モフモフ幻想郷   作:アシスト

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俺氏、地底へ旅行(前編)。

 

 

――― GSチャット ―――

 

 

@ナナスケオルフェノク

>と言うわけで、送迎をお願いしたいのですが

 

@ゆかりん(14)

>いいわよ。喫茶店の裏庭に

>地霊殿に繋がるスキマを開いてあげるわ

>気を付けていってらっしゃい

 

@ナナスケオルフェノク

>はーい

 

@ゆかりん(14)

>その代わり、お土産よろしくね♪

>私は美味しいお酒がいいわ!

 

@式

>油揚げを所望します。

 

@式の式

>わたし、お魚が良いです!

 

@ナナスケオルフェノク

>……はーい

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

まぁ、ともあれ。無事に許可は出た。

 

あれがスキマだな。行こうみんな。

 

 

『きゅーっ!』

 

 

総勢60匹以上。気分は遠足の先生。

みんな、おやつは300円までだぞ。

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

「改めて自己紹介を。地霊殿の主にして『モフモフソムリエ』古明地さとりで」

 

「きゅー!」クイクイ

 

「え、遊んでほしい? んもぉ…甘えん坊ですねぇすくすくさんは…」

 

 

自己紹介の途中にも関わらず、見たことないぐらいデレデレ且ニヤけた顔ですくすくをモフモフと戯れ始めるさとりさん。きっとあれが素なのだろう。

 

 

そんなわけで地霊殿。

 

聞いていた以上に広い上、動物園もびっくりするぐらい、たくさん動物が住み着いている。

 

犬、猫、りす、ウサギ、キリン、ライオン、ペンギン、ミミズク、バク、エトセトラ。とにかくたくさんいる。 躾はちゃんとされてるから、噛まれることはないのだとか。

 

 

試しにライオンに抱き付いてみると、快く受け入れてくれた。すくすくに負けず劣らずのモフモフでした。

 

 

「きゅー」

 

「にゃーん」

 

「きゅーっ!」

 

「ホーホー!」

 

 

すくすくたちも他動物との交流を図っている。

 

すくすくちぇんがネコと戯れてたり、すくすく神子がミミズクと意気投合してたり。コミュニケーションは順調の様だ。

 

 

「にゃー!」

 

 

いろいろと地霊殿を見て回っていると、1匹の黒猫が飛び付いてきた。

 

お燐ちゃん。相変わらず良い毛並みだ。どれ、戯れてあげよう。ホレホレ。

 

 

「にゃぉ……♪」

 

 

顎を撫でてあげると、気持ち良さそうな声でお燐ちゃんは鳴く。……これ、お燐ちゃんがいきなり人型になったら、いろいろ誤解を招きそうだなぁ……。

 

 

「きゅぅ~……」パルパル

 

 

お燐ちゃんを撫でていたら、何やら視線を感じた。

 

視線の先を辿ると、部屋の隅っこで妬ましそうにこちらを見るモフモフが1匹。

 

すくすくパルスィだ。

パルパルしておられる。

 

……構ってほしいのかな?

 

 

「きゅー!」

 

 

撫でてあげたらとても喜んだ。

あまり根に持たないタイプらしい。

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

「きゅー」「きゅ!」「きゅー?」

「きゅーっ!」「きゅー」「きゅー…」

「きゅー」「きゅー?」「きゅー!」

 

 

「あぁ……良いです……これは良いモフです……!」

 

 

頭にすくすくパルスィ乗せ、お燐ちゃんを抱っこしながらさとりさんの元へ戻ると、さとりさんがモフモフに埋もれていた。

 

うーむ、どこかで見たことある光景。でも、あのころと比べてすくすくは増えたから、比喩でもなんでもなく、文字通りの意味で埋まってしまっている。

 

 

「はぁ……もふもふぅ……♪」

 

 

さとりさん。キャラがブレッブレですよ。

 

 

「にゃーん……」

 

 

これにはお燐ちゃんも冷たい視線。

 

気持ち良さそうなところ悪いが、発掘させていただこう。

 

 

 





後編へ続きます
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