「さぁー! 今日も始まりました海鳴チャンネル!! ゲストのお悩みをズバッと解決する? ハチャメチャトークショー! サー今回は何とスペシャルなゲストが登場します。 夜天の守護者シリーズ主人公。 八神龍也さんでーす」
スポットライトの当てられたところから、黒いコートに銀髪の青年がBBの前に歩いて来て
「ご招待。どうもありがとう、これはつまらない物だがどうぞ」
コートから大きな箱がどんどん出てくる。その数なんと7個。
「……そのコートは一体なんなんですか?」
「四次元コート。無限収納で非常に便利だ」
「そ……そうなんですか。でこれは……」
渡された箱を開けたBBは
「チーズケーキ♪ こっちはガトーショコラにモンブラン♪ 素晴らしいお土産どうもありがとうございます!!」
箱からケーキを取り出すBBに龍也は
「ふむ。では紅茶を淹れよう。ダージリンで良いかな?」
「なんでもオッケーです♪……はて何か忘れてるような?」
「砂糖か、ミルクか? という事かね? 問題ない両方とも常備している」
コートから出された砂糖のビンとミルクのビンを前にしたBBは
「じゃあ。ミルクで♪ 「「「何時まで放置する気だアアアアアア!?!?」」」
怒鳴り込みながら登場する。ゲストを見てBBは
「こちら当番組が誇る。頼もしき回答者の竜華零様・堕落天使様・普通の狐様・畏夢様です……あれ? 畏夢様はイメチェンですか?」
「「「普通に質問するな!!」」」
「はい~イメージチェンジして~白い着物と紺袴から。黒い着物と浅葱色の袴にして~着物の上から肩に白い羽織を肩に掛けて見ました~履物は下駄。さらに腰に2メートル以上の大太刀~模造刀ですけど~格好良いでしょ~」
「良いですねー。畏夢様もどうぞどうぞ。龍也さんが色々とケーキを持って来てくれたんですよ」
「芋けんぴの方がすきなんですけど~折角なので御呼ばれしますね~」
「「「無視するなアアアア!!!!」」」
「あ、居たんですね。好きに座ってください。紅茶が冷めますよ?」
「雑いな。どうも初めまして。八神龍也だ」
「「「あ。どうもどうも」」」
龍也のスキル「仕切りなおし (B)」で和やかな雰囲気となり。全員が椅子に座ったところで
「あれ? ユウーTKTM様は?」
姿の見えないゲストの存在にBBさがそう呟いた時
バキバキッ!!!
「「「「「「!?」」」」」」」
突然、上の空間に亀裂が出来た。しかも段々亀裂が広がっている
「BBさんなんですかあれ!?」
「私も知りませんよ!?」
「ふむ……空間破壊かな?」
「マイペース過ぎません?」
「おお~このケーキウマ~」
驚いている者・動じてない者・ケーキを食べている者。様々な反応をする人間が居る中
「――――――――」
「ん?」
「どうしました? 龍也さん」
「うむ。なにか変な声が聞こえないか?」
そう言われ、他の人も耳をすませると
「――ふはははははは」
「…・・・聞こえましたね」
「…・・・ええ、しかもこれって多分」
聞き覚えのある声に全員がその人物の名を口に使用とした瞬間。亀裂が出来た空間が割れ、それと同時に中から何かが出てきた。それは
「ふははははははははは!!!。悩みを解決するため、海鳴チャンネルよ、私は帰ってきたぁぁぁぁぁ!!!絶好調であぁぁぁぁる!!」
すでにテンションがおかしくなっていて、自転車に乗ったユウ‐TKTMだった
「ふはははははは!!。最高にハイって「やかましいですよ」うぼあぁぁぁぁ!?!?!?」
BBの攻撃でユウ‐TKTMは吹っ飛ばされた。その奇行に全員の目が点になっていると
「あ、いきなり出てきたから、吹っ飛ばしちゃった」
全く悪びれた様子も無くそう言うBBに
「「「「「えぇぇぇぇぇ!?!?」」」」」
ゲストの皆様がBBの危険性を再度認識した瞬間でした……
数分後
「いや~久しぶりにきたので、ちょっとテンションが上がってしまって」
「まったく……あれ? 急に照明が」
BBの言葉と同時に。スタジオの照明が消えていく……
「え?」
ガシィ!
力強い何かを掴む音がした瞬間空間全体が暗くなり
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"!!
凄まじい連激音が響き渡る。再び明かりがつくとそこには
「……」
BBが倒れていて。その近くに『メロンパン』と書かれた袋を持っている狐耳で着物服の人が背中に『天』の文字が浮かび上がっていた。その人物はゆっくりと振り返り……
「龍也さん、始めまして。からすそです」
「あ、ああ。どうもよろしく」
この時龍也は
(人選を間違えたかもな……)
海鳴チャンネルという魔窟に来たことを後悔し始めていた
「では早速。私の悩みを聞いて欲しい。昔からブラコンのけがあった義妹が最近怖い。監禁とか手錠とかは日常茶飯事だ、どうすればそういうのを止めてくれるだろうか?」
しーんと静まり返るゲストの皆様とBB。 初っ端から余り重い悩みだった
「えーとですね~普通なら「警察を呼んで!!」と言う処ですが~、龍也さんの場合は場合なので~……一度、他人の振りをしてみてはいかがでしょうか~? 勿論、何をされても他人の反応かつ無視の一括ですね~。それで少しでも反省が見られたら大丈夫でしょうが~、駄目なら逃げて下さい~。……割と真面目に」
まっさきに手を上げて相談に乗ったのは畏夢様だった。
「他人の振り?」
「ええ~そうです~一度そうやって距離を置いてみてはどうでしょう~そうすれば自分が何かしたんじゃないかと思って~改善に繋がると思い増すよ~」
「なるほど。自発的に反省を促すと、それは良いかも知れないな」
畏夢様の言葉にうんうんと龍也が頷いていると。竜華零様が手を上げて
「では私の意見を。それは拙いですね……妹君はきっと、まだ幼いが故に物事の善悪が理解できていないのかもしれません。ああ、何と言うことでしょう。なのでここは教育を兼ねて、妹君を監禁して手錠で縛れば良いと思います」
「はい?」
その余りの発言に全員の目が点になる。真っ先に再起動したBBが
「それは変態の所業では?」
BBの珍しい真面目な突っ込みに、竜華零様は
「変態の所業? いいえ違います、これはそんなことをされたらどんな気持ちかを理解して貰うための、いわば愛の鞭なのです!(むふーっ)……あ、上手いこと言ったかもしれません(鞭だけに)」
自信満々な表情の竜華零様に龍也は
「……ま、まぁ。それも1つの方法か?」
「1つの方法ではなくこれこそが正解なのです」
「ええ?」
「妹を正しい方向にと導くことが兄としての責務なのですよ」
全員がきっと同じことを考えただろう
(((その方向は絶対に駄目だ!)))
どう考えても性癖に更に度し難いものが追加される未来しか見えない
「うーむむ? そうなのか?」
真面目に考え始めた龍也に慌ててユウーTKTM様が
「待ってください! 恐らく義妹さんはあなたがどこかにいってしまうのではないかと思っているのでしょう。それでそのような行動にはしってしまったのでしょう。ですので義妹さんを安心させるために、甘えさせてはいかがでしょう?。勿論、あなたができる範囲ですッ!!」
力強くそう断言するユウーTKTM様に続いて。普通の狐様が
「それと、それはブラコンと言っていいのかどうか疑問ですね。一番はやられそうになったら全力で抵抗すること、常日頃から用心を怠らないこと、ですかね……。多分、心から悔い改めさせるのは不可能だと思います」
「あれはブラコンじゃないのか?」
真剣な顔でそう尋ねる龍也に堕落天使様が
「良い方法があります。逃げて下さい。転送とかフル活用にして」
「逃げるのか? 説得に挑戦するんじゃなく?」
「畏夢様も言ってましたが。一度距離をおいて冷静にさせるんです、だから逃げではありません!」
なるほどなるほどと頷く龍也を見ていた。からすそ様は
「もしくはあれですね。……相手を定めてください(小声でいうと、早めに結婚とかをした方がメンタルにも良いと思いますよ)」
「?? 相手とは?」
極めて正論のその言葉は龍也には理解されなかった……そしてこの時。ゲストの全員の龍也における評価は
(((度が過ぎた鈍感)))
「では次の悩みだ。知人の養女の1人が凄まじく怖い。私を見てふふふふとか笑ってるし、ふと振り返ると後ろに居たりする……偶に凄まじい寒気を感じるんだがこれは一体なんだろう?」
またあれな。質問で全員がうっと黙り込む
「? どうかしたのか?」
不思議そうな顔の龍也の顔を見ながら。堕落天使様が
「あなたが好きで好きで気が狂っているんですよ。ちゃんと向き合いましょうか」
「向き合う? よく買い物で荷物持ちとかしてるけどな?」
「……すいません。私にはこの人は手に余ります」
堕落天使様は諦めたように。紅茶のカップに手を伸ばした……ゲストがさじを投げるという異常事態が、今回はじめて発生したようです。全員が口を開きかけては閉じるを繰り返す中。からすそ様が
「…………笑えば良いと思うよ」
「笑う? 笑いかけてくれるから良く笑い返すが?」
「そうですか……後は話し合いで解決してください。私には何も言えません」
堕落天使様に続いてからすそ様も脱落したようです
(((くっ!? なんなんだ! この天然は!?)))
僅か数分でリタイヤ2名。これはきわめて難しい難題だった。いかに正論を言っても通じない相手ほど厄介な相手は居ない
「こほん。次は私が」
(((竜華零様なら!)))
今まで真面目で来た竜華零様なら。きっと! 全員が期待を込めた目で竜華零様を見る中。竜華零様は真顔で
「風邪気味なのではないでしょうか? 養女殿のことは良くわかりませんが、たぶんだるまさんが転んだ的なことと言いますか……きっと構って欲しいのでしょうね?」
ドゴンッ!!!!
その期待を裏切られたBB達は思いっきり机に頭を打ちつけた
「うおっ!? なんだ、急にどうした!? 何故机に頭を打ちつけてるんだ!?」
「色々と思うことがあるんでしょう」
この確信犯的な竜華零様の笑みに。ゲスト達は
(((今回竜華零様は敵だ!?)))
いつも真面目な竜華零様がユウーTKTM様達のサイドに回っていることに絶望していた……
「こほん~その人はSI☆NO☆BIですか~!? それとも某忍スレイヤー的な~? さて~、この人は先程の義妹さんの対応とは逆に親しく対応してみてはどうですか~? 多分その内~怖さが薄まると思う筈ですよ~……多分」
咳払いしてから畏夢様がそう言うと龍也は
「制圧班だから。忍者と言えば忍者なのかもしれないな」
「そ、そうなんですか~」
ボケたつもりが真面目に返答され困り顔の畏夢様に
「まぁ今度もう少し話を聞いてみるよ。何か悩んでいるのかもしれないな」
うんうんと頷いている龍也。何となく行ける雰囲気になっているのを感じ取った普通の狐様は
「それと寒気は恐怖からでしょう。我輩はそういう経験はないので断言はできませんが、妹さんと同じような雰囲気を感じ取っているから怖いのだと思います。末期でないなら、プレゼントでもあげて懐柔してください」
「プレゼント? あ。そう言えば誕生日が近かったはずだ」
「それは丁度いいですね。是非何か買ってあげましょう。きっと喜びますよ」
そしてその流れに乗った。ユウーTKTM様は
「それはあれですよ、スt「言わせませんよ!」ぎゃああああああああ!?!?!?!」
「は、ハンマーッ!? 大丈夫なのか!?」
爆弾発言を投下しようとしてBBにハンマーで殴り飛ばされていった……
「大丈夫ですッ! ここはギャグ小説ですからね!! さて良い時間ですので。一度休憩と行きましょう! それでは一度CM入りまーすッ!!!」