赤き龍の宿りし少年   作:blackcat☆

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戦闘訓練 前編

体力テストがあった翌日、午前中は普通の授業を受けていた。プレゼント・マイクの授業だったが至って普通だった。時々相乗りしそうだったけど。そしてここ雄英は昼食も凄い。なんせプロヒーローの飯が食べれるからな。

 

「白米に落ち着くよね!」

 

「うめぇな」

 

たまに作ってくれるかっちゃんの飯も美味いけどこっちもすっげぇ美味い…!そんなこんなで午前の授業が終わり、次はヒーロー基礎学である。

 

 

***

 

 

「わーたーしーがー!!」

 

「普通にドアから来た!!」

 

このヒーロー基礎学はオールマイトが担任するんだ!すげ!

 

「オールマイトだ!すげぇや!本当に先生やってるんだね!」

 

「シルバーエイジのコスチュームだ!」

 

「画風が違いすぎて鳥肌が……!」

 

いやほんと画風違いすぎる!やっぱカッコイイなぁ…

黒板の前に立ったオールマイトが何かを取り出す。

 

「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地を作る為様々な訓練を行う科目だ!」

 

けど単位数が多いんだよな…頑張らないと。

 

「早速だがコレ!!戦闘訓練!!」

 

「戦闘……!」

 

「訓練…!」

 

「そしてそいつに伴ってこちら!」

 

すると教室の壁からケースが出てきた。

 

「入会前に送ってもらった個性届けと要望に沿ってあつらえたコスチュームさ!!!」

 

『おおお!!!』

 

「着替えたら順次グラウンドβに集まるんだ!」

 

『はい!!』

 

「来いよ!有精卵共!」

 

 

***

 

 

クラス全員がコスチュームに着替え、集まった。

 

「あ、デクくん!カッコイイねそのスーツ!」

 

「あ、ありがとう……」

 

俺が頼んだコスチュームは母からもらったジャンプスーツを改良して、モスグリーンと赤色の龍のシンボルが刺繍された上着とズボン、そして金属の胸当を付けたスーツだ。ちなみにこの胸当のデザインはドライグの因子?を宿したかのアーサー王が付けていた鎧の一部を真似したらしい。ちなみに靴は頑丈なものを作ってもらった。

 

「要望ちゃんと書けばよかったよ…パツパツスーツんなった…」

 

……なぁドライグ。俺まだ女子に対して免疫がまだないけど、これヤバない?

 

『なぜ言葉が変わった……』

 

仕方ないじゃん!こんなのアレだよ!鼻血出ちゃうよ!?

 

『……知るか』

 

あ、ちょっ、ドライグ!?

 

「…ヒーロー科最高」

 

そしてお前なにサムズアップしてる峰田ァァァ!!彼女の見るんじゃねえぇぇぇ!!

 

 

***

 

出久が心の中で色々とやばくなってる時、授業が始まろうとしていた。飯田が質問をしていた。

 

「先生、ここは入試の演習場ですからまた市街地演習を行うのでしょうか?」

 

『……アイツの姿に似ているな…』

 

(ん?どうしたドライグ?)

 

『気にするな』

 

ドライグが飯田のヒーロースーツを見て思い出す。かつてのライバル、アルビオンの神器が禁手化した姿に似ていたため、思い出していた。そんな中オールマイトは続ける。

 

「いいや!もう2歩先に踏み込む!屋内での対人戦闘訓練さ!!敵退治は主に屋外で見られるが統計で言えば屋内の方が凶悪敵出現率は高いんだ」

 

(わざわざ外で活動する奴なんていねぇからな…)

 

(多分これは個性を使ってどれだけ危険かを知ることもあるかもな…)

 

オールマイトの説明を聞いて勝己と出久はそう考えていた。

 

「監禁・軟禁・裏商売…真に賢しい敵は屋内に潜む!そこで君らにはこれから『敵組』と『ヒーロー組』に分かれて2対2の屋内戦を行ってもらう!!」

 

「基礎訓練もなしに?」

 

「その基礎を知るための実践さ!!ただし今度はぶっ壊せばオッケーなロボじゃないのがミソだ」

 

オールマイトの説明を聞くと周りから多数の質問を出てくる。

 

「勝敗のシステムはどうなります?」

 

「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか……?」

 

「分かれるとはどのような分かれ方をすればよろしいですか」

 

「このマントやばくない?」

 

(最後の質問全く無関係だぞ!?)

 

『馬鹿がいるな…』

 

周りからの質問に若干苦しくなるオールマイト。

 

「んんん〜聖徳太子ぃぃぃ!!」

 

『なぜ叫んだオールマイト』

 

(いやさすがに教師初めてだからそこは言わないでおこうよ)

 

するとオールマイトは懐からカンペを取り出し説明を続ける。

 

「いいかい!?状況設定は敵がアジトに核兵器を隠してヒーローはそれを処理しようとしている!ヒーローは制限時間内に敵を捕まえるか核兵器を回収すること。敵は制限時間まで核兵器を守るかヒーローを捕まえること。ちなみにコンビ及び対戦相手はくじで決める!」

 

「適当なんですか!?」

 

「飯田、プロは他事務所のヒーローと急造チームアップすることが多い。だからそのためだと思うぞ」

 

「そうか…!すみません!失礼致しました!」

 

「いいよ!!早くやろ!!」

 

そうしてクラス全員くじを引き、出久はお茶子とA組でコンビを組むことになった。

 

「よろしく!デクくん!」

 

「おう。よろしく!」

 

ちなみに勝己は飯田とD組として組むことになっていた。

 

「む、よろしく頼む!」

 

「あぁ。よろしくな」

 

「続いて最初の対戦相手は〜……こいつらだ!!」

 

オールマイトがヒーロー組と敵のくじを引く。そこにはヒーローはA、敵はDとなっていた。

 

「……へぇ」

 

「……やりがいがあるじゃねぇか」

 

それを見た2人は互いに不敵な笑みを浮かべていた。

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