明久「あ、そうだ宗一さん」
宗一「ん?どうした、明日からの学校のことか?」
あの金曜日から二日。明久の住んでいたマンションに二人で暮らし始め、なんだかんだで『明久』&『宗一さん』呼びにもすっかり慣れ、「鉄z・・・西村先生/吉井? ああ、そんな呼び方してた時もあったな」なんてレベルで日常化している。
明久「ん~・・・あのさ、いちお、僕らが親子だってこと、内緒にしておいてほしいんだ」
宗一「それはいいが・・・何でだ?」
明久「ん、と・・・ほら、僕って問題児じゃん?観察処分者だし・・・そんな僕と親子なんて、宗一さんの評判下げちゃうかもしれないし・・・」
まだ二日だけど、一緒に暮らし始めて、本当に宗一さんは『いい人』だった。そんな人の評価を僕のせいで下げたくない。そういうと、宗一さんは少し顔をしかめた。
宗一「な・・・そんなことはない。お前だって頑張っているし、観察処分者ではあるが・・・それも、人のためにやったことだろう?」
明久「確かにそうだけど、何も知らない人からしたら、僕はただの問題児だからね。でも、いつまでも秘密にしておくわけにもいかないし、ばれるかもしれないから、僕も頑張ってそれまでに少しでもイメージアップできるように勉強も頑張るよ」
宗一「そうか・・・(やる気になるのはいいが・・・いや、明久の評判があるべき形になるのはいいことだ)頑張れよ」
振り分けテスト当日
明久「(んん~・・・難しいけど、昨日丸一日宗一さんに勉強教えてもらったし・・・Ⅽクラスならいけそうだ)」
宗一さん曰く、呑み込みが早いらしい。(割と、だが)普段からもっとまじめにやれば・・・と残念がられたのは別にして、嬉しいと思う。でも、教え方がうまいってのもかなりあると思うんだけどなぁ。流石補習担当。
ガタンッ
前の席の人がいきなり倒れた。
明久「姫路さん!?大丈夫?」
教師「途中退席は無得点だが、いいか?」
姫路「は・・・はい・・・」
明久「先生!いくらなんでもそれは・・・!」
教師「吉井明久。席に着きなさい。君も無得点になってもいいのか?」
明久「く・・・!もういいです。吉井明久、途中退席します。あと、姫路さんを保健室に連れていきます」
雄二side
教師「全く・・・あのくずども・・・俺の評価が落ちたらどうしてくれる・・・」
明久たちが出て行ったあと、教師がつぶやいた。・・・はっ!くずはお前だろ?明久をくず呼ばわりしやがって・・・
教師「・・・ん?坂本、席を立つな。座りなさい」
雄二「ふん。そんなことより・・・くずはお前だろうが!(ボコッ」
教師「ごはっ・・・!?」
雄二「なんだ、一発で終わりか?まあいい。・・・坂本雄二、途中退席します」
そういってドアに手を掛けると、カタン、と音がして二人が立っていた。
秀吉「まて、雄二。わしもいくのじゃ。あの教師にむかついたのはわしとて同じじゃからのぅ」
康太「……俺も行く」
雄二「いいのか?問答無用でFクラスだぞ?」
秀吉「よいのじゃ。どうせろくに解けんかった。あれではFクラス行きじゃろうからな」
康太「……同感」
こうして、この教室からは退席者が5人でたのだった。
ふう・・・これで原作に入れそうです。
見てくれる人はいるのでしょうか?