【一部完結】Fate/Grand Order〜Bの因子〜 作:ちょっつー
タイガが始まってゼットが始まるこの時期……約1年かけてようやく5章を終わらせることが出来ました。
感想、評価お待ちしてます
誤字脱字、ご指摘ありましたら気兼ねなく
「う、うううう……!!」
「アステリオスさん!!」
「マスター、マシュ。 手、よごれる……」
「「そんなの関係ない(ありません)!!」
怪物の鎧を纏ったクー・フーリンの一撃を決死の思いで止めてくれたアステリオス。
アステリオスの持つ驚異的な回復力でも貫かれた両手が閉じることはなく、だらだらと血が流れ続ける。
「……どうやら、これが本当に最後の治療のようですね」
「ナイチンゲールさん!!」
「もう身体が……!!」
令呪を使い切ったことで一時的な治療もできなくて歯がゆい思いをしていると、人理の修正も始まっていないのに身体が消えかかってるナイチンゲールさんが、後ろから私とマシュの事を包み込むようにアステリオスの両手を握る。
「貴方たちとの出会いを、そしてこれからも続く旅路へ祝福を【
「傷が……塞がっていく!!」
最後の残された魔力を使い切るように発動されたナイチンゲールさんの宝具が私たちのことを包みこむと、ラーマさんにマシュの傷も、そしてアステリオスの手に空いて穴も塞がっていく。
ナイチンゲールさんが消えてしまう前に感謝の言葉を伝えようとすると、ナイチンゲールさんは拒むように首を横に振る。
「感謝は不要です。その代わりと言っては何ですが……」
ナイチンゲールさんはそう言って、握ってくれた私たちの手をさっきよりも強く、つよく握ってくれる。
「このまま別れること許してください。連れ添った患者が退院する時、こうやって手を握りあうのが、私の密かな楽しみだったのです」
「ナイチンゲールさん。何か今いい笑顔してますね」
「……まったく、この喜びは隠せていたと思っていたのですが……貴方を侮っていました、マスター」
前のような暗い表情じゃない、心の底からの笑顔を浮かべながらナイチンゲールさんは最後にと、私たち2人に言葉をくれる。
「いつか、病気は根絶される。あのベリアルの中に巣食う病も……」
「それ!! ベリアルさんの中に巣食う病っていったい……」
「絶望、怨磋、怒りは人を狂わせる最もたる病。ベリアルはそれを巻き散らし、他人へ感染させる病原体。すぐにでも治療しなければならない存在だと思っていました。ですが……それは不要だと判断しました」
私たち2人のことを正面で向かい合うように姿勢を正す、一人ひとり視線をちゃんと合わせて微笑みかける。
「貴女たち2人が希望。
「特効薬……私たちが?」
「まったく、医者というのはみなああいう者なのか? 病気というものに罹ったことがないからわからんな」
「へ~師匠って身体丈夫なんですね。……って、スカサハ師匠!? いつからいたの!!」
ナイチンゲールさんが消えていったと思ったら、いつの間にか私の隣にスカサハ師匠が、それにマシュの隣には李先生が立っていた。
さっきまで気配もなにもなかったのに何時からここに……。
「何、弟子と弟子の戦いを見届けたいと思った師匠心というヤツだ。 戦闘に集中しているヤツらから隠れるだけなら容易い」
「それで……2人はどうして? あ、お別れの言葉を言いに来てくれたんですか!!」
「馬鹿を言うな立香。お前たちのいるカルデアに着いていくために来たに決まっておろう」
「「『え?』」」
「お前たち2人の指導が付け焼刃で終わってしまっているからのお。それに、儂はまだベリアルと一戦交えていない。故に、お前たちに着いていくことにした。どうした?
「呵々ッ! 儂も、ベリアルとの闘いを経たこの身体を失うのは惜しいでな。立香、マシュ、お主たちへついていこう」
「ええええええええええええええええっ!!!!!!!!」
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召喚された地から退去した英霊は、自身の霊基が登録されている英霊の座へと戻る手筈になっている。
だが、ナイチンゲールは座へとは戻らず光に包まれた空間へとまたやってきていた。
「なんだ、また来たのか? 座、というところに還らなくていいのかナイチンゲール?」
「私の人生は目的地に向かってただひたすらに歩くだけの道でした。ほんの少しの寄り道も、偶には許されるでしょうグリージョ?」
「その名で呼ぶのはよせ。それは、友に預けてきた名だ。そうだな……美剣沙姫。サキでもなんでも呼ぶと言い」
「そうですか。ならツルちゃんと」
「お前もその名で呼ぶのか!?」
「駄目でしょうか?
「────どうしてこう私を友人と名乗るヤツらは少しおかしなヤツらばかりなんだ……」
「私が貴女へ書き連ねた手紙を読んだのでしょう? なら、今度は貴女の話を聞かせてください。ツルちゃんが今の表情を作れるようになった話を」
「……いいだろう、私の歩みを。この地球に来てからの1300年の歴史をお前にじっくり聞かせてやろう」
「ツルちゃん。貴女は今、幸せですか?」
「ふっ。ああ、
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【ベリアルレポートEX】
何故だ
何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故なぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜ何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故ナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼ何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故なぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼ
なぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜ何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故
なぜ勝てない。アレは我らが悲願の妨げになるもの、絶対の障害なり。排除しなければならない。カルデアなどどうでもいい。ヤツだ。ベリアル。空想の域でしかなかった外宇宙の存在。ウルトラマンを名乗る規格外の存在。倒さなければならない。滅さなければならない。一つの歴史を燃やす熱量を以てしても適わなかった。千里眼で網羅した中にヤツを倒せる存在はいないか。
完全生命体イフ。再現不可。根源破滅天使ゾグ。2体のウルトラマンにより敗北。ダークザギ。ウルトラマンノアにより敗北。邪神ガタノゾーア。光を滅する神。ベリアルは闇。
不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能不可能
今の我らに勝つ術はない。否、勝たなければならない。我らが宿業を為すために。ならばどうする。神代にて目覚める獣。最大の支援による増大を提案。一つでは足りない。複数の聖杯を獣へ捧げよ。鍵となる聖杯は一つ。他は無尽の魔力を強化するだけのもの。
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「ベリアルさ~~~ん!!」
アメリカでの特異点修正が完了し、カルデアへと戻ってきた私とマシュはベリアルさんへと駆け寄る。
「私たち勝ちました!! クー・フーリンに!!」
「当たり前だ」
「え?」
「あの程度の相手、倒してあたりまえだ。────そして」
ベリアルさんへ報告していると、不意にベリアルさんが私の後ろ……マシュの方へって
「
「ベリ、アルさん……すい、ません……」
さっきまで何ともなかった筈のマシュの口から血が流れて始めた。ベリアルさんが受け止めてくれなかったらそのまま地面に倒れていたかもしれない……。
ベリアルさんはそのまま意識を失ったマシュのことを肩に担ぎ、ドクターのいるであろう医務室へ向かうに私もついていった。
マシュに残された時間が短いって…………どういうこと?
【スカサハと李書文が仲間になった】
メイン章で活躍することはないだろうけど、陰で立香ちゃんたちのレベルアップに貢献していてくれる。
【ベリアルレポートEX】
ゲーさんも頑張ってる。ちょっとベリアルさんが規格外すぎるのと彼を倒せそうな怪獣たちも総じて規格外すぎて再現できないという現実。多分カオスダークネスが一番再現しやすかったのかも知れない。
7章に不穏な影が……
【ベリアルさんのデレ】
「当たり前だ」=「よくやった」
「あの程度の相手、倒してあたりまえだ」=「よくあの頃のオレを超えたな」
倒れるマシュのことをちゃんと受け止めて医務室まで運んであげるなんて行為もデレの現れ。
【クー・フーリン・オルタへの興味】
ベリアルさんがオルタニキに興味を示さないのは彼の在り方が、カイザーベリアル時代の自分と同じ王を目指そうとしていたから。すでに過ちだと気づいているベリアルさんにとってオルタニキから学ぶものはなにもないため興味が湧くことは決してない。まあ立香ちゃんたちの障壁としてはいいかな~くらいの考え
明日はゼット放送日なので、6章予告上げると思います!!