【一部完結】Fate/Grand Order〜Bの因子〜   作:ちょっつー

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どうも、シン・のおかげでULTRAMANが再評価されてきてうれしい作者です。
ネクサスやノアよりも生態的なネクストが一番好きですし、本当は新宿に出てくる怪獣はザ・ワンにしたかった……。

ノアさん真木さんとはお喋りするし、あんまり見せないけど真木さんのこと大好きだろお前!ってなるところとかシン・に似てるよね。




感想、評価いただけるとうれしいです。


3

「ムンッ!!」

 

 円卓の騎士・ガウェイン。「太陽の騎士」として謳われ、主に忠義を尽くすことを第一と考えるもう一つの異名である「忠義の騎士」としての在り方は契約した私本人も惚れ惚れしてしまうほど。

 

 その実力も流石としかいいようがないし、今も周りの建設物を伐り倒して落とすことでパッションリップを動きを封じてみせた。

 

 まあ、そんなガウェインに一つ問題があるとするならそれは……。

 

「…………彼、か」

 

「あら? さっきまであんなに戦おうと息巻いていたのにあのむさ苦しい騎士が来てからは静かじゃない?」

 

「ははは、博樹さんガウェインのこと苦手、なんだよね」

 

 そう、そうなんだよね。第6の特異点、キャメロットでガウェインは「獅子王の騎士」として立ちはだかり、博樹さんと激闘を繰り広げた。その戦いで何があったのかは詳しくは知らないけど、その後カルデアに召喚されたガウェインは物凄く博樹さんにかまうようになってた。

 

『サー・博樹! お時間はよろしいでしょうか? ならば私と訓練をしましょう!』

 

『食事はそれだけでよろしいのですか? これも食べたほうがいい!』

 

 私が見たのはこれと……

 

『はっ! べ、ベリアルさん! 変わってください!! お願いします彼が、ガウェインが!!』

 

『はっ! 博樹殿!!』

 

 博樹さんを見つけた瞬間に後ろに太陽が見えるくらいの笑顔で駆けてくる姿をカルデアで見かけたことがある。

 

 カルデアのガウェインはカルデアのガウェインで、「獅子王の騎士」だったガウェインとは違う。違うんだけどあの時のガウェインのことを忘れろっていうのは流石に無理な話だし、それなのに大型犬のごとく構ってくるから博樹さんは最近だとガウェインを見つけると逃げ始めるようになってたんだよね。

 

「ていうか立香、博樹のことももそうだけれど()()()()()()()サーヴァントがいたなんて聞いてないわよ! もう、どういうことよ……」

 

「え? 聞いてない? ま、まあ本当は同行したサーヴァントが3騎いたんだけどBBちゃんに邪魔されてはぐれちゃったんだよね。本人も何処かに飛ばすとかなんとか言ってた気がするし」

 

「けど、コフィンに入るときに彼はいなかったはずだよね」

 

「それは〜「よかった。ここにいましたか」

 

 色々と話をしているうちにパッションリップの動きを封じるっていう仕事を終わらせたガウェインが戻ってきた。う〜ん、確かに連れて行くメンバーの中にガウェインはいなかったはずなんだけどな〜。いたら博樹さんの反応でわかるはずだし。

 

 本人に聞いても冗談だって笑ってくるし、どうなってるんだろう? 

魔力がガウェインに渡っているのを感じるから契約したサーヴァントなのは間違いないはずだけど……んんん??? 

 

(イレギュラーが多すぎだわ。けど、選り好みしている暇はない、チャンスだってこれ一度切りなんですもの)

 

「メルト?」

 

「ッ! な、なによ。それに突然名前を省略してくるなんてどういうつもり?」

 

「いや、未だに何がなんだか分からない状況だけど、私たちのことを助けに来てくれたことに間違いはないんだし。急ぎすぎて挨拶もあれだったな〜って、あとメルトって略したほうが可愛い気がして!」

 

「はは、立香ちゃんらしいね」

 

「…………」にぎにぎ

 

 難しく考えるのは後! そう思って私は握手をするためにメルトに向かって手を伸ばした。博樹さんとガウェインには笑われたけどいいのこれで! ベリアルさんとも最初にこれをやって仲良く? なっていったんだから。握手は私の最強の武器の一つなんです! 

 

 そんなことを思いながらメルトが手を握ってくれるのを待ってると、メルトは両手を擦り合わせてにぎにぎし始めた。何だろうあれ、まめ結びになったビニール袋を解こうとしてるあの感じに似てる。いいや、こっちから掴んじゃえ! 

 

「────「へへへよろしくね! メルト!」!!!!?」

 

「うわ、顔真っ赤っか」

 

「まるで太陽のようですね」

 

チラッ(自分のことをかけて話したんだろうけど無視しよう無視)

 

『はいは〜い何かラブコメみたいな波動感じちゃったので邪魔しに現れたBBちゃんで〜すていうことでここで配信スタート

 

 

 

ルール違反ってなんのこと? 

 

 

真っ赤になんてなってないわ! 

これはまた、奇っ怪な……

 

2回目だと馴れてくるね

 

 

 

 

▶ ▶❘  ライブ

cccコラボルール違反はゆるしませんpart3

マスターお二人とサーヴァント2騎が視聴中・BBスタジオからライブ配信中です

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 【マスター1人にサーヴァントは1騎まで】という聞かされていないルールを違反したからと開始された今回のBBチャンネル。そんなこと聞いてないとか、ラスボスを自称するBBちゃんが最序盤から出てくる方がルール違反なんじゃないかって抗議してみたけど。

 

『このSE.RA.PH(セラフ)ではすべての事象がわたしの思うがまま。BBちゃんがルールなのです!』

 

 だからルール違反をする私には罰が必要ですとかなんとか言ってサーヴァントを2騎、エリちゃんとロビン・フッドを喚び出したんだけど……。

 

 あっち2騎も2騎でBBちゃんのイタズラで霊基の格、ここは電子世界だからゲームみたいにレベルで表すっぽいけど、80とか70レベルあったのが30レベルまで下げられちゃったっぽい。御三家が最終進化まで至れないレベルまで下げるなんて……。

 

「どうやら相手は私は一人で大丈夫なようですね。さあ、時間もないので始めましょう」

 

「あの2騎も可哀想ね。BBのイタズラでレベルダウンなんてつまらないことされて」

 

「確かにつまらん。障害となるのなら最も険しい壁でなくてはならないからのぉ」

 

「「「「「「『!?』」」」」」」

 

 聞いたことのない声が突然後ろから響いてきた。響いてくるっていうか、いつの間にか顔が私と博樹さんの真横に出てきたから響いたように聞こえたんだ。

 誰も、BBちゃんすらその接近に気づいていなかったのか驚きの表情を見せてるし、誰なのこのサーヴァント……! 

 

「シッ!!」

 

「お〜お〜ペッ。そう慌てるでない、そんなことをしても()()()()()()()()()()

 

「!? (コイツ、どこまで!!)」

 

「わえは愉しみは最後までとって置く(たち)だからのぉ。それに貴様を狙っている者は他にもおるゆえ、わえの狙いは()()()だ」

 

「!!?」

 

「博樹さんっ!!」

 

 突如として現れたサーヴァントにメルトが膝蹴りを容赦なく顔面に食らわせたけど、相手はそれを歯で噛みついて止めてみせ、腰下から伸びるあれは……エリちゃんの尻尾に似てるから竜種のサーヴァント? 

 

 そのサーヴァントの狙いは博樹さんだったみたいで、その竜の尻尾を器用に使って博樹さんのことを捕らえるとそのまま連れ去られてしまう。

 

「BB、最初からこれが狙いでしたか?」

 

『へ? あ、あ〜。気づいちゃいました〜? マスター二人で行動するとかそんな協力プレイ機能は実装していませんので〜別れてもらっちゃいました〜あ、メルトをていうか私たちを狙ってる相手がいるっていうのも本当なんで、対応お願いしま〜す

 

ポロン♪ ポロロンポロン♪ 

 

「この音は……?」

 

「────。ガウェインはそっちの二人を片付けて! メルト、構えて! 速攻で終わらせて、博樹さんを迎えにいくよ!!」

 

「……ふっ、その切り替え悪くないわね立香(マスター)

 

 博樹さんが連れ去られてしまったことで動揺しちゃったけど、BBちゃんが消えたのと同時でいつか聞いた音色が耳に届いてきたおかげで気持ちを切り替えることが出来た。

 制服のボタンを閉め直して、ガウェインとメルトに指示を出していく。私たちがいくまで無事でいてよ博樹さん! 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「うわっ!」

 

 怪獣の尻尾のようなものに捕らえられた私はだだっ広いエリアに移動され、そこに投げ飛ばされた。転がりながらもギガバトルナイザーを展開して体制を立て直すと、相手は腕を組んでニヤニヤと笑っている。

 

 角や尻尾の生えた金髪褐色の女性……女性? なんだろう、確かに見た目は女性なんだけど伝わってくるそれは女性らしくないというか、けどそれも間違いじゃないっていうか……? 顔や手足の所々に蛇の鱗のような紋様が走っているから、やっぱり竜とかそっち系のサーヴァントなんだろうか? ロボや竜の姿に変わる清姫ちゃんとかもいるんだしそういうサーヴァントがいても可笑しくないだろう。

 

「わえは()()()()、天元の魔。内に魔を秘めた人間よ、貴様の名を答えろ」

 

「……博樹、宮原博樹」

 

「ヒロキ、ヒロキ……うむ、覚えた。ではヒロキよ! わえを、愉しませてみせろ!」

 

「ッ!」

 

 手に一本、そして背中に浮いている4本の両槍って言えばいいのかな? ギガバトルナイザーのように両端とも鈍器として使えるように、相手の槍も両端が相手を貫けるように鋭く尖っている。

 

 その槍を魔力で操っているのか、手を振り下ろしただけでコチラに向かってくる。最初の一本をナイザーで弾き、当たらないように走りながらこちらも光弾を相手に向けて放っていく。

 

「く、ひ、ひ! いいぞ、ならコチラはどうだ!!」

 

 今度は槍5本で輪を作り回転させ、光輪のようにして襲いかかってくる。

身体を縮めて避ける、飛び越えて避ける。いいやだめだ、魔力を使って操れる以上この攻撃を避けようとしても追従してくる。

 

「だあああああっ!!」

 

「よいな、だがわえを忘れるな」

 

「ぐあっ!!」

 

 回転するのと逆方向に鎌状にしたナイザーをぶつけることで弾き飛ばすことに成功したけど、接近に気づけず尻尾の殴打を喰らい吹き飛ばされてた。

 

「く、は、は、は、は! いいぞ、簡単には砕けないその身体! ならば次はコチラだ!!」

 

(なんだコレ……けど、この中にいるのは危険だ!)

 

 ヴリトラの手に青黒い炎が揺らめき、その手をこちらに向けると私の右足を囲むように半透明な立体物が現れる。何が何だかわからないけど嫌な予感だけはびんびんしたから直ぐに逃げ出す。

 

 そうしてヴリトラが手を握りしめると手の中にあった炎が弾けたと同時に立方体の内部が弾け飛んだ。あの中にいたままだと足が潰れていたってことだよな……。

 

「ほれほれ! どんどんいくぞ!!」

 

「ッ────!」

 

 一度に一つしか出せない。そんな訳はなく、ヴリトラが手を大きく広げると複数の立方体が地面付近に接地される。入ったら起動する地雷ってことだよなこれ……。

 動かなければ、そうも思ったけどそうはさせないとヴリトラはこちらに槍を飛ばしてくる。

 

「ハハハ! 宙へと逃げたか! さあ、次はどうする! わえのことをもっともっと滾らせろ!!」

 

「────ヴリトラ」

 

「ん? 何かえ?」

 

 地雷を踏まずに逃げるには空中に逃げるしかなかったから、ナイザーを使って空高く飛び、落ちていく中でヴリトラへと話しかける。

 

「君は私の中に魔が秘められているといった」

 

「ああ、今も貴様が振るっているソレはわえと同じ魔であろう?」

 

「いいや違う。これは闇だ、誰の心にでもある暗黒だ。誰かの障害となる魔じゃない」

 

「ほう? ならばその闇の力、わえに見せてみろ!! わえという障害()を超えなければ、貴様に先はないぞ!!」

 

「ああ見せてやる! 私の、()()()()()を! 行くぞベビアル!!」

 

 ヴリトラに向かって落ちながら、私は腰にかけてあるベリアライザー(ベビアル)を手に取り胸の前に掲げながら起動させ、アーマーを纏う。

 

「行くぞ! ヴリトラぁあああああああ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ベリアライザーとベビアル
 ベリアライザーは博樹が契約しているアリス(ライム)の霊基にあるBの因子を抽出して生まれた存在であるため、離れていてもベリアライザーとしての使用は可能だがベビアルとして機能するにはアリスがいないと出来ない。

ヴリトラ
 BBの衛士のうちの一体。何故BBに与しているのかは不明、行動理由も不明だがどうやら博樹以外にも興味がある人物がいるらしい……。

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