さらば銀狐
引っ越して早数ヶ月、もう冬だ
俺は俺の家で目を覚ます。やっぱマイホームって良いな
一生引きこもってようかな。布団で…
だがそんな幻想は一瞬でぶっ壊された。そうイマジンがブレイクされたのだ
「なぁっ!?」
顔を洗おうと洗面台に行き鏡を見ると
銀狐がそこに居た。
「ちょ!えっ!まって何で?」
あまりにも突然のことで情報を処理できず、体の中に居る銀狐本人(魂)に聞く。
「お前勝手に乗っとるな!確かに朝起きてから尻が重いと思ったけど、急な変身はやめろ。これは緊急だ流石に応答しろ!銀狐!」
正式には乗っとってないけど、体が変わってんだそれはもう乗っ取ったと同じことだろう…違う?
〘どうした〙
「どうしたもこったも無ぇ!どういう事だ!」
〘そうか遂に力をその体に顕在させたか〙
「いや違くてこれどうすればいいの?」
〘我にも分からぬ〙
「違うのか?」
〘ああ〙
犯人最有力候補銀狐さんは容疑を否定のこと……
じゃなくて無罪でした。銀狐こう見えて嘘は嫌いらしいです。
〘それよりお前が力(銀狐の姿)を自分で顕在させた事により、我の役目が終えてしまった。よって力をお前にすべて託す。それに伴い我はお前と完全融合し我は消える。あとは一人で頑張るのだぞ〙
なんかすっごいこと言ってるけど。何で急に変身…いや狐だから変化か…が出来たんだろう。
〘さらば〙
「おい!まてよ」
なんの疑問も解けないまま銀狐の意思は消え、俺に吸収されたらしい。マイペース過ぎるだろ銀狐 展開はえーよ
そしてあいつが残していった力も体が取り込んできた
「っ!」
体の内で凄く冷たいような熱いような力が溢れている。どうやら銀狐の力は順調に馴染んでいるようだ。さらば銀狐
じゃなくて!この体どうすればいいんだよ…
まぁ今はいいか。正直この体は嫌いではない。腰の部分か尻尾の分重いだけでこっちの方が霊力が多いので能力が使いやすいと思う。
「困ったことがあったら博麗神社…」
霊夢に聞きに行こうかと思ったが、なんか面倒くさそうなので紅魔館のパチュリーに聴きに行くことにした。
紅魔館
「よう美鈴入っていいか?」
紅魔館の門番美鈴に聞く。いつもなら寝ているので勝手に入れるが、今日は珍しくピシッと立って門番をしている。咲夜にシバかれすぎて真面目になったのか?
因みに尻尾はみんなに見えないように、光を分解と生成をなんやこんやして光を屈折させ見えないようにしている。
「八幡さんどうぞ」
門を開け、玄関の扉を開ける
俺の目には信じられない光景が広がっていた。
「汚なっ」
そう汚いのだ。あのホコリの存在すら許さない掃除の鬼、咲夜がこんな光景になる程掃除を放ったらかす筈が無い。それにもし咲夜が長期不在でも今は雪乃(名前で呼ぶことになった)がいる。それがこうなるはずない。
そんな光景に呆然としていると
「八幡だ〜きゃはは」
「お兄ちゃん久しぶり」
上からレミリア、フランだ
ご気付きの皆さんそうです。二人のキャラが入れ替わってます。冷静なレミリアはフランのように抱きついてきて、いつもならはしゃぐフランがレミリアに辞めなさいと催促している。完全に立場が逆だ
「よう二人共、俺は用事があるからまた今度な」
「わかったまたね!」
「今度一緒に遊びましょ」
キャラブレた吸血鬼姉妹も可愛いな。
今ロンコンって思ったやつ違うからな、そのお兄ちゃんスキルのせいで年下美化補正が掛かってるだけな。
そして図書館への道中ソファに座って寝ている咲夜を見たが、本当に咲夜大丈夫か?
「パチュリーいるか?」
「ああ〜」
奥の方でだるそうな声が聞こえた。あれいつもならお出迎えしてくれるのに…見放された?
そして声の聞こえた方に行くとまた驚くべき光景があった
「あ〜本嫌い」
と言いポイッと本を投げ捨てる様子のパチュリー
なんか今日俺を始めとして皆おかしいな。最早異変だろ
「八幡さま〜」
小悪魔が泣いて飛んできた
「どうしたんだ」
「どうしたもこうしたもありません。数日前から皆さん人が変わったように急変してしまい。もう紅魔館はほとんど機能していません」
その後小悪魔にいろいろ事情を聞き、紅魔館勢に何があったのか話してもらった。どうやら数日前朝起きたらもう皆がめちゃくちゃになっていて、唯一良かったことは美鈴が真面目になった事だけ。咲夜は働かない。パチュリーは本を大事にしなくなった。と
流石にこれは異変だと思い俺は、博麗神社に居るであろう霊夢に頼るため、紅魔館を飛び出した。
頼む霊夢はいつも通りであってくれ。
フラグだな