【一部完結】Fate/Grand Order〜Bの因子〜   作:ちょっつー

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バ○ダイ公式サイトでネタバレくらった『キングジョー ストレイジカスタム』あの無骨なデザインのキングジョーを人の力で改修したあの見た目。3モードに変形可能というギミック要素。それでいておもちゃの方はソフビと同じサイズって頭おかしくない?

 レジェンドメダルセットの方には01にはコスモスとメビウスが、02にはゾフィーと父がいるんで実質ジード拡張パックです。ゲームオリジナル形態で一番好きなダンディットトゥルースの音声が聞ける……!!

感想、評価お待ちしてます

誤字脱字、ご指摘ありましたら気兼ねなく


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「立香ちゃん! 皆さん!!」

 

「博樹さん!!」

 

 三蔵ちゃんの力によって開かれた門からついに聖都。聖槍によって作られたキャメロットへと入ることが出来た私たち。

 戦闘が始まったからなのかも知れないけど、理想の都と言われていたはずの聖都には誰一人として人が住んでいなかった。

 

 獅子王の目的は、自分が聖抜によって選んだ人々を聖槍に閉じ込め、人理が焼却した後も人を残すこと……。

 それがもう実行に移られた……? 

 

 そんな風に話をしていると、別行動していた博樹さんと合流することが出来た。

 

『待ってくれみんな!! 今そこに、何か巨大なものが現れようとしている! これはもう時空断層レベルの反応だぞ!?』

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!! 

 

「何これ!? 光の……壁?」

 

「そうです。光の壁のようなものが王城を取り囲んでいます!」

 

 王城まであともうちょっとというところで現れた光の壁。ベディヴィエールさんやニトちゃんが攻撃を加えるけど、どうやらこの壁は獅子王の聖槍ロンゴミニアドの外装何だという。

 とっくに世界を閉ざす準備は出来てたんだ……。その証拠にこの時代の四方から重力崩壊が感知されている。

 

 何もない無の空間が、この聖都に向かって押し寄せてきている…………。

 

「ここで……終わりなの?」

 

「万事休す、だねえこれは……、流石に打つ手がない……」

 

「顔を上げなさい立香! 打つ手がない? そんなわけがあるものですか!」

 

「……ニトちゃん?」

 

 ベリアルさんなら正面から破壊出来るかも知れないけどそれはどんなに望んでも不可能。

 ダヴィンチちゃんですらこの光の壁を破壊する方法が思いつかず、本当に諦めそうになっていた所でニトちゃんには打つ手があるんだという。

 

「オジマンディアス様。貴方様の予言が現実となりました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ファハハハハハ!!!! それなりに追い詰められたか獅子王! ふっ、立香たちに加えあちらにはニトクリスもいる。それだけの働きはすると確信していたわ! 大神殿の目を開け!! デンデラ大電球、起動!」

 

 追い詰められた獅子王は絶対に守りの姿勢に入る。それを読んでいたオジマンディアスは、大神殿の防御に回していた魔力を全てを神殿の最奥部にある大電球へと回される。

 エジプト領からキャメロットの光の壁を破壊するために、大神殿に蓄えていた魔力全てを使用した超遠距離大神罰を始める。

 

「余を忘れたな獅子王? 最果ての塔を建てている今、裁きの光は放てまい!! その自慢の聖槍、余の神雷がへし折ってくれよう!!」

 

 ピラミッドの真上に雷撃が混じった小さな太陽が形作られる。王の中の王が放つ大灼熱の太陽光が、裁きの光が放てないキャメロットへ向かって放たれる。

 

「あらゆる裁きはファラオが下すもの! 女神に等しいモノとなろうが人の王である貴様ごときが! 神王を名乗る年季の違いをしれ!!」

 

 大神罰はキャメロットに向かって真っすぐに伸びると、聖都の外壁から魔力障壁が現れその行く手を阻む。

 しかし、ファラオはその程度では止まらない。オジマンディアスは自身の霊基の半分を魔力へと変換し、大神殿の働きを更に加速させ十撃にも及ぶ大神罰を連続で放つ。

 

 その連撃は魔力障壁を壊し、ついには立香たちの行く手を阻んでいる光の壁へと到達する。

 あと一撃、あと一撃大神罰が届けばあの壁を壊せるというところまで持っていくが、既にオジマンディアスの霊基は限界に近く、身体が消えかかっている。

 

「裁きの光……ッ!! 撃てぬ訳ではなかったか獅子王!!」

 

 だが、その一撃だけは撃たせはしないと言う意思なのか、王城から大神殿に向かって裁きの光が向かってくる。

 守りのための魔力も全て大神罰へ使っている今の状況では、裁きの光は止められない。

 

「(ニトクリスが入れば変わっていたかも知れんが……)いいや! その判断に間違いはない!! ────ッ!? あれは……!!」

 

 あのオジマンディアスですら諦めに近い心境になっていたその時だった。

 エジプト領と聖都の境にある巨岩の上に、()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さあて、腹も膨れたことだ。やるとするか!!!」

 

 握り飯を平らげた弓兵、俵藤太は口元を拭うと矢筒から()()()()()となった矢を取り、五人張りの強弓を構える。

 裁きの光が迫ってきているというその中でも男は冷静に、普段通りに弓矢を引く。

 

「ハサン殿やアーラシュ殿は分からんが……吾を比較的早く、この地に召喚されたらしくてなあ。三蔵と出会うまでは、各地を渡り歩きそこで飯をふるまっていた」

 

 弓を構えながら、藤太は落ち着いて語り始める。

 この地が獅子王の手に渡るよりも早く、オジマンディアスがエジプト領と共に召喚されるよりも早く、この地が特異点となったその時に人理から召喚されたサーヴァント。それが俵藤太だった。

 

 人理の乱れを修復する。その為に呼ばれた藤太だったが、彼はそんなことよりも、空腹で倒れている人々の腹を満たすことに尽力を尽くした。

 腹が減っている者がいれば東へ西へ、【この世界全てに、食を。人間動物植物、機械に至るまで、分け隔てなく】聖杯に願う欲すら自分の為に願わない彼だからこそ、戦うのではなく()()()()()()()()()

 

「だからなあ、吾を()()()を幾度となく見た。遠目からではあったがな。────だが!」

 

 誰よりも、それこそ三蔵以上にこの特異点を歩いてきた藤太は、獅子王が放つ裁きの光を誰よりも見ていた。

 運よく、もしくは龍神の加護のお陰だったのかはわからないが、直撃することは逃れたが、何度も、何度もその光の柱を目の当たりにしていた。

 

「最後の最後で、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()その光の急所、この目でしかと捉えているぞ」

 

 東の村に墜ちてきた裁きの光。アーラシュの宝具によって相殺されたそれを、誰よりも側で見ていたのは藤太だった。

【相手の弱点を突き、一矢で終わらせる】その逸話によって英霊となった藤太は、相手の急所を捉える、その目に長けていた。

 

南無八幡大菩薩よ、そして旃檀功徳仏(せんだんくどくぶつ)よ! 

 

 大百足退治の際に加護をもたらしてくれた武運の神であり崇敬している弓矢八幡への祈り、そしてこの地で出会い弟子となり、師として自分の事を導いた仏へ祈りを捧げる。

 その祈りは確りとと届いたのか、【ここを狙え】と裁きの光の急所が点となって見え、最後に師が見せた時と同じ光が藤太の矢を包み込んだ。

 

感謝しよう!! この地で共に飯を食べた(語らった)全ての出会いに!!

 

 限界まで振り絞った光の矢が藤太の指から離れ、裁きの光へ向かっていくと、その矢は藤太を加護する龍神の形へと変わり(くう)を駆ける。

 空を駆ける龍神が、大神殿を狙う裁きの光と衝突する。

 

「悪いがここは吾の大一番!! 押し負けるなどという選択肢は最初から持ち合わせていない!!!!!」

 

 裁きの光と衝突した龍神が、急所の目印となった点に噛みつくと裁きの光に罅が入る。

 裁きの光は点を中心に真っ二つに裂け始め、その間を龍神が駆け続けると、大神殿に到達することには光は霧散に消滅する。

 

「……吾の活躍はここまでだ。後の事は任せたぞ、博樹殿!!!」

 

 霊基の消滅とまではいかなかったが、宝具を放った反動と裁きの光の衝撃によってもう立ち上がる力すら残っていない藤太は、大の字に倒れながら拳を高く上げ、友に絆の光を送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ははははははははははははッッッ!!!!!!!! まさかっ! よもやあれほどの勇者が残っていようとはなああ!!!!」

 

 思いもよらない勇者の登場に心躍り、消えそうだというのに心底嬉しそうに笑うオジマンディアスは、覚悟を決めたように高らかに宣言する

 

「いいだろう! その偉大なる雄姿を讃え! 余も最後の一撃を与えるとしよう!!」

 

 興奮冷めやらぬ状態のまま、オジマンディアスは自身に残った全ての魔力を使ってピラミッドを宙に浮かばせる。

 オジマンディアスの最後の一撃。それは圧倒的物量を持つ複合大神殿を、つまりは自分の墓を衝突させるという至極簡単な物。

 

【我が無限の光輝、太陽は此処に降臨せり! 落ちよ────光輝の複合大神殿(ラムセウム・テンティリス)!!】

 

 圧倒的物量が王城への道を阻む光の壁と衝突し、光の壁を破壊するのと同じくして複合大神殿も消滅していく。

 

(これより先は、お前に任せるとしようニトクリス。この余が拝むことが出来なかった最後、お前が見届けるがよい……)

 

(見事でした、王よ。最果ての塔をうち倒すその雄姿、この目にしかと収めました)

 

(……余はここで休む。間違えても冥府へは連れて行くなよニトクリス……、余はあの暗闇が好きではないからな……)

 

 契約していた名残だったのだろうか、オジマンディアスは念話を使って立香たちと共に行動するニトクリスに最後に言葉をかけながら消えていった……。

 

 

 

 

 

 

 

『────汝の天命はあの城へ移った。騎士たらんとするならば急ぐがよい。汝の最後にして唯一の澱み 告解の機会が、聖槍に呑まれる前に

 

「待て、待ちなさい……! 勝負はまだ……!」

 

 ガウェインを足止めし、砂嵐を呼び起こした張本人である山の翁の実力は獅子王に匹敵するものだった。

 だというのに彼はガウェインに止めを差すことなく、砂嵐を収めその姿を消した。

 

「……獅子王より任されたこの正門も……守り切れなかったか……」

 

 砂嵐が晴れてようやく辺りを見渡せたガウェインは、もう自分以外の騎士がいない正門前に立っていることしか出来ない。

 反逆者の殆どはこじ開けられた正門から聖都へと侵入し、聖都の騎士たちはそれを追ったか倒されてしまったか。

 

()()()()()()()()()()()()()。あの砂嵐の中で、これほどまで正確に矢を射抜けるサーヴァントがいたとは……」

 

 この正門前での戦いは自分の完全なる敗北。だが、戦いはまだ終わっていないと自身を奮起させて立ち上がる。

 

「王城ではまだ円卓の同胞が戦っている。獅子王がいる限り、私たちに敗北はない! 待っていなさい……ベディヴィエール卿、そして……ヒロキ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

『おい、おいおいおいどういう事だ!!! 君はあの時に完全に消滅したはずだ!! 何でココに!? いや()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

「走って来た!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 ゲーム本編ではニトクリスが冥界の鏡を使い裁きの光を耐えるが、ニトクリスが立香のサーヴァントになった事によって変わった変更点。

【俵藤太の全力】
 ずっと裁きの光を見続けてきた、最後にアーラシュのお陰で間近で見た事で急所を捉えることに成功。正門前にいた騎士たちを矢が最後の1本になるまで倒し続け全滅寸前まで追い込んだ。
 そして、八幡大菩薩と旃檀功徳仏の加護の元放った宝具により、消滅せずに裁きの光を完全に撃ち破る。
しかしながらコレは1人では成し遂げることが絶対に不可能な事だったため藤太は驕ったりはしない。

【絆の光】
 俵藤太、アーラシュ、そして三蔵から博樹もしくはベリアルへ渡された光。まだカプセルを形作るには不十分のようだが……?

次回はvs獅子王の騎士モードレッド

「あれ?もしかしなくても最後のは私のセリフだったんじゃないかい?いや〜キャメロットと言えば私だからねえ、さて準備運動でもしておこうかな?」


 
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