【一部完結】Fate/Grand Order〜Bの因子〜 作:ちょっつー
博樹さんも目覚めたことで“ゼロとレイトさん”とは違いベリアルさんとの絡みも必要だし。
あと5章は意外と出てくるサーヴァントが多いこと多いこと……
まあ、一番はルーブも映画を見て影響されたのが事実
第5の特異点、レフの爆破から目覚めた宮原博樹にとって初めてとなる特異点修復は、独立戦争時のアメリカ。
東西連合軍とケルト軍が激突する中で、戦争という病と戦い続ける白衣の天使と呼ばれる女性と出会う。
「博樹さんとベリアルさんのレイシフトに不具合が起こった!? な、なにやってるんですかドクター!! 」
「全ての生命を救うことは確かに不可能なのかも知れません。 現に私は、ある1人の少女が抱えた病を切除することが出来ませんでしたから。 青い瞳をしたあの娘を…… 」
それは、ほんの少しだけの誤差。 ベリアルが、ウルトラマンが認知されたことによって白衣の天使は友であった少女との記憶を有していた。
「貴方は…………? 」
「憐れだな。裏切られ、その命を落とした貴様はそれでも信頼を寄せているその姿は、余りに惨めだ 」
「そんなことない。 そんな事ないよベリアルさん。 …………シータさんは、ラーマさんのこと大好きなんですね? 」
一方で、宮原博樹とベリアルはたった1人の、大切な人が助けに来てくれることを待ち続ける少女──シータとの出会いを果たしていた。
強くなる。 誰よりも強く……。 そんな強さの深みから抜け出した戦士は、その少女と出会いこの特異点を回ることで理解することが出来なかった感情を知る事になる。
「あれは、仕方がない事でしたから 」
強かで、真っ直ぐな想い
「シータがすぐそばにいるのだ!! 邪魔をするなああああ!!! 」
どんな痛みをも跳ね飛ばし、立ち上がる力をくれるもの。
「ああクーちゃん!! 私のクーちゃん……愛しているわっ!! 」
自らの理想の存在へと向ける歪んだ感情。
その全てが、戦う事、強くなることでしか喜びを感じなかった戦士に別の強さをもたらす。
「愛を知らないなんてそんな筈がない。 だって貴方は──── 」
そして、今明かされる。 1本のカプセルの出自………
『貴方からの命令は第一に優先するものとマスターからプログラミングされています 』
『今ここで起きたこと、全てを忘れろ……はあっ!! 』
ここは……ウルトラコクーンで出来たバリアの内部か? アトロシアスへ進化したベリアルさんと、ジードたちの時間を稼ぐために彼らの地球へやってきたウルトラの父が向かい合っている。
『お前はいつもいつも、オレの邪魔をしに来やがる。 ケン 』
『────ここしか、ないと思った。 キングも、宇宙警備隊の誰も、私のこと“ウルトラの父”として見るものがいない。 この瞬間しか、ないと思ったんだ 』
『私はウルトラの父でも、宇宙警備隊大隊長でもない。 1人の戦士、ウルトラマンケンとして…………私の友と、話をしに来たんだ 』
次回、Fate/Grand Order〜Bの因子〜
第5章 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム〜この宇宙を回すもの〜
近日公開予定!!
5章サブタイ〜この宇宙を回すもの〜はどっかの風来坊さんのお話に出てくる非常に印象深い一言から&O-50繋がりで進めたいと思ったからです。
fgoでも2部4章が配信されてインド組(アルジュナ、カルナ、ラーマ&シータ)に対しての印象が変わったりするかも知れないので投稿は作者が4章を終わらせてからです。
もうひとつお知らせ!! 第5章でも、ベリアルさんはちゃんと巨人サイズで変身、戦闘します!!