乃木さんちの青葉くんはこんな感じである 作:ቻンቻンቺቻቺቻ
皆が調査に出てから二日目、何もトラブルが起きずに予定通りに事が進んでいれば大阪に入って調査をしている頃だろう。それに対して四国に残っている僕は今日も暇を持て余しながらも久しぶりに武装する理由が無いので寸鉄帯びない姿での行く宛の無い散歩行脚、袖の終活セット以外はとても身軽なのである。
「ん~……」
ふと見上げたパッとしないどんよりとした曇り空、疎らに雲が浮かぶ青空や星の見える夜空は精神の安定を乱されてしまうので好まないが、今日のような一面の雲が空を覆う天気も気分が上がらないから好まないと思うのはワガママなのだろうか。ついでに言えば雨天も散歩ができないので嫌いだ、というか空はだいたい嫌いだ、空は一度滅んでしまえと思わなくもない、空が滅ぶとはどんな現象かと問われても答える術は無いけど。
「……ん」
好きでは無いはずなのにふとした時に空を見上げてしまうのは何故なのかと考えながら歩いていると前触れなく胸の内に理由の説明できない苛立たしさや虚しさ、そして途方もない悲しさが暴発するように沸き出してきた事に気付いた。
ただ宛も無く歩いていただけなのに沸き立つ悲しさを軸にした心を揺さぶる辛い感覚、その感情のうねりの源泉の不明さに戸惑いも覚えつつ直後に梟笑いの老鴉の言葉を思いだす。
型代、姉の"負"は僕に移される。
姉が、恐らくは一緒にいるはずの他の皆も、調査を進めている中でひどく悲しくて辛い何かを見つけてしまったのだろうか。無性に叫びながら踞りたくなるのを堪えつつ止まってない時の中で移ってきた"負"ときっと辛いであろう皆の状況に眉をしかめる。
何をせずとも胸の内で沸き立ち続けるドロドロとしたモノ、その重たさに精神的に疲労したのか重たくなる足取りに休憩への欲求を感じて何処かに一息入れれる場所は無いかと周囲を見渡すと進行方向に公園が有ることに気付いた。ベンチ位なら有るだろうと軽いはずの身体で重い心を抱えてゆっくりと公園を目指して歩く。
不意に耳で拾った、街中で聴こえるはずの無い鞘走りの硬くて涼しい響き。
「!」
何故こんな場所で、何の為に、誰が刃物を抜いたのかなんて考える前にその聞き慣れた音に反射的によって意識が危機に対応する為の状態に切り替わり、全身で音源の方向へ振り向きつつ何があっても直ぐに行動へ移せるように体勢と重心を下げて内股気味に脚を開く。
「……んん?」
しかし、振り向いた先には抜き身の刃物を持つ誰かなんて存在せず、歩道に沿って路上駐車されたミニバンが停まってるだけの平和な街の光景だった。
警戒をそのままに周囲を見渡してもどこも日常的な街の風景、たしかに耳で拾ったはずの聞き間違えるはずの無い鞘走りの音はなんだったのだろうかと思考を回すと一呼吸の内にとある事に思い至った。
穢れとやらが精神に影響を及ぼした事による幻聴?
もしもそうだとしたらこれからも鞘走りの幻聴を前触れなく聴き続ける事になるのだろうか、そうなれば幻聴を聴く度に反射的に反応してしまうのでなかなか厄介な事になってしまいそうだ。皆の前で幻聴を聞いて反応してしまったら色々と説明に困るだろう。
「あーおばくぅ~ん、おっかない顔して何やってんの?」
「ん? ドギーじゃん」
どこか間抜けな口調の声に話し掛けられて眉間に力が入っていたのを自覚しつつ声の元に振り向けばアウトローなファッションのなんか疲れる奴がヘラヘラと笑っていた。
「おっかない顔でなんか睨んでたのはこの車かな?……うわぁ、なにコレ、黒塗りでフルスモークってヤの付く自由業な車? あからさま過ぎてダッサいね」
「言われてみれば窓まで真っ黒だね」
意識が危険人物を察知する事に集中していたので今の今まで気づかなかったが、ドギーの鼻で嗤うような言葉に目の前のミニバンが任侠映画の撮影に使われてそうな色合いだと今更ながらに気付く。
「あんまりこんなのに熱視線おくってるとおっかないのに絡まれちゃうよ? ……あっ、青葉くんの関係者の方がよっぽど怖いね、今更だねぇ」
僕の関係者の方が怖い? と首をひねりかけたところで以前コイツは格闘術の先生達にアウトローなグループ達まるごとぶん投げられてしょっ引かれていたなと思い出す。僕が思うにあれは弱いもの虐めの自業自得だ。
「んで、青葉くんはなんでこの車を見てたの? 一目惚れ?」
「さぁね、僕にもよくわかんないや」
ひとまずは聴いたはずの鞘走る音を気のせいだったと思い込む事にしつつ休憩を求めて公園へ向かう事を再開する。
「なんで着いてくんの?」
「今日のドギー君は暇人でっす、かまってちょーだい」
「奇遇だね、僕も暇人なんだ」
「いぇーい、暇人友達略してヒマトモ~」
何が楽しいのかヘラヘラしながら着いてくるドギーとテキトーに言葉を交わしつつ横断歩道にて信号が変わるのを待つ。
「そーいえば最近青葉くんが騎士で恋人なカッコいい動画がネットにあったよ、どうやって後ろから撮影されてるのに気付い──」
「おっと、それは触れちゃダメな話題だぞ」
「えー」
コイツもあの恥ずかしい動画を見ていたのか。ドギーが口に出したおぞましい話題によって一晩経ってどうにか落ち着いていた羞恥心がぶり返して身悶えしたくなってきたのをなんとか堪え、その間に赤から青に変わった信号を合図に目の前に見える公園を目指して横断歩道を渡る。
そしてまた、硬くて涼しい鞘走りの音。
反射的に振り返った先には、急発進した黒塗りのミニバンが猛スピードでこちらへと直進してくる光景。
「青葉くんってやっぱり麻の苗を毎日飛び越えたりしてんの?」
呑気な声でなにやら勘違いしてそうな事をのたまっているドギーはまったくもってこの危険な状況に気付いていないのだろう、欠片も緊張感や切迫感を感じさせずにヘラヘラとしている。
「許っ、せぇぇいっ!」
「ふげっ!」
なので少し乱暴だけど腰を深く落としてに踏ん張った全力の掌打で斜めに叩き上げるように突き飛ばしてドギーを歩道へ押し戻す。そして、その掌打の為に落とした腰を跳ね上げる動きを利用してミニバンの進路から離れる為に僕自身は後ろに大きく跳んだ。
しかし、ミニバンは機敏に進路を変えて膝を曲げて着地した僕へと向かって更に加速。
接触、衝撃、視界が激しく動いて空中で回転した。
─────
大阪の地下街にて見つけた降り積もった雪と見紛うような大量の白骨化した亡骸達、その亡骸達がかつて辿った天災から虐殺までの経緯を事細かに記された一冊のノートを見詰めながら若葉は名古屋への道すがらに挟んだ休憩中に眉間に皺を寄せていた。
「こんなに皺を寄せてたら癖になっちゃいますよ」
そんな力の込められた眉間に人差し指を当てて優しく揉みほぐすようにくるくると動かすひなた、その表情は微笑んでいるように見えるが付き合いの深く長い若葉には自身を案ずる色が隠れているのに気付いていた。
「そんなにも難しい顔をして、何か考え事ですか?」
「あぁ、少しこの日記の主の事を考えていたんだ」
微笑むように見せ掛けているひなたの顔から若葉は手元の赤褐色に汚れたノートに視線を下ろす。そのノートに記された内容はまさに凄惨そのもので、狭い空間に閉じ込められた人達のエゴや狂気、怒りや絶望の生々しい体験が文章で遺されている。ひなたに眉間を揉みほぐされる直前までその内容を読み返していた若葉は胸の締め付けられる思いで口を開いた。
「さぞや、無念だったろうな……」
「……そうでしょうね」
日記の主は限界的な状況の中で弱っていく妹を守ろうともがき、されど思い叶わず妹を殺されて絶望し、最後には化物に殺された。自身にも同い年ではあるが大切な弟がいる身として若葉は日記の主がどれ程無念だったのかと考えずにはいられなかったのだ。
もしも、自分が勇者として覚醒せずに化物に狭く暗い空間に追い詰められ、目の前で衰弱していく自らの半分とも言える愛しい弟を守れずに死なせ、最後には憎い化物に殺される。そんな想像をするだけで若葉は辛かった。怒りや憎悪は勿論あるがそれ以上に心にぽっかりと穴が空いて感情が流れ抜けていくような虚しさを覚えてしまうのだ。
(大阪には、いや、他の地にも私達のような勇者はいなかったのだろうか)
若葉が知る限りな勇者はこの場にいる自分達とかつて通信していた長野の諏訪地方の白鳥だけだ。北海道と沖縄に微かに生存者の反応が在ったらしいが勇者が存在すると確定できる情報ではない。
(バーテックスを遮る結界が無く、戦える者もいなければ人は容易く化物に殺されてしまう)
その両方が揃ってるからこそ四国は天災から三年以上経っても未だに文明を保っていられるのだろう。そのどちらか片方でも無ければ四国もきっとノートに記された日記のような惨状へと追いやられて最後には誰も彼もがむごたらしく殺されるのだ。
(私達はたった一度でさえ敗北は許されない)
敗北とは即ち死。勇者が死ねば、四国を結界で守る神樹を守る者がいなくなる。そうなればやがて神樹はバーテックスに攻撃されて結界が消え、四国は地獄へと化すだろう。
若葉達勇者が敗北すれば若葉達の帰りを待つひなたや青葉も死んでしまうのだ。
「おーい、若葉。そろそろ行こうぜ」
「ひなたさんもしっかり休めましたか?」
「はい、バッチリです」
思いの外長く思考にのめり込んでいたらしい若葉の意識が球子の出発を急かす声によって現実に引き戻される。時刻を確認すれば休憩の終わりを示していた。
「ねぇ若葉ちゃん、休憩中にずっと考え事してたみたいだけど何かあったの?」
それぞれが荷物を背負い直したり腰や膝を動かして準備体操をしたりしている中でさりげなく若葉に近付いてきた友奈が若葉に問い掛ける。
「あの地下街とこの日記を見て、私達は負ける訳にはいかないと改めて思ってな」
「うん、そうだね。……私達が守らなきゃ四国のみんなもひどい事されちゃうんだもんね」
若葉の言葉に対して伏し目がちに返す友奈。普段は天真爛漫を体現している友奈のその珍しい表情は惨劇の後だった地下街を思っての事なのか、自分達の敗北の後というもしもの悲しい想像をしたからなのか、それとも別の理由があったからなのか若葉にはわからなかった。
「あぁ、だから私達はなんとしてでも勝ち続けねば」
「そんなの……当たり前よ。今更だわ」
宣言するように、自分にも言い聞かせるかのような若葉の言葉に少し離れた場所で屈伸運動をしていた千景がそっぽを向いたまま言葉を挟む。
「負ければ……終わるわ。自分も、四国も、戦う理由も、全部が……終わる」
そんな静かに言い捨てる千景の声に出発の支度を整えていた一同に暗い空気が漂う。千景の言う全て終わった街を見てきたばかりの一同には事実しか言ってないその言葉が実感として鋭く胸に突き刺さったのだ。
質量を持って纏わりつくような嫌な空気の中、それを払拭する方法がどうしても思い付かずに黙々と支度を整えた若葉がひなたを横抱きに抱えようとした時にその空気を吹き飛ばすような大きな音が鳴らされた。
「だあぁぁーーーっ!!」
「わっ!? なに!? どうしたのタマっち先輩?」
音の正体は空を仰ぐようにのけ反って両手の拳を頭上に突き上げて叫ぶ球子の叫びだったらしい。その場の全員が戸惑いの中で球子に視線を向けると球子はわかりやすく不機嫌そうな顔を見せた。
「タマは今ちょっぴり不機嫌だ!」
「あ、うん。見ればわかるよタマっち先輩」
戸惑いの視線が集中するなかで表情だけではなく自分から不機嫌だと主張する球子に杏が困りきった雰囲気で言葉を返す。
「まず四国の外がボロボロ過ぎる! バーテックスのやつら暴れすぎだろ! 人類になんの恨みがあるってんだ!」
「えーと、バーテックスの目的は大社の人達も掴めて無いそうですけど……」
生存している人類全てが思っているであろう叫びを上げる球子にひなたが宥めるように落ち着いた声色で口を開く。
「四国を出て良い情報が無いか探しに来たのに廃墟ばっかりじゃないか!」
「そうだね、梅田の古書店街とか残念だったよね」
相槌を打つ杏。勇者達が辿ってきた道程の中で通過した全ての街は規模の大小を問わず全て破壊の痕跡が残るばかりで人の気配なんてものが欠片も無かったのである。
「そしてお前ら……」
叫びのままに自分自身以外に指を向けて言葉に間を作る球子、その無言の間の内に小さな胴体を膨らませるように大きく息を吸う。
「暗いっ!!」
「えーー」
吸った空気を一息で全部使ったかのような球子の叫びが全員の鼓膜を激しく震わせた。そんな叫びに友奈が困惑の頂点に達した感情を垂れ流すような音を口からこぼす。
「えーー、じゃないぞ友奈! いつもの1青葉位のポジティブは何処にやっちまったんだよ」
「ポジティブの単位に青葉くんを使っちゃうんだね、ほとんどの人が1に満たないんじゃないの?」
「あいつ実はときタマ後ろ向きだろ、クラスメイトが心配で夢見が悪くなるくらいだぞ」
「それ以外は常に望遠鏡で前見てんじゃないのって位前向きだよ、私あんなにスゴくないよ」
「いや、友奈もかなりスゴ……えぇい! あのアッパラパーは話題に出るだけで話をアホっぽくしやがる!」
普段教室でしているような他愛ない話の流れみたいになり掛けた事に気付いた球子が再度叫びを上げて勢いのままに千景に指差した。
「次に千景ェ!」
「!? ……な、なに」
急に指を向けられて名を叫ばれた千景が肩をビクリと動かして驚き、そんな様子を意に介さず球子は言葉を続けた。
「言い方!」
「……えぇと?」
「間違った事言ってないけど言い方が暗いし重い! 千景のちょっと大人な冷静っぽいところはみんな頼りにしてるんだからそんな千景がネガティブしてたらこんな風にみんな暗くなっちまうだろ!」
「……ごめんなさい?」
「許す!」
一息に多くを叫んだ球子の勢いに押しきられた千景が困惑のまま謝罪し、それを鼻息荒く受け入れる球子。
「そんでもって若葉!」
「むっ、私もか」
勢い付いたまま標的にされた若葉が身構える。
「居合とか青葉の事とか得意な事以外はわりとポンコツ気味なのは知ってるからあんまり強くは言わないけどさ」
「ぽ、ポンコツ」
愕然とする若葉の様子をまたも意に介さない様子で言葉を続ける球子。
「変な雰囲気になっちまっても"大丈夫"くらい言ってみせろよリーダー、若葉と青葉が"大丈夫"って言えば大体大丈夫になるんだろ?」
「う、うむ」
「良い情報探しに行くのに変な空気のままだなんてやる気出ないぞ」
「そうか、すまん」
「違う! ぷりーず、しゃうと、ダイジョーブ!」
「あぁ、うむ、大丈夫だ」
半ば強要したようにも見えた前向きな言葉を聞けた事に満足したのかフスーと長く鼻を鳴らした球子が腕を組んでうんうんと頷く。
「えーっと、満足したの? タマっち先輩」
「おう」
杏の問い掛けに満面の笑みで返す球子、その姿に未だ困惑の中にいるひなたが疑問を口からこぼす。
「何故急に荒ぶっていたんでしょうか?」
「ムシャクシャしてやった、今は満足している」
「今日のタマっち先輩は自由だね」
「そうだ、自由ついでにあんずにも言っておくぞ」
杏の言葉で何かを思い付いた表情をした球子がビシリとキレのある動きで杏を指差す。
「あんず!」
「なにかな?」
「かわいい!」
「……へ?」
たった四文字の言葉に対して理解が追い付かなかったらしき杏の疑問符、辺りに静寂が満ちる。
「あんず、かわいい!」
繰り返し叫んだ球子が杏に向けていた顔を勢いよくぐるんと動かして口を半開きにポカンとしていた友奈に視線をむける、その視線はまるで仲の良い友達を遊びに誘うような楽し気な輝きが含まれていた。
「あんず、かわいい!」
「……はっ!? アンちゃん、かわいい!」
「え? なに? 友奈さんまでどうしたの!?」
何かに気付いたのかハッとした表情をした直後に球子と同じく「かわいい!」と繰り返す友奈に杏が困惑を深める。
「これはこれは……杏さん、かわいいです!」
「ふむ、そういう事か。杏、かわいいな!」
球子と友奈が繰り返す「かわいい!」の言葉に何やら得心するモノがあったらしきひなたが「かわいい!」を連呼する流れに乗り、そのひなたの姿を見て若葉も楽し気に「かわいい!」を繰り返す奇行に参入する。
「なに、なんなの? ……恥ずかしいよぉ……」
繰り返される四文字に対して理解が追い付いた杏が顔を赤らめさせるが、「かわいい!」を連呼する四人はそれに構わず未だに何がなんだかわかってない様子の千景に期待に満ちた熱い視線を送りつける。
「伊予島さん、かわいい……?」
「……千景さんまでおかしくなっちゃった」
無明の闇の中で一歩先を確かめるかのような慎重さで静かに紡がれた千景の「かわいい」に杏以外が笑顔で頷き、その後もそれぞれが「かわいい!」と繰り返す。
『かわいい!』
「こんなの、何もしてないのに罰ゲームだよ……」
揃えられた声の後に唐突に停止した「かわいい!」の声、その静けさの中で四人の期待に満ちた視線と一人の哀憫の視線か向けられた杏が観念した様子で声を搾り出す。
「わたし……かわいい……」
その声は羞恥に満たされて震えていた。
そして、杏を包み込む勇者達と巫女の歓声。打ち合わせも脈絡も無いおふざけの果てにいつの間にか重たく感じた空気は完全に払拭されていた。
「よし、出発しよう!」
「おう! 行こう!」
「うん!」
「はい!」
「行きましょう」
翳りの無い明るい空気に響く勇者達のリーダーの号令。それに答える一同の声も同じく軽快に響き渡った。
「……なんだかダシにされて貧乏くじ引いた気がする」
「なーに、あんずは実際にかわいいから問題ない。だから自分で自分にかわいいって言ってもおかしくないぞ」
「んもぅ!」
移動を始める直前、ちょっと怒ったフリをした妹分とその姿も愛らしく思っている姉貴分がじゃれあっていた。
青葉くん
路上で動物をはねてしまったら物損事故です、速やかに警察に連絡して指示を仰ぎましょう。また、事故にあった動物を道路上で見つけた場合も、保健所や道路管理者などへ速やかに通報して対応して貰いましょう。
若葉さん
杏はかわいいな。
ひなたちゃん
杏さんはかわいいですね。
友奈ちゃん
アンちゃん、かわいい!
千景ちゃん
伊予島さんはかわいいわ。
タマっち
あんず、かわいい!
杏ちゃん
なんなの、これ……。
ドギー
勇者、かわいい!
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誤字報告ありがとうございます。
三人称一元? 三人称にも種類がある? 取り敢えずチャレンジです。