乃木さんちの青葉くんはこんな感じである 作:ቻンቻンቺቻቺቻ
「──ってな訳でさ、退院はしてるけどまだ背中に糸が残ってるのさ。まぁこれもすぐに抜けるって話なんだけどね」
『乃木さんからも聞いてましたが、かなり無茶しましたね』
『聞いてるだけで痛いよ』
丸亀城の放送室で姉の隣に座り、しばらく話す機会の無かった長野の勇者歌野と巫女の水都に雑談ついでの近況報告をする。スピーカーからは嘆息するような反応が返ってきた。
『なんだ、青葉はわるいやつにこてんぱんにされたのか』
「なにおぅっ、後一手で仕留めてたし!勝ち寸前だったし!」
「そんな一手を打たせてたまるか阿呆」
『も~、まきくんったら意地悪言ってばっかり。駄目だよ』
久しぶりのまきおも相変わらず生意気なようで、こちらの一言一言に突っ掛かってくる。言われっ放しも癪なのでその全てに言い返していたらちょっとした近況報告なのに少々時間をとられてしまった。
「まぁ、そんな感じで桜の見頃を病室で過ごす羽目になっちゃったよ」
『桜ならいっぱいさいてるじゃん』
「なんと」
四国より北の長野は今が桜の見頃らしい、羨ましい限りだ。
『毎日うたのんねーちゃんとみーねーちゃんと桜の下でおにぎりたべてるんだー、毎日お花見だぞ』
「なんとぉ!」
『畑にした所の横に大きな桜の木があるんですよ』
桜の花を見ながら農作業をして、休憩は桜の木の下で。そんな羨ましい日常を長野組は謳歌しているらしい。
「若姉さん、今すぐ勇者なパワーで僕を長野に連れてってよ」
「何を言ってるんだお前は」
「僕、長野さん家の子になる」
そして、桜前線を追い掛けて北海道まで行ってから四国に戻って乃木さんちの青葉くんに戻るのだ。
『花見したさに余所の子になる発言とは、エキセントリックさは相変わらずですね』
「駄目だ、青葉は死ぬまで乃木の家の男子だ」
「そっかー、じゃあいいや」
『諦めが早いね』
元より今年の花見は諦めると姉と決めたのだ、万分の一の可能性に掛けて言ってみただけなので駄々をこねる気はない。
「だがまぁ、それはそれとしてだな。いつも音声だけのやり取りな私達だが、いずれは直接会って花見やクリスマスパーティーをしてみたいものだ」
『それは、素晴らしいですね。きっと楽しい一時になると思います』
希望に満ちた歌野の声、何一つ状況が好転している訳では無いが、それでもこの明るい歌野の声を聞く限り長野の状況は悪化することは無いのではと根拠もなく思ってしまう。歌野がいる限り、長野はきっと明るさを保ち続けるのだろう。
「僕も歌野ちゃんと水都ちゃんと、ついでにまきおにも会ってみたいなぁ」
『そのためにはバーテックスを撃退し続けなくてはですね、俄然やる気が沸いてきました』
『あったら、まずはあおばを泣かす』
「こいつめ」
『私も四国の皆さんに、会ってみたいです』
「さて、そろそろ終了の時間だ。次の通信までお互いの健闘を祈る」
『はい、それでは、また』
姉が慣れた動作で通信機器を操作し、スピーカーの音が途切れた。肩の触れ合う距離に座る姉の穏やかな呼気の音色だけがほんの微かに耳に届く。
なんとなしに姉の横顔を見ていると、真っ直ぐ前を向き続けて何かを考えている様子の姉の横顔に薄く曇りが見えた気がした。
「どーしたのさ?」
「……いや」
一呼吸分遅かった返事、この姉は僕と姉の間に不安を隠せるとでも思っているのか「何でもない」とだけ前を向いたままこぼすようにそう言った。
乃木の男児たるもの家族を安心させるべし、いつだったか勢いで作った決まり事だが勢いだけで済ませる気はない。
「若姉さん」
「なんだ」
「どーしたのさ?」
二度目の同じ問に、姉が振り返り僕と眼を合わせた。
その紫水晶に、気のせいではない曇り。
「まったく、青葉は時折鋭すぎる」
「いつもこんなんだと思うよ」
僕にとって姉が解りやすいだけなのである。
巫女としてのお務めがあってここにはいない幼馴染を含めて僕達三人は意識せずともお互いの違和感に気付き合うのだ。
「……長野組はああやっていつも明るく振る舞うがな、不定期に襲来するバーテックスどもと命を掛けて戦う日々を過ごしている」
「うん」
「だが、私達は今に至るまで 平和に鍛練と勉学の毎日を過ごしてきた」
「うん」
刃物男の事件みたいな例外を除けば、丸亀城の勇者達は快適な環境で暖かいご飯や安心できる寝床を用意されて力を蓄える事が出来ている。そうなるように大社の大人達が頑張ってくれているのだ。
「……まるで、私達も共に背負うはずだった負担を長野組に押し付けているのではと、根拠は無いがそんな風に思ってしまってな」
姉は誰にでも毅然と接し、自分にも更に強く在れと自分自身に厳しく振る舞う。そんな姉だからこそ四国と長野のまるで不公平な現状が気に掛かるのだろう。更にいえば、友人と思っている長野の歌野と水都の負担が心配なのだろう。
「んー、そっかぁ」
何故四国と長野に襲撃の差が有るのかは解らない。バーテックスが何を考えて長野に集中しているかなんて僕には予測する事もできない。だけど、そんな僕にも解ることが少しだけある。
「若姉さんが気に病んでも仕方ないさ、悩んだってバーテックスの行動は多分変わらないし」
「……そうは……言うがなぁ」
「それに、うたのんねーちゃんはサイキョーのヒーローらしいから、いつか若姉さん達が長野に応援に行けるようになるまできっと長野組は笑顔でいれるよ。きっと大丈夫さ」
長野の勇者と巫女を一番近くで見ている弟分が何度もサイキョーだと断言しているのだ、ちょっとやそっとでは長野組は崩れやしないだろう。
「そうか……うむ、そうだな」
「そうさ」
「長野が請け負った負担の分、いつか力を蓄えた私達が大きな助けになれば良いのだな」
「それで良いと思うよ」
「うむ、これからはますます鍛練に身が入るな」
向かい合った姉の微笑み、その瞳に曇りはもう無かった。
─────
怪我で入院していた春休みに姉と千景という珍しい組み合わせで見舞いに来てくれた日がある。その日に僕は軽めの柔軟体操のつもりで体を動かして傷を開かせた事があるのだが、それ以降も実はこっそりと極々軽めの柔軟をしていたのだがその全てを看護師さんに見つかっていた。
「いい加減にしてくれませんかねぇ」
と、三回目に見つかった時にドスの効いた声で看護師さんに怒られて糸が抜けるまで一切の鍛練の禁止を約束させられたのだ。
不本意な約束なのだが約束は約束、守らねばならない。別にあの時の看護師さんの怒気がぶちギレた祖母を彷彿とさせるからではない。別に鍛練しようかなと思った時にあの形相を思い出すからではない。約束は守るモノなのだ。
普段は皆がそれぞれの鍛練を課されているときは姉の鍛練を見学し、かつての師範と同じ空気を感じる指南役の老人の剣技を隻腕の僕なりに合わせて盗もうとするのだが、鍛練を禁じている今に老人の剣技を見るとどうしようもなく試したくなるので見学を控えている。
試すのは鍛練、試そうとしたら鬼の形相の看護師さんを思い出すのだ。約束は、守らねば。
「…………」
「…………」
「…………」
そんな訳で姉の鍛練の見学を止めている今、そう言えば千景の鍛練をゆっくりと見たことが無かったなと思い至り、鎌術と薙刀術を擦り合わせた理合いとやらにも興味があったのでこうして見学に来ている。
「…………」
「…………」
「…………」
指南役の女性と向かい合うように立つ千景が半身に立つ脚の前後を入れ換えながらその手に持つ大葉刈の回転を途切れされることなく縦に横にとクルクルと回し続ける。推測するに、大鎌の形状的に重要であろう遠心力を途切らせ無いように振るう鍛練なのだろう。千景が長い髪を揺らしながら長柄の武器を回し続ける姿はなんとなくマーチングパレードの旗振りに似ていた。
「…………」
「…………」
「…………」
ひたすらに無言で大葉刈を回し続ける千景とその千景の前に立つ指南役の女性、その沈黙の強さに離れた場所で座る僕もなんとなく無言になり続けている。
「動きが小さくなってる、もっと適切に」
「……はい」
指摘する指南役の女性に短く答える千景、動きにハリが出て、回転の緩急が出る。フワリフワリ、スルスルと、先程旗振りの様だと感じた動きに更に機敏さが増して動きに流麗さを感じるようになる。
「……綺麗だなぁ」
僕の素直な感想である。姉の力強さと滑らかさの両立した居合を花火のような瞬間的な美しさだとすれば、千景のこの動きは自然な動きを重視したせせらぎの美しさに似ている。
カランと、音がした。
「…………」
「…………」
「?」
その手から大葉刈を落とした千景が薄く恨みがましい顔で僕を見て、指南役の女性が何を考えているのか解らない真顔で僕を見ていた。手から落とした大葉刈で千景が怪我をした様子は見えない。
「もう一度」
「……はい」
指南役の女性に促された千景が足元の大葉刈を拾い上げて再び回し始める、しかし、千景の動きに先程の流麗さは見えない。
「上半身と下半身が連動してない」
「……はい」
指南役の女性が指摘すると千景の動きに徐々に纏まりができ始め、大葉刈を十回転させる頃にはせせらぎの美しさに戻っていた。
もう少し近くで細かい所までしっかりと見たい、そう思ったので立ち上がり向かい合う二人に近付く。指南役の女性の後ろに立って千景の動きをじっと見る。
「…………」
「…………」
「…………」
近付いた時に少しだけブレが見えた気がした千景の動きはやはり流麗で、大葉刈と千景が一体化しているかのような整った動きに見える。
脚の前後をリズムよく踏み替えて腰を回して胴を同時に回し、緩急を変えて肩、肘、手首を回して大葉刈で空気を哭かせて円を描く。
「そっかぁ、腰が綺麗なのかぁ」
下半身の軽快な動きを腰で受け止めて上半身を安定させ、腰で胴全体を回しているが故の自然な綺麗さなのだ。離れて見ていれば解らなかったが近寄ればとても解りやすかった。
カランと、音がした。
「…………」
「…………」
「?」
再び大葉刈を手から落とした千景が頬を解りやすく紅く染めて恨みがましい目を向けて、指南役の女性が人間性を削ぎ落とした真顔で振り返る。何だというのか。
「…………」
「…………」
「千景ちゃんは、腰がしなやかで綺麗だね」
無言の二人に何か発言を促されているのかと思い、感じたことを率直に発言してみる。
千景の頬の紅が増して、肩が震える。
「キミ」
指南役の女性の無機質な声。
「んー?」
「邪魔するなら出ていきなさい」
何故だ。
─────
空が、恐ろしい。
見上げた晴天に幾つか浮かぶ浮雲の景色が、喉の奥に形を持って渦を巻く恐怖心を呼び寄せる。
「えぇい、しゃんとしろ」
そんな僕を見て姉は眉間に皺を寄せる。
「青葉ちゃん、そんなに怖いんですか?」
困り顔の幼馴染もこんな僕を見てどうしたものかと頬を手で触れる。
今日この日、僕のコンディションは最悪だった。故に、久しぶりに空への恐怖心が膨れ上がっているのだ。
「若姉さん」
「何だ」
「手を……繋いで」
言葉にして「手を繋ぎたい」と言ったのは何時ぶりか、やれやれと、嘆息しながら差し伸べられた手が僕の手を握った事で少しだけ気分が落ち着いた。この表面が硬さを持ちながら強く握るとふにふにと柔らかい姉の手は、触れているだけで僕の心に平穏を作り出す。
「あまり強く握ってくれるな、青葉の握力は最近強まる一方だな」
隻腕での生活と鍛練が僕の残った右腕を鍛え続けているのだろう、いつの間にか広がっていた姉との握力の差に少しだけ驚いて恐怖心を少しだけ押し流した。
姉の手と触れ合う事により、形を持って渦巻いていた恐怖心がしぼんで辛うじて平静をたもてるようになる。そうして戻ってきた薄い平常心が今しがたまで乱れていて己の精神の未熟さを気付かせてどうにも恥ずかしい気持ちになる。鍛練が、足りないようだ。
「そんなに病院が怖かったんですか?」
「うん」
今日は病院にて軽い診察の後に抜糸の予定だ、そう、抜糸をするのだ。自分の皮膚を通る何本もの糸、肩から背中に掛けて数十、左腕にも数十、それら全てを一本一本丁寧に抜くのだろう。縫合された時は気絶していた間に全て終わっていたが、抜糸は自分の足で病院に向かい施術を受けなければならない。
居合の鍛練を解禁されるという事で楽しみにしていた今日なのだが、これから医者の手によって施されるそれらを想像してどうにも怖くなってしまったのだ。
その結果、テンションが落ちきって空に怯える無様を二人の前で晒している。二人は完全に病院のみに怯えていると見ているようだが。
「刃物を持った気狂いに立ち向かえるのにピンセットを持った理性的な医者には怖じ気つくのか」
「青葉ちゃんの怖さの基準は難しいですね」
首を傾げる付き添いの二人がいなければ僕は寄宿舎の自室から出ることも出来なかっただろう、寄り添うように歩く幼馴染と手を引いてくれる姉には感謝の念を強く感じる。
このまま歩き続けて病院のエントランスに入り受付を済ませるまで姉の手を握り続けた。
「乃木青葉さーん、どうぞー」
待ち時間は少なかった、名前を呼ばれて入った部屋では柔和な顔の医者が笑顔で待ち構えていた。
検診の時間も短かった、上半身の服を脱いで傷口を見せれば「おっしゃ、良く塞がってる。抜きましょうか」と、即断即決されてしまった。
「はいはい、その寝台に寝そべってねー」
そう言う柔和な顔の医者の手には細かい作業に向いてそうなちいさなハサミとピンセット。……麻酔は?
「ん?麻酔?しないよ?」
柔和な医者曰く、最近の糸は抜いても痛くないようにできてるらしいとのこと。それでも恐ろしいモノは恐ろしいのだ。思わず「ヒェッ」と声を漏らして「助けて若姉さん」と漏らしてしまうのも仕方無い事なのだ。
そんな僕を見て待合室にて待つ姉を呼ぶ半笑いな医者の心遣いは有り難いが、その手にハサミとピンセットを持ち続ける限り僕がこの医者に心を開く事は無いだろう。
「今日の青葉はとことんへなちょこだな」
背中でパチンと糸を抜く音に混じり、うつ伏せに寝そべる僕の手を握る姉が頭の上からそう語りかける。
「だが、それで良いさ。普段の青葉は頑張っているからな、頑張り過ぎてこんな怪我も負ってしまった」
糸を抜く医者の手ではない感触が、傷口から離れた場所をなぞる。
そういえば、処置をした傷口を姉に見せたのは今日が初めてか。
姉の目には火傷の跡が残り変色した左肩から先と、肩から背中の百足が一直線に這うような傷痕ができたグロテスクな僕の体が見えているのだろう。それでも姉の声は平常だった。むしろ、優しかった。
「なぁ青葉」
「んー?」
穏やかな姉の声に、背中の糸を抜かれている途中だという事を忘れてのいつもの返事。
「刃を持つなとは言わない、居合は最早私達の一部だ」
「うん」
「本当は止めたいが、争うなとも言わない、青葉の護りたいという思いはきっと尊いモノだ。私だって近しい仲間が危機に陥るならば刃を抜くさ」
「うん、だろうね」
「……だが、もうこんな怪我を負わないでくれ」
穏やかな姉の声、穏やかながら強く混じる怒りや哀しみ、そして、恐れの強い思い。
「私達は共に産まれた半身同士だ、私は、半分を失えばひなたが支えてくれてもきっと立ち上がれない」
「……そっかぁ、うん、僕もそうだよ」
姉は、目の前で僕が斬られてどんな思いだったのか。僕がもし、目の前で姉が斬られる所を見れば正気ではいられないだろう。仮にあの時斬られたのが姉で僕が見ていたとしたら峰など使わずに初撃目に首を撫で切るか心の臓を突いていただろう。正気を保ちつつ峰での一撃で意識を奪う事を選べた姉の心の強さは改めて考えると凄まじいモノだ。
そんな姉が"立ち上がれない"と言ってしまう程の事になりかけた。どれ程の心配をさせてしまったのだろうか。
「約束、してくれるか?」
「うん」
この約束を結ぶ事に、躊躇いなぞない。
僕は姉の力になると自分に定めたのだ。
心配させてばかりの僕だが、姉の為ならばきっとこの難しいであろう約束も守りきってみせる。
「そうか」
「んー」
頭に感じる姉の手のひら。約束に奮い立った心が瞬時に安らぐ。背中に感じる糸を抜かれる感触に緊張していた力が抜けて目蓋が落ちる。
「青葉、終わったぞ」
「んー?」
気付けばあれほど恐ろしく感じていた抜糸は終っていた。
青葉くん
相変わらず五歳児あいてにムキになる。気の効いた言葉は言えないけど"大丈夫さ"とは言う。千景の綺麗さのポイントは腰だなと見抜いた、他意は無い。歴戦の肉体を持つ小学生六年生、それでも病院が怖かった、犬かな?小学生です。頭を撫でられると安らぐ、犬かな?小学生です。その約束を守るのが難しい?あんな事件にまた遭遇してたまるか。自分の体は見ていて気持ちの良いものではないと思ってるので見せないように立ち回ってる。
若葉さん
長野の厳しい現状が心配で仕方無い、おいコラ、バーテックスどもコッチにも来いよ、来ません。弟に"大丈夫"と言われれば大丈夫な気がしてくる。弟の体の歴戦っぷりに動揺はない、無いけど不安は募る。約束、つまりは無傷で勝ち続けろとの事、うーん、要求レベルが高い。気苦労の多いおねーちゃん。
うたのん
長野の天災エンジョイ勢。桜が開けば農作業開始、たまんねぇなぁ!蛇も蛙も鷲掴み余裕。バーテックスが倒しても消滅しないなら持ち帰って肥料にしていたかもしれない。戦いに恐怖を感じてもみーちゃんとまきおの為なら頑張れる。
みーちゃん
毎日お握り作ってる、調味料は塩と友情と愛情。毎日泥だらけの農作業着を洗濯している、雨の日はお休み。協力的な爺さん婆さん達とまきおくんの面倒を見る毎日。主婦力が加速する小学生。将来はいいお嫁さんになるね!え?将来?どうなるのかな?
まきおくん
長野の天災エンジョイ勢その2。大好きなヒーローとねーちゃんと一緒に泥まみれ。手を洗ってからお握りを食べましょう。天災の日にはぐれたかーちゃんを今も待ってる。お互いの推しメンを語り合う青葉に友情を感じるがそれ以上に気に食わない、サイキョーはうたのんねーちゃんなのだ。青葉、いつか、泣かす。
千景ちゃん
腰が綺麗、しなやかで綺麗。ストレートに褒められて集中が途切れる。そんな事言われるのはたぶん始めてだからどう反応すれば良いのか解らない。もしかしたらこれもセクハラなのかもしれない、いや、セクハラだわ。
ひなたちゃん
青葉くんの背中はまだ見てない、見たらきっと心が痛む。見てないのは青葉くんがそう立ち回ってるからと見抜いている。見せられない程の傷痕なんだろうなと考えて少し心が痛む、だけど本当に痛いのは青葉くんだからと哀しみを表に出さない。気丈な少女。
───
青葉くんが完治しました、小学六年生が始まります。
何故原作の過去から始める構成にしてしまったのか、本編が遠いです。