9つの道はいつか重なって   作:まーけたー

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スピンオフ! ~The School Idol Rider~
File.1『陳情!A-RISEとゆきありのスピンオフ制作!!』


亜里沙「う~ん、私は…『Afterglow』かな!」

 

ツバサ「あら…意外ね、あなたは『Poppin'Party』や『Pastel*Palettes』の方が好みなんじゃないかと思っていたのだけど」

 

亜里沙「このボーカルの美竹蘭さんって子の声を聴いていると、何だか他人のような気がしなくて…ツバサさんはどのグループが一番好きなの?」

 

ツバサ「そうね…私は『Roselia』かしら」

 

ツバサ「高い演奏技術とメッセージ性のある歌、それに…」

 

亜里沙「…それに?」

 

ツバサ「この宇田川あこさんっていうドラム担当の子…どことなく、私に似ている気がするの」

 

亜里沙「えっ…この子が?」

 

ツバサ「ええ、何というか…魂みたいなものかしらね?」

 

亜里沙「魂…もしかしたら、私が蘭さんに感じているのと同じかも!」

 

ツバサ「ふふっ…きっとそうかもしれないわね」

 

ツカサ「何の話をしているんだ?」

 

亜里沙「あっ、ツカサ!」

 

ツバサ「亜里沙さんに勧められて、有名なアニメ作品に登場しているバンドの曲を聴いていたの」

 

亜里沙「それでツバサさんと作品に出てくるバンドの中でどのバンドが好きかって話になって…」

 

ツカサ「なるほどな…だいたいわかった」

 

亜里沙「ツカサも聴いてみる?」

 

ツカサ「いや、オレは大丈夫だ」

 

亜里沙「えぇ~…?」

 

ツカサ「また今度な」

 

亜里沙「じゃあ…ここに写ってる『ハロー、ハッピーワールド!』のこのミッシェルって子、どう思う?」

 

ツカサ「はぁ?…いや、どう見てもヘンテコな熊の着ぐるみにしか見えないが」

 

亜里沙「そっか…ツカサなら、この子のことを好きになりそうだと思ったんだけどなぁ」

 

ツバサ「確かに、彼の趣味嗜好を考えれば…この子以外あり得ないものね」

 

ツカサ「勝手に人の好みを決めるな!!」

 

雪穂「…」スタスタスタ…バンッ!

 

亜里沙「わぁっ!?」

 

ツバサ「いきなり机を叩くなんて…一体何があったの、雪穂さん?」

 

雪穂「…ツカサ、聞きたい事があるんだけど」

 

ツカサ「!」バンッ!

 

ツカサ「赤かった瞳の色が紫へと変わり、顔に文様を浮かばせながら古めかしい口調を使うのが…ユピテルの姉妹の一人である彼女の特徴だ」

 

雪穂「…何の話してるの?」

 

ツカサ「中川かのんに宿った『アポロ』の話じゃないのか?」

 

雪穂「全然違うよ!っていうか誰なの、中川かのんって!?」

 

ツカサ「見えたぞ…エンディングが!」

 

雪穂「見えなくていいよ!!」

 

亜里沙「ハピハピハッピクーレセント~♪」

 

雪穂「歌わなくてもいい!!」

 

ツカサ「ちなみに『マジカル☆スター かのん100%』は彼女が主役のスピンオフ作品で…」

 

雪穂「だから、説明もしなくて…あっ!?」

 

雪穂「そうだよ、スピンオフだよ!」

 

ツカサ「…はぁ?」

 

亜里沙「スピンオフがどうかしたの?」

 

雪穂「いや、実は気になったことがあってさ…」

 

ツカサ「気になった事?」

 

雪穂「…私、ずっと不思議に感じてたの」

 

雪穂「どうして公式で誰も…『A-RISE』が主役の物語を書いてくれないのかなって」

 

亜里沙「あっ…!」

 

ツバサ「!」

 

ツカサ「…はぁ?」

 

雪穂「だって、おかしくない!?」

 

雪穂「私達の世界では第一回『ラブライブ!』にも優勝して、あんなに人気だっていうのに…」

 

英玲奈「それ以上言うな!」

 

雪穂「あっ…英玲奈さん!」

 

あんじゅ「大丈夫、もう良いのよ…何故なら私達の物語は応援してくれる皆の心の中で紡がれているのだから」グスッ

 

亜里沙「あんじゅさん…そんな!」

 

ツカサ「…おい、何だこの唐突な茶番は?」

 

 

 

?「やっほ~!みんな、まだまだはっちゃけてるかーいっ!?」

 

?「毎度お馴染み、アキバレポーターでーっす!」

 

レポーター「本編では危険な目に遭って出番がそのまま終わっちゃった私だけど…あの後、皆でちゃんと逃げ切ったよアハハハハハ!」

 

レポーター「そして…隣で解説をしてくれるのは、この人だーっ!」

 

鳴滝「『μ'sic forever』…解説の鳴滝だ」

 

レポーター「スゴいねぇ?こんな事が出来るなんて…まるでクロスオーバーしたSSみたいだねぇ!」

 

鳴滝「…」ゴホン

 

レポーター「あっ、ごめんごめん…まずはどうして『A-RISE』が主役の物語が作られなかったのか順番に説明していっちゃうよー!」

 

『A-RISEの三大悲劇』

 

レポーター「アニメ版『ラブライブ!』で曲を披露しながら初登場したスクールアイドル『A-RISE』…メンバーは綺羅ツバサ、統堂英玲奈、優木あんじゅの三人で構成」

 

鳴滝「彼女達は作中で『μ's』の良きライバルとして圧倒的な存在感と才能を見せ…ファンの中に『アライザー』という新分派を生み出してしまう程の人気を見せたのだ」

 

雪穂「さすが!」パチパチパチ

 

亜里沙「スゴい!」パチパチパチ

 

 

 

レポーター「しかーしっ!」

 

 

 

ゆきあり「へっ?」

 

 

 

鳴滝「『μ's』の物語は劇場版を以て一区切りしてしまい…『A-RISE』がプロアイドルに転向してからどうなったのかは一切不明のままとなってしまった」

 

A-RISE「…」

 

亜里沙「あっ…!」

 

雪穂「ええ…嘘でしょ?」

 

 

 

レポーター「そこに転機が訪れたっ!」

 

鳴滝「劇場版公開中に『A-RISE』それぞれのメンバーを演じた声優さん三人が集結し、ブログやTwitterに写真をアップしたのだ」

 

鳴滝「それを見たファンは『次のμ'sのライブにはぜひA-RISEも出演させてほしい!』という声が公式に殺到した…!」

 

(※あくまで筆者の推測です)

 

 

 

亜里沙「わぁ~…!」

 

雪穂「そうそう、それだよ…そういうの待ってたんだって!」

 

 

 

レポーター「しかーしっ!!」

 

鳴滝「あくまで彼女達はライバルグループ…アニメ版で披露された持ち歌の二曲も劇中歌であるという理由からか、ライブイベントに出演する事は無かったのであった…」

 

(※勿論、筆者の推測です)

 

 

 

亜里沙「そんな…!」

 

A-RISE「…」

 

雪穂「あっ…しょうがない、しょうがないですよ!」

 

 

 

レポーター「更にっ!」

 

鳴滝「『μ's』のワンマンライブはファイナルを迎え、その一ヶ月後には英玲奈の中の人が声優業から退いてしまい…『A-RISE』の物語やライブが展開される可能性は無くなってしまった」

 

鳴滝「つまり『A-RISE』は…アニメ版と漫画版にしか登場しない不遇なスクールアイドルとなってしまったのだ」

 

レポーター「勿体ないよね、けっこう好きな人が多いのに…もちろん私も大好きだよっ!」

 

 

 

英玲奈「すまない…」

 

雪穂「いやいや、英玲奈さんのせいじゃないですから…もちろん中の方のせいでもないですし!」

 

亜里沙「でも『A-RISEの物語を見たい』って言う人がいるなら、マンガや『School idol diary』でも良いから作ってあげれば良いのに…」

 

あんじゅ「それは…難しい話ねぇ」

 

亜里沙「えっ、どうして?」

 

ツバサ「今、穂乃果さん達『μ's』の漫画版は…『電撃G's magazine』2017年11月号を最後に長期休載中」

 

ツバサ「おまけに『School idol diary』の展開は…」

 

雪穂「!…最近、ようやく『始まりの新学期』の単行本の発売日が決まったばかり」

 

ツバサ「そう…だから、良いの」

 

ツバサ「この物語の作者さんも含めて、多くのファンが私達の色々な二次創作の物語を書いてくれてる訳だし…ね」スタスタ

 

雪穂「あっ…ツバサさん!」

 

亜里沙「ねぇ、ツカサ…何とかできないの?」

 

ツカサ「はぁ?放っとけ放っとけ…英玲奈の中の人だって『A-RISEがまた登場するなら自分が演じる』と言ってくれているんだし、心配しなくても大丈夫だろ」

 

あんじゅ「でも、もしツバサちゃんがやさぐれちゃったりしたら…地獄兄弟に仲間入りしちゃったりなんかするかもしれないわよぉ?」

 

ツカサ「…!」

 

ツバサ『今、私を笑ったわね?太陽なんて…私が穢してあげる』

 

ツカサ「それは鬱陶しいな…全く、仕方ないな」ハァ

 

ツカサ「これは…『陳情』だな」

 

 

 

『陳情』

 

 

 

雪穂「でも、もし『A-RISE』の新しい物語が作られるのなら…私達の物語があっても良いと思うんだよね」

 

亜里沙「そうだね…私たちだって曲を出して、中の人とステージに立ちたい!」

 

ツカサ「…だったら、それも『陳情』だな」

 

 

 

『陳情』

 

 

 

『署名にご協力を!スピンオフ作品化 A-RISE&ゆきあり』

 

雪穂「スピンオフ作品の署名にご協力くださーい!」

 

英玲奈「お願いしまーす!」

 

あんじゅ「よろしくねぇ~?」

 

亜里沙「ありがとうございまーす!」

 

 

 

『株式会社サ○ライズ』

 

『ラブライブ!企画検討本部』

 

ツカサ「『ラブライブ!』の企画検討本部室だ…お前達の企画を作るべきかそうでないかは、部長の一存で決まる」

 

ツバサ「…ありがとう、行ってくるわ」

 

コンコン…ガチャ

 

『ラブライブ! スピンオフ A-RISE編・ゆきあり編 制作決定!!』

 

『近日公開!ラブライブ! スピンオフ 新たな伝説が今、開幕』

 

『ゆきあり 1stシングル発売!お披露目イベント開催決定!!』

 

『A-RISE 1stアルバム発売!ミニライブツアー開催決定!!』

 

『電撃G's magazine 10月号 大人気!私たちのアイドル A-RISE・ゆきあり 超てんこ盛り40ページ大特集!!』

 

『応募者全員サービス 超合金 統堂英玲奈!!』

 

女の子A「あっ、あの子達…ゆきありじゃない!?」

 

女の子B「A-RISEだ!」

 

女の子C「一緒に写真撮って~!」

 

女の子D「サインくださ~いっ!!」

 

あんじゅ「うふふっ…はいは~い♡」

 

雪穂「お、押さないでください!」

 

ツバサ「焦らないで…時間はたっぷりあるから」フフッ

 

亜里沙「はい、チーズ!」パシャッ

 

英玲奈「これが超合金…DX版とどう違うんだ?」

 

ワーワー!キャーキャー!カシャカシャカシャ…

 

 

 

ツカサ「…っていう、夢を見たんだ」

 

雪穂「…ゆ」

 

亜里沙「ゆ…」

 

ツカサ「どうした?」

 

ゆきあり「夢なんかーいっ!!」

 

ツバサ「やっぱり、朝食には…コーヒーよね」ズズッ

 

ツバサ「!…熱い」ボソッ

 

 

 

鳴滝「まさかの夢オチとは…おのれディケイド、私は諦めんぞ!」

 

鳴滝「A-RISE編とゆきあり編はいつか必ず公式が叶えてくれるはずだ…叶え、私達の夢ぇぇぇぇぇ!!」ビュオォォォ!!

 

レポーター「スタッフさんが用意した扇風機に当たりながら何か変な事言ってるよアハハハハ!」

 

レポーター「さあ、という訳で!次回もおっ楽しみに~!!」フリフリ




ツバサ「次回のラブライブ!」

「スクールアイドル・すいえいたいかーい!」

「いちばん強いグループはど~っちだ!?水泳大会編…!」

File.2『ガチ!スクールアイドル水泳大会!!向かい風五番勝負編』
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