【一部完結】Fate/Grand Order〜Bの因子〜 作:ちょっつー
聖杯も捧げて無事100レベルにも、やっぱり能登さんの務めるサーヴァントは最高ですね!!
『オレは── 』
『ウルトラマンだっ!! 』
────◇◆◇────
「あれが、宝具…………!! 」
べリアルさんの後を追いながら、キャスターが出したであろう藁人形がパワーアップしたみたいなのを見てマシュがそう呟いた。
「宝具っていうのは……? 」
「『宝具』というのは、英霊ならば必ずしも使える武器や能力のこと。 その英霊が成した伝説や功績を象徴するモノよ。 その全てが今の魔術・科学を遥かに凌駕する“力”を持っているわ。 まったく、こんなの常識も常識よ!! これだから“素人”のマスターはっ!! 」
「あはは、ごめんなさい。 じゃあマシュもその宝具を? 」
マシュに聞くと、落ち込むように首を横にふる。
「わたしに力を託してくれた英霊は、最後まで真名を告げることなく消滅してしまいました。 だからわたしは自分がどこの英霊なのか、宝具であるこの盾がどのような名前をもち、どのような力を持っているのか、現時点でまるでわからない…………べリアルさんの言ったようにわたしは"半人前"のサーヴァントです。 」
「マシュだけのせいではありません。 本来マトモなマスターなら自分のサーヴァントの保有しているスキル、宝具がどんなものか解析することだって出来るものなんですから 」
そういわれてしまうと返す言葉がないって言うか、この状況で自分は本当に何にも出来ないんだって自覚してしまうから。 (なんでもない、なんともない)って心を落ち着かせて、所長のことをからかう言葉を出す。
「うう……未だにべリアルさんに抱えてもらってる所長に言われても………… 」
「そ、そうよ!! いい加減離しなさい!! きゃあっ!! 」
べリアルさんが立ち止まると言われた通り所長を抱えていた手を離して、所長が地面とキスしてる。
「ちょ、ちょっと!! もっと優しく…… 」
「この先だ。この先に大聖杯とかいうヤツがある 」
べリアルさんはそう言いながら、武器の先端をマシュの肩に置いた。
さっき自分のことを吹き飛ばしたそれにマシュは驚いてビクッって身体を震わせちゃってる。
「いくぞ、受け止めてみせろ 」
「へっ……。────っ!! 」
まただ!べリアルさんがまたマシュのことを攻撃した。
前とは違って突然じゃなかったから、盾を構える時間があったけど、その衝撃で5~6メートルは後ずさった。
「ほら、どうした。 次々いくぞ!! 」
「っ!! くっ!! 」
右だ、左だと、次にどう攻撃するのか知らせてからマシュを攻撃するべリアルさん。
それを何度か続けると、べリアルさんは攻撃しながら語り出す。
「いいか盾の女。 その武器を持った瞬間から貴様は戦士。 ついてくるついてこないは勝手だ。だがな、その盾を持つというなら先のような失態をこのオレは赦さない。 闘えないならその盾は今ここで置いていけ 」
「わた……しは…………くうぅっ!! 」
『なっ!! べリアルきみはなにをっ!! 』
「そうよっ!! そんな勝手なことは所長として認められませんっ!! 」
「貴様らは口を挟むな。 オレはコイツに聞いているんだ、さあ答えろ盾の女 」
邪魔だと言ってドクターの通信を切って、所長のことは睨んで黙らせたべリアルさんは、マシュの手に持つ盾を吹き飛ばす。
そうして武器を使ってマシュを地面に叩きつけると、マシュのお腹を容赦なく蹴りあげた。
女の子だから、戦いの初心者だからなんて甘えは存在しない。 ベリアルさんは本気でマシュのことを攻撃してる。吹き飛ばされて盾を手放してしまったマシュに問いかける。その言葉はマシュの心に戸惑いを生んだのか、盾を伸ばす手が止まってしまう
「貴様は闘うのか? それとも尻尾を巻いて逃げるか? 闘うというのならば盾をとれ 」
蹴り上げられ飛ばされた先には、マシュの盾があって、その盾を取ろうと伸ばした手は、ベリアルさんの問いかけで止まってしまう。
「わたしは、わたし……は………… 」
戸惑いながら、ボロボロになりながらマシュは顔を上げると、私に視線を向けた。
すると、マシュは立ち上がって深く深呼吸をしてから、落ちてる盾を拾って立ち上がる。
手を震えさせて、息を吹き掛けたら倒れるトランプタワーように、ボロボロになっても……マシュは盾を構える。
逃げていいのに、ベリアルさんの言うように諦めていいはずなのに……。 それでもマシュは……
手は震えて、今にも盾を落としてしまいそうなほどボロボロなのに……
なんでそんなにまでして闘うんだろうって、立ち上がるんだろうって思っていると、マシュが口を開く。
「わ……、わたしは、べリアルさんやキャスターさんのような凄い力を持たない半端なサーヴァントです。 でも、わたしはそれでも、先輩と契約したサーヴァントです。 サーヴァントとして
戦うことが得意じゃない、好きじゃないマシュが勇気を出して振り絞った言葉がそれだった。
自分のために戦うんじゃない、誰かのために戦うんだって強い意思を持った眼。
しかもその誰かっていうのは私のこと何だって分かっちゃうから、自然と口角が上がるのがわかる。
その言葉を聞いたベリアルさんは、つまらなそうに、だけどどこか期待をしているような表情をしてる。
「
べリアルさんは意味深のこと呟きながら、武器の棒を自分の肩に担ぎなおすと、大聖杯があるっていう洞窟のなかに進んでいってしまう。
え? 戦闘は? 終わったって……いうこと?
マシュも私と同じようにベリアルさんの行動に疑問を抱いたらしくって、洞窟の中に入って行ったベリアルさんの名前を呼ぶ
「えっ、あの、べリアルさんっ? 」
「ついてくるかどうかは、貴様らの勝手だとオレは言ったはずだぞ? 」
「「「……………」」」
て言うことは……認めてくれた……の? う〜ん、何か違う。付いていくことだけは許してくれたって感じかな?
そうと決まったら、私はまだ呆然としてるマシュの手を握って、洞窟に向かうように引っ張っr。
「行こうよマシュ!! 私の……サーヴァント!! 」
「!!………はいっ!!
「ちょ、ちょっと!! 私のこと置いていくんじゃありませーーんっ!!! 」
「「英霊! カプセルナビ!! 」」
「今日のサーヴァントは……こちら!! 」
「ベリアルさんですね。 クラス、真名、宝具全てが謎に包まれている私たちに協力してくれるわたしと同じデミ・サーヴァントです 」
「カルデアのデータベースで調べても何にもわかなかったんだよね 」
「はい、なのでベリアルさんに関してだけはこの旅で知っていければいいなと思っています 」
「そうだね! それじゃあ今回はこのへんで!! 」
「また見てね〜〜! 」
「よろしくお願いします!! 」