乃木さんちの青葉くんはこんな感じである   作:ቻンቻンቺቻቺቻ

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6:買い出しな感じの三人、もしくは鞘走りの話

「もうすぐクリスマスだし、私達も何かクリスマスらしいことしようよ!」

 

 教室の角に置かれた暖房器具の温もりに手のひらをかざして堪能していた時に、そう唐突に提案した友奈の声を背中越しに聞いて振り向いた。

 

「どうかな?」

 

 特定の誰かに向けられた提案ではなくクラスメイト全員に向けられたそれは、教室にいる全員の視線を集める位には唐突で、それでいて実に楽しそうだと計画を建てる前から楽しみになる魅力に満ちた響きだった。

 

「クリスマスパーティーだな!いいなぁ!やろう!」

 

 いの一番にポジティブな反応を返したのはこの丸亀城勇者教室のムードメーカーの片割れで、他の皆も次々と賛成していく。勿論僕も賛成である。

 

「クリスマス……パーティー……?」

 

 皆が場所はどこにする、ケーキは何処のにしよう、等と楽し気に意見を交わす中でポツリと落とされた困惑の声が皆の口を止めた。声の主である千景はその止まってしまった空気に眉尻を下げて肩を窄めた。

 

「邪魔をしてしまったかしら……私の事は……気にしないで」

 

 その言い草はまるで自分はパーティーには何ら関係ないと決め付けているような、自分はこのクラスメイト達の輪の外にいると思い込んでるように感じた。

 

「千景もパーティーするんだろ?クリスマスパーティーにはフライドチキン派か?それともローストターキー派か?タマは骨付き鳥派なんだが意見が纏まらないんだ。骨付き鳥に一票いれてくれよ」

 

 球子が自分から距離を置く千景の様子を気にした事かと踏み越えてパーティーに参加する前提で自分の味方をふやそうとする。球子のこうした押しの強さは流石と思わざるをえない。

 

「ぐんちゃんもパーティーするよね?」

 

「……でも……私」

 

「用事でもあったの?」

 

「……クリスマスパーティーが……どんなのか……わからない」

 

 千景のしどろもどろな一言で微妙な空気が教室の中に膨らんだ。

 わいわいと意見を交えていた女の子達が千景の一言を理解しきれなかったのか互い互いに顔を見合わせてはキョトンとしている。その中で唯一千景から視線を移さなかった幼馴染の瞳に悲哀の濁りを見た気がした。

 

「私の家ではそういうの……したことなかったから……」

 

「なら皆でするパーティーが千景ちゃんの最初だね」

 

「だな!良いこと言うじゃないか青葉!んで、千景は何肉派なんだ?……クリスマスパーティーしたこと無いならこの時期以外あんまり見ない気がするローストターキーがいいのかもしれないな」

 

 簡単な事だ、クリスマスパーティーなんて経験有るとか無いとかそう難しく考える事でもないだろうに、ケーキ食べて肉食べてジュース飲んで騒ぐだけなのだ。

 

「……えぇと?」

 

「クリスマスはね、皆で帽子かぶってパーンッてしながら──」

 

 友奈の実に解りやすい説明を聞きながら、提案された最初よりも楽しみになってきたパーティーに思いを馳せていると、そっと僕の耳に幼馴染が口を寄せて「ありがとう」とだけ囁いた。

 なんの事かは解らないかったけど、振り向いて笑っておいた。幼馴染の瞳には優しい光だけが輝いていた。

 

 

 ─────

 

 

 パーティーするからには準備がいるのは至極当然の事で、買い出しや飾り付け、場所の確保などと複数あるそれを参加者で手分けして準備するのもまた至極当然の事である。

 

「来たよ~来ちゃたよ~ホームセンターに来ちゃたよ~」

 

「青葉くんのテンションが今だかつて無い不思議な感じに……!!」

「……不安だわ」

 

 主に飾り付けを担当する事になった友奈と千景と僕の三人はクリスマスツリーを含めた必要な物を買い揃えにホームセンターに来ていた。尚、この人選は元々友奈と千景の二人で動く予定だったのを「男の子の手があったら便利なのでは?」と幼馴染が提案したことによる人選である。「片方しかないけどね」という僕のブラックジョークはウケなかった。

 僕は最初はクリスマスツリーは丸亀城の庭園からそれっぽい木を斬り倒して植木鉢に立てて会場予定の教室に置こうとしたのだが、「えっ?モミの木が欲しいから持ってく?えっ?ちょっと待ってそれ松の木だから待って、あっ、ああぁ~」と丸亀城のジェントルマンとして頼りにされてる警備員兼庭師の例のおじさんに止められて断念し、この季節でも暖かいところに自然の木を置けば虫が出てくるともアドバイスを貰ったので素直に既製品のツリーを用意する事にしたのだ。

 一連の流れを知った時の幼馴染の顔に軽く後悔の色が見えたのはきっと気のせいだ。

 

「若葉ちゃんとひなちゃんは普段コレを制御してたんだね」

 

「素直に……頭が下がる思いだわ」

 

 なにやら既に疲れている二人と共に入店し、自然と足が工具コーナーに向かいそうになるのを千景に肩を掴まれて阻止されてから、季節用品のまとめてある一角に向かう。そこには大中小様々なツリーやきらびやかな飾り付けのセットを含めたクリスマスっぽいものが多く取り揃えられていた。

 

「ワクワクするね~」

 

 手に取ったのはクラッカーの入った小さな袋、それを千景に手渡してみる。

 

「これがパーンのやつ」

 

「……クラッカーね。乃木君、あの説明で理解できてたのね」

 

「ぐんちゃん!ほら、コレとコレが三角の帽子!」

 

 まじまじとクラッカーの袋を眺めていた千景に友奈が赤と白のめでたい色をしたサンタ帽子とカラフルなとんがり帽子を手渡した。先程は疲れていたような顔が今では弾けんばかりに笑顔で満ちている。

 

「僕も探してたのに見つけるの早いね」

 

「棚の裏側にあったんだよ」

 

「そっちかー」

 

 言いながらバズーカの形をした大きなクラッカーを手に取る。中々のお値段だが心の底から引き金を引いてみたい衝動が沸いてくる。沸いてくるが、今回のメインは飾り付けのあれこれとクリスマスツリーなので我慢せざるをえない。

 

「レッツエンジョーイ、クリスマスパーリー!」

 

 でも、片膝をついてバズーカクラッカーを担ぐ位はしておいた。「楽しそうね」と薄く笑う千景が、なんだか嬉しかった。

 

「んで、何が必要かな?」

 

 ごくわずかに堪能したバズーカを棚に戻しつつ友奈に問う。少し考える素振りを見せた友奈がポロリポロリと思い付いたままに案を呟き続ける。

 

「帽子が人数分と……クラッカーと……勿論ツリーも……あとはピカピカのあれとかフワフワピカピカのあれとかじゃないかな?それと輪っかの奴とか?」

 

「あ~、定番だね」

 

「……後半の擬音からも理解できたの?」

 

「もちろん、定番だよね」

「だよねっ!」

 

「……解らないのは……経験ないからなのかしら?」

 

 少し困ったように、それでいて少し寂しそうに眉尻を下げる千景にピカピカこと複数の色が連なる電飾を手渡し、友奈が続けざまにピカピカフワフワことモールを重ねるように手渡した。千景は次々と渡されて両手に抱える事になったクリスマスっぽい物に困惑し始める。

 

「……えぇと?」

 

「でも、これから経験するんだよ!とびっきり楽しいクリスマスパーティーを!」

 

「今年だけじゃなくてさ、来年だってその先だってやろうよ。今までやらなかったんならこれからやれば良いじゃない」

 

「……!」

 

 誰かとお喋りするのは楽しい、誰かと一緒に食べるご飯は美味しい、誰かと一緒に笑えるのは嬉しい。パーティーは全部揃った素晴らしいものだ。寂しそうな千景だってきっと笑える、誰かと一緒に笑えるのは幸福なのだ。仲良くしたい相手と一緒に笑えるのはきっと最高に幸福なはずだ。

 輪っかの奴ことクリスマスリースを探してみるがこの棚には陳列されてないようだ。

 

「いいのかしら……私……」

 

「なにがかな?」

 

「……うまく人と話せないし……暗いし……ゲームばかり……」

 

「僕は何かする度に誰か怒らせたりするしなんかズレてるらしいし居合ばっかりだったけどクリスマスパーティーはするよ?だって楽しいじゃん」

 

「青葉くん、多分そういうことじゃないよ。そういう所がズレてるって言われてたんじゃないかな?」

 

 違うのか。楽しそうだからやりたいでは駄目なのだろうか?微妙な表情をしている友奈に向き直り陳列棚から見つけた鼻眼鏡を掛けてみる。微妙な表情のまま静かに鼻で溜め息を吐かれた。

 安っぽい樹脂の匂いが鼻に充満する。

 

「よくわからないけど、千景ちゃんは難しく考え過ぎてるんじゃない?」

 

「…………?」

 

「僕は友達と一緒に笑いたいからパーティーするんだ。千景ちゃんとも一緒に笑い合いたいな」

 

 ああしたいからああする、こうしたかったからこうした。僕が何かをする時は大概この程度の事しか考えていない。千景が何を考えて躊躇ったのかは解らないが、やりたいからやるで良いと思うのだ。

 

「……私……友達?」

 

「そんな……気がする!!」

 

「……フワフワに断言ってできるんだ、初めて知ったよ」

 

「それじゃあ僕基準ではお互いに友達になりたいって思ったらもう友達。今そう決めた。だからさ、千景ちゃん。僕と友達になってよ」

 

「あっ!私もぐんちゃんと友達になる!」

 

「……私……でも」

 

 千景が何故こんなにも友達という言葉に戸惑いや躊躇いを見せるのかは解らない。でも、寂し気な顔ばかりをする千景をこのままにしたくはないと、根源の見えない義務感にも似た衝動を感じた。

 

「んー、じゃあ僕基準を変えよう。僕にとってはもう千景ちゃんは友達で、千景ちゃんにとっての僕は解らないけど友達だと思ったら友達だ。それまで僕は一方的友達だと思っとくよ。そういう感じでよろしく」

 

「なんかもう、よくわからないね。でも、私もぐんちゃんが嫌だって言わない限り私にとってのぐんちゃんは友達だよ!」

 

「…………うん」

 

 拒絶はされなかった。今はまだ、それで良いのかもしれない。ほんの少し頬を紅くするだけで、解りづらく嬉しそうにする千景を見て僕はそう思った。

 

 

 ─────

 

 

「買ったった~買ったった~、クリスマスグッズ買ったらりらり~」

 

「大丈夫?なにかやらかしそうなテンションだよ」

 

「パーティーって準備してるときから既に楽しいよね!」

 

 十二月の更に末である今現在、太陽の輝く短い時間の内に買い物を終える事のできた僕達三人は薄暗くなってきた市街地を寄宿舎のある丸亀城へ向かって歩いていた。

 友奈と千景がそれぞれ小分けにしたビニール袋を二個ずつ両手に持って歩き、僕が右肩に小さ過ぎず大き過ぎずなクリスマスツリーの箱を担いで並んで進む。テンションはうなぎ登りだが、実は肩に担いだ教室へのお客様を傷付けないように最大限の注意を払って一切の揺れを許さずに歩いている。少し離れて見れば僕の上半身だけは平行移動してるように見えるかもしれない。

 

「んっんー、晴れてるね。今日は星空かな?」

 

 うなぎ登ったテンションの僕は多少の空模様で心を縛られる事は無いだろうが、あの夜と完全に同じ空を見てしまったらどうなるかは試したことがない。女の子二人の前で恐怖心に震える事になったらカッコ悪いので日が沈みきる前に寄宿舎に帰りたいものだ。

 

「友奈ちゃん」

 

「なぁに?」

 

「エンジョイ?」

 

「……エンジョイ」

 

『エンジョイ!』

 

 揃うエンジョイ、パーティー本番は後日だが、なんだかんだ言って友奈もテンションが高まって来ているようだ。

 二人で笑顔を見合わせてから千景に向ける。

 

「千景ちゃん」

「ぐんちゃん」

 

『エンジョイ?』

 

「…………えぇと」

 

『レッツエンジョイ?』

 

「……エン……ジョイ」

 

『エンジョイ!』

 

 恥ずかしそうにはにかむ千景が、嬉しい。

 息の合う友奈とのおふざけが、楽しい。

 ここに、姉と幼馴染とタマっちに杏が一緒になってパーティーをする。きっと、とびっきりのパーティーになるだろう。だから──

 

「ねぇ、二人共、走れる?」

 

「え?」

「……?」

 

 小首を傾げる二人、まぁ、そうだろう。

 見える位置にまで近づいた丸亀城に視線を向ける。

 

「丸亀城まで競争しよう、僕に勝ったら5アオバポイントを進呈します」

 

「タマちゃんの真似?」

「激しく動いたらツリー……痛むんじゃ?」

 

「へーきへーき、ほら」

 

 その場で上半身を固定して下半身だけを狭い間隔で反復横飛びさせる。二・三度往復しただけなのに少しだけ息が詰まる。緊張のせいだろう。

 

「これが若葉ちゃんの言ってた術理の解らない動き!?」

 

「走るぜー、テンション上がりすぎて走るぜー」

 

 急激に冷える心に、今の今までなにも感じなかった暗い晴天に心が引きずられ始める。久々に感じた喉奥の恐怖心の塊に呼吸が辛い。 

 

「ちなみに僕が勝ったら二人から3ユーナポイントとグンポイントを強制徴収します」

 

「えぇ!?なにそれ!ポイント貯められたらどうなるの!?」

「行動が……常に読めないわ」

 

「なーにしてもらおっかなー。それじゃーよーいどん。走れ!」

 

 怒鳴るように強く放った声に二人は一緒に走り出す。僕は最初の三歩を二人に追従させた後に減速して二人の背中を見送った。

 振り返り、睨む。

 

「クソッ、カンがいい。うぜぇ」

 

 路地の隙間から半身だけを出して僕を、いや、走っていく二人を睨む小汚ない身なりの男が悪態をついていた。手には、抜き身の小刀。

 

──あの瞬間、僕は僕にとっての日常の音を微かに耳で拾っていた。

 

 日々の鍛練は僕を裏切らないでいてくれた、きっと姉の声より沢山聞いたであろう鞘から刃物を抜く鞘走りの音、それを僕が間違えるはずが無い。薄暗い街中でこの音を聞いた瞬間の僕は心臓が止まる思いだった。

 とうとう恐怖心に縛られて鈍くなった全身を悟られないように必死で男を睨みつづける。今の僕には助けを呼んで叫ぶ力も無さそうだ。

 きっと二人と一緒に走ってたら途中で力尽きて二人を足止めさせてしまっていたかもしれない。そうなって、もしこの男が追い掛けて来ていたらと考えると肝が冷える。

 

「クソッ、クソッ、クソガキっ!ほんっとウゼェわ」

 

 険しい視線を僕に移した男の手の小刀がゆらゆらと揺れている。

 

「……あ~あ、これは違うもんな、今回は駄目か」

 

 路地の隙間から出ていた半身がザリッと砂を踏む音を残して消えた。遠ざかる足音にひとまずの危機を脱したと理解した。

 

「なんだよ、あいつ」

 

 震える自分の声が情けない。なんと、不様か。

 遠くなった体の間隔のまま丸亀城へ振り返り歩みを進める。震える脚がもつれそうになるのを何度も堪える。

 

「……怖いなぁ」

 

 星が見え始めた空が、更に強く僕の心を強く引っ張る。こんなにも感じる恐怖心の強さは、もしかしたらあの夜以上かもしれない。

 見える位置にある丸亀城が、思うように進まない足にとても遠く感じる。

 

「……怖いよ……若姉さん」

 

 思わず口にしてしまった僕の力の理由で、一番大切な名に、自分の弱りを自覚してしまう。僕は姉の助けになろうとしてるはずなのに、恐怖心に負けて助けを求めてしまったのか。どこまでも不様だ。

 

「おーい!青葉くーん!」

 

 空を視界に入れない様に下を見ながら歩いていた僕の耳が、聞き慣れた明るい声を拾ってくれた。前に顔を向けると友奈と千景が僕に向かって走っていた。

 ゾクリと嫌な予想をしてしまい、耳を澄まして辺りを見回す。鞘走りの音も、あの小汚ない男の姿も無かった。

 

「気付いたらいないんだもん、探しにもどって来ちゃたよー」

 

 駆け寄ってくる二人に声が震えないように気を付けて声を返す。

 

「石踏んで足首ひねっちゃったー」

 

「えーー!?」

 

 慌てた顔の友奈と少しだけ目を見開いた千景が更に加速して僕の元にたどり着く。二人は肩を上下させながらギョッとした顔で僕を見た。

 

「大丈夫なの?」

 

「へーきへーき、痛かったのは一瞬だったよ、ツリーだって無傷。ほらね」

 

 肩の箱を二人に見せる。意識の外にあったが僕はクリスマスツリーを手放さずに肩に載せてずっと丁重に扱ってたらしい。

 

「そうじゃなくって!」

 

「酷い……顔してる」

 

「ん?顔?」

 

 あれだけ不様な心を自分自身で感じたのだ、情けない顔にもなるかと思い至る。そして気づく、友奈と千景の顔を見て友奈と千景の声を聞いただけで心が少しだけ軽くなっていた。

 

「あ~、これは多分アレだよ。ひねった時にあんまりにも痛くてさ、片足もポロってやっちゃったんじゃないかってへんな想像しちゃってさ……もう平気だよ」

 

 本当に平気になってしまった。

 確かに二人は勇者で、その力を使えば僕なんかよりも遥かに強くてあんな訳の解らない小汚ない男なんて歯牙にも掛けない戦力なんだろう。でも、それでも今は武器を持たない女の子で、訓練を受けていても戦うべきではないか弱い女の子で、誰かと傷つけ合う事を良しとしない優しい女の子だ。

 僕は、そんな友奈と千景を戦力に数えてしまった。

 守るべき女の子を戦力に数えて、自分の安全に安堵してしまった。

 

 どうしようもなく愚かで、呆れるほどに不様。──未熟だ。

 

「……足もポロリしてたら文字通り半人前?」

 

「……笑えないわ」

 

 やはり、僕のブラックジョークはウケないらしい。

 

「と、言うわけで、負傷者が出たのでポイント争奪戦は中止になりました」

 

「あ、うん。始まりも終わりも唐突だね」

 

「さぁて、丸亀城に帰ろう。帰って飾り付けのレイアウト考えなきゃ!」

 

「……怪我しといて……元気ね」

 

 三人並んでゆっくりと歩き出す。天に輝く星に少しだけ心を引っ張られた。

 

 鍛練が、足りない。

 




 
 
 
 
 
青葉くん
友達になろうよ(鼻眼鏡着用)。寂しそうなのが放っては置けない?気分が落ち込んでる時に犬とか猫がかまってくれるアレかもしれない。色々頑張っても人間の範疇、胸の一突きで死んでしまいます。色々頑張っても小学生、怖いものだってきっとある。ビビった対象は空か刃物男か、それともどっちも?
短時間の間に山ほどの死亡フラグを紙一重した男児。尚、対象はその場にいた全員。

友奈ちゃん
ぐんちゃん包囲網参戦、ポジティブトライアングルだ!感覚派同士はやりやすい、遠慮が少なく見えるのは多分そのせい。やらかすのでは?と思ってたら案の定やらかしたけど本人が平気だと言い張るのでちょっと心配だけど深く突っ込まない、でもゆっくり歩いてかえろうね。尚、やらかした本人は早歩きだった。

千景ちゃん
クリスマスってどんな事するんだろうね?少なくとも刀片手に中庭で木を斬りつけるのは違うと解ってた。友達(?)ができたよ、やったねちかちゃん!尚、数年後の故郷には沢山の友達が沸いてる模様。友達(?)の顔色に一目で気付く位には友達(?)を見てる。未だに"こおり"と"ぐん"の違いを指摘してない。

ひなたちゃん
アニマルセラピーって知ってる?ひなたちゃんは知ってた。信じて送り出した幼馴染が番犬位の役にはたったのをひなたちゃん自身は知らない。お手柄です。

丸亀城のジェントルマン
これからもエキセントリックボーイには振り回されるでしょう。

刃物男
街中で刃物持ってるやべー奴。臭そうな見た目。

────

この話から少しずつ物語の動きが出てきます。
生暖かく見守って頂けたら嬉しいです。
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