃果など、比較的裕福な家庭が多いオトノキに入ってからは、それを強く感じるようになっていた。
そんなことから、まだμ'sのメンバーを連れて来た事すらない自宅をユイトに見せるのは抵抗があった。
「ありがとう、こ、ここまででいいから。
ホントにありがとう」
「いやいやどうせ俺暇だし最後まで手伝いますよ」
(ホントにここまででいいニコ…!
もう少しで着いちゃうニコ…!)
「…表札に矢澤ってありますけど…にこ先輩の家ここで大丈夫ですか?」
「ち、違うわよ!あ、あと少し…いったところ…」
その時、建て付けの悪いドアが勢いよく開き、
まるでにこをそのまま縮小したような二人の少女が
飛び出してきて、にこに飛び付いた。
「「にこにーっ!!」」
「ちょ…ここあ、こころ!?」
感想、アドバイスなど頂ければ幸いです。