【一部完結】Fate/Grand Order〜Bの因子〜   作:ちょっつー

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大地をしっかり踏みしめて登場するあの仕草。
あのギルバリスを圧倒する強さに、スピーディでいて暴れているかの様なあの戦闘。
挿入歌にまさかまさかのGEEDの証のフュージョンライズ!!

 変身バンクも素晴らしいの一言。ライブ、ユナイト、アップとギンガたちの変身音声を言い、「集うぜ綺羅星」という口上。ギャラクシーライジングはプリミティブが3人のウルトラマンの力を鎧にして纏っているみたいな感じだから、綺羅星の中にはベリアルさんも含まれている……?

ゼットライザー使用もちゃんと理由があったりとまだまだ推しについて話したいことは沢山ありますが本編始まります!

感想、評価お待ちしてます

誤字脱字、ご指摘ありましたら気兼ねなく




9

「貴方様との()()()()()、彼女藤丸立香を同盟者(マスター)として貴方様の前へ立つことをお許しください、ファラオオジマンディアス」

 

 聖都攻略。その為にはオジマンディアス率いるエジプト領の協力が必要不可欠だ。

 再び彼のピラミッドへと戻ってきた私たちは、王である彼の前に頭を下げ、()()()()()は私とサーヴァント契約をしたことをオジマンディアスへ謝っていた。

 

 そう、オジマンディアスに召喚され、彼に仕えていた筈のニトちゃんは襲撃の後、私と契約してくれることになったんだ。

 

 

 

 

 

 

 

「顔を上げなさい、藤丸立香! マシュ・キリエライト!!」

 

 モーさんは覚悟を持って、西の村のみんなを救うために一人残り獅子王に立ち向かったことを聞いて落ち込んでいた私とマシュの事を、西の村の民たちを救い、合流したニトクリスが怒ってきた。

 

「モードレッドは貴方たちがそんま顔をするために命を賭けたのではありません。貴方たちなら獅子王の野望を打ち砕けることを信じているから命を賭したのです」

 

「それは……分かってるけど!!」

 

「ダヴィンチちゃんの時もそうでしたが……付き合いが長い方たちほど、別れとなると……」

 

「……そうですね。その別れが突然であればあるほど、心に空いてしまう。ですが、大丈夫です」

 

 そう言って、ニトクリスは私たちの頬に手を触れながら優しく微笑みかけてくれた。

 そして、あの言葉を口にしたんだ。私とモーさんの叛逆の合言葉を

 

「“ジーっとしてても、ドーにもならない”のでしょう? ならば、立ち止まっている訳にはいけませんよ? さあ、立ちなさいマシュ! そして同盟者(マスター)よ」

 

「同盟者……? ニトクリス、それって……!?」

 

「んんっ!! 今の私は貴方たちと行動を共にしていますがファラオオジマンディアス様の従者であることに変わりはありません。ですが、ここから先は違います。ファラオへの不敬に当たりますが“友”に頼まれてしまいましたからね。貴方たちが暗黒に囚われぬようにその背中を押し続ける。しからば貴方と同盟を結ぶ、それが一番でしょう?」

 

 ニトクリスのオジマンディアスへの忠誠はそれは高いものだった。そんなオジマンディアスとの契約を切っていいと、そして私たちの正式な仲間に加わってくれるとニトクリスは言ってくれた。

 何だか、性格も何もかも違うはずなのに、私とマシュの背中を押してくれるニトクリスからモーさんと近しいナニかを感じる。

 

 私は、隣で立ち上がったマシュと顔を見合わせると小さく頷いた。

 

「お願いニトクリス、ううん()()()()()。私たちの叛逆に力を貸してほしい」

 

「はい、貴女たちを同盟の相手と認めるのは特別な事なのですよ? ってニトちゃんとは何ですか!! 不敬ですよ!! 渾名をつけるのならモードレッドのように敬意を込めてさんをつけませい!!」

 

「ええそこっ!? いやでもモーさんはモーさんだし、ニトちゃんはなんかニトちゃんって感じ……? ねえマシュ!!」

 

「はい! 愛嬌があって可愛らしいと思います!!」

 

「貴方たちはあああああ!! 頭を垂れなさい!! 不敬ですよ!! マシュ! 貴方も()()()()()の一人ならもう少し威厳を持ちなさい!!」

 

「「え?」」

 

「あ、言って、しまったのですか……?」

 

 私もマシュも目が点になるくらい驚いてる。マシュが……円卓の騎士? 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ファハハハハハハハハ!!! ファハハハハハハハハハハ!!! まさかそのような経緯があろうとは、ファハハハハハハハハハハ!!!」

 

 ニトちゃんとの話をしたら、オジマンディアスが腹を抱えて笑い始めた。三蔵ちゃんが見るにあれは王様としての作り笑いとかでなくて本気で笑っているらしい。

 

「オジマンディアス王!! 力を貸してほしい!! このエジプト領に住まう人々を救うために! ううん、世界を救うために!!」

 

「よい! 許す!!」

 

「早っ!!」

 

「え? ちょっとどうしたのよコレ、彼ってば悟空並みに我がままなんじゃなかったのかしら?」

 

 びっくりするくらいの速さで返答が返ってきた。ニトちゃんはオジマンディアスの協力を得るには、戦いは避けては通れないって言っていたからいつでも戦闘に入る準備をしてたのに拍子抜けだ。

 でもなんで? どうして力を貸してくれる気になったんだろう? 

 

「この余に浅ましき人の世を守れととはなあ。だがよい!! ニトクリスをただ連れ帰っていたならば露知らず、お前たちはあろうことか自らの内へと入れあまつさえ契約すらも上書きした!! 余の思惑を悉く覆したお前たちへの褒美だ!! この王の中の王(オジマンディアス)が力を貸してやろう!!」

 

 え? え? つまりは、ニトちゃんの存在自体がオジマンディアス協力の鍵だったってこと? だからニトちゃんを私たちの旅に同行させたってこと? 

 当の本人(ニトちゃん)は今知りましたって顔してるけど……。あ、最初から知ってましたともって顔作った!! 

 

「良い顔になったではないかニトクリス。お前に必要だったのはやはり“友”だったのであろうなあ」

 

「……はい。友……というよりは弟たちのように手の焼く方でしたが」

 

 

 

 

 

 

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「フッ!! サッ!! ダアッ!!」

 

「性が出るなあ、博樹殿!」

 

 アーラシュさんがあの光を打ち消してから1週間。立香ちゃんたちはエジプト領へ向かい、私の方は聖都決戦へ向けて準備を進める東の村に残っていた。

 

 ベリアルさんの力のお陰でランスロットから受けた宝具の傷は塞がり、今は体の調子を確かめるためにギガバトルナイザーを振るっていたところだった。

 

「三蔵さんと一緒に行かなくてよかったんですか、藤太さん?」

 

「はっはっはっは良いよい! お師には立香殿たちが着いているからな、心配はあるまいて……。どれ、博樹殿一杯付き合え!」

 

 藤太さんは私の正面に座ると、どこからともなく取り出した酒を私に差し出してくる。

 私が勢いよく飲み干すと、自分もと言わんばかりに飲み干して喉を鳴らして腰をつける。

 

「あの時も、この様に酒が回っていてなあ」

 

「あの時?」

 

「なあにほんの昔話だ。手前の手柄話を語る、というのは慣れてはおらんが……少しでもお主を元気づけることが出来ればと思ってな」

 

 大量のお酒を飲みながら、藤太さんは自分が英霊として認められた逸話を話だす。

 武士として名を馳せた彼が、下野国(しもつけのくに)へ向かう最中に起きた奇想天外な物語。

 

「二十丈の大蛇が端の上に転がっていてなあ。だが武士たるもの、蛇如きでは己の歩みを曲げぬ」

 

 酒が回っていた藤太さんは今で言うと60mはある大蛇に勢いで喧嘩をふっかけたのだという。

 けれど、大蛇、もとい龍神はそんな自分にすら恐れずに立ち向かってくる強者を待っていたのだという。

 

「三上山に棲みついた大百足が下に降りては、その土地一帯を荒らし回っているというではないか! 大百足とて所詮は虫。捻り潰すなど造作もない、そう言って吾はすぐに三上山へ向かった」

 

「すぐに……ですか?」

 

 聞くところによると大百足は山を七巻き半するほどの、ウルトラマンに出てくる怪獣サイズの妖怪相手に、入念な準備も何もせず手持ちの矢三本だけで大百足に挑んだ。

 

「そんな無茶苦茶な……」

 

「本当にのお。あの時の拙者は熱に浮かされどうかしていたのだろう」

 

 でも藤太さんはそんな無茶苦茶なことをやり遂げた。一本、二本と矢その硬い皮膚にはじかれてしまう。

 そこで藤太さんは最後の一矢に大百足が嫌うという人の唾液を鏃に吹きかけ、八幡大菩薩に祈りを込めて放たれた乾坤一擲(けんこんいってき)の鏑矢を見事大百足の脳天に突き刺し倒したのだという。

 

「怖くは、なかったんですか?」

 

「怖ろしかったに決まっておろう。なんせ相手は神をも捕食する大魔虫だからな!!」

 

 怖かった。恐ろしかったけれどそれよりも先にやり甲斐の方が滾ったと、藤太さんは爽快に笑いながら言う。

 

「どうだ博樹殿!! 聖都決戦の日、お主と拙者で酒を回して戦うというのは!!」

 

「そんな、無理ですよ」

 

 苦笑いしながら答えると、藤太さんは私の背中をばしばしと戦いながら豪快に笑い始めた。

 

「はっはっはっは、冗談だ冗談。これくらいの気兼ねで挑んだほうが良いというものよ。お主はどうも肩に力が入りすぎるきらいがあるからな」

 

「はは、それ。アーラシュさんにも同じような事言われました」

 

「そうかそうか。────成すべきこと、成さねばならぬこと。確かに大事かも知れんが……そこに手前自身の心が、意志がなければ絶対に届きはしない。

 どうだ博樹殿、偶には自分の心の赴くまま、成すがままに動くというのは」

 

「心の、赴くままに……ですか……? でも、それが間違いだったら……!!」

 

「その時は吾や他の皆が止めてやる。それに、お主には共に苦楽を共にする者がいるだろう?」

 

 指を胸に当てて問いかける藤太さん。そうだ、表にはでないとはいったけど私のここには、ベリアルさんがいる。

 

「さて、長話をしたら腹が減ったな! 腹が減っては戦はできぬだ! 行くぞ博樹殿!!」

 

「ふふっ。はい、藤太さん!!」

 

 

 

 

 

 

『(まったく、世話の焼ける男だ……。お前が心の赴くままに動いたから、今オレがここにいるというのにな)』

 

「ベリアルさん? 今、何か言いましたか?」

 

『気にするな。さっさと行け』

 

 

 

 

 

 

 

 

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「わたしはマシュ・キリエライト。与えられた英霊の真名()は“ギャラハッド”!! この霊基にかけて、今こそ円卓の不浄を断ちましょう──!!」

 

 “全てを知る必要がある”初代山の翁、そしてオジマンディアスにも同じ事を言われた私たちは、エジプト領に召喚されたアトラス院へと赴いた。

 ニトちゃんが道を覚えてくれていたし、オジマンディアスの協力も得たからスフィンクスたちが襲ってくる心配もなかったからすんなりと入れた私たちは、そこでマシュに力を貸してくれた英霊の真名を知ることになった。

 

 アトラス院を出て直ぐに襲い掛かってきたランスロットに憤慨して、その名前を言っている通りマシュの真名は円卓の騎士の内の一人である“ギャラハッド”なのだという。

 いや~そこで会った名探偵シャーロック・ホームズが教えてくれたんだけど……もう少し、こう、情緒というかロマンが欲しかったというか……。

 

「でも、なんでマシュってばランスロットにあんなに怒ってるの? 怒る理由は分かるけど……?」

 

「ランスロットとギャラハッドは血縁関係にあります、つまりあの2人は親子なのです」

 

「そして、あの2人は……親子なのですが、あまり仲が良くなかったのです……」

 

「聞こえているぞベディヴィエール卿!! 仲が悪かったんじゃない、エレインの子である彼にどう接すればいいのか分からなかったからで「ハアアアアアッッ!!!」くぅ……! この、肉体よりも骨格に響く重撃、更に容赦がなくなっている……」

 

「ベリアルさん仕込みの相手を鎮める重い一撃です。目が覚めましたかランスロット卿? これで分からないのなら、次はベリアルさんをぶつけます!!」

 

「まってマシュ、そんな事したらランスロットが跡形もなく消えちゃうって……」

 

「そこまでなのですか? 博樹殿の中にいるというベリアルの力と言うのは……」

 

 ああそうだ!! ベディヴィエールさんもニトクリスもベリアルさん本来の力を知らないから平気な顔していられるんだ。

 この特異点で出てこないって言ってたけど、もしベリアルさんがランスロットと対峙したらと思うと……折角味方が増えると思ったのに……

 

「立香!! 何を呆けているのですか!! マシュを止めるのを手伝いなさい!! このままではランスロットの首が飛びますよ!? すぽーんっと、すぽーんっと!!」

 

「ああああ、マシュ!! 落ち着いて!! ほら、あの人お父さんだから、ねっ? ねっ?」

 

「ノーです先輩。本来父親のいない私ですが、彼よりも博樹さんやベリアルさんの方が余程いいお父さんに思えます!!」

 

「トゥワッ!!!! 私の方は、ギャラハッドと……仲良く、したかったんだが…………バタッ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




【俵藤太】
ゲーム性能的にはあんまりかも知れないが実際はアーラシュさん並みにヤバいアーチャー。
簡単に言うと、タロウに出てくるムカデンダーを人の身で矢1発で討伐し、不死身怪獣リンドンや再生ギエロン星獣のような魔人、平将門をこれもまた一射で討ち取るなど実際成し遂げた偉業はヤバすぎるお方。

 それでも一番誇れることが無尽俵だったり、聖杯に願う願いもこの世界にすべてに食を望むなど考えも聖人じみてるお方。本当に好き、作者がアーチャーの中で一番好きなサーヴァント。

【ベリアルさんをぶつけます】
城≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪絶対に越えられない壁≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪ベリアルさん。
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