さて、今回は若葉!球子!杏!がそれぞれメインの短編です!楽しんでもらえたら幸いです!最近杏からバブみを感じるんだ(`・ω・´)キリ←唐突
これはアンケートとは関係なしに書きたかった番外です!ifも書くからご安心を!
「むむむ……難しい」
「はは、意外に不器用なんだね〜若葉は。ちょっと貸してごらんよ」
寮にある自室。洸輔に頼み込み、綺麗に服を畳む為のやり方を教わっていた。何故かというと、ひなたに頼りきりなのも良くないと感じたから。
「ここは力を込めずに……こうやって」
「す、すごいな……君は魔法使いか?」
「ま、魔法使い???よ、よくわからないけど……慣れれば若葉にだってできるよ〜僕にだって出来たんだし」
「そういうものか?」
「そういうもの!ささっ、頑張っていこ〜」
急に優しい笑みを向けてきた為、反射的に目を逸らしてしまう。なんでだろうか、私はこの笑顔に弱い気がする。彼のこういう表情を、見ると何故だか胸の辺りが熱くなってくる。
「か、貸してくれ。今度こそ成功させる」
「はは、若葉は根気強いから教えがいがあるなぁ」
「今に見ていろ!もうすぐ、私は教えてもらった畳み方を全てマスターしてみせるからな!」
「そりゃあ、楽しみだことで」
気恥ずかしさを振り払うかの如く、自身に気合を入れてもう一度教えてもらったやり方を実践する。
「あ、あれ?また……失敗か?」
「ふむふむ、ちょい失礼」
「なん……っ!?」
だが、やはり上手くいけず悪戦苦闘しているとさっきまで私を見ていた洸輔が、私を抱きしめるような状態を作りつつ手を握ってきたのだ。
「こ、こここ、洸輔!?な、何を!?」
「力が入りすぎだよ?もっと、気を楽にして」
「えと……こ、こうか?」
「そうそう、いい感じ!」
私がうまく出来たことが、嬉しいのか彼の手を握る力が強くなる。背後から抱きしめられてる状態なので、その行動により密着度合いが上がっていく。
(つ、強く手を握るなぁーー!!む、無意識なのか!?何にも考えずにこれをやっているのか!?)
いや、無意識にやっているな……洸輔はそういう男だから。その行動に何度も私は驚かされている。
「おーい?大丈夫?」
「ふぇ!?な、何だ!?」
「いや、顔が強張ってるし赤くなってるから……熱とか」
「な、なんでもないぞ!なんでも!!そう、なんでもないんだ!!さっ、洸輔!つ、次の畳み方を教えてくれ!」
「う、うん、き、急にテンション高いね?」
「散々出来なかったものができるようになれたからな!嬉しいに決まってるさ!」
「そっか。えと、じゃあ次はぁ〜」
「あっ……」
あれだけ恥ずかしがっていたのにも関わらず、彼と体の距離空いた瞬間に残念そうな声が漏れた。
「若葉?」
「その……できることならさっきのように教えてくれれば助かる……補助があった方が感覚も掴みやすいからな」
「あ、なるほど!りょーかい!じゃあっと…」
そのやり取りの後も、洸輔による服の畳み方レッスンは続いた。ちなみに、彼は集中しすぎていたのか自分がどういう状態で私に教えているのか終わった時やっと理解し、顔を赤くしていた。
「……変な所で鈍感なやつだな、洸輔は」
教えてもらった方法に、早く慣れるため練習しながら呟く。
(にしても……なぜ、私はあの時残念に思ったんだ?恥ずかしかったんじゃなかったのか?)
しかも、もう一度彼に手を握ってもらいながら教えてもらっていた時は恥ずかしさよりも嬉しさが多くあった気がする。
(ま、まさかとは.……思っていたが……そのまさかなのだろうか?私は彼のことを)
認識してしまったが最後、胸の高鳴りは止まらなかった。
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「……あー!!一人でやるなんて、地獄だぁ!!」
放課後の教室で、タマはノートに対して怒鳴る。この前やったテストの結果があまりにも酷かったらしく、担当の先生から課題が出された。
「よりによって杏も、若葉達も今日は用事あるっていうしなぁ〜」
結果、一人でずーっとノートと戦い続けてる。もちろん、監視とかないからサボろうと思えば、サボれなくはない。でも、ここでやらないと二度とやらない気がしたので我慢して、取り組むことにした。
(はぁ〜暇だぁ〜暇すぎる〜、いや課題がやんなきゃだから暇ではないんだが……一人は退屈だぁ〜飽きた!)
ペンをクルクルと回して遊んでいると、教室の扉が開いた。
「わっすれものぉ〜……って、球子もしかして、まだ苦戦中?」
「んぁ?洸輔?お前、用事あるって言ってなかったか?」
「ああ、あったよ。でも、案外用事が早く片付いてね」
「じゃあ、なんでここに?」
「その後、宿題やろうと思ったらノートを学校に忘れてたみたいでさ、取りに来たの」
「なるほど、タマは完全に理解した!」
そして、タマは思いついたぞ!この退屈した状況を覆す打開策??ってやつをな!
「てな訳で!洸輔、ついでにちょっとタマに付き合ってくれタマえ!」
「まぁ、そうなるか。いいよ〜宿題は後でも出来るからね」
そう言って、向かい側の席へつく洸輔。
「んで、僕は何をすれば?」
「まぁ、なんだ、無言とかタマにはキツすぎるからなんか話してくれ」
「無茶苦茶いうねぇ……あ、ここ飛ばしてる」
「ほんとだ、サンキュっと、っで?なんか、ないのか?」
「うーん、あっ、話のネタはないけどガムがあったよ」
「なんだと!?よこしタマえ!!」
ポケットから取り出されたガムをひったくり、頬張る。ブルーベリー味、うまい!
「うめぇ〜ありがとなぁ〜洸輔〜」
「あはは、喜んでもらえたなら良かったよ。ごめんね、大した話のネタも振れなくて」
「気にするなってぇ〜タマは洸輔がいるだけで嬉しいから大丈夫だ」
「へっ?」
「ん、あれ?」
いま、タマなんて言った?すごい事をすごいサラッと言った気がするんだが。
「え、えーと……球子、今のは?」
「ち、違うぞ!!い、今のは……」
「い、今のは?」
「……んぁー!じゃん、けん!!」
「えっ、あ、えーと、ぽん!」
強襲じゃんけんぽん、結果はタマが、チョキで洸輔がパー。つまりは……。
「ふっ、タマの勝ち、なんで負けたか明日までに考えといてください」
「えぇ…てか、軽く話の逸らされてるような……」
「知らん!ちょ、ちょい静かにしてくれ!」
「理不尽!?ま、まぁいいか……なんか、用があったら言ってね」
かなり勝手な事をしているタマに洸輔は怒るどころか、そんな事を言ってくれた。それに少し罪悪感を、覚えてノートに視線を逃す。
(元はと言えば、タマが悪いのにな……んー、さっきのは洸輔に悪かったな)
「洸……」
顔を上げると、窓の外の夕日を見ている洸輔の横顔が映った。それを見た時、何故か声が出なくなった。
すこしの間、思考が止まっているといつの間にか洸輔の顔が近くまできていた。
「球子?」
「っ!な、なんだ!?」
「えっ、なんだって……球子、僕を呼ばなかった?」
「あ、ああ!そうだそう!さ、さっきはごめんなって言いたくて」
「いいよ、気にしなくて。それよりも、わかんない所とかない?」
「そ、それなら、ここ教えてもらっていいか?」
タマが教えてもらいたい所を指差すと、洸輔は「喜んで」と言って嬉しそうに教えてくれた。結局の所、終わるまで洸輔は付き合ってくれたのだった。
寮に戻ったタマは、すぐにベッドへとダイブする。考えるのは、タマが無意識に言った言葉と洸輔の横顔に見入ってしまった時のこと。
「おいおい……タマったらほんとにどうしちゃったんだよ!?」
何故か、体が熱くなる。浮かんできたのは洸輔の顔。
「最近、杏に見せられた恋愛小説の影響か?いや、なんだろう、なんか違う気がする……」
枕を抱き寄せると、また洸輔の顔が浮かんできた。
(ぐぁぁぁ〜!!そういうのは、ほんとにタマのキャラじゃないってぇぇぇぇ!!!)
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「んー!読み終わったぁ!」
「は、早いですね、それで今回の小説はどうでした?」
「最高だったよ!主人公とヒロインとのあのドギマギした感じがなんとも……」
本を両手で、大事そうに抱えながら洸輔さんが嬉しそうに話してくれた。その姿を見て笑みが溢れる。
「ふふ、そこまで喜んでもらえると私も嬉しいです」
「う~むぅ〜」
「どうしたんですか?急に唸って」
「いやぁ~なんか、最近いつも杏の部屋にお邪魔させてもらってるだけじゃなくて……こう、本まで読ませてもらってるし何かお礼はできないかなぁ〜と」
優しい洸輔さんらしい気配りだなぁと思った。その無意識な優しさが洸輔さんの恐ろしいところでもあるが…。
「き、急ですね……っていうか別にお礼は」
「必要ないとかなしだからね!?なんでもいいから、ほら!」
「ええ!?え、ええとぉ〜……あっ」
その時、ある事を思いつく。正直、お礼という形で頼むのはおかしいかと思ったけど言ってみる事も大事だ。
「ひ、膝枕をさせてもらってもいいですか?」
そう言って、私はゆっくりと膝の上を指さした。まさかしてほしいではなく、させてほしいと頼まれるとは思ってなかっただろう。
「んーと、つまり杏が僕に膝枕を?」
「そうです、お礼をしたいって言ってる人に頼むのは変かもですけど」
「まぁ、言い出しっぺは僕だしな…よし、杏が満足するまで、やっていいよ!」
「そ、そうですか…で、では、えと、ど、どうぞ」
「それじゃ、失礼します…」
太ももに心地の良い重さを感じる。少し癖のついた髪の毛、いつもはもっと凛々しく見える顔が今では、とても可愛くそして、幼く見えた。
「ん、な、なんか恥ずかしい……」
「っ…」
(…可愛い)
顔を赤くしながら、私の膝に頭を乗せている洸輔さんをみてそう思った。こういう反応を見ると楽しくなってしまう自分がいる。
(タマッち先輩の時は、からかいすぎて怒られちゃったんだっけ)
あの時は、それで終わってしまったけど。この人は、どんな反応するんだろう……と好奇心がどんどん膨らんでいく。
「あ、あのぉ……杏?」
「はい、なんですか?」
「いえ、その……何故に頭を撫で出したのでしょうか?」
「ダメでしたか?」
「いや、別に……ダメってわけじゃ……ないんだけどさ」
「なら、いいですよね♪」
「っ……む」
優しく頭を撫でていくと、洸輔さんが恥ずかしいのかそっぽを向いてしまった。その反応を見た瞬間、体にゾクゾクっと謎の感覚が走る。
(なんだろう……も、もっとこういう反応が見たい)
洸輔さんの反応一つ一つを見る度、頭がぼーっとしていってる。体もちょっと熱くなってきているような…。
「ふふ、耳まで真っ赤にして……可愛いです」
「か、からかわないでよ…」
「む、また目を逸らす〜しっかり、こっち見てくださいよ〜……」
「大丈夫なの?なんか、すごい怖いんだけど!?」
「全然大丈夫ですよぉ〜」
「いやでも、なんかトリップしてる気が……ひぅ!?」
(なんだろう……好きな人を手玉に取ってるようなこの感覚……なんか、いけないことしてるみたいで……すごい、病みつきになりそぉ…)
ゆっくりと彼の上半身を指でなぞっていく。体をびくつかせながら弱々しい声を発っする姿が目に映る。その姿を見て、背徳感に口が緩む。
「いいんですよぉ〜?もっと声出して…ここには私と洸輔さんの二人だけですからねぇ〜」
「ちょっ、杏…膝枕どころじゃなくなって…うぅ」
「くすっ…ここが、くすぐったいんですかぁ〜?意外に、敏感なんですね〜?」
「あ、あんずぅ…ちょっ、や、やめてってば…」
少し涙目になりながら、懇願する彼の姿が私の頭を更にぼーっとさせる。変なスイッチ入っちゃったかも…。
「まだ私…満足してませんよ?洸輔さん、言いましたよね?私が満足するまでやっていいって」
「うっ…た、確かに言ったけど!でも!ちょっ、ふわぁ…どこ触って!?」
「ふふふ…ここまで、きたら私が満足するまで付き合ってもらいますからね?」
「ちょっ!?ひぃっ!?ま、まってってばぁぁぁぁぁ……」
数時間後
「わ、私はなんてことを……」
顔を両手で覆いながら唸る。自分の膝の上には上半身裸の状態ですやすやと寝ている洸輔さんの姿があった。
「と、途中から記憶があやふやで…で、でも、うっすらと何をしちゃったかは…ぁぁ」
起こさないように、すぐに口を塞ぐ。にしても…顔が熱い、恐らく真っ赤になっているんだろう。普通に膝枕をするだけのつもりが、いつの間にか、こんな事になっているなんて……。
(悪いことしちゃったかな…)
自分の自制力の無さに落胆し、ため息が漏れた。視線を落とすと、可愛い寝息をたてて、寝ている洸輔さんが目に入る。
「すぅ…すぅ…」
「……可愛い」
罪悪感はあるはずなのに、それでもまだあのゾクゾクが体に残っている。一体あの感覚は……。
「ん、んぅ…」
「ふぇっ!?」
考え込んでいると、洸輔さんが寝返りをうってこちら側、つまり私のお腹の方へと顔を埋めてきた。
「ちょ、ちょっと…こ、洸輔さん?」
「や…柔らかいぃ…」
「っ!?」
「あん…ずぅ…」
「はぁぁ……はぁぁぁ〜」
すると、あのゾクゾクする感覚に襲われた。どうやら、自分は何か新しい扉を開いてしまったらしい。
久しぶりに書いたら、めちゃくちゃ楽しかったです。次には、ひなちかゆうってな感じで残り3人もあげたいです。てか、杏のは半分以上IFにしなきゃダメなやつやん_:(´ཀ`」 ∠):
本編もIFももうそろそろあげなくては……!あ、感想待ってます!
参考になるシチュとかあったら教えてほしいなぁ〜(*´ー`*)じ〜