比企谷提督と千葉鎮守府   作:血塗りの晶

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感想とか誤字の報告とか色々とありがとうございます。
それから中々話が進まなくてすいません……。




4.千葉鎮守府

比企谷が佐々木という大本営の男に出会ってから、ちょうど一週間がたっていた。

比企谷は、あのあとの学校生活でも鎮守府で提督になるかなるまいかとその事ばかりをかんがえていた為に比企谷から物凄いオーラが出ていて怖いと、密かにクラスの一部で噂になっている。

もちろん、そんなことは比企谷は気付いておらず、気付いたとしても気に止めている余裕はない。

何故なら今日が、提督になるのを快く承諾するのか、それともなりたくないと異論を唱えるのか、そんな大切な日である。

比企谷は大いに悩み、そして今は平塚先生からお呼び出しを受けている職員室。

 

 

はあ、またなのか?

何回作文のことでこの人は俺を呼び出すんだよ?

俺の事好きすぎだろ……怖いわ。

 

 

「比企谷、三度目は無いぞ。まともな作文位書けるようになれ。現国の成績は良いのになんでこんなのになるんだ?意味が分からん」

 

 

「いや、俺も意味が分かんないです……」

 

 

結局前回の作文を俺なりに凄く真面目に書き直したつもりなのだが、いまいちこの作文の素晴らしさが平塚先生に伝わっていないようだ。

 

 

「はぁ……比企谷。最近のお前はいつもと違うぞ?先週の件のことでか?」

 

 

「えと…いやまぁ、そうっすね。先週のことで返事をしないといけないんですよ……今日までに…」

 

 

平塚先生は少し哀れむかのような視線を送ってきている。……いや、そんな可哀想な子じゃないから、むしろ色々と凄いから俺。

 

 

「……そうだな、何はともあれ比企谷自身が決めることだ……悔いの無いようにしっかり決断したまえ」

 

 

「はい、善処します…」

 

 

今日はそのままお咎めは無しで、すんなりと解放された。

何だかんだ言って、この人は中々憎めない人だ。

俺なんかの事をきちんと見てくれている。

平塚先生が俺と同い年だったのなら惚れてしまいそうだ。

そんな仮定の話は意味無いが……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

比企谷は電話に、あの日もらった書類に書いていった番号を打ち込んでいた。

一週間前の返事をするために……。

 

 

「……はい、こちら大本営ですが?何故この番号を知っているのですか?貴方は誰ですか?」

 

 

「…あの、比企谷八幡といいます。その、佐々木さんに代わって貰えますか?千葉鎮守府の件についてのことで話がしたいです」

 

 

「えっ!?あっ、わかりました。先程は失礼な対応をしてしまい申し訳ございません……。佐々木大将ですね少々お待ちください」

 

 

最初電話かけたときはなにこいつ?不審者?みたいな反応をしていたが、鎮守府の事って用件伝えた途端に態度大分かわったな……やっぱり鎮守府や提督は重要なのだろうか。

 

 

 

 

「は~い、代わりました佐々木ですぅ。比企谷君、提督の件について答えは出たかな?」

 

 

ほんの10秒程で佐々木さんが電話に代わっていた。

電話越しに大将と言われていた佐々木さん。

あんなんだけと実はめちゃくちゃ偉い人っぽいのは気のせいだろうか……。

………こんな変な人なのに。

 

 

「はい、俺なりに答えは出しました」

 

 

「そうか、どんな答えでも君の意思は尊重するつもりだから安心してくれていいよ」

 

 

「………提督……やりますよ」

 

 

「…そうか、良かった」

 

 

顔は見えないものの、安堵している感じが凄く伝わって来る。

この人は真面目にやるときとふざけるときのギャップというものが凄くて、分かりやすい。

その反面で、かなり駆け引きとかが得意そうな人であると思う。

 

 

「あの、鎮守府に行くのって……」

 

 

「ああ、それね。出来れば明日案内したいんだけど……ちょうど土曜日だし、何か予定とかあるかい?」

 

 

「いえ、空いてます……土曜日でお願いします」

 

 

「うん!分かったよ、明日の午前九時頃に家に迎えに行くから……なんで家を知ってるのか?とかは……まぁ、突っ込まないでね。まぁ~これからよろしくね比企谷君!」

 

 

「……なんか、不安になってきました…」

 

 

こうして、比企谷は千葉鎮守府での提督になることを決めた。

比企谷が提督になることは大本営中に知れ渡り、一部では盛大に盛り上がったとか……。

比企谷が提督になったことで、千葉鎮守府の機能の向上が急激に推し進められ、その流れで千葉鎮守府を国最大の鎮守府にしようとそんな者まで現れることになった。

なにはともあれ、千葉鎮守府はこれからの始動に備えられて、多くの資材などが運び込まれている。

もちろん比企谷はそこまでの大事になっているなんて、知るよしもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日

───────────

 

ついに、この日が来てしまったか………緊張して、昨日は五時間しか寝れなかったわ……いや、いつも通りか……。

 

 

比企谷は早朝に目が覚めてしまい、そのまま9時までは特に何かすることもなく、ただソワソワと佐々木が来るのを待っていた。

……もちろん、あの甘いコーヒーを飲みながら……。

 

 

「さて、行きますか……」

 

 

比企谷はソファから立ち上りノソノソと玄関に向かう。

9時になったのだ。

休日用の私服に着替えて、いつもよりも気合いを入れた服装で9時を迎えた。

そして比企谷は玄関のドアを開けた。

 

 

ガチャ

 

 

「やあ、比企谷君!おはよう!さっそく鎮守府へと向かおうか!」

 

 

「……あの、いつから玄関の前に立ってたんですか……?」

 

 

「いや、いつからってそりゃ7時くらいだよ♪」

 

 

「………すいません、怖いです」

 

 

玄関の扉を開けるとそこにはニコニコとした佐々木が立っていた。

それも7時から立っていたと言うのだ。

比企谷の反応は、当たり前のように怖いです、だった。

 

 

「まあまあ、取り敢えず車に乗ってくれ、鎮守府に向かうから」

 

 

「はい…」

 

 

見ると中々に高そうな黒い車が家のすぐそばに止まっていた。

なにこの人は?

やっぱり偉い人か!?

………もう少しまともになってください……。

 

 

車に乗って、比企谷はそのまま鎮守府へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「着いたよ、比企谷君」

 

 

鎮守府と呼ばれる施設は、想像していたよりも大きく、まさに軍の基地といったところだった。

高い塀で囲まれており、確かに安全そうなところである。

大きな門が、この施設の凄さを表現しているようにみえる。

 

 

「……ここが、鎮守府ですか」

 

 

「うん!ようこそ!千葉鎮守府へ、歓迎するよ!提督」

 

 

比企谷はそのまま佐々木さんと共に鎮守府へと足を踏み入れたのだった。

こうして、比企谷は提督としての第一歩を踏み出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




すいません、次は艦娘出しますから……。
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