というか、待たせ過ぎた……。
その割りに文字数少ないとか本当にすいません!!
反省してますよ……うん。
食堂で
叢雲が何処にいるのかというのは全くわからない状態であったのだが、何とか装備品を入れてある倉庫のひとつから備品整理中の叢雲を発見したのだった。
「よう、何してんだ」
「……別に、執務はどうしたのよ」
「お前がいないから金剛に仕事投げた」
「ほ、本気で言ってんの!?」
「…あぁ」
勿論嘘である。
このボッチであることを誇りに思っているエリートボッチのこの俺があんな由比ヶ浜みたいな抜けてそうなやつにギチギチの書類仕事を投げるはずがない。
普段の叢雲ならそれくらい気がつくはずだが、まあこんなすれ違いのようなことをした後だ。
俺も冷静でないようにこいつも少なからず思うこともあるのかもな。
「なにやってんのよ!計算ミスとか誤字とかばっかりで大本営に書類提出したら色々と被害を被るわよ!」
「だからこそお前を呼びにきた、執務室に戻るぞ叢雲」
比企谷がそのように言うが、驚いた表情をしたあと、やがて叢雲は顔を背けてその場に座り込んだ。
「……さっきまで、あんたにあんなこと言って、気まずいって、そう思ってたわ」
「ああ、俺もまぁ、気まずかったからな」
「あんたが声かけてきてすごく驚いたわ」
確かにいきなり声をかけたのは悪かったかもしれん。
すまん。
「いや、なんだ、お前がいないと計算系の執務がな……」
「そんなことだと思ったわ」
背けていた顔を比企谷の方に向けて叢雲は少し頬笑む。
不思議とその笑顔は自然なもののように見えた。
「司令官、さっきは急に怒鳴ったりして悪かったわ」
「いや、あれは俺が割と悪かったっぽいから、お前が謝る必要は無いんだが……むしろこっちが悪かったと思っている。その、悪かったな色々心配かけて」
「じゃあお互い様って訳ね。じゃあ和解したことだし、執務室に戻るわよ。朝のぶんがきっとかなり手付かずだろうしね」
ハラリと腰までかかる長い銀髪が揺れ、叢雲は立ち上がり倉庫の出入口に向かう。
比企谷もそれに続いて、数歩後ろを歩く。
まあ、何とか仲直りも出来て、なんだか安心した……。
取り敢えず執務室に戻って、金剛が執務してたとか嘘ついたことがバレて俺が叢雲から冷たい絶対零度の視線を向けられる以外はなんとかなってよかった。
「そういえば、後ろからつい来ているあれは何?」
「いや、な……なんだろうな……」
「ん?あんたえらく冷や汗をかいているじゃない。何か後ろめたいことでもあるの?」
ああ、忘れていた。
絶対金剛とかが尾行してんだろ!
俺でも分かるような下手くそな尾行だ。
辞めてくれ……マジでばれたら叢雲さんに処刑されちゃうから。
なんてことを内心で考えようが、伝わるはずも無い。結果的に言えば、この後金剛、島風(鳳翔さんはご飯の支度やら洗濯やらで忙しかった)は、叢雲にあっさりと見つかってこってり絞られた。
ついでに俺も……。
いや、なんでだよ!
金剛が執務してるとか嘘をついた罰らしいが、釈然としないのは俺が間違っていたからなのだろうか?
まぁ、取り敢えず。
仲直り出来たようで良かったわ。うん。
「なに悟ったような顔してるのよ! ほら、さっさとペンを動かす!!」
「もう、死んでしまう~~~………」
この後はお察しの通りに、執務室から数日分の執務を一気にやらされた。
いや、この鎮守府って仕事多すぎだわ!