「さぁー! 今日も始まりました海鳴チャンネル!! ゲストのお悩みをズバッと解決する? ハチャメチャトークショー! CM空けでーす!! そして堕落天使様はCM中にご帰宅! 代わりのゲストの登場です!! はくしゅー」
ぱちぱちとまだらな拍手の中 上空から
「うわわわッ!! ふぎゃっ!?」
誰かが落下してきてステージに突き刺さり沈黙した
「「「……え? 死んだ?」」」
と全員が絶句する中
「NTとか身体をロボットにする能力とかを持つ、厨二病全開! 神崎終夜さんでーす!!!」
BBのあんまりな紹介を聞いた不気味なオブジェは
「だぁれがあああ!!厨二病だぁ!? この腹黒アイドル!!!」
「誰が腹黒ですか! この厨二病!!」
~暫くお待ち下さい~
「……どうもスイマセンデシタ」
「判ればいいんです。判れば」
BBの前に土下座する。終夜の姿があった……
「さて、いきなり色々ありましたが。龍也さんお悩みをどうぞ!!!」
「あ。ああ……昔から世話になっている人に前会ったとき、月のない夜に気をつけたほうが良いと言われた。意味が判らないんだがどういう意味だろうか?」
(((なんでこの人の悩みはこんなに重いのかな!?)))
流石のゲストの皆様も絶句し言葉を失った……
「えーと。じゃあ俺から」
最初に手を上げたのは瀕死状態から復活した。終夜だった
「終夜だったよな?」
「どうも。神崎終夜です。これから宜しくお願いします」
「ああ。こちらこそ」
龍也さんと終夜さんが簡単な自己紹介をした後。終夜さんは
「えーと。それ多分アナタ、シニマスって意味ですよ。具体的には後ろから一刺しで」
「なに!? そうなのか!?」
信じられないという顔をする龍也さんを信じられないものを見たという目で見るゲストの皆様
「むーむむ……警戒の度数を上げるべきか」
「それが良いかと。あっ、このケーキ貰いますねー」
言うだけ言ってケーキを食べ始める終夜に続いて、からすそ様が
「……それは、貴方を狙う獣がいるから、ではないのでしょうか?」
「ネクロのことか?」
龍也さんのイメージをする獣=ネクロだった。確かにその可能性もあるが……
「獣には捉え方があります。……この場合は、魔王とか」
「……なるほど。それは考えても見なかった。だよな……監禁とか普通にしてくるもんな。刺す位するか……は。ははは」
と乾いた笑い声を上げる龍也さんに今度は普通の狐様が
「まぁ魔王の可能性もありますが、『月のない夜に気をつけろ』というのは、一般的には『恨みを持っている相手が襲ってくるかもしれないから夜道に気をつけろ』という意味ですね。龍也さんの強さなら大丈夫だと思いますし、まあなんでしょう。もてている人
に対する常套句なので気にしなくていいです、多分」
「ネクロは影に隠れれるからな。闇夜は特に気をつけないとな……」
後半のくだりは完全に無視してネクロについて気をつけないとぶつぶつ呟いている龍也さん。長い事戦ってきた天敵についての対処法を考え始めた龍也さんに今度はユウーTKTM様が
「「恐らく、周りが暗いから、敵の不意打ちには気をつけろって意味でしょうね。相手が人外ですし(ネクロ・魔王両方)」
「行方不明事件とかも多発してるしな。ネクロに対する警戒を発令しておくべきだな」
うんうんと頷いている龍也さんに今度は竜華零様が
「それは間違いなく言葉の通り、暗い夜道に気をつけよとのことでしょう。良い御仁をお知り合いなのですね」
「昔から世話になってる人でな。進学とかも色々と相談に乗ってくれた人なんだ」
「そういう御仁が居るというのは素晴らしいですね」
最近ちょっと壊れていた竜華零様がまともなコメントをしてくれたことに安堵する。ゲストの皆様でした。そして最後に畏夢様が
「龍也さんの場合は月の有る無しで夜には気を付けた方が良いと思いますよ~? それとその人の言いたい意味は残念ながら自分には言葉で言い表せないので答えられませんね~。申し訳ありません~」
「ん? なんだその含みのある……「はい! この質問はここまで! 次の質問をお願いします」
この質問は早々に切り上げたほうが良いと判断したBBが手を叩き。話を進める、龍也さんは怪訝そうな顔をしたが次の悩みを口にした
「全てが終わったら、どこかで小さな喫茶店でもオープンしてのんびり過ごしたいと思うのだが、海鳴・クラナガン・ベルカ自治区どこでオープンしたらいいだろうか?」
(((やっと普通の質問来た!!!)))
今まで返答の悩みものばかりだったが、今度は普通の質問で全員が安堵した……こうしていつもの雰囲気で海鳴チャンネルが始まった
「じゃ、まず俺から。転送魔法の応用で3つの場所から入れるようにしたらどうですか?ハウルの動く城の様に」
「ハウルの城? とはなんだ。終夜」
首を傾げる龍也さんに終夜さんは
「小説の物なんですけど。3つの場所から自在に出入りできるお城なんですよ。そういう感じで作ってみては?」
「ふむ。それは面白そうだな、メモしておこう」
革の手帳をコートから取り出しメモしている龍也さんに今度はからすそ様が
「私はベルカが一番良いと思います」
「ベルカか……その理由は?」
「魔王たちは間違いなく来るはずですが、少なくとも、安全な場所だと判断しました」
「まぁ安全だとは思うが……」
「鬱陶しい人が来そうですね♪」
うんうんと龍也は頷いていた。きっと聖王教会のうっとうしいシスターとバトル脳の事を思い出したのだろう……
「私はどこと言わずに全部に支店を出せば解決だと思いますよ。まぁ、本店をどこにするかと言う問題が発生しますけれど……それでもこの場所じゃないとこれないという人も居ますし。多少資金は必要にはなりますがそれも1つの手かと」
さっきの質問に続いてまともなアドバイスをする竜華零様に
「ふーむ。確かにそうかもな、リンディさんとかはミッドじゃないときにくいだろうし、クイントさんもベルカの方が来やすいか……確かにそれも1つの手だな」
手帳にメモして丸をつけている龍也さんに普通の狐様が
「確かに竜華零様の意見もありだとは思いますが、個人的には海鳴ですかね。龍也さん自身がのんびりと隠居したいなら、管理局大将という称号で有名な管理世界よりは、普通の人間として過ごせる地球の海鳴で喫茶店を開いたほうが静かに隠居でき
ると思いますよ」
ベルカでもミッドでもなく海鳴が良いと言い出し。それに賛同しユウーTKTM様と畏夢様が
「私も海鳴がオススメですね。今まで魔法に関わってきたので魔法のない世界で働くのはどうでしょう」
「喫茶店でのんびりですか~。なら海鳴だと思いますよ~。確か龍也さんはクラナガンとベルカ自治区ではとても有名なんですよね~? それなら消去法的に海鳴だと思います~」
3人に海鳴が良いと言われた龍也さんは
「……なるほど。そういう見解もあるな、のんびりと隠居するのには丁度いいか……アドバイスどうもありがとう」
「さて、今回はここで終わりです♪ 次回もどうか宜しくお願いしますね」
BBがにこやかにそう言うと普通の狐様が
「何でです? まだ2つしか質問を聞いてませんが?」
BBはその質問に笑いながら
「はい! その理由は混沌の魔法使いの都合なので深く突っ込みは無しでお願いします!! それでは来週も宜しくお願いします~」