知ってる天井だ… 博麗神社か
「っつ!」
起き上がろうとしたが体が痛くあまり動かない。それでも起き上がる
多分異変は解決したのだろう。周りを見渡せば葉山に操られてたと言うか、洗脳されていた者達がそれぞれの治療を受け眠っていた。
「こいつらって…」
横には例の二人だ
それは氷の能力の奴と炭化の奴だ
名前は…出て来ない。
何だったっけ?
すると、居間の方から声が聞こえきたので這うようにそちらへ向かう。
扉を開ける
「八幡!」
魔理沙とアリスが居た
「よかった目覚めたのね」
「ああ、ところで何時間くらい寝てた?」
「一日くらいよ」
そんな寝てなかったのか
なんかこう激しい戦闘をして極大の力を出して
ウオオオ勝ったぞー
フラッ
バタン
数カ月後に目覚める
周り奴らやったー
恋人(ヒロイン)号泣
ハッピーエンド
の流れとかじゃないんだな まずそんな極大な力とか使ってないし。
上記の出来事は恋人が(ヒロイン)いることが大前提だ。俺には一生来ない結末だな。
クソっリア充爆発しろ。何だよ恋人号泣って
俺なんかだったら「やっと逝ってくれたと思ったのに」とか言われて、彼女は演技でした〜勘違い男子乙
のバットエンドなのに
話を戻そう
「他の奴らはねている奴らで全員か?」
「いや、とっくに目覚めて帰ったやつもいるぜ、それに八幡は案外傷は深くなかったからな、手当も結構雑だぜ」
「おい」
「永琳がそれくらいでいいって言ったのよ」
「永琳が来てたのか」
聞いたところによると戦いの最中に助けに来てくれたらしい。足の怪我あいつ大丈夫なのか?無理をさせたかもな。後でなんか詫びを待っていこう
俺はそのまま二人と何があったかを話してもらうことにした。
「八幡お前って妖怪だったのか」
「えっ?」
えっ何目が腐ってるから妖怪?酷い言いようだ
確かに腐ってるけど。
「なんでそんな事聞くんだ?」
魔理沙の質問に疑問を持ったので、聞いてみることにした。
「だってよ〜八幡なんかこう…銀って言うか白っていうかそんな色した尻尾が生えてたんだよ。よく分かんない力も使ってたし。それに妖力だって感じたんだぜ。人間には妖力はねぇし、尻尾も生えないぜ。だからそれがあった八幡は妖怪何じゃないのか?」
「えっ?何?俺に尻尾生えてたの?今日ってエイプリルフール?」
怖いって何その悪質な嘘、こうやって相手を不安にして解決できるのは私ですみたいなこと言って洗脳する気だな。そんな奴がいるから変な宗教に入る人がいるんだ
「ええ、事実よ。そしてエイプリルフールではないわ」
アリスの顔を見るに本当の事らしい。アリスが言うなら本当出しな
「おい八幡、私は信用して無いって顔だな」
心読むなよ…
「はいはい魔理沙スゲー超信頼(棒)」
「この!」
そこで魔理沙が立ち上がり俺のようによってくるが、右足を出した瞬間転んだ。アリスの糸で引っ掛けたらしい魔理沙が転んだ所の少し横に目をやると糸を引っ張っている人形がいた。 可愛いな
「はいはい喧嘩はしない」
「アリス〜」
アリス何か凄い姉キャラだな
「それが本当なら俺って一体何なんだろうな」
「……」
「……」
「……」
沈黙…いや本人が分かんないのに他人が知るかよって話だよな
「私が教えてあげましょうか」
いた〜他人で知ってた人
「紫か」
「貴方の正体知ってるわよ」
「なら頼む」
俺たちは俺について聞くことにした。自分じゃない人に自分のこと言われるって。
親に勝手に自分の過去(黒歴史ww)を知り合いに言われるみたいで、むず痒いな
「じゃあ結論から言うわね」
「「……」」
俺達は黙って聞く
「貴方は妖狐九尾、俗称銀狐」
「っ!!?」
「気づいたみたいね、と言うかよく知ってたわね八幡」
俺の一瞬本当一瞬だけ驚いた顔をしたのを、それだけで紫は知ってると気づいた。凄いな
「先代の博麗の巫女と互角に戦ったって言うことは、霊夢から教えてもらった。この事しか知らん」
「そういうこと」
そこから紫による銀狐の説明が始まった
「銀狐の名前は特に無いわ。八幡が言ってた通り先代の博麗の巫女と戦える程の力を有していた。だけど幻想郷では忌み嫌われる存在だったわ。周りからは嫌われていたのに何かと厄介事に巻き込まれていたわ」
「まるで本当に俺みたいだな」
「そりゃそうだろうよ、生まれ変わりなんだから」
「えっ」
「八幡、貴方は銀狐の生まれ変わりだから私は雪ノ下陽乃として監視をしていた。それと生まれ変わりって言うのは言いすぎかしら。正確には強力な存在を転生しきれずに人間としての貴方を依り代に貴方の中で眠ってると言ったところかしら」
「つまり?」
魔理沙が聞く
「つまり俺の中に銀狐と俺比企谷八幡の魂の二つがあるということだ」
ほ〜 と納得したような顔をする魔理沙
「紫、なんで銀狐は死んだんだ?そこまで強いなら負ける筈は無いんじゃないのか。妖怪なら寿命がもっと長い気がするのだが。戦えるほど動けるなら若そうだけど、偏見だけど」
「幻想郷を守ったのよ。ある日幻想郷の外界と分ける結界が壊れてたらしいのよ。それは先代でも気づけなかった。だがすぐに気づいた銀狐は結界を張った。
だけど結界を張る姿を見た何かしらの妖怪が先代に報告し、幻想郷を乗っ取ろうとしたと言う訳で退治された。銀狐は先代に好意をもち先代を信じていたらしいわ。けど結界を張っていただけと言っても信じてもらえずに退治された。何の抵抗もせず逝ったらしいわ」
「ちょっと待て、引き分けたんじゃないのか」
「それはその出来事の少し前の事」
「つまり、一度戦い引き分けた相手に少なからず銀狐は勘違いの恋をした。しかし先代に信用されずショックで戦う力も出なかったと」
「そういうことになるわ」
恋は基本勘違い、それは今の俺が掲げる恋愛論 。
生まれ変わりって言っても性格は変わらないんだな。勘違いをし、偽物に手を付け結局全部自分に帰ってくる不幸、そんなことになるなら俺は最初から手を付けない
他人に深入りすると後悔するから
結局この世は適材適所、嫌われる役がいて嫌う役がいるそれが人間の定められた使命
俺も嫌われ役らしい前世も、今も、多分来世も
ずっとこの役は変わらない
「八幡?」
アリスが聞いてくる
「どうした」
「いやすごい暗い顔していたから」
「前世も今も結局俺だなってさ」
「今の貴方も同じなの?」
「そうなんだろうな」
「……」
「紫なんで葉山の時その銀狐が出てきたんだ」
「霊夢を刺された怒り、もとからあった恨みが爆発したのよ」
スーパーサイヤ人かよ
「でもう一回なるには、それと銀狐の能力は」
「それは自分に聞きなさい。一回銀狐が目覚めたから貴方自身が望めば話を聞けると思うわ」
「そうか、ありがとう」
「どのみち教えないといけなかったから良いわよ」
そう言い残し紫は隙間に帰っていった
「まぁこの事は後々考えていきましょう」
昔話とはいえ結構暗い話だったので部屋の空気が少し重い、その空気を打破すべく話を切り替えるアリス
「そうだな」
「まぁ八幡はなんであっても八幡だから私はどうでもいいけどな」
魔理沙はニカッと笑う
「それじゃ私と魔理沙は夕飯の買い出しに行ってくるわ」
「すまん」
皆の看病までしてこの家のことをやってくれるのはありがたいが、気が引ける
「良いのよ、それより早く治しなさい」
「んじゃ行ってくるぜ」
二人は玄関に向かい
扉を開ける音だけが、静かな神社内に響いた
「銀狐か……」
はやし込んで忘れていたが、自分が寝ていた布団をたたんでないことを思い出し、たたみに行く。
自分の部屋があるからだ
美少女に囲まれて寝るっていうのも…
って考えたが
そんなことしたら最悪殺される、社会的に生物的に
辞めとこう
ふすまを開ける
「ヒッキー!」
「比企谷君?」
あの二人が起きていた。
「……………」
パタン
俺は開けたふすまを閉めた
向こうで
なんで!?
まったくあの男は…
と聞こえる
これもう一回開けないといけないやつ?
そんなこと思いながら俺はただふすまの前で立ち尽くすだけだった。
次は由比ヶ浜と雪ノ下と再会します