【一部完結】Fate/Grand Order〜Bの因子〜 作:ちょっつー
A 今のベリアルさんは一度死んで、そして博樹さんの身体に入ることで何とか生きてる状態。その為身体が馴染むまでは黒き鋼を主体に戦うスタイルをとっている。
つまりはウルトラ銀河伝説で初登場したベリアルさんくらいの強さをサーヴァントレベルに換算された状態
他のサーヴァント? 名付き(マン兄さんやメビウス)レベルだったり戦闘系ウルトラ一族レベル
後は……わかるな?
感想、評価などお待ちしてます。
誤字脱字、ご指摘などございましたら迷わずどうぞ
ジャンヌさんと協力することになった私たちは、近くで一番大きな街であるラ・シャリテで情報を集めた。
戦争相手であったイングランドは既にフランスから退去していること。
国王であるシャルル7世も殺され、国家機能も壊滅、オルレアンを占拠したもう一人のジャンヌ・ダルクは、各都市を襲撃し虐殺を繰り返している。
ここラ・シャリテは、今現在都市として機能している数少ない街で、襲撃を受けながらも奇跡的に生き延びた人たちがこの街を拠り所として避難していたこと……。
そんな場所に、彼女は現れた。 無数のワイバーンと、巨大な黒い竜を引き連れて……。
一瞬だった。 オルレアンに向けて朝早くにそこを出ていた私たちは、街一つを炎で包み込むその光景を遠くから見ていることしか出来なかった……
「あそこには、沢山の人達がいたのに……!! 」
何とか生き延びた人達だって、被害の出ていないラ・シャリテに行けば安全だと思って必死でやって来たのに……それなのに……
遠くから、街が焼けるのを、人が簡単に死んでしまうのを見ていることしか出来なくて……そのせいで、敵がすぐ側まで来ていることに気づけなかった。
「まさか、こんなことが起こるなんて…… 」
私たちのことを見て……ううん、こちら側にいるジャンヌさんのことを見て黒いジャンヌ・ダルクはそう言った。
私やマシュのことをジャンヌさんの従者だと勘違いした黒いジャンヌは、自分の従者だと言って私たちを囲い込むように4基のサーヴァントを呼びつけた。
突然のことで何も対処出来なくて、逃げようにも退路も塞がれてしまってる。
『嘘だろ……!?。 彼女の言う通り、そこにいる4人全員サーヴァントだ!! 敵いっこない!! どうにかしてそこから逃げるんだ!! 』
「逃げるって言っても…… 」
「応えなさい。 貴女は本当に……私なのですか? 」
八方塞がりの状態で、私たちの前に出たジャンヌさんは、黒いジャンヌにそう質問した。
フランスを滅ぼす。 その思想に至ることすら自分では考えつかないと言って、だからこそ目の前にいる自分に語りかける。
けど、返ってきたのはジャンヌさんのことを見下す冷たい声だった。
「この国は私を裏切り唾を吐いた、だから滅ぼすのです。 人類種という悪しき種を根本から刈り取り、フランスを沈黙する死者の国に作り替える 」
それが、黒いジャンヌのしようとしていること……
何故だか理由は分からないけど不完全な霊基で召喚されたジャンヌさんと、黒いジャンヌの思想は完全に違うらしくって“本物”は私なんだと言って腰に差している剣を抜いて斬りかかってくる。
「恐怖も、憎悪も知らない小娘がよく喚く 」
「っ!? 何っ!! 」
黒いジャンヌの一撃を受け止めたのはベリアルさんだった。 剣を受け止めれたことに驚いた黒いジャンヌだけど、直ぐに態勢を立て直すために後ろに下がる。
「そこの狂った剣士、お前たちだけで相手取れ 」
「え? 貴方は……もしかして!! 」
「……分かりました!! 先輩!! 」
「うん! 行くよマシュ! ジャンヌさんも戦う準備を! 」
黒いジャンヌ以外の4基のサーヴァントがこちらに向かって駆け出してくるなかで、ベリアルさんはそう言って羽帽子を被った剣士の一人だけを通して、残りの3基……ううん、黒いジャンヌも合わせて4基を相手に戦い始めた。
そんな絶体絶命の中で、焦ることなくそう言ったべリアルさんは、セイバー以外の4騎を相手に駆け出していった。
流石に無謀だと思った私たちだったけど、べリアルさんのいった通り、ジャンヌさんとマシュの2人でバーサーク・セイバーって狂化された相手と戦うことになった。
「はあっ!! 」
「これで……、倒れて!! 」
『…………』
タワー内部へ侵入を果たした
80は私が初めてリアルタイムで見ることのできたウルトラマン……だから、勝ってほしい私を止めてほしい!!
だけど、そんな3人を相手にしても、ベリアルは余裕で立ち向かっていく
『合体光線だっ!! 』
Aのメタリウム光線、ジャックのスペシウム光線、80のサクシウム光線が合体した光線が襲いかかる。
私からすれば夢のようなその技に興奮を隠せないが、ベリアルはギガバトルナイザーを前に突き出すことで受け止めると、その光線を跳ね返すことで3人を倒した。
嘘だ……あの3人がこんな簡単にやられてしまうなんて、あっていいはずがない!!
立って、立ち上がってくれA! ジャック! …………80!!!
どんなに叫んでも、私の声は届かない……。
3体のウルトラマンの瞳から光が消えるのを見届けると、私は大きく跳躍する。
『今度こそ、オレのものになれっ!! 』
人工太陽『プラズマスパーク』を眼前に捉えたベリアルがその手を伸ばす。
今度こそって言う事は、ベリアルは過去にもプラズマスパークを狙ったことがあるのか?ベリアルの手が届くかという時、その手は誰かに掴まれてしまい止められてしまう。
『これ以上罪を重ねるなっベリアルっ!! 』
父……ウルトラの父だっ!! ベリアルを止めてくれたのはウルトラの父だ!!
父はベリアルと知古なのか、怒りの中に悲しみを交えた目で私を見てくる。
けれど、その言葉はベリアルに届くことはなく、ウルトラ戦士としての誇りなど失くしたと豪語し父と戦闘を始める。
(お願いだ!! 私を……べリアルを止めてくれ!! )
私の願いは聞き届くことはない。
けど、父は流石という強さをベリアルの前で発揮した。
ギガバトルナイザーの特性を知っていたのか、それとも脱獄したばかりで
『お前の罪は私の罪だ! 今回こそ、この私の手でお前を止めてみせる!! 』
『それでその姿ってワケか……。 だが、弱点を抱えたままの甘ちゃんに……このオレ様が負けるかっ!! 』
ああっ!!!
ギガバトルナイザーが父の脇腹に当たり、先端から出た雷により父の身体に激痛が走る。
ウルトラの父の弱点、かつてウルトラ大戦争と呼ばれる戦いの中で、怪獣たちを率いた悪の帝王──エンペラ星人との一騎打ちで負った古傷。
ウルトラ一族の中でも知っているものは限られているその場所を寸分狂わず狙ってみせたベリアルによって父は倒れ、抵抗してきたウルトラの母も成すすべなく倒れた。
ケンって……ウルトラの父の名前ってウルトラマンケンだったのか……
はは、こんな事で知りたくなかったな……
『遂に手に入れたぜ、これで全宇宙はオレ様のものだ!! 』
ウルトラマンが、ヒーローが負けてしまった……
プラズマスパークを手に入れたベリアルが光の国を去っていくと、その力の加護によって光を与えれていた光の国はまるで氷河期のように氷に覆われた国へと豹変してしまう。
終わり……なのか? ここで終わってしまうのか……?
だから、ギンガやビクトリーといった違う世界のウルトラマンの話になってしまったのか?
違う、そんな筈がない!!
私の知っているウルトラマンは、どんな絶望の中でも諦めたりしない!!
諦めずに何度も立ち上がって、そうして勝利を掴みとってきたんだ!!
なら、今回だって……!!
“狂化”
その名前の通り、英霊に狂気を付与する能力。
おおよそ全ての能力が向上する代わりに、理性を失いマスター言いなりなってしまう……。
この場合、マスターは黒いジャンヌで他の4基の英霊は彼女のサーヴァントとして全員“狂化”がかけられてる。
2人で戦っている剣士も自分のことを“バーサーク・セイバー”って名乗っているけど、理性は失ったてても冷静さは失っていないのか、マシュとジャンヌさん二人がかりで攻めても決定打となる一撃が与えられない。
「細剣でどうしてそこまでの守りが……!! 」
『君たちは純粋だ……。 だから、動きを見切ることは容易い!! 』
こちらの動きを見切って、こちらの攻撃をいなし隙を見て攻撃してくる。
マシュが危ない時はジャンヌさんが、逆にジャンヌさんが危ない時はマシュがって形でフォローし合っているからこちらも大きなダメージは見られない。
拮抗してるって言うのかな……? ベリアルさんはこうなるって分かってて私たちにバーサーク・セイバーの相手を……?
そう思いべリアルさんの方に視線を向けると、凄まじい光景が映りこんできた。
「くっ!! 何をやってるのです貴方たちはっ!! さっさとソイツを殺しなさい!! 」
『はあっ!! 』
『せあっ!! 』
黒い貴族服に槍を持った男性が地面から杭のようなものを出現させ、十字架のような杖を持った女性はベリアルさんに向けて無数の魔力の塊を打ち出した。
それに加えて黒いジャンヌも違う方向から炎を出してべリアルさんのことを襲う。
「…………こんなものか 」
その怒涛の攻撃を、べリアルさんは全て対処した。
黒き鋼──べリアルさんの持つ武器を片手で回転させることで盾の役割を果たし魔力の塊を全て払い、何処に出現するのか分かっているかのように杭を片手間といったように足で壊していく。
黒いジャンヌの炎に至っては、避けようともせずに空いている腕をつき出して片手だけで消し去ってみせた。
『男に使うのは私の性分ではないのだけど……そうは言ってられないようね 』
もう一人、仮面で素顔を隠した女性がそう言うと何処からか女性を象ったような鉄の……なんて言うんだろう?
『
ドクターがあのサーヴァントの説明をしてくれている内に、その中に無数の刺を取り付けられている"鉄の処女"がべリアルさんののことを喰らった。
あの形状だと、閉じ込められてしまったべリアルさんは刺を避けられずに串刺しになって……
「な、なんですって!! 」
『ありえない……!! 』
「こんなちゃちな玩具で、このオレを殺せると思うな。ヘアっ!!! 」
べリアルさん……刺を両手で掴んで強引に拷問器具をこじ開けた。
全開まで開くとその手を離して、もう一度"鉄の処女"が閉じるより早く黒き鋼でその宝具を壊してしまう。
「あら? 助太刀を……と思ったのだけれど……お邪魔だったかしら? 」
「ひゃあっ!! えっ!? 貴女は? 」
「ヴィヴ・ラ・フランス! 」
「び、ビビラフランス? 」
「何やってるんだいマリア。 ほら、そこの君たちも逃げるんならこの馬車に乗りな 」
突然耳元で甘い声が聞こえてきて驚いて振り向いてみると、いつのまにかそこには大きな丸い帽子を被った美少女が私に向かって微笑みかけてた。
挨拶されたっぽいから挨拶で返して見たけど……、どうやら彼女ともう一人は黒いジャンヌに敵対してるサーヴァントらしくって、宝具であるガラスの馬車を使って私たちを助けに来てくれたっぽい。
それに黒いジャンヌも気づいたのか、後ろで構えていた巨大な竜に命令する。
「ッッッ!! ファブニール!! アイツを、いいえこの際よ! あの聖女も纏めて灼き殺しなさい!! 」
『ふぁ、ファブニールだって!! 最上級の竜種じゃないか!! いくらベリアルだからって敵うはずがない、立香ちゃん、マシュもみんな出来る限り遠くへ逃げるんだ!!』
「いえ、ドクター……見てください…… 」
「あの竜……動こうとしてない…… 」
ファブニールの巻き添えにならないように敵全員が後ろに下がっていったけど、当のファブニールはまるで借りて来た猫のように大人しくなってる。
主人であろう黒いジャンヌの言うことを聞かず、だたその場で唸り声をあげているだけ……
これには黒いジャンヌ本人も驚いていて、声を荒げる。
「何をやっているのですファブニール!! 早くアイツらをオマエの炎で灼け!! 主人であるこの私の命令よ!! 」
「…………覚えておけ 」
「!? 」
「“本物”の恐怖と憎悪を……貴様のその空っぽの塊に刻み込んでやる 」
どんなに黒いジャンヌが命令しても動かないファブニール。
それを横目に、ベリアルさんは黒いジャンヌにそう言ってこちらに向かって踵を返した。
「っ!! 待ちなさい!! 」
「フッ!! 」
ベリアルさんのことを逃さないために出した黒い炎。
それを黒き鋼から出た光弾で衝突させることで生まれた煙を使って、私たちはこの戦線から離脱することに成功した。
「「英霊! カプセルナビ!! 」」
「今回は〜〜コレだ!! 」
「アサシン カーミラさんですね。 『血の伯爵夫人』と呼ばれた連続殺人者、吸血鬼伝説のモデルとなったと言われている女性です 」
「あれ? ドクターはこの人のころエリザベート・バートリーって呼んでたけど? 」
「カーミラは彼女の変名……。 血を追い求めた生涯を表したものだと言います。 何故こちらの名前で登録されているのか、と言うのには理由が…… 」
「ブタども!! ライブを始めるわよ!! 」
「ああああ!! 今日はこの辺りで!! 」
「今回もお読み下さりありがとうございました!! また次回!! 」