乃木さんちの青葉くんはこんな感じである 作:ቻンቻンቺቻቺቻ
「コーー……フーー……」
呼吸を整え、腰に帯びた得物の柄を握り、息を乱さぬままに抜刀、鞘滑りから直接対象に刃を当てて撫でる。この間、一切の姿勢を崩さずに自然体に直立したまま。
刃が巻藁に食い込んで止まり、何枚かの層が残った藁が繋がった状態で切れ端がぶらさがる。まるでなまくらな包丁で切り損ねた沢庵が歪な形で一本のまま残っているような間抜けな有り様だ。
「ん~~……」
その間抜けな切れ端を手で引きちぎり、少し考えてから巻藁から十歩程離れて腰の刀を一度解く。
「コーー……フーー……」
再度呼吸を整えて深く集中、十歩先の短くなった巻藁と自分の肉体のみを意識に残す。
自然体のように巻藁に一歩ずつ歩みより、近付いていく巻藁との間合いを計りながら歩幅を調整し残りの五歩の頃には完全な自然体へ。巻藁とスレ違った一歩先、前に出した足を軸足に全身を反転させながら左袖から小刀を逆手に抜き放つ、そのままに回転の勢いを利用して裏拳を掠めるように小刀を巻藁に当てて撫でた。
ストンと、確かな手応えと共に巻藁が両断される。
「ん、よし」
「何が、良しだ」
左袖に仕込んだ鞘に納刀し声の元に振り返る、眉を八の字にした曖昧な表情の姉が腰に手を当てて立っていた。
「若姉さん、見てたんだ」
普段の鍛練の合間にちょっと思い付いた斬り方を試していたのを見られて、なんとなくイタズラを仕掛けている途中で見つかってしまったかのような照れ臭さをかんじてしまう。
「いやぁ、最大限脱力してても刃の滑らせ方とか軸足の残し方だけでも滑らかにいくものだね」
「あぁ……その技と体捌きは確かに見事だったがな」
「当たり前かもだけどさ、完全に自然体でいるより歩いてたり立ち上がる時の動きに動作を乗せた方が巧く力の流れができるね」
「そうか、うむ……そうか」
日常的な動作に居合の動作を混ぜてみたのだがこれが中々に悪くない動きになった。それでも、元々修めた居合の型を隻腕の僕に合わせて変えた物には及ばない遊びのような型ではあったが。
「んー、何か気になる事でもあった?」
姉は眉を八の字にしたまま何を言い淀んでいるのか、僕に対しては即断即決即発言がほとんどの姉にしては珍しい姿である。何か相談事なのだろうか?
「……まさか今の動き、実践するなんて事はしないだろうな?」
「……?」
今の動きを実践?……なるほど、合点がいった。考えてみれば今の型はスレ違いざまに斬りつける辻斬りの動きに見えるのかもしれない。
先日の師範の話と今のおふざけみたいな動きが頭の中で繋がってしまい、ふと変な想像をしてしまったのかも知れない。姉は僕が師範のように人を斬るつもりなのではとふと思ってしまったのだろう。最近の姉は時たま変な考えに思考が傾く事があるらしい。
「まっさかぁ、そんな事はしないさ。」
「そうか、そうだよな」
ふと思い付いた「やるなら確実を期して斬らずに突く」というブラックジョークは黒が濃すぎるのだろうか?解らないので言うのは辞めておいた。
「自分でも驚きだが師範の話がかなり衝撃だったみたいだ、変な事を聞いてすまないな」
「最近の若姉さんは妄想たくましいもんね」
「なにぃ」
まず思い浮かぶのは球子にマウント取られてビンタの雨霰を落とされた日の事だ。後から良い機会だと姉と幼馴染に正座させられて懇々と何がどう悪かったのかをお説教されたのだか、事もあろうに僕が幼馴染と友奈を手籠にして毎夜二人にハレンチな事をしていると一瞬でも勘違いしたらしい。僕の言動が悪かったらしいというのは解ったがそこまで斜め上な思考にいくのを妄想たくましいと言わずしてどう言うべきか。
そもそも二股とかをする男だと姉に思われていたのがショックであるし、子供の内にそういうハレンチはいけないと思う。
「僕はハレンチ軟派男ではありませんので!」
「確かに変な勘違いをしてしまったのは謝るがな、あの場のほぼ全員が勘違いするような言動をした事を省みてくれ」
「……皆妄想たくましいよね?」
姉が再び眉を八の字にして何かを考え込み、一度僕達以外に誰もいない道場内を見回してから触れ合うような距離に近寄ってきた。
「変な事を聞いたついでにもう一つ変な事を聞くぞ」
「んー?」
「青葉、お前本当にそういう大人な事に関心が無いのか?」
「ん!?」
小声の姉。この姉は双子とは言え異性に対して何を質問しているのやら。聞かれたこっちが照れてしまう。
「驚き過ぎだ、声を落とせ」
「いやいや、驚くのは仕方無いでしょ」
顔を赤らめながら小声で話続ける姉に合わせて小声で返す。顔を真っ赤にするほど自分も恥ずかしがってるならこんな事聞かないで貰いたい。
「で、どうなんだ?」
どうなんだと問われても困る、いや、照れる。
「正直に言ってくれ、これは大事な事なんだ」
「……なんでさ?」
「青葉が乃木家の長男だからだ」
家名やらを残す云々の話なのか、僕達は物理的な意味で家を無くしてる上にそういうのはまだまだ先の話では無いのだろうか。
「もしかして……男色なのか?……偏見は多分無いつもりだから安心して正直に言うんだ」
なにを言っているんだ!この色ボケは!
「普通に女の子が好きです」
「そうか……その真顔は辞めてくれ」
真面目な話かと思えば実の姉に「ホモか?」なんて聞かれれば真顔にもなる。思わずちょっと変な事を口走ってしまったがきっと仕方の無いことだと思う。
「で、だ。その女好きなはずの青葉が普段そういった事柄に余りにも疎いのが気になっていてだな」
女好き言うな!曲解するな!と声に出す前に困惑・衝撃・呆れ等の様々な感情が喉で相殺しあって口から出るのが音の無い吐息だけな僕をそのままに、顔を更に真っ赤にして耳まで茹で蛸のようにしている姉が話題を続ける。
「……聞いた事のある、話なんだがな」
「うん」
涙目になりながら口を止めない姉、何がここまで姉を駆り立てるのか。泣くほど恥ずかしいなら辞めとけばいいのに。
「その、だな……男性には、ふ、不能というものが在ると……聞いた事が、あってな。まさか、青葉……」
言いきる前に両手の掌で真っ赤な顔を隠しながらその場にしゃがみこんでしまった姉。見事な自爆だと思う。
「若姉さん、僕は大丈夫さ。大丈夫だからもう辞めて良いんだよ」
「……ん」
姉の震える肩にそっと手を乗せて寄り添う、返事がかつて無い程に弱々しい。
「急にこんな話題、どうしたのさ。悩み?聞くよ?」
「……ん……落ち着くまで、待ってくれ」
五分後の姉曰く、普段の僕が余りにもそういう話題に疎く、気付かない内にセクハラみたいな話や行動になっているのをなんとかしようと思っての行動だったらしい。姉の考えでは僕にセクハラをして一度嫌な気持ちにさせてみればそういう話題に対して視野が広がり、自覚を促せるのではというのが悩み抜いた末に出した答えとの事。
しかし、姉自身のそういう話題に対しての耐性の無さが完全に頭に無かったらしく、このザマは誤算だったらしい。
有り体に言って、アホである。
「ごめんね、若姉さん。今までの僕ってそんなに悩む程だったんだね」
アホではあるが、真に僕の事を考えてくれたが故の行動なのである。僕がそんな姉の思いを否定する事は在ってはならないとも思う訳である。姉を自爆しただけで終わらせてはいけないのだ。
「解ってくれたか」
未だに赤が強く残る顔で満面の笑みになる姉。
「これからはもっと一言一句、些細な身振り手振りまでハレンチな事を考えて生きていくよ!」
「馬鹿!辞めろ!何故そうなった!」
ハレンチの視野を広げるとはそういう事では無いらしい、どうすれば良いというのか。
「じゃあ……半分位ハレンチになる感じ?恥ずかしいけど頑張るよ」
「ハレンチを頑張るな!今のままで良い!」
ふむ、結局今のままで良いと言うのか。それではただ姉が自爆しただけなのだがそれでいいのだろうか?
「あ、やっぱり二人共いたんだ。道場の外まで変な叫びが聞こえてたよ」
突如元気の良い音を立てて開かれた扉に姉が肩を跳ねさせて固まり、手にグローブとミットを持った友奈が苦笑いしながら胴着姿で現れた。
「そういうのが姉弟の会話ってやつなの?なんだか強烈なんだね」
「いや、違う。友奈……これは違うんだ」
油の切れたブリキ人形のような動きで友奈に詰め寄る姉の姿に姉に苦笑いの増す友奈。
「違うの?」
「あぁ、違う。だから忘れてくれ、忘れるんだ」
「……うん」
友奈の今の間は何だったのだろうか、きっと深く考えては僕と姉の双方に良いことは無いのだろう。せっかく友奈が忘れてくれると言っているのだからこの話題はもう辞めるべきなのかもしれない。
「友奈ちゃんはこれから鍛練?」
「うん、それでね。青葉くんにミットを持って貰いたくて捜してたんだ」
「そうなんだ」
視界の端でフラフラと歩く姉が壁際に寄って膝を抱えて座り込んで顔を膝に埋めてしまったが触れない方が良さそうだ。
「珍しいね、最近はずっとタマっちに持って貰ってたのに」
「ふっふっふ」
不敵に笑う友奈、いつになく挑戦的な雰囲気を纏っている。
「ミットを持ったらちょっと意地悪な青葉くんをギャフンと言わせる必殺技を習得してきたのです」
「なんと」
二重の意味で驚きである。僕は意地悪をした覚えがないし、これから必殺技でギャフンと言わされるそうだ。ギャフンと言うような目には遭いたく無いけど必殺技は凄く気になるので快くミットを受け取る。
友奈がストレッチをして身体を暖めている内に巻藁や居合刀を片付けて場を広く作る、一通り済ませばノリノリでシャドウをしていた友奈が「よし、やろう!」と笑顔で言い放った。この間、姉は微動だにしなかった。
「しばらくぶりだけど、いつも通りでいいの?」
「うん!」
お互いが手を伸ばせば触れ合う距離に対峙して同時に構える。友奈は体勢を向かい合う僕に対して軽く斜めにして握った指を僕に見せる向きで両の拳を顎の高さへ、僕は右半身を前に出して腕に嵌めたミットを腹の高さで友奈に向ける。合図は必要無い。
「ッシッ!」
いつも通りなミットの真ん中を狙う正拳突きが合図代わりにミットを叩く。ここから先はお互いガチである。
早速と言わんばかりの友奈のハイキックにミットを当てて半歩下がって友奈が身体の流れを生かして打ち込んできたソバットを脇腹に掠らせつつミットで押し下げる。
「なんの!」
押し下げた足を更に利用し軸足にして背中を向けたままの振り上げる踵蹴り、武器は籠手なんじゃないのかと疑問が産まれる蹴り技のコンビネーションに心中でツッコミを入れつつミットの端で受けて肘から先を回転、斜めに下がって逃げる。
「またヘニャリしたぁ!」
あんな蹴りをまともに受けたらミット越しにでも痛そうなので勘弁して欲しい。いつも通りの打撃で既にまともには受けたくない威力なのに必殺技はどれ程の威力なのだろうか、首筋に冷たい汗を感じる。
「今度こそ!」
再び放たれる正拳付きをミットの真ん中で受ける、それからの顎への右フック、腰骨への左フックから鳩尾への右フック。少しずつ前進する友奈の上半身が左右に大きく揺れながら打点の高さを上下に代えつつの左右からの嫌らしいコンビネーション、教えた人の性格の悪さが滲み出ている。
前進する友奈に合わせて後退しつつ左右に振りつつ時たま思い出したように混ぜられる正拳突きに気を付けながらミットで受けて回し、受けて滑らせ、受けて下がる。
「もーーっ!やっぱりヘニャるしフニャる!」
そんな事言われてもまともに受けたらその威力で硬直してラッシュを打ち込まれそうなのでこうするしか無いのだ。これでも友奈の打撃が以前より回転と威力が増してるのでほんの一瞬でも気の抜けないギリギリなのである。
道場の壁に背中が近付いて来たので友奈の正拳突きに合わせてミットを一瞬回転させて流し、ミットを友奈の顔に触れる寸前まで前に出して視界を奪う。友奈からは僕の右の下半身しか見えていない状態だ、ここからは読み合いである。
一手目、右膝を下げて少し前に、友奈が腰を落とす。
二手目、右の踵を少し浮かせる、友奈が上半身を丸めるように視界を塞ぐミットをくぐり抜ける。僕のがら空きな脇腹が友奈の射程圏内に入る、完全に危機だ。
三手目、友奈の上半身を戻す勢いに乗せた超威力のアッパーを右足を遊ばせてる内に溜めた左足の縮みを解放して飛んで逃げる。全力のヘッドスライディングだ。背中を"ボッ"と掠める拳が怖い。
ミットを左右に避けて来たのを逆に飛んで逃げるつもりだったがくぐり抜けるとは思わなかった、読み合いは初手で既に負けていたが反射神経でギリギリ取り戻せた。
「惜しい!」
勘弁して欲しい、あんなのを無防備な脇腹で受けたら胃袋がひっくり返されそうだ。そう思いながら床を転がって友奈に向き直る。
「ミット打ちってこんなのだったか?」
離れた場所から聞こえる姉の声には全面的に同意だが僕と友奈のミット打ちはいつの間にかこうなっていたのだ。どうしてこうなったのかは解らない。
「気を取り直して次いくよ!」
双方常に全力の動きで息が少なからず上がって来ているが再び接近、友奈の左右に振れながらの上下にズラす連打が始まる。
顎への正拳突きを受けようとミットを構えた時に異変は起こった、友奈が拳リズムを大きくズラして打ち直したアッパーでミットの淵を叩き上げる。上げられたミットが僕の視界を塞いだ。
──視界塞ぎを盗まれた!
まさか僕の嵌めているミットを利用されるとは、完全に王手の状態に追い込まれた僕はせめて受けるダメージを軽減させようと何処に打ち込まれるか解らない打撃に備えて全身に力を込めた。
「そいやっ」
瞬間、息が止まった。
「うわぁ、変な感触」
腰全体に響く爆発的な痛みに自然と内股になり背中が丸まる、受け身も取れないまま顔から床に落ちた。
「……おっ……おっふ」
「えっ?軽く叩いただけなのにそんなんなっちゃうの!?」
「友奈ァ!!それはマズイぞ!!」
友奈の激しく戸惑う声と姉の悲痛ささえ感じる大声が脳内で木霊する。
誰だ、友奈に金的を教えたのは。
「……お……ふぉぅ」
「しっかりしろ青葉!」
「えっ……えぇっ!?そんな、こんな事になるなんて!!」
姉が僕の腰を軽く叩いてトントンと音を鳴らし、友奈が僕の有り様に半ばパニックになる。場が治まるまでにそれなりの時間を要した。
─────
「ごめんね青葉くん……こんなに危ない技だなんて知らなかったの……」
「うん、もう大丈夫だから泣かないでよ」
どうにか立って歩けるまで回復した僕が道場の隅で二個とも健在かを確認した後、僕が踞っている間にとうとう泣き出してしまっていた友奈から謝罪を受ける。
「しかし驚いたな、まさか友奈が金的とは」
姉の声が微かに震えている、友奈の技の残虐さを理解してしまっているからだろう。僕と姉が今よりもっと小さい時のじゃれあいの末に姉の拳が僕の股間にはいった事があり、その時には痛みのあまり僕がしばらく呼吸困難になった事があるので姉は金的の危険性を知っていたのだ。
「……どんな強い人でも、一撃で倒せる必殺技が欲しいって言ったら、格闘先生が教えてくれたの」
「そうか、その技は必殺技過ぎるから本当の危機まで封印しておくべきだ」
アイツ、泣かす。
「僕はもう大丈夫だからさ、もう泣き止んでよ」
「うん、本当にごめんね」
いつも花が開くような笑顔の友奈の泣き顔はどうにも心に重くのし掛かる、友奈には泣き顔は絶対に似合わないと思うのである。
「そもそもあの状況で金的が来ると少しでも予測できなかった僕にも非があるんだからさ、ね?」
命懸けの状況で、僕が友奈の立場なら金的は選択肢のひとつに間違いなく入るはずだったのだ。それをミット打ちだからと考えもしなかった僕の慢心にもこの事故の原因はある。気を引き締めねば。
「青葉くん、本当に大丈夫なの?」
「大丈夫さ、僕が大丈夫って言ったら大体大丈夫なのは若姉さんも保証するよ」
「その通りだ友奈、ちょっと今回は危うかったがそんなに気に病む程でもないんだ」
やや時間差で、友奈の細い涙が止まる。
「今日はもう、身体をほぐして終わりにしようか」
「……うん」
友奈は花開く笑顔まで戻らなかったが、泣き顔よりはよっぽどマシな顔には戻ってくれた。今日はもう、これでいいという事にしよう。
今日の鍛練は金的の強さと危険性を学ぶ、実りのあるものだった、どこかの機会でこの教訓は活きるのだろう。
「それじゃあ、寄宿舎に帰ろうか」
「そうだな」
「うん」
冷たい空気の道場を後にし、寄宿舎まで三人で並んで歩いた冬の日。
寄宿舎の僕の部屋の中、一度汗を流した僕は再び胴衣に着替えて袖に小刀を仕込み、刃引きしてない居合刀を携えた。
今夜、僕はきっと人を斬るか死ぬか。二つに一つの覚悟だ。
青葉くん
目指せハードボイルド、リスペクトするのは列車だろうがステルス戦闘機だろうが銃弾だろうが"つまらぬ物"の一言で両断する硬派な男!軟派な男にはなりません!言った直後に「女の子が好きです」発言、ダメだこりゃ。ハレンチな事は苦手だけど興味無しな訳ではない。ミットを持ったら意地悪?全力で身を守ってるだけである。日々進歩する格闘少女に戦慄。金的は、アカン。ハレンチに対して全力だったらどうなっていたのかは不明。友達と下ネタ言ったりして盛り上がる年頃だけど周りには女の子しかいない、青葉くんの下ネタ知識は小五の夏から余り変化が無いのだ。
若葉さん
悩み抜いた末に出した答えを実行しようとしたら弟が様になってる動きで暗殺剣やってた、ちょっ、お前、辞めろ!つないだ手は離さない。色々聞いたけど実はわりとマジな心配だったりする、クラスメイトは皆可愛いのに弟は基本的にそういう意識をしてなく見えたのでもしかして?程度には思ってた。双子だもんね、ハレンチな事への耐性は青葉くんと同じ位。忘れてくれるとは言ったけど自分ならあんな強烈な会話忘れられない、恥ずかしくて辛い。いつの間にか白熱していたミット打ち(?)を見てたら大惨事、それは不能になってしまうぞ!自爆芸は姉弟共通。
友奈ちゃん
忘れるのは多分無理かな、確信。今まで正直に生きてきたけど初めて嘘をついた、初めての嘘は優しい嘘でした。優しい嘘を背負った天使のような勇者。必殺技が欲しかったんです、ぽやぽやしてるのに実は凄い男子に勝つための必殺技が!教えられた必殺技が強すぎた悲劇。本気で打ち込んでいたらクラスメイトに女の子が増えたかも、男子はHellけどな!ミット打ちと言う名の一方的スパーリングの起源は負けず嫌いと痛いの嫌いが競いあった結果である。総合格闘技からまさかのデンプシーロールで金的、ギャフンではなく「おっふ」となった。
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誤字報告ありがとうございます。