ポケットモンスター XY 新たな物語   作:水被り

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最近は学校での課題が多く大変でした。
何とか書いてみたので見たいってください。


三話

クレアが去った後、アルス達はジュンサーに事情聴取(じじょうちょうしゅ)された。

 

「行方不明者、あの人たちがですか?」

 

「ええ、服装と名前から行方不明者の二人とわかったわ、二人の話だと(むらさき)(かみ)でメガネをかけた女性に声を掛けられたところから記憶がないの」

 

「記憶が、ですか」

 

「おそらく催眠術で操られていたと思うわ、あなた達があったクレアって女性もなんらか関わってることは確かだわ」

 

自分たちはとんでもないことに巻き込まれてと感じたアルスたち、クレアはトレーナーを操って何をするのだろうか?

 

「あと、プラターヌ博士が外であなた達を待っているわ、何か話をするみたいだけど」

 

アルス達はジュンサーの案内で外へ出るとプラターヌがベンチに座って待っていた。アルスを見ると立ち上がって近づいてきた。

 

「君たち、怪我(けが)とかなかったかい」

 

「はい、プラターヌ博士はどうしてここに?」

 

アルスたちがいるのはハクダンシティの警察署前、ミアレシティからは近いが何故(なぜ)ここにいるのだろうか?

 

「本当にすまない、トレーナーが行方不明になることを知らなくて君たちを危険な目に会わせてしまって」

 

「い、いいですって、大丈夫でした頭を上げてください」

 

プラターヌは深く頭を下げて(あやま)り、いきなりのことで二人は驚いた。ウランがここに来た理由を聞いてきた。

 

「もしかして、私たちの旅を止めに来たのですか?」

 

どういう組織(そしき)かはわからないが二人はそれに巻き込まれてしまった。

今度は自分(じぶん)たちが危ない目に会うかもしれない、旅ができなくなるのも無理はなかった。

 

「いや、ポケモントレーナーの旅を止めることは僕にはできない。だからせめて......」

 

プラターヌは持っていたカバンから3つのモンスターボールを取り出し投げた。中から出てきたのはヒトカゲ、ゼニガメ、フシギダネだった。

 

「この中から好きなポケモンを一体連れてってはくれないか、その方が心強いからね」

 

プラターヌは旅を引き止めずに新たなポケモンを渡してアルスとウランの旅に協力しようとした。

 

「「ありがとうございます!」」

 

二人はお礼を言うと悩んだ末にアルスはヒトカゲを選び、ヒートと名付け、ウランはフシギダネを選び、フシリンと名付けた。残ったゼニガメはしょんぼりと落ち込んでいった。

 

「そこの(きみ)もポケモンを持っていくといいよ」

 

誰のことを指しているのかアルスはプラターヌ博士の視線の先を見ると行方不明者の一人だったクヌギダマを持っていた少年だった。

 

「君はサボテ(くん)だよね、あの時はポケモンを受け取るのを断っていたけど今回は受け取ってくれるよね?」

 

「はい、今回のことでポケモンを受け取ればよかったと思いました」

 

サボテはプラターヌ博士の(すす)めで最後に残ったゼニガメを選んだ。ゼニガメはパァーと笑顔になった。

 

「よし、君たちの無事を願っている。それじゃあ」

 

プラターヌ博士は別れを言うとミアレシティに続く道へ進んでいった。

 

「ハクダンジムに行くぞ、ウラン!」

 

「ちょっと待ってよ」

 

新しいポケモンを手に入れたアルスはすぐに戦いたいとウランを引き連れてハクダンジムへと向かった。

アルスがハクダンジムに着くと最初(さいしょ)に目についたのは(とびら)に張られた一枚の(かみ)だった。

 

『ハクダンの森にて不審者が現れたため調査に向かっています。ジム戦に来た人は3日後に来てください。dyビオラ』

 

アルスは余程(よほど)バトルがしたかったのか、紙を見つめたまま動かなくなった。書かれていた不審者とはおそらくクレアのことを()しているだろう。

 

「あの、すいません......」

 

 

後ろからついてきたサボテがアルスに声を掛けてきたが、何を言うのかおどおどとして中々(なかなか)話が進まなかった。やっと決心したのかアルスに話しかけた。

 

「僕とポケモン勝負してくれませんか、ジム戦前に特訓でもしないと大変ですから......」

 

「ああ、いいぞ、近くにバトルする場所があるからそこに行くか」

 

アルスとウラン、そしてサボテはバトル場にやってきてバトルの準備を始めた。

ルールは一対一(いったいいち)のシングルバトル、アルスの出すポケモンは新しいポケモン、ヒトカゲのヒート、あとはサボテが出すポケモンによって勝敗が分かれてくる。

 

「それでは、アルス君とサボテ君の一対一バトル、始め!」

 

審判役(しんぱんやく)のウランの言葉でバトルが始まった。アルスはヒートを出し、出てきたヒートは元気よく飛び跳ねていた。対するサボテはクヌギダマを出してきた。

タイプの相性ではヒートが有利、この勝負勝ったと確信したアルスは素早く攻撃(こうげき)を指示した。

 

「ヒート、ひのこ!」

 

ヒートのひのこがクヌギダマに命中すると思ったアルスをよそに、今まで何もないのに目が泳いでいたサボテの表情が変わった。

 

「クヌギダマ、こうそくスピンでひのこを受け流せ!」

 

クヌギダマはサボテの指示に(したが)い、文字通りひのこを受け流した。そのことにアルスは心底(しんそこ)(おどろ)いた。サボテのテンションが変わったこともあるが一番は攻撃(わざ)を使って防いだことだった。

 

「攻撃は最大(さいだい)防御(ぼうぎょ)、この程度(ていど)で驚いててはジムに挑戦しても負けるかもしれませんよ。さぁ、もっときてください!」

 

「ヒート、ひっかく!」

 

「クヌギダマ、こうそくスピン」

 

ヒートのひっかく攻撃が当たる手前でこうそくスピンで(はじ)き飛ばされ当たることはなかった。

 

「そうだヒート、えんまくだ!」

 

アルスは(いち)(ばち)かのえんまくを出し、クヌギダマの視界を(さえぎ)った。これをチャンスだと思ったアルスはヒートに指示した。

 

「クヌギダマを見つけたらひのこで()めろ!」

 

「クヌギダマ、がまんだ!」

 

ヒートはえんまくの(なか)(はい)るとえんまくからヒートのひのこが辺りに飛び散っていった。えんまくが消えるとクヌギダマはボロボロになりながらも立っていた。

 

「今だヒート、とどめのひのこ!」

 

「がまんを(はな)て!!」

 

アルスはがまんがどういうものか知らずに好機と思い攻撃を仕掛け、クヌギダマは白い光線を放った。白い光線はひのこを吹き飛ばしヒートに直撃した。ヒートはゴロゴロと(ころ)がって壁にぶつかって止まった。

 

「ヒート戦闘不能、よって勝者サボテ君」

 

ウランはヒートの状態を確認すると勝敗を決めた。アルスが負けたことを(くや)しがってるとサボテが話しかけてきた。

 

「あなたに助けてもらったことは感謝しますが今のままだとこの先に進めません。新しいチャンピオンが現れてからトレーナーは強くなっています。ですので、しばらくの間あなたの実力を上げるために特訓(とっくん)をしましょう」

 

話していくうちにサボテのテンションがバトルする前に戻っていった。

 

「サボテ君は戦い慣れてるけど初心者じゃないの?」

 

「ポケモントレーナーになったばかりだけど、父さんからポケモンバトルについて(おし)えてもらってたから......。とにかく、ポケモンバトルに慣れるためにもバトルを続けましょう。次はフシギダネを()します」

 

「じゃあ俺はポッポのポルルを出すぞ、次は勝つからな」

 

二人は空が暗くなるまでバトルを続け、ジム戦の対策を()っていくのであった。

 

 

 

 




サブタイトルの3話を三話に修正しました。
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