9つの道はいつか重なって   作:まーけたー

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(オレとビルドのもとに飛んできたのは…キバット族のキバーラだった)

ディケイド「キバーラ…お前、今までどこをほっつき歩いてたんだ?」

キバーラ「そ、そんな事…別にどうでもいいでしょ!?」

ディケイド「どうでもよくないだろ!」

ビルド「まあまあ…それより、何があったの?」

キバーラ「そう、それが大変なの!」

キバーラ「実はこの仮想世界に逃げ込んでツカサ達を探してた途中で、スーパーショッカーの怪人達が『アイツ』に乗り込んでいるのを見つけて…!」

ディケイド「…『アイツ』?」

ビルド「『アイツ』って…誰なの?」

キバーラ「それは…!?」

…ズシーン…

ビルド「…この音、何?」

ディケイド「これは…まさか、足音か?」

ビルド「足音?」

ディケイド「ああ、こんな馬鹿みたいに大きな足音を立てるような奴は…おそらくスーパーショッカーの中では『アイツ』ぐらいしかいない」

キバーラ「雪穂ちゃんや亜里沙ちゃんは?」

ディケイド「ディエンドライバーで召喚した『μ's』と一緒に逃げてもらったんだが、ゲンムに後を追い掛けられてしまってな…」

キバーラ「そんな…それじゃ、早く追い掛けないと!」

ディケイド「当然、そのつもりだ…アンタも少し手伝ってくれるか?」

ビルド「うん…もちろん、協力させてもらうよ!」

ディケイド「よし…急ぐぞ!」ダッ


#8

少女B「…」

 

少女A「…」

 

サヨ「…」

 

エグゼイド「あなた…誰なの?」

 

サヨ「…私は『桜内梨子』」

 

エグゼイド「!?」

 

少女B「『渡辺曜』…」

 

オーズ「…!」

 

少女A「そして…『高海千歌』」

 

鎧武「!…じゃあ、あなた達はもう一人の私達ってこと?」

 

少女A「…私達は、あなた達であってあなた達じゃないの」

 

オーズ「どういう事?」

 

少女B「私達九人は…財団のある計画の為に動いてるんだよ」

 

W《財団?》

 

ウィザード「ま…まさか、封印されしパンドラの箱を開けるつもr」

 

ゴースト「やめるずら」

 

ドライブ「それより、今…『私達九人』って言わなかった?」

 

W「つまり…!」ハッ

 

フォーゼ「私達のドッペルゲンガーもいる…って事ね?」

 

少女B「…さあ、どうだろうね?」フフッ

 

少女A「梨子ちゃん、ごめん…コウモリさんに逃げられちゃった」

 

サヨ「そう…でも、気にしなくて良いわ」

 

サヨ「欲しいデータは手に入ったし…もう帰りましょう?」

 

少女A「…うん、分かった」

 

(橙色の髪をした少女が真後ろに浮かぶ大きなジッパーを開けると…そのまま他の二人の少女と共に中へ入ろうとしていく)

 

鎧武「ねぇ!」

 

少女A「…」ピタッ

 

鎧武「あなた達は、これから何をしようとしているの…?」

 

少女A「…ゼロにするんだよ、全部」

 

鎧武「!」

 

少女A「そして…必ず、天下を私達の物にする」スタスタ

 

鎧武「…」

 

サヨ「その時、あなた達の心に映る水晶が砕けずに輝き続ける事が出来るのか…楽しみにしているわ」

 

エグゼイド「…!」

 

少女B「今度会った時は…ライダー同士、楽しく戦おうね!」

 

オーズ「!…それって」

 

少女A「…じゃあね」スタスタ

 

ウィザード「あっ…こら、待ちなさい!」

 

ドライブ「逃がさないよ!」ダッ

 

サヨ「…フッ!」ガガガッ!

 

W《ピギッ…!》

 

ゴースト「ずら!?」

 

(赤茶色の髪の少女が右腕の武器でライダー達の足元にビームを放つと…三人の少女達はジッパーの中に入り、閉じられたジッパーは消滅してしまった)

 

フォーゼ「!…消えた」

 

W「逃げられてしまいましたわね…」

 

鎧武「…」

 

エグゼイド「…大丈夫?」

 

鎧武「あっ…うん、ちょっと考えごとしてただけだから!」

 

オーズ「考え事?」

 

鎧武「うん…でも、もう平気だよ」フフッ

 

穂乃果「…」

 

真姫「…もう、イミわかんない!」

 

にこ「絵里、私達にどうなってるのか説明しなさいよ!」

 

絵里「…」ポカーン…

 

希「ダメよ、にこっち…えりちは新しい仮面ライダー達の事だけで頭がいっぱいになってるんやから」

 

海未「それにしても、私達…完全に放置されてしまっていますね」

 

凛「何か不本意だニャ…」

 

花陽「仕方ないよ、凛ちゃん…今の私達には戦う力が無いし」

 

ことり「!…どうしたの、穂乃果ちゃん?」

 

穂乃果「…きっと、私達には分からなくて大丈夫だと思う」

 

八人「えっ?」

 

穂乃果「うん…大丈夫だよ、きっと」フフッ

 

…ズシーン…

 

雪穂「…ん?」

 

(どこかから大きな音を聞いた私達は…思わず辺りを見回した)

 

ズシーン…ズシーン…

 

亜里沙「この音…何だろう?」キョロキョロ

 

雪穂「それに、段々と近付いてきているような…って!?」

 

(すると…いつの間にか巨大なロボットのような怪人が私達のもとへと接近してきていた)

 

全員「!?」

 

キングダーク「…」

 

穂乃果「うそ…!?」

 

鎧武「…デカくないすか?」

 

キングダーク「…!」スッ

 

ゆきあり「!?」

 

(突然、キングダークは屈みながら右手を伸ばし…私と亜里沙とナツミの三人を掴んだ)

 

ガシッ!

 

雪穂「わぁっ!?」

 

亜里沙「く、苦しいよ…!」

 

ナツミ「…」

 

穂乃果「雪穂!?」

 

絵里「亜里沙!」

 

キングダーク「…」ヒョイ

 

ゆきあり「うわぁ~っ!?」ヒュウゥゥゥ…

 

(キングダークに捕まった私達三人は…そのまま口の中へと放り込まれてしまった)

 

 

 

戦闘員A「ス、スーパークライス要塞が動かない!」

 

戦闘員B「何だと…まさか、時でも止まっているのか!?」

 

ドカーン!

 

戦闘員達「イーッ!?」

 

???「…」スタスタ

 

 

 

花陽「た、大変ですっ!」

 

穂乃果「雪穂と亜里沙ちゃんが…早く助けないと!」

 

鎧武「ま、待って!ここは私達が…」

 

?「おい…お前達、無事か!?」ダッ

 

穂乃果「あっ、この声は…!」

 

鎧武「…ツカサくん?」

 

ディケイド「なっ!?…お前達、どうしてここに?」

 

鎧武「いや~…どこかから『誰か助けて』って声が聞こえたからつい、いてもたってもいられなくなっちゃって」ポリポリ

 

オーズ「私達は鎧武から『一緒に行こう!』って誘われて…せっかく伸ばしてくれた手を掴まない訳にはいかないなって!」

 

ディケイド「なるほど、そういう事か…だいたいわかった」

 

にこ「何…もしかしてアンタ、このライダー達と知り合いだったわけ?」

 

ディケイド「まあ、色々あってな…」

 

エグゼイド「私達、それぞれ自分のいた世界をツカサくんに助けてもらったんです」

 

穂乃果「えっ…そうなの!?」

 

ことり「実は私達もほとんど同じなの…あなた達もそうだったんだね?」

 

W《うゆ!》

 

真姫「…それで、後ろにいるライダーは?」

 

ビルド「あ、初めまして!ボクは…」

 

ディケイド「こいつは仮面ライダービルド…自意識過剰な正義のヒーローだ」

 

ビルド「えぇっ!?ちょっと!」

 

ディケイド「それよりも…後ろに気を付けた方が良いんじゃないか?」

 

ビルド「…えっ、後ろ?」クルッ

 

キングダーク「…!」ズシーン!

 

(キングダークはその巨大な足を地面に押さえつけ…オレ達を踏み潰そうとした)

 

μ's「わぁ~っ!?」ゴロゴロ

 

八人の戦士「うわぁっ!」ドサッ

 

(オレ達は何とか回避するが…その影響で発生した衝撃波によって、吹き飛ばされてしまった)

 

ビルド「危なかったぁ…もう、早く言ってよ!」

 

ディケイド「いや、だから言っただろ…今」

 

ビルド「遅いよ!もう少しでぺしゃんこになるところだったんだよ!?」

 

キバーラ「それより、雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんはどこなの?」バサバサ

 

絵里「それが…あの怪人の中に!」

 

ディケイド「はぁ!?」

 

ビルド「そっか、それなら…まずは彼女達の救出を優先しなきゃだね」

 

ディケイド「それはそうだが…あいつが簡単に体内に入れてくれると思うか?」

 

ビルド「出来るよ!だってこれでもボクは…天っ才物理学者なんだよ?」

 

ディケイド「自分で天才って…何だか胡散臭いな」ボソッ

 

ビルド「あっ!ちょっと…今、胡散臭いって言ったでしょ?」

 

ディケイド「ああ」

 

ビルド「開き直った!?…分かった、そこまで言うなら見せてあげるよ!」スッ

 

(ビルドは一枚のライダーカードを取り出すと…カードをシアンカラーのディエンドライバーに装填した)

 

『カメンライド…』

 

ビルド「さあ、次の実験を始めようか!」

 

ディケイド「…待て、何か変な予感がするんだg」

 

ビルド「それっ!」バシュッ!




~#9へ続く~
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