【一部完結】Fate/Grand Order〜Bの因子〜   作:ちょっつー

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ウルトラマンジード〜つなぐぜ願い〜発売日!!
ジード本編後の、ウルトラマンとして認められた朝倉リクが、自分はどんなウルトラマンなのかを決意する。そんな素晴らしい作品です。
そこ、ジャグさんとオーブニカパイセンが目立ち過ぎとかいわない!!

拙作ですがよろしくお願いします


炎上汚染都市 冬木〜『運命の雫』〜
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『すぐに凍結保存に移行しなさい!! 死なせないのが最優先よっ!!』

 

「至急手配します!! 」

 

 僕、ロマニ・アーキマンは焦っていた。人為的な破壊工作によって危篤状態へと陥ってしまった47人のマスターたちの凍結保存のために人員を割く、被害にあった職員の対処、カルデアの機器の整備確認など、やることがありすぎて頭が追いついてくれない。

 ()()()がいつか来ることは分かっていたじゃないか!! しっかりしろロマニ・アーキマン!!

 

 こんなんじゃ医療チームのトップ失格だ。 所長のあの指示がなかったら危うく47人全員を見殺しにしてしまうところだ。 けど、全体の8割もの機能が停止してしまったカルデアでは彼らを救うことは出来ない。

 

 僕より上の階級の人は爆発に巻き込まれてしまったため、なし崩し的に指揮を任されているけど、レイシフト先──炎に包まれている2004年の冬木市に所長がいてくれて助かった。

 

 48人目のマスター、藤丸立香ちゃん。所長のお怒りを喰らって実験チームを外されたことで運良く爆発に巻き込まれなかった彼女だけど、彼女は数合わせとして呼ばれた魔術のことやサーヴァントのことについてまるで知らない一般人「素人」だ。

 それに加えてマシュがデミ・サーヴァントとしての力がこのタイミングで成功するなんて…………

「素人」のマスターに、いくら英霊の力を宿していたとしても戦闘は「素人」のマシュ…………

 何が起きているのかわからないこの状況で2人だけじゃなかったのは幸運だ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 幸運だなんて言うんじゃなかった!!!

 特異点Fで行われた聖杯戦争、その聖杯戦争で呼ばれたサーヴァントが立香ちゃんたちを追ってきてる!!

 

 

 竜牙兵のような敵性エネミーなら戦闘経験の少ないマシュ一人でなんとかなるかもしれないが、相手がサーヴァントなら別だっ!!

 戦闘経験の少ないマシュでは敵わない、しかも所長と立香ちゃんを守りながらなんて尚更だっ!!

 

「ドクターっ!!! 」

 

「要件は手短にっ!! 今は特異点での観測が最優先だっ!! 」

 

 駆け込んできたのは…………爆発に巻き込まれてしまったマスターたちの凍結保存をダヴィンチちゃんと一緒に行ってた職員の一人だ。 息を切らして入ってきたということはそれ程の要件なんだろうと、モニターに集中しながら耳を傾ける。

 

「Aチーム、ならび危篤状態のマスターたち()()4()6()()の凍結保存を完了しました。 」

 

「ああ 、ありがとう。 君は他に不備がないかの確認を………… 」

 

 あれ? 今彼はなんて言った? 46? 彼女、藤丸立香ちゃんを含めてマスター候補は48人いたはずだ……。 それを46人? 間違えている可能性だってある。

 マシュたちの前にランサーと思わしきサーヴァントが現れたが仕方がない。

 

「それは……マシュのことも数えての……ことかい? 」

 

「いいえ、デミ・サーヴァント マシュ・キリエライトを抜いたマスター適正を持ったレイシフトメンバーの人数です。」

 

 あ、ありえない…………。 あの爆発が起きたのカルデアの中央部、コフィンに入っていたマスターは全員巻き込まれてしまったんだぞ!?

 あの状態から抜け出せるなんて絶対にありえない!!

 そっ、そうか!!!

 

「Aチームの誰かかい!? 彼らの才能なら何とかなった可能性は 」

 

「違います。 」

 

 管制室で作業をしているみんなが彼の言葉に驚いている。

 きっとここにいるみんなも僕と同じ考えだったんだろう。生き残れるとしたら、マスター候補の中でも頭ひとつもふたつも抜けたAチームの誰かだろうと……。

 

()()()()()()4()7()()()()()()。 藤丸立香同様レイシフトした形跡が残されています。 」

 

 

 

────◇◆◇────

 

 

 

 

 

『私の狩場に迷い混んだ獲物をどう扱おうと、私の自由ではないですか』

 

 肌を照り付ける、都市全体が炎で包まれた特異点という場所に来てしまった私、藤丸立香は今絶対絶命のピンチに陥ってる。

 今まで襲ってきた骸骨の化物たちとは違う、意思を持って私たちを殺そうとする大きな鎌を持った女性のサーヴァント。

 そのサーヴァントは、私たちの恐怖を煽るように、笑いながら、石になった人間の頭をいとも簡単に引きちぎって見せた。

 

「ひっ! 」

 

「うっ! 」

 

「先輩、所長。私の後ろに下がっていてください!! 」

 

 人間が石になっていたのは表面だけだったみたいで、顔をとられた体からは、血が鯨が潮を吹いたみたいに飛び出した。

 石になった人間たちは、鎌のサーヴァントがコレクションするように作り出しているようで、すくんで震えている私たちのこともコレクションの一部にするために襲いかかってくる。

 

『ほらっ!! ほらっ!! どうしたのですかっ!! 守るだけでは私は倒せませんよっ!! 』

 

「くっ!! 」

 

 相手は本気で私たちのことを殺そうとしてくる。 殺気に当てられるってこういうことを言うのかな? 心臓の音が鳴り響いて、さっきとは違う、死んでしまうかもしれない。ここにある石の人間たちと同じようになってしまうと考えるだけで、恐怖で体が震えてる。

 

 マシュが手に持ってる大きな盾で鎌を受け止めてるけど、防戦一方で決定打になる攻撃は当てることが出来ない。

 

「わたしではこのサーヴァントには敵いません。 逃げてくださいっ先輩っっ!! 」

 

「マシュ…… 」

 

 力強く、私やオルガマリー所長を守ろうとしてくれる女の子のことを、その背中を見て……なんでって不思議に思った。

だってさっきまで私と同じただの女の子だったんだよ? それなのにどうして戦えるの?

 デミ・サーヴァントになったからってマシュと私ってそんなに違うの?

 

 

 

 怖く……ないの?

 

 

 

 

 

 

 

 

「肩慣らしぐらいにはなるか 」

 

『ッッ!!? 』

 

 マシュ一人を置いていくなんて絶対に嫌だけど、どうすればいいのか分かんなくて立ち尽くしていた

 傷を追っていくマシュを見ていることしか出来なくて、心のなかで『誰か助けて』と、そう叫んだ時、その人は現れた。

 地の底を這い上がるような低い声、それと一緒に私たちの後ろを通りすぎて敵サーヴァントに光の球体が当たった。

 

「まさか、この程度で終わるほど脆弱ではないだろう? 」

 

『キサマ……っ!!』

 

 男の人……。 お父さんと同じくらいの年の人かな? 私が着てるカルデアの制服とは別に最初に渡されたピッチリスーツの色違い、黒と赤の戦闘服を見に纏った、髪の毛をかきあげオールバックにしてるおじさんがそこに立っていた。

 

 そのおじさんは、私たちが逃げられないように張られた無数の鎖を、手に持ってる鬼の金棒の鉄の所が上にも下にもついてるみたいな武器で壊してマシュの隣に立つ。

 

「あ、あのっ!! 」

 

「邪魔だ…… 」

 

「えっ? 」

 

「邪魔だと……言っている!! 」

 

「キャアアアアっ!! 」

 

 あのおじさん、マシュに攻撃してきた!! 振り向きながら野球のバットを振り回すみたいにしてマシュのこと吹き飛ばした。

 

「マシュっ!! 」

 

「何をするのよ貴方!! 」

 

「勝てないと口に出したヤツが隣にいるだけで虫酸が走る。 そんなヤツをどかして何が悪い 」

 

「大丈夫? マシュ? 」

 

「はい、……わたしは大丈夫です 」

 

「まったく、なんなのよ彼は…………。 」

 

 マシュに駆け寄り安否を確認していると、敵サーヴァントとおじさんが戦闘を始めてて、鎌と金棒がつばぜり合ってる。

 サーヴァントと渡り合ってるその人は、私から見るとただの一般人のようにしか見えなかったから、マシュと所長の二人に聞いてみる。

 

「あの人も何かの英霊なの? 」

 

「いいえ、違います先輩。 彼は英霊ではありません、そのはず……です 」

 

 あのおじさんのことをマシュは知っているみたいな口振りだ。 マシュは盾を支えに立ち上がると、おじさんのことを教えてくれる。

 

「彼は先輩と一緒で、今回のレイシフト実験で呼ばれたマスターのうちの一人の方です。 」

 

「「えっ!? 」」

 

「それは本当なのマシュ!? あの男がマスターの一人ですって!? 」

 

「写真と少し髪型が変わっていますが、今回召集されたマスター48人の顔は覚えていましたので間違いないと思います 」

 

『つ、繋がった!! 立香ちゃんにマシュ!! 今の状況を教えてくれ!!! 』

 

 繋がったドクターの顔はさっきサーヴァントが襲ってきた時とは違う意味で焦った表情をしていた。

 今目の前で起きたことを教えると、ドクターからもあの人は本当に私と同じマスター候補だった人だって証明された。

 

『やはりレイシフトしていたのか…………。 けどサーヴァントと互角の戦闘を繰り広げてるだって!? 所長どうなってるんですか!? 』

 

「私にも理解できてないわよっ!! でもあれは、どうみても………… 」

 

『サーヴァントだろうな、あのおっさんは 』

 

 またまた突然声が聞こえたと思ったら、キャスターのクラスを名乗るサーヴァントが現れて私たちの味方をしてくれるって言ってくれて、仮契約として私がキャスターのマスターになった。

 

 ああもう、いきなり色々なことが起こりすぎて頭がパンク寸前だよ!!

 

「まあそう落ち込むなよお嬢ちゃん。 確かに力量じゃあ嬢ちゃんはランサーには敵わねえが、度胸で言ったら勝ってたんだ。 顔をあげな 」

 

「はっ、はい!! ありがとうございますキャスターさん 」

 

「おっ、どうやら奴さんも決着つくみてえだな。 」

 

『くっ!! 何処のだれとも知らない英霊ごときがっ!! 』

 

「この体の使い方にも慣れたところだ。 貴様はもう消えていいぞ? 」

 

『ぐっ!! 舐めるなっ名も知れぬ英霊がああああ!! 』

 

 敵サーヴァントが不死殺しだっていってた鎌を私の目じゃ捉えきれない速度で振るう。

 

「ヒュー、やるじゃねえかアイツ 」

 

『なにっ!? 』

 

「英霊というのは、名を残した武器や逸話が召喚された時の力になるのだったか? だが、どうやらコイツは貴様の手には余る代物らしいな 」

 

 

 何度か鉄と鉄が衝突する音があちこちで鳴って、止まったと思ったら敵の振るった槍を片手で軽々と受け止めながら話してる。

 手に余る、そう言っておじさんは金棒でランサーの鎌を真っ二つに叩き折る。

 叩きつけるようにしたその勢いを殺さずに、金棒から最初に出した光弾を鎌の形に変えると、敵サーヴァントのことを真っ二つに斬ることで倒した。

 

 斬られた敵サーヴァントは粒子の光のようなものになって空に消えていくその姿を見るおじさんは、残念そうに呟く。

 

「名を刻んだ英霊といっても所詮はこの程度か………… 」

 

「嬢ちゃん、構えとけよ。 アイツが敵なのか味方なのかはわかんねえんだからよ 」

 

「はっ、はい!! マシュ・キリエライト戦闘態勢に移行します!! って先輩なにを!? 」

 

 私は何でだろうかおじさんがキャスターの言うように敵だとは一切思わなくて、近寄ってみることにした。

 

 本当は、吹き飛ばされたマシュの体に触れたとき、マシュ……震えてた。 やっぱり私と一緒でマシュだって怖かったんだだって思って

 

 なら今度は私がマシュを守る番だ~とか、吹き飛ばしたのは本当は戦うのが怖いマシュを戦闘から遠ざけるためだったんじゃないかな~なんて思って声をかけた。

 

「あの、貴方は何て言う英霊……なんですか? 」

 

「…………べリアル。 オレの名はべリアルだ。 貴様らに力を貸すかどうかは………そうだな、このオレの興味を引かせることができたその時にでも、考えてやる 」

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ジードオオオオオオオ!!!! 」 怒りや憎しみに囚われながらも、戦士は力を求め続けた。 

誰にも見下されない絶対の力を。 生きとし生きるもの全てを支配する最強の力を…………。  

だが、その野望はあるものによって止められた。それは、かつて戦友と呼べたものではなく。それは、かつて宿敵と呼べるものでもなかった……。それは、自分と同じ血が流れた"息子"という存在 。 定められた運命を覆すその輝きを、ありありと魅せられた。

そうして、全てを失った戦士は運命に抗う物語に組み込まれる。 これは、全てを失った戦士が今まで知ることの出来なかった"ナニか"を掴むことができるかもしれない物語…… 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




「「英霊! カプセルナビ!! 」」

「……ダヴィンチちゃんに呼ばれて来てみたはいいけど、何ここ? それに後ろの巨大なガチャガチャなにこれ? 」

「先輩は英霊たちの知識について何も知らない新人マスターさんです。なので! このガチャマシーンから出てきた英霊を不詳このマシュ・キリエライトが掻い摘んで紹介していくコーナーです! 」

「おお!! これで私も『あの剣は……◯◯のもの!!』みたいなことが出来るんだ!! 」

「いいえ、紹介させていただくのは先輩の契約したことで、このカルデアのデータベースに登録された者。 もしくは敵として一度は戦ったことのある相手だけのようです 」

「え〜 」

「それでは、次回から始まらせていただきます英霊カプセルナビ 」

「次回も見てね〜 」

「よろしくお願いします!! 」


※後書きは本編とは関係ある時とない時があります。
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