ラブライブ!if-モシモノ世界、カガヤク未来-   作:あさと

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訳あって……というか夏休み一挙にみようと思って外付けHDに録画した二期の後半が全て飛んでしまい、ショックで長い間執筆意欲を失っていたのですが。
復活!!
早速20話を書き上げたんですが、やっと…って感じですね。次回が、とりあえず前半戦の山場に
なるかと思います。
まあそれは置いておいて、20話を楽しんでいただければ幸いです。


20話 「たたかいの狼煙(のろし)」

「2人メンバーが増えただけで、現状をどうこうできると思っているの?」

 

開き直った様子で邪な笑みを浮かべるUTX学園理事長。

 

しかし、音ノ木坂学院の南理事長も負けてはいない。

 

「…だけれど、やはりまだここで過ごしたいと、音ノ木坂学院で過ごしたいと、そう思っている生徒がいるうちは、ここはホイホイと明け渡す事はできないわ」

 

力強い言葉。南理事長は続ける。

 

「そうね……もし彼女達が次の文化祭のライブで、120人以上入学希望者を集めたら、

現時点での廃校は取りやめ、というのはどうかしら?責任は私が取るわ」

 

「何を生意気な…!」

 

 

 

二人の理事長。その間には、見えない火花が散っている。

 

 

「120人、これはクラス3つ分の人数よ。これだけ入学希望者が集まれば、あなた達も黙って廃校にはできないでしょう?」

 

 

「な……分かりました、まあそれだけの人数が集まるかどうかが見ものですけどね」

 

この時点での軍配は音ノ木坂の方に上がっていた。

 

「私が出来るのはここまで、あとはあなた達次第よ」

南理事長、ことりの母でもある彼女は静かに教室を立ち去る。

 

A-RISEとその理事長らもそれに続いた。

 

その時、A-RISEのリーダー、綺羅つばさが、一瞬、真っ直ぐ穂乃果の瞳を捉えた。彼女の目は、まるで純粋にμ'sが9人揃ったことを喜び、彼女達に期待するような、それでいて自信に満ち溢れている目であった。

彼女は最後に、穂乃果に微笑みかけた。

 

そしてそれは、これからの長いたたかいの始まりを告げるのろしでもあった。

 

残ったのは、茫然とする10人だった。

 

野次馬たちは、A-RISEを追いかけ殆ど消えてしまった。

静かになった教室で、穂乃果が口を開く。

 

「次の文化祭ライブで全てが決まる……がんばろう!」

 

120人以上の入学希望者。一見少ないように思えるが、UTXができてからの

入学者は、これの1/2ほどである。

難しさは、それぞれが身をもって知っている。

 

 

がんばろう、その穂乃果のたった一言が、とても重いものであると、そこにいる全員が理解していた。

 

「そして、会長、副会長、μ'sにようこそ!」

 

穂乃果が例の如く二人にガバッと抱きつく。

 

「こ、高坂さん……」

 

顔を赤らめてひどく狼狽する絵里。

 

「でも2人が入ってくれるなんて、驚きだにゃ~」

 

「そうね、今日は雪でも降るのかしら」

 

μ'sを散々disっていた会長の参入に驚きを隠せない凛と真姫。

 

「希がどうしてもっていうから……」

顔を再び赤らめながら答える絵里。

 

「えりちーは生徒会長として廃校を止めるために頑張ってた。μ'sに入るかどうかは最後まで悩んでたんや。

だけど、ユイトやみんなの音ノ木坂への思いを聞いて、決心したんよ」

 

「決心?そうか、ついに、僕との結婚を決めてくれたんですね……会長」

 

「………はい?あなたとそんな約束をした覚えはありませんが」

 

「ネタですよ…マジレスされた……」

 

「ユイト…最低ですっ!」

 

どうしてか海未も怒っている。

 

「僕はただこの場を和ませようと…」

 

「そんなことより、文化祭ライブね」

 

ユイトの言葉を遮り、にこが話を戻す。

 

「スルーされた……詩の方はほぼ完成してます、今日のうちに仕上げます」

 

「じゃあ明日私にそれを頂戴、明日中に曲を作るわ」

 

「真姫ちゃん大丈夫?」

 

心配をすることりに対し、真姫は自信満々に答える。

 

「私を誰だと思ってるの?この真姫ちゃんに不可能なんて無いわ!」

 

その言葉に他のメンバーも活気付く。

ユイトも、文化祭ライブが本当に成功するような気がした。

_____________

 

 

三日後。

 

屋上にて。

 

「いち、に、いち、に!凛、遅い!もう一度!」

 

「かいちょ…じゃなくてえりちー厳しぃにゃ~」

 

既に曲は完成し、9人は学年の垣根を超え、お互い名前やあだ名で呼び合うような関係になっていた。

 

というのも、「会長」

とよばれることに対し、絵里が異議を唱えたのが始まりだった。

しかしその裏には、

9人はステージの上では、全員が対等で、全員が輝く。

そんな絵里の思いがあったかもしれない……よね?深読みしすぎだとは思うが……などと考えながら、ユイトは9人の練習を眺めていた。

 

「ちょっとあんた!ボーッとしてないでなんかアドバイスしなさいよ!」

 

にこに怒鳴られた……。

 

「うむ。額に汗を輝かせる9人の少女、いたずらな汗の仕業で肢体には薄いウェアが張り付き、体のラインをはっきりと強調させている…そうだ!これを写真にとって売りだせ…ぐはぁ!!」

 

「最低ですッ!」

 

バチィィンと顔を真っ赤に染めた海未にビンタをされた。

 

「ヘンタイね……」

 

真姫に侮蔑の目で見られる。しかし、この目が良いのだ、この見下すような目が。みなさん、わかってくれますよね?

 

「何それ、イミワカンナイ」

 

「もしかして聞こえてました…?」

 

思考が口に出てしまっていたようだ、いや待てよ妄想が無意識のうちに、口に出ていたということは妄想が現実になる日も近い……。

 

これからはラブライブ!の同人誌を枕に敷いて寝よう。うん。もちろん全年齢向けだよ。これ重要。

 

「妄想が口に出てるわよ!」

 

「風間先輩…気持ち悪い…です」

 

「oh…」

 

にこと……花陽ちゃんにまで言われるとは……。

 

「練習再開するわよー。邪魔する人は帰ってていいからね?」

 

絵里さん…笑顔が怖いです、その笑顔が…。

 

このように一見というか百見ふざけているように見える俺だが、実は秘策を考えていた。

 

文化祭ライブを昼と夜、つまり2回公演する。地域一体型の行事ということもあって、夜まで文化祭自体は行われている。それを生かし、昼公演で客をある程度集め、もちろんここが勝負ではあるが、それに加え、ライブの存在を拡散してもらうことで、夜(と言っても夕方だが)のメインステージで昼以上に人を集め、最大限にアピールするという作戦があった。アピールするのは、都外の生徒ではない。

どうしてもUTXに流れがちな音ノ木坂、そしてその周辺に住む中学3年生達なのである。

中学生といっても塾、部活などやはり忙しい、そう言った事情も考慮してユイトはライブを二回に分けたのだった。

 

 

 

しかし、そのユイトの判断が大きなハプニングを生むとは、その時誰も知る由がなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございました。
感想などもお待ちしております。
やっとユイトの思考が小説紹介にあるように、廃人!?に近くなってきたような気がしなくも無いような……

こんなことばかりやってると民度が低くなったとか言われるんでしょうかねぇ……(汗

A-RISEの同人誌とかもあるんですかね?誰もR18とは言ってませんよ…(汗

こんなことばっかり言ってると民度が低く(ry



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