【一部完結】Fate/Grand Order〜Bの因子〜 作:ちょっつー
ウルサマのボイスドラマの破壊力高すぎませんか?ジードの夢かも知れないけどベリアルさんがウルトラマンを神かなにかと勘違いしてないか?とかどんな生命体も大なり小なり悪意を持つとかすごい人間臭いこと言ってるのやばいんですよ……。
感想、評価お待ちしてます。
「力を、貸してほしい」
プロテアちゃんと飛び込んだ暗闇の中、その中に飛び込んで私はすぐにそう口にした。
────ここはきっと、
英霊を召喚し続けるために、「生きたい」「勝ち残りたい」という意思だけを残され、他の思いは全部この場所に棄てられてしまった。だからここには、147人分の後悔や屈辱、それに夢なんかも棄てられているんだ。
「受けた屈辱を何倍にもして返してやろう。お前がいらないって言ったものがどれだけ強いのか見せつけてやろう!」
やることはバビロニアのときと一緒だ。みんなの思いを、心を一つにすることでカプセルの力を極限まで引き出す。
どうやら力を貸してくれる気になってくれたらしい。その思いを力に変えるために私は2本のカプセルを起動して前に突き出した。
【ゼットン】と【キングジョー】のカプセル。【ペダニウムゼットン】へと変身することが可能なこのカプセルは、伏井出ケイが最も愛用していたもの。ストルムの光を浴びて自らを強化させた時も使っていたものだ。
「────ッ! これは……!?」
驚くべきことが起こった。起動したカプセルは目論見通り、残留思念となったマスターたちの心を使い強化させることに成功した。けどそれは普通の強化とはかけ離れたものだったんだ。
────
電子の海となった
これを使ったらどうなってしまうんだろう? そんな一概の不安も感じたけど、迷っている時間もないから私はその2本のカプセルをナックルへ装填、ライザーにリードする。
| サイバーゼットン サイバーキングジョー フュージョンライズします |
|---|
リードして流れてきたのは何時もの違う音声が流れてきた。
「────行くぞみんな! 晴らすぜ! 屈辱!!」
動揺しながら私はライザーのボタンを起動して、変身するために胸の中心へライザーを置くと、私の目の前に透明な画面が浮かび上がった。
| サイバーペダニウムゼットンにユナイトしますか?
YES NO |
|---|
────迷いはない。YESのボタンを叩くように勢いよく押すと、足先が0と1の数字に分解されていく。
サイバーペダニウムゼットン アクティブ
|
|---|
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【ピロロロロ────zット──ン】
博樹がフュージョンライズしたベリアル融合獣【サイバーペダニウムゼットン】は確実にビーストへと変性したキアラにダメージを与えていく。
いくら変身したのが博樹だったとしても立ちはだかるその姿は紛れもなく怪獣で、人類悪であるキアラが
分かりやすくいうと……キアラに対して特攻が100%クリティカル判定でぶっ刺さってる状態だということだ。
「どんどん! バゴーンッ!!」
サイバーペダニウムゼットンを相手にするだけでも大変だと言うのに、キアラの前にはもう1体何を考えているのか分からない
博樹と本契約を結んだ影響なのか、ベリアル融合獣に彼女のルーツ、あらゆる神話に共通する大地母神のエッセンスその中のティアマトが大きく反応したのか霊基再臨したより怪獣らしい姿になったプロテアの純粋無垢な暴力が津波のように、地震のように、大嵐のように襲いかかってくる。いくらビーストになったからと言ってたまったもんじゃないだろう。
圧倒的不利。それでもキアラは不敵な笑みを見せる。
いくら理不尽な攻撃を受けたとしても、焼け焦げた肌も、千切れた腕も全部全部。彼女が内包する無名の魔神柱が修復し続ける、いつかは限界がくるかも知れないがキアラはそのいつかよりも自身が地球の中枢に辿り着く方が先だと確信しているから、目の前の理不尽を前にしてもまだ余裕な顔をしていられる。
────
キアラと怪獣たちの間を遮るように、太陽の灼熱が炎の壁となって襲いかかる。対処に遅れ腕が焼かれてしまったがこの程度……と思い少しでも時間が稼げたとほくそ笑んだキアラ。
その逆では、タマモキャットに抱えられた立香がサイバーペダニウムゼットンの肩にたどり着いていた。
「うむ! 中々経験することのないハードなロッククライミング、いや怪獣クライミングだったぞご主人!!」
「博樹さん!! このまま戦い続けていてもキアラの核には届かない! メルトたちに考えがあるみたいなの!! あの子、私たちも協力するからプロテアちゃん無しでキアラのこと抑え込める!!!!!?」
【──ー─zット──ン】
このままいったら負けてしまう。それはBBがバックアップに加わったことで立香たちも分かっていたこと。その打開策、キアラの核を破壊する唯一の方法があるため、立香は博樹に声を届かせるために肩まで登ってきた。実際サイバーペダニウムゼットンが何を言ってるのかさっぱりな立香だが頭を下げたので理解してくれたと判断しすぐにBBへと連絡を入れ、同じようにプロテアに登っていたメルトとぱリップに指示を出す。
「物足りないけど……わかりました〜」
【ピロロロロ、ピロロロロロ────zット──ン】
メルトたちの準備ができるまでの時間稼ぎ。そう言ったはずなのにガウェインの炎が無くなった瞬間に両腕で作った火球【サイバーペダニウムメテオ】をサイバーペダニウムゼットンはキアラに叩き込んだ。反動がきていない所を見ると威力は抑えたようだがキアラに対して一切油断は見せないというよりかは倒せないならサンドバックにしてやるくらい【ピロロロロ、ピロロロロロ────zット──ン】だったらしい。
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「まだよ、まだいけるわ……」
「が、がんばって! メルト!」
「ファイト〜ファイト〜!」
「ふふ、力を吸われてるっていうのに何よその余裕は……まったく……」
キアラとの戦いを博樹たちに任せて後ろに下がったプロテアは、救うように広げた手のひらの上にメルトリリスとパッションリップを乗せて応援していた。
『メルトウイルス』それがメルトにだけ許された
「まだ、まだよ……。アイツを貫くのにはこんなんじゃまだ足りないわ……」
無限に、それこそ無限に吸い続ける。キングプロテアは自らの成長限界を超え続けられる『ヒュージスケール』と、常時経験値を取得し続ける『グロウアップグロウ』の2つの
「う〜ん。やっぱりメルトリリスどこか
「あ、あのプロテア。そ、それはね……」
「いいわよリップ誤魔化そうとしなくて、今の私とプロテアは繋がっているようなものだもの。気づかれたってしょうがないわ」
「ううう、だけど……メルト……」
BBから生まれたアルターエゴたちは、お互いの能力を熟知している。メルトの吸収する速度が遅いというよりは、吸収している量よりもレベルの上がりが悪い、まるで溢れてしまっているようだとプロテアは気がついた。
「色々と込み入った事情があるのよプロテア。だからどうか、今は深い所は聞かずに力を貸して頂戴。この狂った演目の終演を、どうか私に踊らせて」
「いいですよ〜」
「か、軽い!! びっくりしちゃうくらい軽いよプロテア!」
「ふふふ、貴方も良いように変えられたみたいね」
本来ならどうやってもいがみ合う関係で、仲がいいわけではなかった3人が、出会えたマスターのおかげなのか、与えた環境の影響なのか仲のいい姉妹のように話をしながら、幕を下ろすための準備を勧めていった。
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わからない。本来ならアイツの考えていることなんて一つだって理解したくないのに、今ははっきりとわかる。
あの博樹がなった怪獣に手も足も出なかった貴女は、自分から
「そうすれば貴女を守る最大の
「メルトリリス、笑ってる?」
「ええ、まさかこの土壇場で貴女が味方してくれるなんて思いもしなかったもの。そのお陰で、これ以上ないほど最高のコンディションで幕を閉じることが出来るわ」
────輝かしかった。本当に本当に輝かしい日々をおくれたわ。
この海の始まりは、私が一度経験した演目とは役者が違っていたけど……悪くなかった。
【ピロロピロロロ────zット──ン!!】
「
「うーむ、実にワンダフル。取りこぼしもないとはカルデアの掃除に使えぬものか?」
本当、どこまで巫山戯ているのよ……。いくら羽化していないといってもBBが準備していたものも何も使わないキアラが可哀想になるくらいの戦いをするなんて……。そのお陰で、この槍が今度は届く!!
プロテアの手の上から、リップがアイツの心臓へと標準を合わせる。
「……ごめんなさいリップ。あのとき、貴女を置き去りにしてしまって。それだけは謝っておきたかったの」
「っ────うん! 行って、メルト! パラディオン、撃ちます!」
「いっけ──────!!」
────私は、貴女と走り抜けた戦いを思い返す。
もう一度再開した、もう私を知らない、あの人の顔を思い返す。
ふふ、本当何だったのかしら? なんで戻ってきたら私が知った貴女じゃなかったのかしら? 知らない誰かがいたのかしら?
それを知る方法なんて無いのだけど……可笑しくて笑ってしまう。
殺生院──────────!!」
私と一緒、『快楽』の海から生まれた近しい怪物。
────最高のエンディングを、貴女へプレゼントしてあげるわ。
【サイバーペダニウムゼットン】
堕天の檻に棄てられたマスターたちのデータを使用することで、カプセルが
全長はペダゼエボルドと同じかそれ以上(推定300m以上)。元はゼットンにキングジョーのパーツが食い込んだ見た目だったが、サイバー化は余剰パーツなし(ベリアル要素パーツ+)で完全合体したゼットンといえる外見。
出番が少ないように見えてキアラに対して終始優勢で、
活動限界は3分間のはずだが、それは現実世界での3分なので
あとは最後にエピローグをば……お待ち下さい〜〜