Fate/Garden of sinners 作:zakki0620
橙子は式に右手を見せる。なにやら大きな模様のついた痣だ。令呪というらしい。
「さて、このあとは召喚だ。が、その前にサーヴァントを誰が使役するかだ。私は令呪を持っているが式は命の危機がある。そこでここは……
2(1日目)
……私が指揮を執るべきだと思うんだ。式、攻撃は最大の防御。式は確かに命を狙われている。でも式は魔術師ではない。魔術師から売られた喧嘩は魔術師が買う。これが掟だからね。それでいいかい、式?」
「結局殺せないのか……」
不服そうに式は答えるが概ね同意してくれたらしい。
「さて、それが決まったなら早速召喚だ。少し待っていてくれ。手短に終わらす。」
そういと橙子はどこかへ消えて行った。
「ふぅ、秘匿は魔術の大原則だからな。」
伽藍の堂のとある場所。1人きりで呟く橙子。
生贄としてネズミを大量に集めた。伽藍の堂はあくまでも廃ビル。こういう生贄は大量にあるのだ。
しかし触媒がなかった。橙子は魔術協会から追われているのだから当たり前だ。
「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
聞こえるか聞こえないかささやく声で囁く橙子。体から魔力が少しずつ失われていくのがわかる。
「閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する」
体の奥から熱くなっていく。魔力をかなり使った証拠だ。足りるだろうか、不安を抱きつつ詠唱を続ける。
「――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」
そろそろ詠唱も終わる。この詠唱が終われば戦いに参加をしなければいけない_
「誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」
橙子の魔力は限界を迎えた、と同時に衝撃が。
暫く立った。目の焦点があってくる。
目の前には和風な感じの男の姿があった。
「召喚に応じ参上した。セイバー、平将門である。其方が我のマスターであるか?」
「ああ、これからよろしく。平将門。」
平将門、昔のこと関東周域を謀反で奪い取ろうとし自らを新皇と名乗った人物、小学校の歴史でもやる有名な人物だ。
「早速だが平将門、会わせたい人物がいる。」
橙子は式のいる場所へ向かった。
式との挨拶など色々した後に作戦会議が開かれた。
「さて、作戦会議だ。ここにはいないが黒桐にも協力してもらう。現在の状況としてライダー、キャスター、アサシンの中からキャスターが選ばれ脱落者はキャスターのみ。アーチャーが射止めたらしい。とりあえず式への危害やランサーとの戦力差を考えてアーチャーを優先的に殺そう。その後、ランサーとだ。
式は今回あまり関わらないように。ややこしくなるからな。私の連絡が無い限り動かないよう。
黒桐には情報収集を頼むつもりだ。
異論があるものは?」
誰もが考える最良の意見だったので誰も反対はしなかった。
「とりあえず今日はここで終わりだ。明日から頑張っていこう。」
1284文字……かなり少なめですね
次回2日目、3日目で書きたいと思ってます。