これからも頑張ります!!
それぞれの組のくじが引き終わり、最初の訓練のため出久達は準備をしていた。特に出久は準備体操をしていた。
「おーデクくん気合い入ってるね!」
「かっちゃんが相手だから余計にな」
「そうなん?」
「あぁ。俺が知る限りこのクラスで勝てる人は少ない。勝てるなら轟って奴だな」
「ほぇー……そうなんや…」
「そんじゃ作戦を考えますか」
「うん!」
一方、勝己・飯田ペアは作戦を考え、核を最上階に置いていた。
「良し、ひとまずこれでいいか」
「あぁ。飯田、てめぇの個性じゃここの通路とかでは発揮出来ねぇ。お前はここで待ってろ」
「済まない。しかし、思ったが君は凄いな。作戦もすぐに思いつくし、君は素晴らしいよ」
「……そーかよ。確認だが俺が一人逃がしたらお前が相手をする。それでいいよな?」
「あぁ。存分にやって来てくれ」
「……おう」
各々の準備が終わり、訓練が開始される。
『屋内戦闘訓練開始!!』
***
麗日を背負って跳び、窓から侵入した出久と麗日は狭い通路内を歩いていた。
「かなり狭いな…」
「うん…」
「……!来る!」
出久の言葉通り、曲がり角で出会い頭に勝己の爆破が襲いかかってきた。
「フッ!!」
「あ、ありがと!」
「まだ来るぞ!」
「え!?」
勝己は爆破で飛んで殴りかかってくるががそれを出久は正面で受け流す。
「さすがだなデク!」
「相変わらずすげぇなかっちゃん!お茶子さん!俺が抑えるから先に行って!」
「う、うん!」
麗日は上へと向かうが勝己の爆破で進路を妨げられる。
「なっ!」
「ケッ、そう来るのは予想済みなんだよデク!」
勝己は爆破で飛んで麗日に近付き、始まる前に渡された確保テープを取り出し、巻付けようとするが、手を突き出しいたため瞬時に出久が腕を掴み背負い投げをする。
「がっ…!」
「お茶子さん!早く!」
「うん!」
勝己の一瞬の隙を感じ取り、麗日に先を行かせる。そして出久はすぐに飛び上がった勝己を見て体を構える。
「チッ……おい飯田。悪い、一人逃がした」
『なに!?分かった!』
勝己は飯田に連絡を取り状況を伝えて構える。
「……ここからは」
「正々堂々と勝負だ!デク!」
互いに同じタイミングで走り出し、殴る。互いの拳が交差し、クロスカウンターとなった。
「グッ…!」
「ガァッ…!」
***
時間は遡り、モニター室では出久と勝己の戦いに興奮していた。
「奇襲とか男らしくねぇ!」
「けど敵だから仕方ないだろ」
「あの奇襲よく避けたよね!」
(やはりこの2人がこのクラスの中で群を抜いているな…だが私も教師だ。贔屓目なしで厳しめに成績を付けるぞ!)
それぞれが2人の戦いを見ている。
「おぉ!女子を先に行かした!」
「確かにあれじゃ一人しか行けないよな…」
「てか爆豪なに話してんだ?」
切島の疑問にオールマイトが答える。
「あれは小型無線で話しているのさ!どうやら一人逃がしたことを伝えているようだね」
「うおっ!?2人同時にいった!?」
「「「「「クロスカウンター!?」」」」」
(やはり君たちは凄いな!)
***
クロスカウンターが起こり、2人は吹き飛ばされていた。
「クッ…やっぱり凄いなかっちゃん!」
「てめぇこそだデク!
「うおっと!」
直線状にのびてきた爆破を出久は避け、今度はこちらの番ばかりに体を構えた。
「シュートスタイル、DRAGONSONIC!」
有り得ない速さで通路内を縦横無尽に駆け巡り、勝己を翻弄する。
「どこからだ…ガッ!」
いつの間にか倍加で底上げをした拳で空気砲を撃ち、勝己の体に確保テープを巻く。
「なに!?」
「良し、確保!」
「ちくしょう!」
勝己は悔しがり次は絶対に勝つと喋りながら出久が最上階に向かうのを見ていた。
***
「あれ…あっさり捕まった……?」
「あの人たちは互いの実力を知っているようです。つまり彼らは周りに被害が出ないようにしたのだと思いますわ」
(さすが推薦!彼らの癖を見抜くとはな!)
オールマイトが心の中で言った癖とは、出久と勝己が組手をしている時必ず短期決戦になることを言っていた。2人の場合、互いの実力を知っている為周りを巻き込んでしまう可能性を覚え、一瞬で勝負が着いたりすることがある。だがそれでも2人は互いの悪い点を見つけ、改善をする為彼らにはこの戦い方があっていた。
そして、出久は麗日と合流し、飯田と対決をすることとなった。
自分の中で2人が競い合ったりしたらこうなるかなと思ってました。なんせ爆破と天候を変えるような威力ですからね……