【一部完結】Fate/Grand Order〜Bの因子〜 作:ちょっつー
感想、評価お待ちしてます。
鈴鹿の言うとおりどんなに探しても博樹さんが見つかることはなかった私たちは、メルトのセンチネルとしての核を破壊して教会に戻ってきたその時にBBからのアナウンスが流れ始めた。
────聖杯戦争の終了。
もうじき
このままでは相手側の目論見通り
「よし行こうみんな。BBのことボッコボコにして博樹さんの居場所吐き出させてやる!」
「血気盛んにもほどがあるでしょ……まったく」
「仕方がありません。私も、博樹殿の生死は気になりますからね」
「ひゃー、こっちもバッチバチに燃えてるじゃんこわっ」
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ここは……
そうだ、あの時マーブルさん……いいや、彼女の皮を被った相手の奇襲を受けて腹部を貫かれて……それで……。
────────死ぬのか?
ぼんやりとする頭で考えていると闇の中から声が聞こえてきた。この声は、新宿の時にも聞こえた……。
────────否、否、否否否否否否否
声は、まるで故障した機械のように否定の言葉を紡ぎ始める。
よく見ると、以前はただ闇の中から聞こえてくる声だけの存在は小さな光の粒が集まって人の輪郭を作り出した、そんな存在になっている。
君は、死にたくないのか?
────────肯定。私はまだ生きていたい。生きていたい生きていたい生きていたい生きていたい生きていたい
生への渇望。機械的なのに感情が込められているように感じるその声の主の願いは、ただ生きていたいというただそれだけの欲望をぶつけてくる。
私はまだ、これしか知らない
両手を広げて現れたのは見知った制服を着た
カルデアに来る前、警察官だった時に毎日着ていた制服を着た人たちしか知らないって……どういうことだろう?
もっと、もっと知りたい。生きていくために、
だけど、戻ってどうするんだい?
マーブルさんの皮を被っていた黒幕。あれを倒すにはどうすればいい?
────束ねろ。この海に棄てられた、いらないものだと打ち棄てられた
そう言いながら手を向けられた私の胸元へと視線を向けると、2つの怪獣カプセルがそこに浮かび上がっていた。これは……
────生きろ。生きろ。私が生きるために、
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「まさかここまで強くなってるとかBBちゃんもビックリです! ナイスファイトですね先輩!!」
「巫山戯るのはいい加減にして」
BBから
みんなの力を使ってBBのことを倒したけど、当のBBは変わらずおちゃらけた調子だったから胸ぐらを掴んで一喝した。
「マスター、危険です!」
「きゃあこわい。────そんなことしても、探し人は帰ってきませんよ? 」
「────ッ! BBっ!!」
瞳を赤く光らせ低い声を出すBB。それが博樹さんやベリアルさんのことを連想させるから余計に怒りが込み上げてきて拳を振り上げようとしたけど、ガウェインに止められてしまう。
「落ち着きなさい立香。怒りに身を任せてしまってはBBの思う壺です」
「そうだぞご主人。相手から話を聞き出すときこそキャットのような広い心が、
大切だ」
「あははっざ〜んねん♪ 戦いをサーヴァントに任せっきりの先輩が暴力を直接振るう姿、見たかったんですけどね〜〜♪」
そう笑いながら、BBの消滅が始まる。最初っからこれが目的だったんだ、私のことを唆して、怒らせることで時間を稼いで大切なことは話さない。
「もうちょっとイケると思ったんですけどね〜、それじゃあみなさんさようなら〜♪ あ、これで勝ったと思わないでくださいね〜♪」
「…………本当に、消えた?」
セラフィックスを
「これは……壁に並んでいるものは棺ですか? 中にいるのは……」
「「「────」」」
「カルデアの、管制室に似てる……よね」
「うむ、だがカルデアのコフィンは空っぽだが、ここのコフィンは違うようだぞ」
「────そう。そういうコトだったワケ、
これが天体室、ううん。天体シュミレーター室:システム・アニムスフィアの真実。
128の英霊を召喚するために、生きているのか死んでいるのかもわからない状態で128のマスターを酷使し続ける最悪のシステム。しかもコフィンの中にいる人たちの殆どが私と歳が近い人たちばかり。
「ドクターが前に言ってた。コフィンの中はレイシフトを実行するから電源を入れればそこ不確定な世界になるって」
「存外勤勉じゃないか。そう、コフィンに電源を入れれば
「エミヤ・オルタ……」
『二度とは、同じケースは起こさせない』。異質な雰囲気を纏って私たちの前に現れたのは、私たちの前から姿を消していたエミヤ・オルタだった。
同じ過ちを起こさせないために、この
「あらゆる悪の痕跡を消す。後に続く悲劇の可能性を潰す。それはお前も例外じゃない」
「────みんな、お願い。彼を、終わらせて」
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落ちる、落ちる、落ちていく……。
変わらぬ速度で、渦の中をぐるぐると回るように落ちていく……。
底に向けて落ちていくというよりは、引き寄せられているような、そんな感覚だ。
朧気な意識の中で受け取った2つのカプセルを落とさないよう強く握りながら、流れに身を任せるように落ちていく。
目を開いて見るとその映る景色に驚いた。
まるで私のことを呑み込もうと大量のデータが濁流となって襲いかかってきていたんだ。
(これは……カプセルの力が私のことを守ってくれているのか?)
データの波と私の間には緑色をした光波バリアーがクリスタル状で張られている。ゼットンのバリアーによく似たそれに守られながら、私は自分のことを引き寄せるの存在の元へと流れに任せることにした。
────だけど。
(呑み込もうっていうよりは、まるで何か大切なことを伝えたくて必死になってるような……)
そうこうして濁流の中を抜けるとそこのは白だけで色付けられた謎の場所にたどり着いた。もう危険はないと判断したのかバリアーが消えると、私の前に中心に罅が入り砕け始めたキューブが一つ浮かび上がっていることに気がついた。
どうするにもあれが何かの起点なのかと考えた私は、そのキューブに向かって歩いていく。
「愛して……愛して……愛して……愛して……。わたしは、ただ愛して……ほしい……だけなのに……。あなたは、わたしを、愛してくれますか……?」
「女の子の…………巨人?」
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「────────」
息絶えたエミヤ・オルタが何かを掴み取るように手を伸ばし倒れた。
────倒した。倒すしかなかったんだ。迷っていたら私が殺されてた。慈悲の心なんて崩れ落ちた執行者に、こちらの言葉は通じない。だからこそ迷わずに決断するしかないんだ。
『
「────貴女が、マーブルさんの身体を被ってた黒幕?」
『
吐き気と、脳が蕩けてしまいそうな気持ち悪い声を発してきたのは、この
マーブルさんが黒幕かも知れない。それはヴリトラが私にSE.RA.PHの記憶を覗かせてくれた時にはもう気がついてた。だってマーブルさんが殺されてしまうのを直接見てしまったんだもの。目の前にいる人がマーブルさん本人じゃないなんてどう見たって分かる。
けど、だからといってSE.RA.PHを作り出すほどの相手に無策には飛び込めなかったから、ガウェインたちには話をして警戒だけはしておいてもらってた。
『
ビースト……! ティアマトやゲーティアに並ぶ……3体目の、人類悪……
巨大で?属性的には怪物で?cvがペガと同じなあの子を?作者が出さないわけがありません。漫画版はカズラ出てるし、本編で活躍させたいよねっていうただの欲望ですはい。
ここの立香ちゃんはご存知の通りウルトラマンベリアルの背を見て1部駆け抜けてきたので、敵対している相手にも優しく!を最初はやっていても一線を超えたら確実に相手を倒すに切り替えられる女です。
でも今回の場合キアラが博樹さんに致命傷、廃棄場にやったと思ったらヴリトラがあの子のところへ送っちゃった。なんで煽ったのは流石にBBちゃんは悪いけどその他は完全にとばっちりなんですよね。
キアラ戦は今週の土日にUPしたいと思っておりますのでお待ち下さい。
キアラのことは嫌いじゃないです。大奥のときとか心強すぎて負ける気がしない状態になったりするのでね。