【一部完結】Fate/Grand Order〜Bの因子〜 作:ちょっつー
アルファエッジから引き続いたゼロのスラッガーに、ゼロビヨンドの様な肩アーマー。
腹部の複雑な模様はアトロシアス?そして全身に走る朱色はウルティメイトファイナルを思わせるような正統派なイケメン。あの立ち姿だってゼロビヨンド初登場のアングル意識してますよね!
カッコいい、カッコいいぞデルタライズクロー!!
ベリアロク?既に見慣れてきたし4つの仮面がグルグル回転する剣や顔の取り外し可能な最強剣よりまともでしょ、刀身はカッコいいし。
あ、遅くなりましたが我らが龍臣プロ誕生日おめでとうございます!!遂にルーブ映画の時のリクくん先輩と同い年になったんですね……。
今回の挿入歌は【英雄の詩】ですかね、獅子王頭ルギエルだし
あとお気に入りが800件いきました、皆さまありがとうございます!!
感想、評価お待ちしてます
誤字脱字、ご指摘ありましたら気兼ねなく
[私が世界を閉ざすのは、
[私は
人ならざる者へと変わった獅子王アルトリア────いいや、聖槍の化身ロンゴミニアドが私たちに世界を閉じるその理由を話してきた。
この先、どれだけの時間が経ったとしても永遠に価値の変わらないモノとして、聖槍に収めると。人間を愛しているから、大切だからと……
人間を資料としか見ていない彼女を否定するために私たちは戦いを挑むけれど、カルデアにまで届いてしまうほどの強大な力の前に私たちは為す術なく倒れてしまう。
[限りある命に永遠を]
[燃え尽きる命を凍りつかせ保管する。その価値が
[それが命を護るという事。人間を護る、究極の結論だ]
「「違うっ!!」
好き勝手言うロンゴミニアドの言葉、私とマシュの声が重なった。
マシュと顔を見合わせながら、震える身体を叱咤しながら立ち上がり2人でロンゴミニアドの前に立つ。
「女神ロンゴミニアド、あなたの言う通り私に定められた命はわずかかも知れません。けれど、それがあなたを肯定する理由にはならない! はっきりと言います、あなたは間違ってる!!」
「私たちはこの時代で、多くの命を見てきた! 今日生きられるのか分からない中で笑顔を浮かべる人たちがいた! ご飯を食べて、嬉しくて涙を流す人たちを見た!!」
「聖都に希望を求めて集まった人たちも、山の民の村で懸命に生きる人々も! 誰一人として、今日が苦しくても明日を諦める人はいませんでした!!」
「太陽が昇って朝が来るように、地球が回り続けているように! 命のサイクルは停止しない、一つの命が次の命に続いていく。ロンゴミニアド、あなたが止められるものじゃない!」
「終わりは無意味ではないのです。命は先に続くもの、いつもいつまでも、沢山のものが失われても、広く広く繋がっていくものなのです!」
聖槍に閉じ込めることが永遠じゃない。親から子へ、子から孫へ、人から人へ! 未来に受け継がれていくそれこそが、永遠の命なんだ!!
ロンゴミニアドの嵐を受け止めるために盾を構えるマシュ。その肩に手を添えて、私は令呪を切る。
「いきます……! マスター・立香、わたしに力を……! そして────見ていてください所長! 今こそ、人理の礎を証明します……!!!!」
「令呪を持って命ずる────マシュ! 永遠を示せ!!」
【それは全ての疵、全ての怨恨を癒す我らが故郷────顕現せよ、『
マシュの叫びと共に、
[面白い────たかだが脆弱な
「くっ……つ、うぅうう……! マスター、大丈夫……ですか……?」
「全然……平気っ! こんな嵐……私とマシュなら耐えられる!!」
────とは強がってみたけど、少しでも気を抜けば今にも身体が嵐に巻き込まれて引きちぎれてしまいそう……。
だけど、マシュに触れているからなのかこの宝具【
守り続けること、耐え続けることは可能。後は一手……ロンゴミニアドを倒すための後一手を……!!
『────────!』
「ッ!!! マシュ!!」
「はいっ!! この盾は崩れない! 今の私の心に、迷いはありません!!」
「────そうです、貴女は敵を倒す騎士ではない。その盾の振るい方、どうやら彼女が教えてくれたようですね? ならば、私が最後の道を作ります」
違う。分からないけど、私にはもう走る事すら出来ないほどベディヴィエールさんが弱っているように見えた。
[……何者だ。見たところ、貴様も騎士のようだが────]
「っ、知らない筈がありません! この方はベディヴィエール卿! 円卓の騎士です!」
[何を、言っている……? そのような名前の騎士を、私は知らな────]
驚くことに、ロンゴミニアドはベディヴィエールさんの事をまるで初めて見るかのように話す。忘れてる? ううん、あの反応はそういうものじゃない……。
そして、当のベディヴィエール本人は、最初から彼女が自分の事を知らないのを解っていたかのように、
けどそれ以上に、銀の腕から放たれた輝きを見てロンゴミニアドが頭を押さえながら明らかに動揺し始めた。
[────今の、輝きは────知っている……それを、私は知っている────貴様は、何者だ。私は何故────ぐっ……! ]
動かなくなったロンゴミニアドを横目に、ベディヴィエールさんが真実を話してくれる。アーサー王が変質した理由を知っていた、その原因そのものは自分にあるのだと……身体がボロボロと崩れ始めながら……
『……嘘だろ。どうなってるんだ、どうして今までこんな誤作動をしていたんだ……!? 観測結果が異常すぎる! 霊基の反応がまったくない! ────これは、ただの人間だ!』
「うそ……ベディヴィエールさんが、私と同じ……ただの人間?」
「マーリンの魔術で皆さんを騙していたのです。このアガートラムも同じ。これは……」
エクスカリバー……。王を失いたくないというその思いが犯した愚かな罪の証が聖剣エクスカリバー。アーサー王の剣なのだという。
聖剣を湖に返してしまえば、王は本当に死んでしまう。それが怖くなった彼は
聖剣が妖精に返還されなかった。その結果がもたらしたものこそが獅子王。死ぬことが出来ず、たださまようだけとなった亡霊の王。
ベディヴィエールさんは、その罪を償うために今の今まで探し続けた、歩き続けた。1500年もの間、ずっと……一人で……
「それほど辛いものではありませんでしたよ? 歩き続ける中で沢山の出会いがありましたから。それに……最後に
[……思い出せない。ベディヴィエールという名前は分かる。だが、貴卿との記憶が、何一つ……。いいだろう、ならば私の元へ戻れ。その剣を捨てよ。それは、私には不要なものだ]
「たくっ……。最後の最後まで、その身が砕けようが忠義を果たそうとする
[貴様は……モード、レッド……!? ]
ベディヴィエールさんの事を招き入れようとするロンゴミニアドを遮るように、自分自身を打ち倒したモーさんがズカズカと横暴な態度で現れた。
私は、一度完全に倒したはずのモーさんが現れることで絶対に生まれると確信していたその隙を逃さなかった。マシュを支えながらずっとその腕に充填し続けた魔力を、
『うむ、神霊が相手だった場合……か。案ずるでないこのスカサハが師事しているのだぞ? 自身を信じ、覚悟を決めろ。さすれば神如き、穿つのは容易だ』
「【神さえ穿て!! ガンドォオオオオ!!】」
[ぐううっ!! ……これは、ただの人間が……私を縛るというか!! ]
クー・フーリンに撃った時のガンドとは違う。カルデアで更に練度を上げて、最大まで溜め込み練りこんだガンドがロンゴミニアドに直撃し、彼女の事を縛り付ける。
まあ、相手が相手だからすぐに拘束を解いて反撃してくるんだろうけど……数秒稼げれば十分なんだよね?
「モーさんっ!!」
「最っ高だ! マスターっ!!!」
そう言ってモーさんは、今まで使っていた片手で持てる儀礼剣とは違う。
そんな彼女が内に眠る聖杯を起動させると、全身から赤雷の魔力が溢れ出る。その魔力が両手剣となったクラレントへと注がれ、それに呼応する形でクラレントは更に一回り大きく展開する。
[まて……何だそれはっ!?
「クラレントだよっ!! ただしコイツはもう王を選定する剣じゃねえ!!
[いいだろう、この聖槍に貫かれる痛み、思い出させてやろう!! 聖槍よ、果てを語れ!! 【
モーさんがクラレントを振り下ろすと、極大の魔力が獅子王に向かって放たれる。
それと同時にロンゴミニアドを縛り付けていた私のガンドが解かれ、迎え撃つために相手も一瞬で魔力を溜め聖槍から嵐が放たれ、モーさんの雷と衝突する。
『嘘だろ……!? 魔力観測値が上昇していく!! 1万、10万、100万……!? まさかあの聖槍を正面から打ち破る気なのかいモードレッド!?』
「当たり前だ!! そうでもしなきゃあの槍に縛り付けられたアーサー王を殺すなんて出来ねえからなっ!!! もっと、もっとだクラレント!!」
両手剣へと進化したことによってクラレントの持つ『増幅』の力も強化されたらしく、女神となったロンゴミニアドに拮抗する程の力を見せる。
「グっ!! がああああああああッッ!!!!!」
[やはりお前の行く末が変わることはない! その剣の真価も扱えぬまま一人でこの嵐の中に沈め! モードレッド!! ]
けどそれは武器だけを見た時の話し、聖杯から魔力を際限なく供給することが出来るがモーさん自身の身体は別だ。ここに戻ってくる時にはもうボロボロだったのに、休む間もなくもう一人の自分との戦い。そしてこの最後の戦いに間に合うようにもっと身体に負担をかけたに違いない……。
その証拠に、先に放った筈のクラレントの方がロンゴミニアドに押され始める。
「一人じゃない!!」
だから、考えるよりも先に身体が動いた。魔力の衝突の余波で私自身どうなるのかも考えずに飛び込み、剣を握るモーさんの手を上から握りしめる。
「ロンゴミニアド、貴方の知るモードレッドは此処にはいない!! モーさんには私が、私たちがいる!!」
そんな私の声を皮切りにモーさんの手にまた一つ、また一つと別の手が重なる。
「まったく、考えなしに行動するからそうなるのです。もう少し後先というものを考えたらどうなのですかモードレッド?」
「ニトクリス……お前……っ!!」
「微力ながら、同じ円卓の騎士として私もご一緒させていただきます!」
ニトちゃんとマシュが手を握ると、彼女たちの魔力をクラレントが取り込み、増福させたのかクラレントの放つ赤雷の魔力に二つの色が混ざり始めた。
『何だコレは……!? やめさせるんだダヴィンチちゃん! 別の魔力同士の結合なんて危険すぎる、いつ暴発しても可笑しくない!!』
「はっはっはっはこんな時に何を言ってるんだいロマニ。私ほどの天っ才が! こんな面白いことに首突っ込まないでどうするのさっ!!」
ドクターが私たちのやろうとしてることは危険だからと止めるようにダヴィンチちゃんに言うけど、当の本人は止めようともせずに両手を広げて私たちの元へやってくると左腕に着けたその大きな籠手で全員の手が離れてしまわないように強く、そして優しく包み込んでくれる。
「まったく、最善策でも最優の手段でもない。合理性にも欠ける最悪の一手と言っても過言じゃない。だけどまっ、数式では表せない規格外を体験するのも一興だ! さあ見せようじゃないかい、人間賛歌というヤツを!!」
ダヴィンチちゃんの魔力も混ざり、更に大きく膨らんだ赤雷はついにロンゴミニアドと並び立った。ロンゴミニアドも流石に驚愕を隠せず、このまま押し切るために更に力を振り絞ってくる。
だったらこっちだって、これが最後の一手だ!!
「これこそがアンタが切り捨てた夢!! 完璧であるが為に拒絶したまとまりも、統一性もない不完全な力!!」
「最後の令呪を持って命ずる!! みんなと一緒に!! 宿命を覆せ!! モードレッドぉおおおおおおおおお!!!!!!!」
[ぐうっ!! なんだ、何だこの力は!? この輝きは!? ]
最後の一画を使ったダメ押しとも言える魔力のブースト。カルデアの供給だから私の魔力って言っていいのか微妙な所だけど、その一押しによってロンゴミニアドの嵐を完全に上回り押し返した上で包み込んでいく。
「これがオレたちの!! 絆の力だあああああああああっっ!!!!!」
[がっ、ああああああああああああああッッ!!!! 私の……槍が……!! ]
光に包み込まれて詳細は分からないけどロンゴミニアドの声から察するに彼女の手から聖槍が手放されたことだけは分かる。
だけど、持ちうるすべての魔力も体力も使い切った私たちにもう立っていられる力もなくって、全員で床に倒れこんでしまう。
「さあ、嵐の王は殺してやった。これが最後の機会だ、しくんじゃねーぞベディヴィエール」
[カハッ……! まだ、まだだ……まだ私は終わっていない。聖槍がなくとも、私は……!! ]
「いいえ、ここで終わりです。アーサー王」
[貴卿は……やめろ……! 私に、その手を向けるな……!! ]
モードレッド達の尽力により聖槍ロンゴミニアドは再生不可能なまでに砕かれ消滅した。
しかし、アーサー王は死んでいない。いな、湖に聖剣が返されなかったアーサー王は死ぬことが出来ない。
「……円卓の騎士を代表して、貴方にお礼を。あの暗い時代を、貴方ひとりに背負わせた。あの華やかな円卓を、貴方ひとり知らなかった」
砕けゆく身体、土塊となって歩くのすらままならないその騎士は、この地で出来た最後の友の肩を借りてようやく、ようやく王の元へとたどり着いた。
「我が王、我が主よ。今こそ────いえ。今度こそ、この剣をお返しします」
「────そうか。ようやく思い出した。我が最後にして最高の、忠節の騎士よ」
【
モードレッドを中心に放つ言うならば合体宝具。2本のクラレントが融合しモーさんに完全適合した両手剣によって放つ一撃。一緒に剣を振るう仲間の数だけその威力が上がり、プロトアーサーの聖剣と同等かそれ以上の威力を誇る。
発動条件
①モードレッドの絆レベルが10以上。
②モードレッド含む編成メンバーの合計絆レベルが25以上
③NPの合計が200以上かつ令呪を一画消費しなければならない。
次回6章エピローグ、明日にはアップすると思います。
あ〜この小説龍臣くんに認知されてないかな〜〜(何言ってんだコイツ)
龍臣くんに届かせるためにTwitter始めるのも手か?(思考がヤバい人)