そいえば……僕がどの話が一番見られてるのかなー?ってアクセス数を見たときに、番外編の東郷さんの話が人気だったのですが…………もしかしてみなさん…………番外編はそっち路線をお望みなんですか……?(僕も好きです)
では本編スタートです!!
ピンポーン
「?」
あたしが日課である、素振りをやっているときに突然インターフォンが鳴った。
「誰……?」
自分の部屋のことは、特に誰にも言ってないから誰かが訪ねてくるなんて中々無いため、あたしはドアの方を不審な目で見た。
ピンポーンピンポーンピンポーン
「あー!もう誰よ!」
あたしは手に持っていた木刀を構えて、ドアを開けた。
「あ、夏凜ちゃん居てくれてよかったわ。留守じゃなかったのね」
そこには、友奈と洸輔を除いた勇者部の三人の姿があった。
「何?どうしたわけ?」
「まぁまぁ説明はあとで、するから先に入らせてもらうねー」
「ちょ、ちょっと!」
風がズカズカ、あたしの部屋に入っていくとその後ろにいた樹もついていく。東郷も玄関から上がり机にお菓子などを広げていた。
「何しにきたのよ!あんたたち!いい加減にしないと追い出すわよ!」
「にぼし食ってるわりには、沸点低いわね~」
「突然、押し掛けられればそりゃ怒るわよ!」
あたしが怒鳴ると、三人は顔を見合せそのあとすぐあたしの方を向いて言った。
「誕生日おめでとー!夏凜(さん)(ちゃん)!」
「は……?」
意味がわからず、あたしが首を傾げていると風があたしに向かって、何かのプリントを見せてきた。
「これ……あたしの……」
「あんたが書いた入部届でしょ?これ見てたら今日あんたが誕生日ってこと知って飛んできたのよ」
ピンポーン
「お、来たわね」
「間に合いました!?」
「うん。余裕で間に合ってるわよ」
「よかったぁ!」
「あーもうくたくたです~」
そして現れたのは、友奈と洸輔だった。
「夏凜ちゃん!誕生日おめでとー!!」
「ここらへんで一番美味しいって有名な所の、ケーキ買ってきたよ」
「味は保証するよ!!夏凜ちゃんもほっぺたが落ちること間違いなしだよ!」
「遅れたけど……お誕生日おめでとう、夏凜」
そういうと、洸輔と友奈は箱を開封した。中からは大きなケーキが出てきた。
「パーティー用としてクラッカーも持ってきました!」
「ナイスよ!洸輔!これでもっとパーティー感が出るわね!」
「友奈ちゃんはなにを持ってきたの?」
「私は三角帽子を持ってきたよ!」
「ホントに美味しそうですねぇー……あ、洸輔さんここどうぞ」
「ありがとね。樹ちゃん。んっ?どうしたの?夏凜?」
みんなが好きなように座り、立っているのは私だけになった。
「も……もう……何なのよ……?あたし今まで誕生会なんてやったことないから……」
すると、洸輔はあたしを見て笑顔で言った。
「座りなよ?今日は夏凜が主役なんだからさ」
「っ……」
そこからはいつも通りの騒がしくも楽しい時間が続いた。
「あ、夏凜しっかりカレンダーの部活がある日に印つけてる。偉いね、夏凜は」
「な!ち、ちち違うわよ!これは……あの……その」
「ほんとだ!カレンダーほとんど印で埋め尽くされてるね!」
「ふふん!余程部活をするのが楽しみみたいね!!」
「偉いんだねー夏凜は~」
「ちょ!洸輔!頭撫でんじゃ………にゃいわよ……!」
「もしかして、恥ずかしがってる?」
「そ、そんにゃことない!」
「洸輔くぅーーん?クラッカーが余っちゃったから耳元でクラッカーを鳴らしたらどうなるか試してみない?」
「私もやっていい?東郷さん?」
「ちょ!ちょっとまって!友奈、東郷さん!落ちつい(パァン!!!)いやぁぁぁぁぁ!!鼓膜がぁぁぁぁぁ!!」
あのあとも、誕生会は一時間ほど続いた。今思うと過ぎた時間はあっという間で、さっきまで勇者部の面々がいた跡はもうない。
続きは風にいれてもらった連絡アプリで繰り広げられていた。(これがあれば連絡が取り合えるからと風が教えてくれた)先ほど勇者部のグループに入ったばかりである。
風「これでいつでもどこでも連絡を取り合えるわよ!誕生日おめでとうね!夏凜!」
洸輔「誕生日おめでとう!夏凜!これからも一緒に頑張ろう!風先輩を弄られる人材が来るのは嬉しいよ」
樹「おめでとうございます!夏凜さんこれからもよろしくお願いします!」
友奈「お誕生日おめでとう!夏凜ちゃん!わからないことがあったら、私に相談してね!」
東郷「誕生日おめでとう。これからは勇者部として、夏凜ちゃんもお国を守っていきましょう!」
「みんなありがとう。それと、洸輔には了解って送っとこ」
夏凜「みんなありがとう。洸輔に関しては了解」
風「どういたしまして……あと明日覚えておきなさいよ!洸輔!!」
洸輔「あ、いや別にそういう意味で言った訳じゃ」
樹「洸輔さん、お姉ちゃん怖いよ~( ̄▽ ̄;)」
洸輔「ち、違うんですよ!これは友奈が、言ってって言ったから、言いました!」
友奈「ええーー私!?」
東郷「今度は夏凜ちゃんに、ぼた餅を食べさせてあげるわ!あと、洸輔くん?明日が楽しみね?……ふふ」
洸輔「東郷さんまで敵にまわった!?た、助けてぇ!夏凜!!」
夏凜「あたしは知ーらない」
洸輔「夏凜の薄情ものーーー!!」
「ふふ、ホントに騒がしいやつら……」
あたしは、先ほどのアプリのやり取りを見て不覚にも笑ってしまった。
「………」
部屋には、満足げな吐息がもれたのだった。
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「夏凜ちゃん喜んでくれてよかったね!!洸輔くん!!」
「うん。内心嫌がられるんじゃないかと思ったよ…」
僕と友奈は帰り道で今日の誕生会について話していた。すると友奈が急に、もじもじしだした。
「………」
「どうしたの?友奈?」
「あ、ううん!なんでもないよ!」
「その流れでなんでもないは、ちょっと無理があると思うよ?どうしたの?何かあるなら僕に言ってみなよ?」
「え、えっと、ね。その、私も洸輔くんに頭を撫でてほしいなぁーって思って……」
「わかったよ。友奈がそれを望むならやってあげるよ」
そうして、僕は友奈の頭を撫でた。撫でる度に友奈は顔を赤くし、嬉しそうな声をあげるのだった。
「えへへー」
「あの、友奈さん?もう、そろそろよき?」
「あ!ご、ごめんね!洸輔くん!そ、それじゃもう帰ろうか!」
「う、うん!そうだね!」
そして帰路で僕達二人は何とも言えない恥ずかしさに襲われ無言のままお互いの家まで帰るのだった。
そして後日、東郷さんにそれを見られていたらしく東郷さんにも頭を撫でてと頼まれるのであった。(朝からクラス中の視線を受けながらやったため、僕の思考能力はショートしていた)
はい!また夏凛ちゃんがちょいメインっぽい話でしたがいかがだったでしょうか?あと前書きにも書いた通りそっち路線をご希望の方は感想にお書きください!(頑張って書いてみます!)
それでは次は第10話でお会いしましょう!