【一部完結】Fate/Grand Order〜Bの因子〜   作:ちょっつー

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第七章、バビロニアのスタートです!!
6章の時よりかは更新頻度は遅いかと思いますがどうかお楽しみください!!

そう言えばゼットヒート2弾にゼット、ゲームオリジナル形態の「シグマブレスター」が登場するという事はジードもジャック、コスモス、ネクサスのメダルを使った「テトライトクロス」が出るんですかね?最高に楽しみです!!


感想、評価お待ちしてます

誤字脱字、ご指摘ありましたら気兼ねなく




絶対魔獣戦線バビロニア〜キボウノカケラ〜
1


 

 

『キミはもうじき死ぬ。キミの意思とは関係なく、“ただそう作られた”というだけで』

 

 いつもの部屋に検診の為に来てくれたドクター・ロマンはわたしにそう言った。

 悔しくないのかと、悲しくないのかと、空しいとは思わないのかと……。

 

 彼は、わたしの事を作り出したカルデアの研究がではなく、人間すべて、生命すべての在り方が醜いという。

 

『生命は始めから死を定められている。定められていながら成長なんて機能を持っている』

 

『死ぬのなら成長なんてしなければいい。肉体も精神も、始めから最後まで同じカタチであればいいんだ。あのウルトラマンのように』

 

 ウルトラマン……ベリアルさんの事を言っているのだろう。確かに、ウルトラマンは永遠に近しいほどの寿命を持ち、その姿も大人になれば殆ど変わらないのだという。

 

『そうであれば哀しみも苦しみもない。すべてが平等であり、すべてに始めから意味がある』

 

 この惑星は生命環境の設定を間違えたと、死ぬために成長しているのだという。

 時間を重ねれば重ねるほどに未練が増す……十数年しか生きていない私ですら、死ぬことに未練があるのだからそうなのだろう。

 

 人間が神様の真似事をして作り出した、人間よりも更に不出来な生命。そんな私だからこそ、人間たちを憎む権利が、否定する義務があると彼はとても優しい声で語りかけてくる。

 苦しいのなら止めていい、と。耳元で囁かれる、深い闇(ブラックホール)のような甘い声で……

 

『ドクター・ロマンは悲観的で、非人間的で、自分の言葉に傷ついたり、すぐに挫ける方ですが……人間の行う、あらゆる努力を否定するかたではありません。貴方はただ似ているだけの、正反対の何者かです。それに……』

 

 永遠に近しい生命を持っていても、ベリアルさんの心は人間に近しいように感じると、そう話そうしたその時だった。

 ドクターの姿をとる何者かの首を、突如として現れたベリアルさんが掴んでいた。

 

『ガハッ!? ばかな……、貴様が何故ココにいる! あの男がいなければ他者の夢へは入り込めないはずだろ!!』

 

『ハッ、笑わせるな。お前如きに出来て、このオレに出来ないわけがないだろ』

 

 先輩も同じような事があり、その時にもベリアルさんが先輩の夢の中へ入り助けたが、今回もそうしてわたしの夢の中へ介入してきてくれたのだろう。

 偽物は何らかの手段を用いて逃げ出そうとしているのだろうが、ベリアルさんがそれを強引に拒絶し続けている。

 

『誰が逃がすと思う。もう再生なんぞ出来ないよう、完全消滅させてやろう』

 

『グッ! グギャガガガガガガガガガ!!!!!』

 

 ベリアルさんの手から放たれた雷によって塵の一つも残さずに偽物は消滅した。

 完全に消滅したことを確認すると、手を掃いながらわたしと向き合う。

 

『その……ベリアルさんから見て人間に……いえ、生命に意味はあるのでしょうか?』

 

『ない』

 

 偽物が言った言葉に疑問を覚えてしまい、ベリアルさんのような方はどういう考えを持っているのか知りたくなり聞いてみると、ベリアルさんは考えるそぶりも見せずに即答した。

 

『何万年の生命だろうが、数十年しか生きられない生命だろうがすべて同じ生命だ。滅びる瞬間は滅びる、そこに最初から意味を見出す時点で間違っている』

 

『等しく同じ生命……それは、わたしも……』

 

『こうあるべきだ。そのために生まれてきた。定められたレールの上を歩くだけのヤツなどただの道具でしかない。だが、お前は違うはずだマシュ・キリエライト』

 

 残された時間はわずか、それでもわたしという生命は他の人たちと同じだと言ってくれたようでその事を考えているとベリアルさんはわたしの前に立つとその指先をわたしの胸へと向ける。

 

『迷い、怒り、苦しみ、喜ぶ。その感情の荒波こそが人間に許された”強さ”だ。────その瞳の輝きを鈍らせるな。その瞳が最後まで映す先こそが……お前が行きつく答えだ』

 

『それ……は────』

 

 そう言いながらベリアルさんが手を握ると、わたしの意識が現実へと引き戻される。目を覚ます浮遊感を感じた。

 

 

 

 

 

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「朝イチの急な呼び出しで申し訳ないんだけど、顔色が悪そうだけど大丈夫かい博樹さん?」

 

 

「ああ、大丈夫です。倒される怪獣になる夢を見たせいか、少し調子が悪いだけなんで」

 

 管制室からのコール音に気を引き締めてやって来ると、先に到着していた博樹さんの顔色が悪いからとドクターが軽く検診をしていた。

 

 もしかして、ベリアルさんが博樹さんから離れていたから……? 

 

「さて改めて−−−−立香ちゃん、マシュ、そして博樹さん。我がカルデアは本日を以って第七特異点へのレイシフト準備を完了した」

 

 予想通り、今回召集されたのは最後の特異点……魔術王自らが過去へ送ったとされている聖杯の回収、その準備が完了したことの知らせだった。

 

「ただ、今回の特異点は今までとは何もかもが異常すぎる。レイシフト先が神代の時代であるのに加えて、観測された聖杯の個数が5つもある」

 

 以前から危険視されていた通り、最後の特異点には5つもの聖杯の反応があったと言う。これまでの特異点と同じで時代を乱している聖杯は1つ。他に観測されている聖杯は強力魔力炉心としての役割を為している、敵対する相手がそれを使用している可能性が高いと予測されている。

 

「まったく、”そこに行く”だけで今まで全ての特異点以上の難易度だと言うのに聖杯が5つときたもんだ!! ははは、こちらの頭も可笑しくなってしまいそうだとも!!」

 

「はっ! それがどうしたってのよ。どんな相手だろうがこの私の炎で燃やし尽くしてやるわ!!」

 

 頭を抱えるダヴィンチちゃんの言葉に反応したのはジャンヌオルタさんだ。彼女は羽織っているマントをたなびかせながら自分の活躍を宣言する。

 

 どうやら今回の特異点攻略には彼女が着いていくことになったようですが、それを聞いたドクターの顔が青ざめています。

 

「あの〜ジャンヌオルタ。レイシフトを実行する前に聞いてほしいことがあるんだけどいいかな? 君にとってとても重要な話になるんだ」

 

「あら、何かしら? ああアレね、先にマスターちゃんが向こうに行かないと私を呼べないとかそう言うのでしょ? それくらい我慢するわよ」

 

「いや、今回の攻略にマシュ以外のサーヴァントは連れていけないんだ。あちらで何をしようともね」

 

「は?」

 

 その一言にやる気十分だったジャンヌオルタさんの顔が怒りに染まっていきます。彼女はドクター目掛けて炎を出す予感がしたわたしと先輩はすぐさま動き彼女の行動を止めに入る。

 

「ジャンヌステイ! ステイ!」

 

「そうです! いつも通りの説明不足ですから最後まで話を聞いてあげてください!」

 

「んんっ、正確には神代へのレイシフトの危険性から、一人のマスターに対して一基しかサーヴァントを連れていけないって事なんだ。マシュは聖杯確保のためにも必ず必要だから立香ちゃんが連れて行くのは必然的にマシュって事になるからさ」

 

 真っ当な理由を話されたジャンヌオルタさんは、落ち込みから怒りの炎が消え

 灰になってしまったかのように崩れ落ちてしまう。

 

ようやく私の出番が来たと思ったらコレよ。アステリオスはアメリカで活躍して? モードレッドに至っては何よ、主人公かってくらい活躍したって話じゃない。私結構最初の方にマスターと契約した筈よね? それなのに出番少ないって何なのよ……何なのよ!! 

 

 嘆く彼女の事を見ると申し訳ない気持ちでいっぱいになりますが、ココは我慢をしてわたしと先輩はレイシフトの準備をする為に一度管制室を後にした。

 

「何だってのよおおおおおおおおおお!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 [アンサモンプログラム スタート]

 

「さて、と。今回もよろしく頼むねありすちゃん」

 

『ええおじさま。素敵な結末を迎えられるようにがんばるわ!』

 

 レイシフトを行うため、準備を終えた私たちはコフィンの中で待機しながら、ベリアルさん以外だと唯一の私自身が契約したありすちゃんと話をしていた。

 

 彼女は本の形に姿を変えられるから、こういう時コフィンの使用個数を少なくできるのも利点といえば利点って事になるかな? 

 

 そんなこんなで後数秒もすればレイシフトが始まるといったその時だった。

 私の手が勝手に動き出し、コフィンに触れた

 

「ベリアルさん? 何しようとしてるんですか?」

 

『このまま跳んだ所で敗北は目に見えている。少し、次元を歪ませてやる

 ……はっ!!』

 

 こちらが考える隙も与えてくれずにベリアルさんはコフィンへ何かしらの力を流し込むと、アナウンスが一瞬だけノイズが走ったように聞こえてきた。ブリーフィングの時妙に静かだと思っていたけど……こういう事かあ〜〜。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ギルガメッシュ王!! このままでは北壁が持ちません!!」

 

 古代メソポタミア時代最大の都ウルク。その王城とも言える建造物であるジグラッドに佇むこの時代の王“ギルガメッシュ”は窮地に陥っていた。

 

 半年もの間襲いかかってくる魔獣たちをその采配で退け続けていたが、それも限界に近づいていた。本来ならば、立香たちカルデアたちが来ても耐え続けるだけの戦力が残される筈だった。

 

「っち。既にあちらに1つ聖杯があるというだけでここ迄違うか……。マーリンッ!!」

 

「何かなギルガメッシュ王。私にはあの魔獣たちをどうにかしろって言われてもそれは無理な相談だよ?」

 

「たわけ! 今のお前に戦力としての期待はしていないわっ!! カルデアの者たち、あれはあとどれだけの時で来る」

 

 既に、魔獣の女神は聖杯を1つ手にしていた。その聖杯を炉心とすることで魔獣の生成速度を加速させることで襲いかかってきたために、戦線を維持出来なくなっていた。

 まだ全てを出し切った訳では無いため、彼が自身の宝物庫を開けば数日ならば持ちこたえることが出来る。

 

「う〜ん、後一週間。彼らが来る頃にはもうウルクは滅んでるかもしれないねハッハッハッハ!!」

 

「笑い事ではないわ!! この戦線を一週間……巴御前が抜けた穴は大きいか

 ……」

 

 その時だった。王の居座る玉座の中心、その場所に赤い雷が降り始める。

 魔力の障壁により、このウルク自体に誰かが、ましてやジグラッドに侵入する者など不可能にも近しい行為だ。 出来るとすればここウルクの女神か、それを破るほど強力な力を持つモノだけだ。

 

「マーリン。貴様カルデアが来るのには一週間かかるのではなかったのか?」

 

「ハッハッハッハ!! ギルガメッシュ王、例え私がグランドキャスターだとしても、見通せない、予測出来ない事も存在するんだよ。最もたる例が、彼だろうね」

 

「−−−−貴様がこの時代の王。人の王か」

 

 魔獣巣食うウルクの地、絶望の淵に立たされていたギルガメッシュたちの元に今、キボウノカケラが降り立った。

 

 




「アイツら次の特異点で終わりだからお前ちょっかい出してこいよ」

「それもそうだな。まあアイツが来るのわかったら速攻で逃げるし行けるやろww」

結果→72柱の魔神柱が71柱になりました。多分キマリスとかアムドゥシアス辺りが逝きました。


 そしてベリアルさんは立香ちゃんたちよりも1週間早く現地入り。この人絶対やってること頭おかしいって

 余談なんですけど、この小説の立香ちゃんのメインパーティーはマシュ、モーさん、アステリオスの3人でジャンヌオルタはサブメンバー辺りでしかないよねってイメージです。ごめんな邪ンヌ
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