オフェリアさん、君が口を割らないから悪いんだよ 作:レモンの人
やらかした……その時、間違えて違う人の盆を持って行った事も、それに気付いて声をかけてきた人のタイミングが遅かった事も、今思えば全てが予定調和だったのだろう。私はそれを食べた時……背徳的な美味さと後悔が襲った。
「ぁああああああああああああああああああああ!!!やってしまったぁあああああああああああああ!!!」
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証言①:藤丸 立香
うん、あれは俺が食堂でいつものように麻婆豆腐と山盛りのサラダを食ってた時だった。最近入ってきた新人のラクシュミー・バーイーとかいうセイバーのサーヴァントが突然絶叫しながら崩れ落ちたんだ。どうしたんだと思ったらよ、アレを食ってたんだよ。まー…事故だわな。しゃーない。
証言②:ブーディカ
思えば私も迂闊だったわ。疲れが溜まってたなんて言い訳だよ……。ラクシュミーから受け取った券の番号を逆さに読んでしまって、勘違いしたまま違う料理を渡してしまったのよ。反省してるわ。現にあの子、ガン泣きして部屋に閉じこもっちゃったし。またご飯持って行ってあげようかしら。
証言③:オフェリア
変だと思ったのよ。私が頼んだいつものカレーの味が違うんだもの。妙に甘いし、味付けがスパイス多めだったし…チキンだったし……しかも私が食券持ってきたらブーディカが首を傾げたのよ?私も変だなーと思ってたらラクシュミーが泣きながら絶叫してたって訳。あの人には不思議と好感が持てるわね。きっと私と同じような属性があ─────
証言④:ラクシュミー
ぐすっ……いいだろう。ドア越しに話してやろう。あの日は私も疲れていた。姉を名乗る不届き者に絡まれたりマハトマを名乗る不審者に絡まれたりと正直なところ疲労困憊といった感じだった。そんな時、イギリス式でも何でもいいからインドに纏わる料理が食べたくなった。チキンカレーでいいだろうと、ちょっと甘口にしてもらって一気に掻き込みたい気分になり私は注文した。だが、不運にも似たような注文をした…逆から読めばそう読める食券を買った者が居たらしい。それに気付かずに私はライダーから受け取ったカレーライスを掻き込んだ。だが、そこで一瞬辛いと思ったんだ。うん。あの時に注文が間違ってるのではないかと一瞬思ったが、空腹に負けて食べてしまった。そして、全て食べ終わった時、マスターによく絡まれてる女がこう言ったのだ。
「あれ?私中辛のビーフカレー頼んだんだけど?」
とな。そこで私は知ってしまったのだ。『私が食べたのは神の御使の肉』だとな!!!あぁ、なんと罪深い!私は不浄を犯してしまった!そう思った時には絶叫していたという訳だ……という訳でしばらくは引きこもらせて欲しい。自分で自分の罪を許せるようになった時に出てくるとも。
味は?死ぬほど美味かったぞ。
オフェリアはそろそろ墓場から蘇って。