【一部完結】Fate/Grand Order〜Bの因子〜   作:ちょっつー

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7とか前の新宿終わってる話数なのにまだ教会についたばかりとか終わるのこれ?

感想、評価いただけるとうれしいです。


7

「ヌハハハハハ! まさかキャット救出編全部カットされるとは思いもしなかったぞご主人!」

 

「何をわけのわからないこと言ってるのさキャット。エミヤオルタに撃たれて見えないものでも見えるようになった?」

 

ーーーーヴリトラとの邂逅は、私がいつの間にか手に握っていた3つの鍵をメルトに見せたことで一応は信じて貰えた。まあこの鍵が何の役割を持っているのかメルトは教えてくれなかったけど。

そうして信じてもらえた私は、ヴリトラに見せてもらった記憶を私なりに纏めて伝えた。

 

SE.RA.PH(セラフ)化し閉鎖状態になった集団のカルト化 暴行、そして粛清。エミヤオルタは予想通りだって失笑していたけどその原因が魔神柱にあることには驚きを見せていた。

 

 新宿に現れたバアルのように、時間神殿から逃げたした魔神柱の1体が逃げ場所としたのがここ、セラフィックス。ここの職員たちは魔神柱の影響で精神が汚染されて天体室で何かを起動させた。

 

『天体室はセラフィックスを電脳化させている動力源よ。今はSE.RA.PH(セラフ)の中心にあるの』

 

 メルトの持っている情報を照らし合わせると、この電脳化を止めるには天体室に向かうことが最善の道だっていうことがわかった。

と、目的が定まった私たちは中央管制室に行くために、裏道である人の形をしたSE.RA.PH(セラフ)の背中側のエリアに行くために身体で言えば左脇腹部分にやってきたんだけど。そこで邪魔が入った。

 

「ヌ?どうしたご主人、キャットに熱い視線を送っても愛しか返せないぞ?」

 

 それがカルデア側だったのに衛士(センチネル)にされてしまったタマモキャットだった。まあ、エミヤオルタがタマモキャットの霊基に細工された衛士(センチネル)(KP)を砕いてくれたおかげで私たちはキャットを救うことができた。

 

あとは……

 

「メルト、大丈夫かな……」

 

 宙に浮いてる立方体に目を向けながらメルトの安否を案じる……。あれは、キャットと一緒に襲いかかってきたヴリトラが作り出したもの。

次の標的をメルトに定めていたヴリトラは、邂逅一番メルトに襲いかかり一瞬でメルトを連れてあの立方体の中へと消えていってしまった。

 

「撃ってみるか? まあ、破壊して中にいる奴らがどうなるかの保障は持てないがな」

 

魔術回路(パス)は繋がってるから大丈夫だと思うから、絶対ダメだからね()()()

 

「…………」

 

 さっきキャットにそう呼ばれて青筋立ててたの知ってたからそう呼んでみたら、形容しがたい顔をしながら銃を下げてくれた。

 どうしよう、メルトはここの地面をくすぐれば裏側に行けるって言ってたけど、置いてはいけないし……。

 

「…………来る」

 

「博樹さん?」

 

 どうすればいいのか頭を悩ませていると、戦わないように後ろで控えていた博樹さんが何かを感じ取ったみたいだった。

 

それと同時に、立方体にピシッ!と大きな亀裂が入ると、立方体が内側から破壊されそこから見た感じだと大きな傷はなさそうなメルトが落ちてくるのが見えた。

 

「メルト!無事でよかっ「そんな話は後よあと!立香はやく裏返して、()()()が来るわ!!」

 

「へっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんな所に閉じ込めてどういうつもりかしら?戦う気もないようだし」

 

 ヴリトラの閉鎖空間に閉じ込められてしまったメルトリリス。

戦うことを覚悟していたが、どういう訳かヴリトラは戦う気がないのか尻尾を支えにして脚を組んでメルトメルトの事を見つめている。

 

 メルトリリスもメルトリリスでどうにか出られないか壁に向かって蹴りを放ったが傷一つ付かなかったため諦めて腕を組んだ状態でヴリトラと向かい合う。

 

「く、ひ、ひ!戦ってやってもよいが……よいのか?少しでも()()()()()()()のは避けたいのではないのか?」

 

「!?(……やっぱりお見通しなワケ?流石はヴリトラってところかしら)」

 

 【ヴリトラ】その名は「障害」を意味し、水を堰き止め、干魃などを引き起こす力を持つとされるインド神話にて語られる邪竜、あるいは蛇の魔神として語られる存在。

本来の姿は巨大な蛇竜のはずなのだが、伝承においてヴリトラは千差万別な姿で語られるなど根本的には性別を超越した存在であるため、今は女性の姿を模しているのだ思われる。

 

「……まあ、閉じ込めてくれたのは都合がいいわ。どうしてあの鍵を立香に渡したのかしら?」

 

「んん? なんじゃ聞いておらんのかえ、あれは褒美じゃ。わえのことを愉しませてくれた褒美、ただそれだけだ」

 

「ただそれだけって……!」

 

 ヴリトラが立香に渡した3本の鍵。あの鍵の重要性をメルトは知っている、そんな簡単な理由だけで手に入るものではない。

だからこそ問いただしているというのに、当の本人は笑いながら立香が言っていたように楽しませてくれたお礼だと答えてくるのだ。

 

「(ヴリトラは()()()()はいなかった。コイツが何を理由に行動しているのかわからない……)このSE.RA.PH(セラフ)を掻き乱して何がしたいのかしら?」

 

「ふっ、飽きてしまったからの〜。そろそろわえも動いくことにしただけだ」

 

「飽きた? はっ、まるでSE.RA.PH(セラフ)に、この聖杯戦争を何度も経験しているような言い方ね」

 

「そうだが」

 

「は……?」

 

「戦う相手は変わるがやること終始変わらん。何度同じことを繰り返したかは覚えておらんが……、他の愉しみを求めても仕方がないであろう?」

 

 何処かの世界で行われた"月の聖杯戦争"。それを模してつくられたこのSE.RA.PH(セラフ)の聖杯戦争が幾度も繰り返されていることをアルターエゴであるメルトは知っていた。

知っているからヴリトラのその言葉が信じられなかった。

 

「最初はここに閉じ込められた人間どもがどう動くのか興味を持ったが、筋書き通りにしか動けなかった彼奴らは心底つまらんかった。まあ例外はいたがな……。

 だからこそ彼奴ら2人が空から落ちてきて!お前が()()()()()()()()()()時には心が躍った!ああ、此奴らがわえにこの渇きを満たすものだと、いつまでも待っていた甲斐があったと!!」

 

タッ、と尻尾の跳躍を使ったのかメルトリリスとの距離を一瞬で詰めたヴリトラは、顔と顔がくっついてしまいそうなそのその距離でギラギラとした瞳をメルトへ向ける。

 

「一度絶望したはずだ、心が砕けたはずだ。だが貴様は立ち上がった、逃げるのではなく道を拓くためにっ!」

 

「どこまで、どこまで知っているのよアナタはっ!!」

 

「これが滾らなくてどうする!く、ひ、ひっ!! だからこそ貴様には手はださん、この先どのように壁を越えるのかわえに見せてくれ。()()()()()()()()()()()()

 

 何故知っているのか、どこまで知っているのかわからないがその発せられた言葉からヴリトラはこのSE.RA.PH(セラフ)のことも、メルトリリスが立香たちに話せていないことも理解している。そのことについて詰め寄ろうとたぐっと身体を前に向けようとするよりも前に、ヴリトラに両肩を押され倒れそうになると閉鎖空間が砕け始めた。

 

「ーーーーッ!ヴリトラ!!」

 

「そうかっかするでない。ほら、早く彼奴らと所へ向かわねば、手遅れになるぞ?」

 

「ーーーーーーーーリップ!? どうしてここに!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

『待ちなさい。なんのつもりですリップ、そんな命令は出していないでしょう』

 

 その反応からBBすらその登場は予想外だったみたい。

ーーーーパッションリップ。衛士(センチネル)の一騎で、BBに反抗した結果拘束具で操り人形になってしまっているメルトと同じアルターエゴ。

 

 助けてあげたい。そう思うけどこの襲撃は予期していないし、まだ彼女を助ける方法を私は知らない。エミヤオルタにキャットのときのようにKP(カルマファージ)を撃ち抜いてもらう?

 

 ダメだ、キャットは成功したからいいけどパッションリップに撃ってそれが必ず成功するとは限らない。メルトが方法を知っているならそれは今じゃないじゃ……。

 

「ガウェイン!何してるんだ!」

 

「皆さんお早く! ここは私が!」

 

 博樹さんの叫びに顔を上げると、ガウェインがガラディーンから炎を燃え上がらせパッションリップの進行を防ぎ、その後の足止めも任せろと彼女に向かって駆けていく。

 

「ぐぅぅ!」

 

「それはノーだイケメン。衛士(センチネル)は一人で止められる相手ではない! 戻れあるいは逃げるのだ!太陽とて沈むときはあるのだぞ騎士ガウェイン!」

 

 このままではガウェイン含め全員倒されてしまう。それはわかってる、だからメルトはSE.RA.PH(セラフ)をひっくり返すことを急ぎ、それを後押しするようにエミヤオルタが地面に向かって宝具を放つ。

 

やぁん♥あーいけません! そんなに激しくされたら裏返っちゃーーう☆

 

 レイシフトで別の時代に飛ばされる時の感覚に似た揺らぎ。意識ははっきりしてるし普通に立ってるからレイシフトの時は状況が全然違うけど、私の周りだけ世界が反転していく。

 

「ーーーーごめん立香ちゃん」

 

「へっ? 博樹さん!まさか!!」

 

「あんなに苦しんでる女の子を前にして、このまま逃げるなんてできないや」

 

 反転する対象にガウェインとパッションリップは入ってなくて、このままガウェインのことを置いていってしまうことに罪悪感を漢字ていた矢先だった。

 

 博樹さんが反転していく世界から飛び出してパッションリップへと向かって行ってしまった。

狙ってたんだろう。手を伸ばそうにももう手遅れで世界が反転してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあ、はあ。ーーーー残るのは、私一人だけでよかったのですよ?博樹殿」

 

「迷子の子どもがいたら放っておけないのが、おまわりさんなんだよガウェイン。君と肩を並べて一緒に戦うことになるなんて思っても見なかったけどね」

 

「そうですね! ならば今度こそお見せしましょう!憂いなき、迷いなき太陽の輝きを!!」

 

「ああ、いこうガウェイン!!

 

 

 

 

 




博樹さんとガウェインが共闘するとなったらこのタイミングしかないでしょう!!
絶対この2人の共闘はやりたかったんです……!


とまあ、最近毎日更新してましたがこの7話で一旦更新止まります。
ここまでで前編かな?次回更新は6月後半、今回と同じようなタイミングで更新出来ればな〜っと思ってます。
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