【一部完結】Fate/Grand Order〜Bの因子〜   作:ちょっつー

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今回から第1章の始まります。
べリアルさんが関わることでどう変わっていくのか……


オルレアン……最初に当たった牛若ちゃんと単発で来たキャットとヴラパパとで駆け抜けた記憶……

感想、評価お待ちしてます。


邪竜百年戦争オルレアン~模造された憎悪~
1


「とっ、ここは……森の中? 」

 

「そのようです。 レイシフト、無事完了です。」

 

人理修復する決断をして1週間くらいで、最初にいく特異点の測定が終わった。

私は、最初に着ていた制服から黒いローブを羽織ったいかにもって感じの魔術礼装に着替えて、民間人との接触も視野にいれてべリアルさんもカルデアの制服に着替えてる。

 

準備を終えて、無事に1個目の特異点にレイシフトした私たちは、マシュの持つ計測器で色々調べて貰ってる。

何故かフォウくんも着いて来ちゃったみたいだけど、大丈夫……だよね?

 

「時間軸の座標の確認から今はどうやら1431年ですね。 」

 

百年戦争────簡単に説明してもらったけど、フランスとイギリスの国境線が決定した戦争だっていうことで、今は戦争休止中で名前の通り100年続いてたわけじゃないっぽい。

 

「そんなご託はどうでもいい。 マシュ・キリエライト、この地球には空に光の輪があるのか? 」

 

「光の輪? いえ、そのようなものは……っ!! 」

 

べリアルさんに言われて私とマシュ、それと通信が繋がったドクターたちと空を見てみると、言っていた通り空に光の輪っかのようなものが出来ていた。

 

ドクターの見解でじゃ未来が消失した理由の一端になったっていってたけど、何も分からない私たちに出来ることはない。

そう言うことだから、今はこの特異点について知るために現地の調査を進めることになった。

 

 

 

 

 

「おい貴様。 起きろ 」

 

「ひっ!! ひいっ!! や、やめてくれっこ、殺さないでくれえ!! 」

 

「わああべ、べリアルさんっ!! それは酷すぎるよっ!! 」

 

しばらく歩くと崩れた砦に辿り着いた私たち。

中へと入るやいなやべリアルさんが武器の棒を使った横になって倒れていた兵士の一人を持ち上げて脅し始める。

その方法で情報収集をするのを止めようとするのけど止めることなんて出来るわけもなく、隣で話を聞くしかなかったけど、この特異点の原因が何なのかは何となく検討がついた。

 

”竜の魔女の復活”

ジャンヌ・ダルク。 私でも知ってるすごい人……最後は戦争相手のイングランドに捕らえられて火刑に処されてしまった彼女が蘇った。

 

「じゃ、ジャンヌ・ダルクは今ではオルレアンを根城にしてフランス中を攻撃してるんだ!! ど、(ドラゴン)を使ってっ!! 」

 

何か、魔術側では竜種の存在は当たり前らしいけどこの15世紀のフランスに竜は存在していない。

蘇ったジャンヌ・ダルクが竜をこの時代に呼び寄せてるらしくて、そんな芸当が出来るのは聖杯の力に他ならないだって

私からすれば竜が実在してたってことすら信じられないんだけど……

 

すると、突然兵士の1人が慌ただしく部屋に入ってきた。

 

「竜の魔女がここまで来やがった!! みんな逃げろっ!! 竜に喰い殺されちまうぞっ!! 」

 

「………………フンっ 」

 

「あわわわわっ!! 」

 

忙しなく動き始める兵士たち

充満していく血の匂いが土や火薬の匂いと混ざりあう。

 

血の匂いには馴れてるって思ってたけど、戦場に広がる匂いは私が知っているものよりも気持ちの悪いもので吐き気を催してしまう。

 

マシュも私と同じみたいで顔色を悪くしてるけど、特異点の原因かもしれないジャンヌ・ダルクが来たんなら向かわなきゃ

 

「「!!!? 」」

 

顔を上に上げると同時に、壁に何かを思いきり叩きつける音が響いてきた。

私とマシュだけじゃなくて、残った兵士たちも音のした方に顔を向けていて、土煙が風と一緒に消えるとそこ立っていたのはべリアルさんだった。

 

べリアルさんが、砦の壁を容赦なく壊してくれたお陰って言っていいのかわからないけど、大きく空いた穴から吹き付ける新鮮な風が入ってきてくれて、さっきよりかは気分が幾分良くなった。

 

『あんな無茶な壊し方をして……この砦が崩れでもしたらどうするつもりだったんだ彼はっ!! 』

 

ドクターはそう言ってるけど、べリアルさんがそんな間違いをするとは思えない。

ここを壊せば崩れないって位置を的確に狙ってやったんじゃないかな?

 

「………… 」

 

「!! マシュ!! 」

 

「はい先輩!! 」

 

そうこう考えている内に、べリアルさんが外に飛び出していった。

飛び出していくその一瞬、私たちのことを一瞥してきたのを私もマシュも見逃さなかった。

だからすぐにマシュに声をかけて、2人でべリアルさんの後を追って飛び出した。

 

「あれは………… 」

 

そうして外に出ると、そこには無数の竜と1人で戦っている人いた。

戦ってる最中に顔まですっぽり覆ってた布がはだけたからか、一つに纏められた綺麗な金髪を揺らしながら、手に持った槍……違う、あれ旗だっ!!

 

べリアルさんも既に戦い始めてて、複数の竜相手を相手取ってる。

 

「よっし!! 私たちも戦おうマシュ!! 」

 

「すうーはぁー。 はいっ!! 敵性は竜種──ワイバーンと戦う女性を加勢します!! 」

 

そうして、少し遅れてだけど私たちもワイバーンとの戦闘を始めた。

 

ワイバーンの炎を他のワイバーンから切った尻尾でガードするって……べリアルさん、それ酷すぎない?

 

 

 

────◇◆◇────

 

 

瞳に映るのは、深い、深い炎の闇

 

どんなにもがいても抜け出すことの出来ない底なし沼に浸かってしったような感覚

 

ただ、心だけは止まらずに動き続けていた。

 

憎しみ、妬み、嫉みといった負の感情が津波のように何度も、何度も押し寄せてくる

 

 

 

ここはどこだろうか?……確か私は……爆発に巻き込まれて……それから……

 

 

動こうにも、何かに締め付けられているのか身動きがとれない。

爆発音が響いて、目の前の強固な扉が壊された。

そこにいたのは、ニセウルトラマン……。 初代ウルトラマンに良く似た容姿をした偽物のウルトラマンは、もう隠す必要はないのか元の姿に戻ってこちらに接近してくる。

凶悪宇宙人ザラブ星人。 その手に持っている武器、ギガバトルナイザーの存在からこのザラブ星人はメビウス外伝 〜ゴーストリバース〜 で出てきたザラブ星人みたいだな。

そのザラブ星人はこちらにギガバトルナイザーを向けると、今まで動けなかった身体が解放された。

 

『目覚めろ()()()()()()()()()()、光の国が生んだ暗黒のウルトラ戦士! 最恐・最悪のウルトラマンよ!! 』

 

ベリ……アル? そんなウルトラマンの名前聞いたこともない。 それに暗黒のウルトラ戦士だって? 光の国にそんなウルトラマンいるはず……

そう思っていると、ザラブ星人は私にギガバトルナイザーを手渡してくる。 私の身体なのに無意識に動いていて違和感を覚えるが、渡されたギガバトルナイザーの使い方を知っていたのか、鉄アレイサイズの大きさから元の身の丈以上の大きさへと瞬時に戻すことが出来た。

 

『うがああああああ!!!! 』

 

ギガバトルナイザーが本物だって分かると、私はその力を試すようにザラブ星人をいとも容易くその手にかける。

なんだ……この姿……!? 私の全身を鏡のように綺麗な鉱石で確かめると、その姿に驚きが隠せなかった。

確かにその背格好はザラブ星人の言っていたようにウルトラマンに酷似しているが、それ以外はまるで違う。

充血したように血走った目、鋭い爪に大きな手、体色はまるでダークザギのような真っ黒な身体に血液のように全身を駆け巡る赤

これが……今の私……なのか? なんでこんな姿になってしまったんだ……!?

 

『ベリアルっ! 監獄に戻るんだっ!! 』

 

『ああ? 準備運動にはなるか 』

 

タロウっ!! ベリアルはまるで下にした口で舐めているが、タロウは宇宙警備隊の教官を務めている。 ウルトラの父と同じ超戦士の証“ウルトラホーン”に加えてウルトラ兄弟一のパワーを誇ってるんだ。 この身体、本調子じゃないみたいだし、タロウなら私を、ベリアルをきっと止めてくれるはずだ。

 

『ストリウム光線!! 』

 

『はあっ!! 』

 

一緒に向かってきたタロウの教え子たちをものの数分で蹴散らし、今(ベリアル)はタロウと一対一で戦っている。

タロウは七色に発光し、腕をT字のように組んで放つ必殺光線“ストリウム光線”を繰り出すが、(ベリアル)はそれを背を反らすだけで簡単に避けてみせた。

嘘……だろ? 本調子じゃないっていうのにあのタロウと互角……いや、それ以上の力で渡り合ってる。

 

『くはははっ!! 帰ってきたぜ!!! 』

 

倒したタロウを片手で投げ捨て、光の国へと降り立った。 憧れだった光の国に来れたっていうのに、ちっとも嬉しくない。

(ベリアル)が来ることは予め予期していたのか、沢山のウルトラ戦士が(ベリアル)の前に立ちはだかった。

パワードやマックス、ゼノンにユリアン。私が知っているだけでもこれだけの勇士が立ち向かうが、その手がベリアルに届くことはない。

メビウスやヒカリも加勢にきたがベリアルに手も足も出せずに倒されてしまう。

テレビの前で何度も見たウルトラマンたちが倒れるその姿は、地獄でしかない。 しかもそれをやったのは…………私だ……

 

(やめて……くれ……)

 

駆けつけた初代ウルトラマン、ウルトラセブンすらもベリアルの力には敵わず、唯一宇宙警備隊隊長のゾフィーだけが1人残ってしまった。

頼むゾフィー!! 私を止めてくれ!!

 

『胸の勲章、警備隊隊長の証か……。ようやくまともな奴が現れたと思ったが……。 とんだ期待ハズレだぜ 』

 

『もうあの時の私ではない、貴様はここで止める!! 』

 

(やめてくれ…… )

 

ベリアルの方はわからないけど、ゾフィーはベリアルのこと知っているような口ぶりだ。

右手を前に突き出して放つ最強光線“M87光線”を繰り出すけど、ギガバトルナイザーを自分の目の前で回転させることで盾の役割を果たし、光線を分散させたベリアルはその勢いのままゾフィーに襲いかかり、いとも簡単に倒してみせた。

 

『有象無象の雑魚を、このオレがいちいち覚えてると思うな 』

 

(やめてくれ…… )

 

みんな、みんな倒れてしまった……。 光の巨人、正義の味方であるウルトラマンが、たったひとりの悪のウルトラマン、ベリアルの手で倒された。

ギガバトルナイザーから放たれる雷撃を使い光の国を破壊しながら、ベリアルはこの国を照らしている人口太陽が保管されているタワーへと足を進めた。

 

 

 

────◇◆◇────

 

 

 

 

「私の真名は──“ジャンヌ・ダルク” 」

 

ワイバーンとの戦闘を終えた私たちは兵団から逃げるように一緒に戦ってくれた女性と森の中に入って休憩していた。

 

しばらくすると彼女はボロ布を脱いで名前を教えてくれて真名をジャンヌ・ダルク本人なんだと言って。

 

何でも目の前にいるジャンヌさんはフランスを襲っているジャンヌ・ダルクとは別の存在らしくて、それを確かめるためにオルレアンに向かっている。

 

目的は一緒だから私たちは、ジャンヌさんと行動を共にすることになった。

 

 




「「英霊! カプセルナビ!! 」」

「今回の英霊は~コチラっ!! 」

「ジャンヌ・ダルクさん。 フランスを勝利へと導いた救国の聖女と呼ばれる方です 」

「特異点では2人のジャンヌ・ダルクがいるんだもんね。 何か違ったりするのかな? 」

「どうなのでしょうか? それでは今回はこの辺りで 」

「次回もよろしく~~! 」
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