ラブライブ!if-モシモノ世界、カガヤク未来-   作:あさと

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第三話投稿です。


3話 「海末とユイトの愛の!?共同作業」

俺は音ノ木坂学院の風間ユイト。得意なことは俳句、毎年コンクールで入選している。

でもそれ以外は平均の、平凡な高校2年だ。

だがしかし、同級生に

スクールアイドルがいる……のだが、知名度は高くない模様…そんな音ノ木坂学院のスクールアイドル「μ's」が、ライブを行うというが…。

 

「ファーストライブ!?」

「ええ、ですから風間君に少し手伝ってほしいことがあって…」

学校に今日は余裕を持って登校し、まったりと読書でも楽しもうと思った矢先、

スクールアイドル「μ’s」の一人、園田海末が頼みごとがあると俺に話しかけてきた。

 

「詩を書くのを手伝ってほしいのですが…」

「詩!?」

「シーーッ!声が大きい!」

「園田さん、あなたがダジャレを言うとは…」

「…違います!とにかく、このことはことりと穂乃果には内緒にしていてください!」

 

顔を赤く染めて怒る海未が可愛らしい。

いつも落ち着いている、むしろ近寄りがたい印象の彼女のだが、以外とお茶目な所もあったりする。

 

 

「う、うん……でも、どうして俺に?」

「この間、学校の表彰の記録を見ていたら、2年連続で都の俳句コンクールで最優秀賞をとっていると…」

「ばれちゃいましたかー」

「正直意外でした」

意外とはまた失礼な……

「話は戻りますが、私がライブで歌う曲の

歌詞を書いているのですが、いまいちまとまらなくて…」

「でも園田さん、中学の時はポエムを…」

「なにか言いましたか風間君」

園田さん目が怖いです……

あれですか、黒歴史ってやつですか……

まぁ、人には言いたくない過去のこと一つや二つ、誰にでもあるよな……。うん。

「いえ、ナンデモアリマセンヨ」

 

「ここまでは書けたのですが...」

海末が歌詞が書かれた紙をユイトに渡す。

「『STARTDASH!!』?」

「ええ、私たちの出発の曲ですから」

「なるほど……」

書かれた歌詞に目を通していくユイト。

 

「タイトルなんだけど、こうすればこの歌詞の内容とピッタリになるんじゃいか?」

ユイトはタイトルのSTARTとDASHの間に

:(コロン)を書き足した。

「『START:DASH!!』?」

「:は、『なので、だから』っていう意味があるんだ。これを訳すと、『スタート、だから

走る』という意味になって、歌詞にある

夢に向かって行く力強さや、前向きさが、

より強調されると思うんだな……どう?」

「風間君、すごいです……

あ、そろそろ授業が始まりますから、

放課後も手伝ってもらってもいいですか?」

「お、おう」

かったりぃと思いながらも首を縦に振ってしまうユイトだった。ちょろい。

 

放課後

 

「やっぱりメンバーの名前は入れたいですよね、」

「じゃあ、はじめのところ、ことりの名前入れたらどうかな。

この流れだと、『うぶげのことりたちは、いつか空に羽ばたく』みたいな感じかな?」

「……なるほど!少しチャーミングな感じもして、ぴったりです」

 

「そう言えば、どうして風間くんは俳句を書く様になったのですか?」

その問いに無意識につい一瞬顔を曇らせるユイト。

「す、すみません……言いたくないことならば大丈夫です」

「いや、死んだ祖父が歌人でさ、少し教えてもらったんだ」

「そうでしたか、デリカシーが無くてごめんなさい……」

「いやいや、気にしないで、続き続き」

何も気にしない素振りを見せていたユイトだが、

やはり辛いものが一瞬こみ上げた。

「1番の最後は、『信じてるよ...だからSTART』だから、二番は『彼方へと...僕はSTART』よりも、『彼方へと

...僕はDASH』にして、タイトルと

対応させたほうがいいですね」

 

「…なるほど!」

 

_________________

 

気づけば、もう空は紅く染まっていた。

「これで完成です。風間君、本当にありがとう」

「いや、別に……じゃあ、帰りますから」

照れ隠しか、早く帰ろうとするユイトに海末が声を掛ける。

「ライブ、見にきてくださいね」

「分かってますって」

その短い一言が、海末にとっては、

とても嬉しかった。

 

教室の窓から差し込む夕日が二人の頬を、紅く照らしていた。

 

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