天草洸輔は勇者である   作:こうが

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かなり勢いで書いちゃった( ̄▽ ̄;)
誤字や脱字があったりしたら報告お願いします。


番外編 決着?水鉄砲戦線!!(後編)

レッドside(洸輔)

 

僕と夏凜は、弾薬(水)を補充し準備を整えておく。

 

「こっちは、戦力図的に考えてあっちより不利な状況ね。どう思う?洸輔?」

「そこなんだよね〜まさかこんなにも早くこちら側が不利になるとは思わなかったよ」

 

チームリーダーである風先輩は青チームの残虐な作戦のまえにその命を散らした。(死因、実の妹による裏切り行為によるもの)

 

「でしょうね……って訳であたしからの提案なんだけど、ここは別行動とるのはどう?」

「え?今、別行動は危険なんじゃ?」

 

相手の人数は僕達より多い。迂闊に動けば風先輩と同じ末路を辿ることになってしまう。

 

「だからこそ、よ。お互い別々に動いて各個撃破していって、残ったやつを二人で仕留めればいいのよ」

「あぁ〜、なるほど!さすが完成型勇者(笑)!」

「おい、まて。今、確実にあたしのことバカにしたでしょ?」

「えっ…………と〜そ、それじゃ!別行動で各個撃破ねぇぇぇ!」

「こんのぉ!あとで覚えときなさいよ!バカ洸輔ぇーーーーー!!!!」

 

話がまとまった(?)僕達は別行動をして各個撃破する作戦に切り替えた。

 

 

 

 

 

 

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〜ブルーside(樹)〜

 

木を利用して身を潜めていると足音が近づいてきた。音がした方を見ると夏凜さんが警戒しつつこちらに歩いてきている。

 

(近接戦闘じゃ、勝てない。でも……)

 

私には、秘策がある。木を使い張り巡らされた糸に引っ掛かった瞬間に四方八方から水鉄砲が噴射するブービートラップ!(東郷先輩曰く別に罠作っちゃダメとは言われてないからいいわよね?ってことらしい)

 

(さすがの夏凜さんでも、これなら……って嘘ぉ!?)

 

夏凜さんは糸をなんなく乗り越えて私が隠れている木に弾丸を当ててくる。どういう、鍛え方をしたらそう簡単にトラップに気付けるのか…。

 

「そこにいたのね……樹」

『わたしが作った罠に気づくなんて、さすがですね。夏凜さん』

「東郷もそうだけど樹もけっこう頭脳派だからね。まぁ、トラップの知識はないと思うから、東郷に教わったんだろうけど……さてと、風の仇とらせてもらうわよ」

 

足音が、どんどん近づいてくる。額に汗が流れ、緊張感が空間を包み込む。

 

(わたしのいる位置から夏凜さんのいる位置ざっと40メートル程度なら…ここで出ていけば、夏凜さんは後退して、トラップに足を引っ掻けるはず!)

 

頭の中で勝利の方程式が完成し、それをすぐに実行に移す。

 

『チェックメイトです!夏凜さん!!』

 

しかし、水鉄砲を構えた先に夏凜さんはいなかった。わたしの背後から声がする。

 

「ええ、チェックメイトよ。樹……あんたがね」

 

(う、うそ……いつの間、にぃ)

 

背中にある的ごと体を弾丸(水)で撃ち抜かれて、そのまま地面に倒れ伏せた。

 

「バカね……。あんたが、あたしに勝てるわけないじゃないの」

 

青チーム、犬吠埼樹、脱落。残り二人。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

レッドside(洸輔)

 

相手の陣地の近くまで来たが、美森の遠距離から射撃に阻まれて中々前に進めないでいる。

 

(くそ、このまま隠れてるだけじゃ……今は誰もいないけどその内味方に合流されてしまう)

 

美森は車椅子に乗っているため、自由に動けるこちらよりも不利のはず、それを感じさせないほどの卓越した射撃技術、強敵としか言いようがない。

 

「一か八か、行くしかない!風先輩の犠牲を無駄にしないためにも!!」

「突貫……ふっ、貴方らしくない苦しい策ね、洸輔くん」

 

怪しげな笑みを浮かべた美森は容赦なく狙撃してくる。一発、二発と避けていくと狙撃が突然止む。

 

「まさか……こんな時に、弾切れ!?」

「運に見放されたね、この勝負、僕がもらうよ!!」

「ってならないわよ、洸輔くん?いつ私が水鉄砲を一丁しか持っていないと言ったのかしらねぇ」

「!?」

 

美森はどこからかもう一つの水鉄砲を取り出して僕に撃ってくる。突然のことだったため避けることには成功したが、転倒する。しかも、その転んだ先が…

 

「これで終わりね、洸輔くん。大人しく散ってちょうだい?私達の悲願(夏限定うどん)のためにも……」

 

的をつけてある肩の部分に銃口を向けられ、逃げ場がない状況に陥る。だけど、僕にだって秘策はある。

 

「所で、美森。武器を二つ持っているのが自分だけだとか思ったかい?」

「っ!そうはさせな」

「甘いよ!」

 

僕の肩につきつけられていた銃を弾いて、的がある胸の辺りに銃口を向ける。

 

「形勢逆転、だね。これで終わりさ、美森」

「っ……不覚」

 

僕は引き金を引いて美森にとどめをさした。

 

「あとは、友奈だけ」

 

青チーム、東郷美森、脱落。残り一人。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「いやー…自分から提案しといてなんだけど…みんなガチ過ぎない?」

『私も終わってから気づいたけど…確かにね…』

 

アタシ(敗者)達は日の当たらない所で休みながら残りのメンバーの戦いを眺めていた。

 

「あ、東郷だ…」

『東郷先輩やられちゃったんですか!?』

「ごめんね…樹ちゃん。まさか洸輔くんまで銃を二丁持っていると思わなくて…」

『しょうがないですよ( ̄▽ ̄;)。わたしのトラップも夏凜さんには通用しなかったですし…』

「そうだったのね…でも大丈夫よ樹ちゃん!まだ私たちの切り札が残ってるからね」

『そうですね!』

「切り札?」

 

アタシは言葉の意味がわからなかったので、まえの方で行われている戦いに目を向けた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

レッドside(夏凜)

 

「っ…」

「勝負あったみたいだね…夏凜ちゃん!」

 

樹を倒したあと友奈を見つけたあたしは戦闘を挑んだが、それが仇となった…。もう銃の弾が…ない。ゆっくりと友奈の足音が近づいてくる。

 

(くそ!こんなところで!)

 

「夏凜!!」

「!」

「受けとれ!!」

 

洸輔が投げてきた銃をキャッチして友奈に向かって撃つ。突然のことに驚きながらも友奈は木の後ろに隠れて狙撃を逃れていた。

 

「ありがと…一つ借りを作っちゃったわね…」

「いいよ、礼なんてチームなんだから」

 

洸輔と二人で友奈が隠れた方へと銃を向ける。すると友奈が銃も構えていない無防備な状況で出てくる。

 

「どうしたんだい友奈?ここにきて戦意喪し…」

「二人は………私を打つの…?」

「「!?」」

 

無防備な状況で出てきた友奈はあたしと洸輔に向かって上目遣いと目を潤ませながら言葉をかけてくる。

 

「っ…卑怯だぞ……友奈…そんな顔されたら撃てるはずないだろ……」

「うん…ありがとう二人とも撃ってくれなくて…」

 

そう言った瞬間、友奈の銃から弾丸が放たれた。

 

「!…洸輔!避けて!!」

「うぁっ…!」

 

あたしが洸輔を庇うと放たれた弾丸はあたしの肩に貼ってあった的に命中した。

 

「夏……凜」

「…ふん…まぁでもこれで借りは返したわよ…」

 

そのままあたしは地面に倒れ伏せた。

 

赤チーム…三好夏凜…脱落…。

 

両チーム…残り一人……………。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

夏凜がやられたところを見てアタシは感嘆の声をあげた。

 

「なるほど…確かにあれは切り札だわ」

『幼なじみで付き合いの長い洸輔さん…そして友奈さんに弱い夏凜さんからしてみれば強敵ですね…』

「自分で考えた作戦だけど…こう目の前で見ると恐ろしいわね…」

「アタシからすれば、ここまで人の優しさにつけ込んだ作戦を考えるあんたの方が怖いわよ…」

 

実際に似たような作戦でアタシもやられたしね…。

 

「そ、それよりも風先輩、残った二人の最後の決戦ですよ!」

「おもいっきし話そらしたわね…。でもこれでどっちのチームが限定うどんを食べれるか決まる!頼んだわよー!こうすけぇ~!」

『友奈さーん!がんばってーp(^^)q』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「まさか…夏凜ちゃんが盾になるなんてね…。ホントは二人まとめて倒すつもりだったんだけど…」

「…………………」

「でも……これで一対一だね洸輔くん?…」

 

ゆっくりと友奈が僕に歩み寄ってくる。

 

「もう決着をつけよう?お互いの願いのためにね…」

「いいぜ…かかってきなよ…友奈!」

 

二人で銃を構えてお互いに相手の目を見ながら無言の膠着状態が続く…。次の瞬間お互いの銃口からほぼ同時に弾丸(水)が放たれる。

 

「うわぁ!…し、しまっ……」

 

僕はなんなくそれをかわす…しかし友奈は体勢を崩してその場に尻餅をついた。

 

(今がチャンスだ!!)

 

それを見て僕は友奈の方へと向かった。その途中で僕は何かに足を引っ掻けたような気がした。

 

「ん?いまなんか………あばばばばーーーー!!」

「ほぇ?」

 

急に四方八方から水がかかってきて溺れる僕、友奈はそれを見て間抜けな声を出した。当たり前だが服と的はびしょ濡れになっていた。

 

「えーと………勝ったぁ!のかな?」

「もう……なんか……どうでもいいや………」

「洸輔くん!?目が死んでるよ!?」

 

そして……僕は考えることを放棄した………。

 

結局の所、あの罠は樹ちゃんが仕掛けた罠であったため…青チームの勝利となった。

 

その日の帰り…青チームの皆様が無料券を使って限定うどん食べてるのを見ながら、僕達赤チームはしみじみと自腹でうどんを食べた…。

 

(僕は…………水鉄砲嫌いだなぁ…)

 

それから数日の間…僕は水鉄砲のことを恨んだのだった。




お気に入りもいつの間にか50近くになってましたね!こんな下手くそな文章を書く作者をお気に入り登録してくれてホントにありがとうございます!!

何気にゆゆゆ編はそろそろ完結しそうなのでそれまで頑張って突っ走ります!!
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