【一部完結】Fate/Grand Order〜Bの因子〜   作:ちょっつー

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 べリアロク。あれがベリアルさん本人じゃないと信じ切ってるんで、多分ゼットランスアローみたいな古代やら神秘やらの剣がデビルスプリンター吸収しまくった結果あの意志ある剣になっちゃった的なヤツだと予想してます。

 批判的な意見も多いですけど、作者的には話題性もあって結構好きな部類。
あときっとexpoとかで赤目ロイメガがキングソードとの二刀流とか披露してくれることを期待してます(信じてまっせ龍臣プロ!!)


感想、評価お待ちしてます

誤字脱字、ご指摘ありましたら気兼ねなく



エピローグ&7章予告

「……ここまでで、大丈夫です。博樹」

 

 モードレッドと同じタイミングでこの最後の場所へと辿り着いていた博樹は、ボロボロと剥がれ落ちていくように崩壊していくベディヴィエールに肩を貸し、彼の事をアーサー王の元へと導いていた。

 聖槍がモードレッドたちによって破壊され、完全敗北しながらもまだ生き続けるアーサー王が目前に迫るそこで、ベディヴィエールは最後の力を振り絞り、一人で立ちアーサー王の元へと歩くと博樹に告げる。

 

「こちらの手は、王へと返さなければならないので……左手で失礼します……」

 

「……ありがとうベディヴィエール。この地で貴方のような人と友達になれてよかった。それじゃなきゃ、私は覚悟を決めて戦えていなかった」

 

「感謝を告げるはコチラの方ですよ博樹。あの聖抜の夜、貴方が動いてくれたから今私は此処にいる。ここまで辿り着くことが出来た……」

 

 もう殆ど動かなくなった左手を、博樹は両手で包み込むように強く握り彼に感謝を告げる。

 それはベディヴィエールも同じだったのか同じように感謝の言葉を博樹へとかける。

 

「私に与えられた最後の機会。この最後の地で、貴方という友達が出来て、本当に良かった……ありがとう、そしてさようなら」

 

「さよならじゃない。()()()()()ベディヴィエール」

 

「────はい。また、どこかで」

 

 涙を流しながら微笑み、握っていた左手が消滅したことでベディヴィエールはアーサー王へ聖剣を返還しに歩いて行った。

 そして、彼の手を握っていた博樹の両手の中には彼の光が灯ったことで完成した黒色を主体とした怪獣のカプセルとも、灰色を主体としたウルトラマンのカプセルとも違う()()()()()()()()()()()()()が握られていた。

 

()()()()()()……!! ああ、ベディヴィエールに……みんなにぴったりの絆の光だ……!!」

 

 

 

 

 

 

 

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 かくして、聖都エルサレムで起きた未曽有の特異点。変質したアーサー王、獅子王との戦いはベディヴィエールが聖剣を返還したことによって無事終息した。

 既にオジマンディアスから聖杯を貰っていた立香たちはアーサー王が正気に戻るとともに時代の修正が始まりカルデアへと還されることになった。

 

「ん……帰ってこれたみたいですね……」

 

「よし博樹さんも無事目を覚ましたね。これで全員無事に帰還だ!」

 

「ああ、本当にお疲れ様。今回は特にハードだった」

 

 カルデアへと無事に戻ってきた立香たちは、第6グランドオーダーの完了を喜ぶとともに、正気に戻ったアーサー王から貰った情報を元に割り出された第七の特異点の場所を告げられる。

 

「第七特異点、ソロモン自ら聖杯を送ったとされる最後の特異点となるその場所は紀元前2600年。古代メソポタミアにあると観測された」

 

 観測されたからには直ぐに向かおうと、帰ってきたばかりなのにやる気満々な立香を横目に、ドクターは次の特異点で観測された異常について話す。

 

「西暦よりも過去へのレイシフトはあまりにも成功率が低いのに加えて、次の特異点となる古代メソポタミアにはなんと聖杯が複数あることが分かったんだ」

 

「複数!? これまで一個ずつしかなかったのに……!」

 

「ソロモンも、ここから先は絶対に通さないという現れだろうね。紀元前へのレイシフト証明は膨大な時間がかかるのに加えて、その聖杯についても向かう前に調べられることは調べておきたいからね。しばらくは第二次臨戦態勢で待機していてほしい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

 特異点攻略を終え、夢を見る力もないほど深い眠りについた博樹を横目に、宙に複数のカプセルが浮かんでいるインナースペースの中で、ベリアルがキャメロットで産み出されたその形すら特異的なカプセルでる『シェパードン』のカプセルをその手に掴んでいた。

 

「魂すらも強靭な英霊たちの光だけで作られたものではない。ただの人間たちの心すらも集めた、ただの人間が生み出した力の結晶……か」

 

 本来ならばカプセルの生成にはリトルスターに感染した人がウルトラマンに祈ることによって生み出される物。怪獣カプセルはウルトラカプセルを元に、レイオニクスの力と怪獣の細胞を応用して産み出された模造品。

 この地球に来てベリアルが英霊たちの力の一部を吸収して産み出していた怪獣カプセルも自身のレイオニクスの力の応用によって産み出していた。

 だからこそ、博樹がキャメロットで産み出したこのカプセルだけは、ベリアルの思惑を完全に逸脱して産み出されたものだった。

 

「はっはっはっはっはっは!! リトルスター! キングの力の一部なんてものは必要なかった!! どんなちっぽけな存在でもその心を高める強き意思があれば、それがリトルスターとなり力を与える」

 

 リトルスターの本当の在り方を理解したベリアルは、笑いながら何処か遠くを見通すようにその赤い瞳を輝かせた。

 

5()()()()()()()()()か!! 面白い!! オレが使う()()()()の、実験体になってもらう」

 

 そう言ってベリアルはカプセルを宙に消すと、闇の中へとその姿を消していく。

 

「もう、お前はこのオレがいなくなったとして戦えるだけの覚悟を得た。このオレがこの地球にいられる時間も、残り僅かだぞ……宮原博樹……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【7章予告】

 

 

「辿り着くか、カルデア。神の世と人の世が交わる、この大地へ!!」

 

 第七グランドオーダー、魔術王へと至るための最後の聖杯探索の旅。紀元前2600年、古代メソポタミア。西暦以前のその地で最後の戦いが始まる。

 

「聖杯が5個っ!!!」

 

 今までの特異点とは明らかに違う。聖杯が5つも存在し、魔獣蔓延るその地で立香たちは自分たちの為すべきことを探していく。

 

「何が新たな人類の形だ。ただの人形風情がこのオレを笑わせるな!!」

 

「ボクは人形じゃない!! ボクを……舐めるなああああああ!!!!」

 

 空っぽの器に注がれたことで生まれた傀儡の人形。模造品である彼を前に、ベリアルは何を思うのか……

 

「アナタにはアナタの理由があっていい! それでも! 私たちと一緒に戦ってほしいんだ!!」

 

「クカカカカッ!! 誰が、人間なぞの言う通りにするか!! 吾は鬼の首魁なるぞ!!!」

 

 前例のない紀元前へのレイシフトの実行によりマシュ以外のサーヴァントを連れていけない状況の中で、立香は鬼の首魁を名乗るその少女に手を伸ばす。

 

「やあやあみんな! マーリンお兄……ちょっと待ってくれベリアル。見るなりボクの目を潰そうとするのはやめてくれないかなっ!! 治るけどあれ相当痛いんだからね!!」

 

「いつも調子のいいことばかり言っている罰が当たったんです。ざまあありませんねマーリン」

 

「おお! 皆々様がた!! この牛若にお任せください!!」

 

 この地に呼ばれたサーヴァントたちと絆を紡ぎながら、ウルクの地で立香は、マシュは、博樹は、そしてベリアルは何を思うのか……。

 

「弱いからこそ群れ、その知恵を使い意地汚く生き続ける。そうやってお前たち人間は続いてきたのか!」

 

「そうです。これが人の営み、私たちの生きる時代まで続いていった人の力です」

 

 最大の悪が目覚めるその地で、キボウノカケラは輝き続ける。

 

 

 

 

 

 

 

 次回、Fate/Grand Order〜Bの因子~

 絶対魔獣戦線バビロニア~キボウノカケラ~

 

 

 

 

 

 

「嘘……ベリアルさんが……負けた……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




【地底聖獣シェパードンカプセル(クリスタルver)】
 バーニングブレイブやグリッターティガカプセルのようなレアカプセル的なあれ。
アーラシュ、三蔵、藤太、東の村の人々、そしてベディヴィエールが博樹に残した絆の光によって産み出された唯一無二のカプセル。
 このカプセルをライザーでリードすると、名のある剣を持たない騎士の手に絆の聖剣が……

 モーさんの合体宝具に続くもう一つの合体宝具?


さあ次は完全に巨大戦闘ありき、てかそれが楽しみな第7章。
ベリアルさん粛清対象もいるし、立香ちゃんの方にも新しいサーヴァントが!!
そしてベリアルさんのいう『新たな力』とは……?
ゼットが終わるまでには終わらせたいですね!!
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