赤き龍の宿りし少年   作:blackcat☆

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マジで出久のヒーロースーツどうしよう……
ヒーロー名は決まってるけど、本当にどうしよう……
あとヒロインもだなぁ…


実技での活躍と結果

実技試験の審査員達がいる所では、受験生達について話していた。

 

「今年はなかなか豊作じゃない?」

 

「特にあの赤い篭を着けている緑の少年は凄い!あの動きは人離れしている!」

 

「手刀であのロボットを斬るなんて人離れした技をしているわ」

 

「ほかの所だと爆破の子も凄いな……」

 

「この二人同じ中学だね」

 

「そういえばあの赤い篭手着けてる子ってあのヘドロ事件の子じゃないか」

 

「……これは今年は荒れるな」

 

(爆豪少年、そして緑谷少年!頑張っているね!!)

 

オールマイトはこの場で出久と勝己の活躍を見ていた。なんせ二人は他の受験生達よりも群を抜いていた。

 

「さて、真価の問われるのはこれからさ!!」

 

一人の教師がボタンを押す。それが行われる少し前、出久はフルカウル5%で仮想敵と戦っていた。

 

「DRAGONSMASH!!」

 

5%の力で仮想敵を殴り、後ろの仮想敵も巻き込み倒していた。

 

(よし、かなりポイントは稼いだ……!)

 

周りを見て一人の受験生が囲まれていた。

 

(フルカウルシュートスタイル!)

 

一瞬でその生徒を囲んでいた仮想敵の半分を蹴り倒す。

 

「大丈夫?」

 

「あ、あぁすまない…」

 

「それじゃ頑張って!」

 

出久はこういった他の受験生が危ない所を何度も助けていた。周りは何をしているんだと言う視線を向けているがそんなのは出久の知ったこっちゃではない。ちなみに違う場所で実技をしている勝己も手助けをしており、出久と同じ視線を向けられている。

 

「フッ!」

 

今度は手刀で仮想敵を倒す。その時、模擬市街地の置くからマンションと同じくらいの大きさをしている仮想敵が出てくる。

 

『相棒!あれがあのお邪魔虫だ!』

 

「あぁ……!?」

 

0Pの仮想敵が暴れていたせいで建物が崩れている。そして瓦礫が発生し、その下に足を下敷きにされている女子を見つけた。

 

「ヤバい!」

 

仮想敵に対して向かおうとすると、プレゼンマイクに質問をしていたメガネの男子が声をかけてくる。

 

「あれは倒さなくてもいいものだろ!早く避難を!」

 

「ふざけるな!」

 

メガネの少年の言葉に出久はイラついた。

 

「ヒーローってのは!誰かを助ける奴のことなんだよ!!」

 

「お、おい!」

 

メガネの少年が声を上げて止めようとするが出久は反応せず女子の所まで一気に走る。

 

「君は朝の!?私はいいから早く逃げて!」

 

「大丈夫だ!俺が来た!!!」

 

出久は力強く言い放つ。

 

「禁手化!!!」

 

『BBBBBBBBBBBBoost!!!』

 

鎧を展開し、一気に倍加をする。出久から濃密な存在感を感じる。そして出久は一気に跳躍した。

 

(フルカウル10%!)

 

『DRAGON SMASH!!!』

 

アッパーで打たれたその一撃は風圧が見える程の力を持っていた。その力に耐えきれず0Pの仮想敵の上半分がペシャンコになり行動不能になっていた。それを見ていたオールマイト以外の教師達、そして出久と同じ演習会場にいた受験生達はその威力に目を奪われていた。出久は背中から特訓でできるようになった翼を生やし、綺麗に着地をする。

 

「よし、大丈夫か?」

 

「え?え、あ、うん大丈夫!!てか凄いね!」

 

「まぁ鍛えたからな」

 

そう言いながら出久は女子の足を下敷きにしていた瓦礫を撤去して女子を担ぐ。

 

「あ……こ、これくらい大丈夫だよ!?」

 

「怪我してるからダメだ。安全な所に行く」

 

「あ、ありがとう……」

 

出久は安全な速度で走って安全な所に女子を下ろす。

 

「ありがとね……試験なのに……」

 

「気にしなくていいから」

 

『しゅ、終了〜!!!!』

 

そこでプレゼンマイクが実技試験終了の声を上げる。

 

「あ……終わっちゃったね…」

 

「だから気にしなくていいさ。それなりに結構ポイント稼いでたし、俺は大丈夫さ」

 

「う、うん……」

 

ちなみに出久は今顔の部分を解除している。それを見て女子は顔を赤らめているがそれに出久は気付いていない。

 

『……やはり相棒は鈍感だったか』

 

(ドライグ?)

 

『いや、なんでもない』

 

そうしてドライグが出久の鈍感さに気付きながら出久達は戻っていった。

 

 

***

 

 

あれから出久はその女子、麗日お茶子と連絡を取り、通知が来るまで暇を潰したりオールマイトとは連絡がとれないため筋トレ等で過ごしていた。

 

「通知……そろそろね」

 

「ん?あぁ、だね」

 

出久の母親、引子は出久の自然に過ごしてるのに驚かされていた。引子は出久が小さい時に謝ったことを後悔していた。しかし最近の出久を見て、母親である自分が支えないとと思っている。

 

「……暇だね」

 

『……暇だな』

 

ちなみに引子はドライグのことは知っている為、出久と話していても驚いたりははしない。慣れと言うものだ。

そう過ごしていると、引子が封筒を持って廊下を走ってきた。

 

「出久!来てた…!来てたわ!」

 

「!分かった!」

 

出久は出久に一人で見ると言って封筒を受け取り部屋に入る。

 

「なんかデカいのが入っているな……」

 

出久は封筒を開け中から何かの機械を取り出す。

 

『私が投映された!!』

 

「オールマイト!?」

 

出久は雄英からだよなと封筒の中にある紙を確認する。それほどオールマイトが出てきたことに驚いていた。

 

『諸々手続きに時間がかかって連絡取れなくてね。いやすまない!私がこの街に来たのはね、他でもない雄英に勤めることになったからなんだ』

 

「マジか」

 

『えぇ何だい?巻き?彼には話さなきゃいけないことが…あとがつかえてる!?分かった……さて、筆記は上位に入っていて凄いよ!そして実技は79P!凄いぞ!!だがしかし、実は他にもあるのさ!私はこれでもエンターテイナー!!先の入試で見ていたのは敵Pのみにあらず!!!!正しいことをした人を考えないヒーロー科などあってたまるかって話だよ!!』

 

『あったら潰してた所だぞ……』

 

ドライグが呟くがオールマイトの話は続く。

 

『綺麗事!?上等さ!!命を賭して綺麗事実践するお仕事だ!!その名も救助活動P!!しかも審査制!!!我々雄英が見ていたもう一つの基礎能力!!緑谷出久、90P!!!!首席で合格さ!!』

 

「っしゃぁ!!!」

 

『来いよ緑谷少年!ここが君のヒーローアカデミアだ!』

 

「はい!!!」

 

出久は投映が終わると真っ先に引子に合格したことを伝えにいった。彼のヒーローとしての道はまだ始まったばかりである。

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