では、第35話ゆっくりみていってね!
俺は妖夢と握手を交わした後、自分の刀カグツチに近づいて地面に刺さっているのを抜く。
「よっと…まさか力負けするとはなぁ…ちょっと甘く見過ぎかな?」
そう独り言をしているとカグツチが出てきた。
「はぁ~ビックリしたよ、ほんと」
「ん?ああ、ごめんごめん。俺も正直ビックリしてたからさ」
などと言っておく。
「まぁ、いいけど。次はいよいよボスだね!」
「なぁカグツチ?ボスって言葉誰から聞いた?」
「あのスキマの妖怪から」
よぅし、この異変終わってから覚悟しろよ、紫!
最近、無駄にカグツチに入れ知恵してるらしいからな…
「まぁいいや、さっさと倒して帰る」
「だね!次も頑張ってね隼!」
「当たり前だろ?」
「そうだね、じゃまた後でね」
「ああ」
短いやり取りをしたらカグツチはまた戻っていった。
「さぁて、行きますか」
「そうね、行きますか」
と意気込んでいたら裏から声がしたので振りかえると霊夢がいた。
「なんだ、ヒーローは遅れてやってくるってか?」
「そうよ?私だって春が来なくて辛い思いしてるのよ!」
「ただ寒いのが嫌なんだろーが」
とハッキリというと霊夢はギクッとした。
完全に図星である
「まぁ寒いのは俺もだけど」
「そう…じゃあささっと終わらせましょ」
霊夢はそう一言いうと歩きだす、俺はその後をついていく。
しばらく歩いていると前方に大きな桜が見えてきた。
「へぇ、これが妖夢の言ってた奴ね」
「これが春が来ない原因ね、じゃあさっさと散らせちゃいましょ」
「その前に邪魔する輩がいるんだけど…」
と空中にいる奴をみて言う。
「邪魔する輩って失礼ね」
「そんなことよりお前も半人半霊か?それとも亡霊?」
「後者でいいわ」
「じゃあ亡霊さんお名前は?」
「私は西行寺幽々子よ。散らす前にまず私をとめることね!行くわよ?」
そう言うといきなり弾幕を放ち始めた。
「うお…っと、いきなり放ってくんなよな」
愚痴を言っているが確実に避けていく。
「じゃあ、こっちも!霊夢合わせろよ!影技『幻の世界』!」
「分かってるわ!霊符『夢想封印 集』!!」
幻の世界で一瞬視界を惑わせ、霊夢の夢想封印 集で攻撃する。
「えっ?!なんでこんなところに!でも、当たらないわよ」
そう幽々子は断言し、全部避けていく。
「くっ、流石にこれじゃあ勝てないわよね」
「まぁ予想を超えてる訳じゃないし?全然余裕でしょ」
「…来ないなら私から行くわよ亡舞『生者必滅の理 -死蝶-』」
「……1枚目」
と幽々子がスペカ宣言した後に俺は『1枚目』と少し笑みを交えて小さく呟いた。
それに霊夢は聞こえていない、勿論対峙している幽々子も聞こえていない
その後に霊夢に近づきこう言った。
(なるべく相手にスペカ使わせろ、4回攻撃系統が来ればいい)
「??どういうことそれ」
「いいから、まずは目の前の弾幕を利用する。…カグツチいける?」
返事は返ってこないが刀が光り目の前が弾幕が全て消え幽々子はそれに驚いているようだった。
これをみて霊夢は察したのかこっちをみて頷いた。
「じゃあドンドン攻めていいわけね?」
「そういうこと、理解するのが早くて助かるよ」
「霊符『夢想封印 散』!!」
と霊夢が2枚目を使う。
「言ってるでしょう?それくらいでは当たらないって」
「まぁそうだよな…でもお前の弾幕も俺らには当たらない」
「それはどうかしら?亡舞『生者必滅の理 -毒蛾-』」
「……2枚目」
「私は何もしないから隼任せたわよ」
「あいよ。カグツチ2個目だ、まだまだいけるよな?」
そういうともう1度刀が光り、その光が消えた時には同時に弾幕もなくなっていた。
2回も弾幕が全て消え幽々子は戸惑っている。
「どうなってるのよ、それ…なんで私の弾幕が消えるの?」
「さぁね。じゃあ今度はこっちが行くぜ幻影『影の2刀流』」
刀がもう1本出てきて2刀流になる。
「神技『ファスト・ライジング』!」
そう言うともの凄いスピードで距離を詰める。
「次!神技『神剣一閃』!!」
近づいて、放ったのだが見事にそれは避けられてしまった。
「くっ、大分厚くしたほうなんだけどなぁ…まぁ今は関係ないか」
「そんなちっぽけな弾幕で勝とうなんて大したことね。華霊『ゴーストバタフライ』」
「……3枚目」
とまたボソッと呟く。こんなに密度の高い弾幕を何個も放ってくれるんだ
こっちにとっては好都合すぎて顔が少しにやけてしまう。
「隼?私も攻撃していいかしら?」
「全然いいよ、どう考えてもこっちが優勢だろ?」
「そうね、次のスペカまでずっと私がやっていい?」
「お好きにどうぞ。……カグツチこれ入れて後2枚だ我慢してくれっ」
そう呼びかける。
するとまた刀が光る、そして光が明けるとまた弾幕は全て消えていた。
「俺もこの量の弾幕保っているの正直きついんだって、もっとポンポン撃ってくれた方が楽」
「そういうところ隼らしいわね、そろそろ私も使おうかしら?霊符『夢想封印』!!」
「今日は夢想封印だらけだな…」
「うるさい。細かいこと気にしないの」
「あーはいはい、続けて下さい」
と適当に流しておいた。
あれから霊夢と幽々子は未だに弾幕を撃ちあっている。
お互い凄まじい集中力で戦っている
「あー隼、私そろそろ限界。代わって」
「はいはいっと。じゃあ早速剣技『慈悲の剣』ッ!!」
と宣言すると蒼く輝く大剣が出てきた。
「行くぞっ!」
そう言うと首にかけている勾玉に霊力を込め足を強化する。
「無謀に突っ込んでくるのね。いいわ亡郷『亡我郷 -さまよえる魂-』!」
「あーなんだよ!素直に撃ってくれんじゃんか!さぁラストだカグツチ!!」
そう大声で言い、刀に力を込める。
込めたと同時に光がまた弾幕を全て消す。
「よし、これくらいしないと当たらないんじゃないかと思って溜めさせてもらった!リバース開始!」
高らかに宣言した。
すると自分の背後から今まで幽々子が放ってきた弾幕が全て4倍になって帰っていく。
「ふぅ…やっと終りね。長かったわ…」
「そうだな」
「あーあ、負けちゃったか。でもいいかな?」
そう幽々子は最後に言い光りに包まれた。
幽々子に勝利してからしばらくして帰ろうとすると…
「ちょっと待って、この白玉楼は死を齎すのよ?このまま放置してていいの?」
「んぁ?あーそんなことがあるんだっけ?じゃあ2種類の内1種類どっちか選ばせてやる。
1つ目、ここごと吹っ飛ばす。2つ目、この白玉楼を封印し俺に負担をかけさせるか…選べ」
幽々子は迷った末答えを出した。
「……………後者で」
「まぁそっちのほうがお前らにとっては安全かもな。別に俺に負担がかかったって知ったことじゃねえもんね」
「そうね」
と短く答えた。
「まぁいいや。霊夢?どうせ宴会だろうし、先に準備してこいよ。カグツチもいいか?」
「別に私は構わないよ、隼もすぐ来てね!」
「分かってる、じゃあ霊夢宜しく」
「了解。色んな事で準備長引くかもしれないから勘弁してね」
霊夢の顔は笑顔だったが言葉ではもの凄く怒っていた。
何があった…あ、魔理沙か。なるほど
「じゃあ幽々子さっさと行こうぜ、俺疲れてっから」
「それはお互い様でしょ?」
無事vs幽々子様終わりました!
隼くんは能力を最大限生かして勝負してるんです、決してせこくはない!絶対。
そして幽々子様は隼くんに負担をかかるほうを選ぶという…
では次回もみてください!感想待ってます