海鳴チャンネル番外編 海鳴チャンネル   作:混沌の魔法使い

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第14回

 

「あの~今日収録って聞いたんですけども。BBさんは?」

 

「んむ? ああ、chinkさんは2回目だから判らないでしょうが、もう少ししたら来ますよ?」

 

「収録まで後5分。そろそろかな」

 

「私みたいに出てくるのかな?」

 

BBとからすそ様の登場を待っているゲスト様から離れたところから。黒い門が開き

 

「ふっはははー!! 最高にハイってやつだぁ!!!」

 

「遅れますから、笑ってないで急いでくださーい!!!」

 

ロードローラーに乗ってる。からすそ様とBBがスタジオ入りする、それを見て

 

「あれが普通なんですか?」

 

「そうですよ? ここは何でもあり、弾けようがふざけようが自由ですからね! 早く慣れた方がいいですよ」

 

あのハイテンションについていけない。chink様でした

 

「はーい! 遅れましたが海鳴チャンネル! はっじまるよー!! はい、拍手ー」

 

まだらな拍手の音に

 

「もうーのりが悪いですねぇ? まぁ良いですけど。そんなに期待してないですから! では本日のゲストさん「アルトリア・セイバー」さんどうぞ~!!」

 

スポットライトの下から現れたセイバーは。黒いゴスロリ姿でその手にハンバーガーを持っていた、それを見たゲスト様達は声を揃え

 

「「「「セイバーオルタァーッ!?!?」」」」

 

暴君セイバーを前に全員が絶叫した。BBは

 

「うふふふ♪ 今回は苛めっ子回になりそうです♪」

 

S属性が2人、この時点で今回の海鳴チャンネルは地獄を見ることになる。全員がそれを覚悟した

 

「あ、そうそう。畏夢様は旅行でお休みですので♪ その分ちゃんと答えてくださいね!」

 

「あの、BBさん。畏夢様の旅行先は?」

 

「えーと、アルハザードだそうです♪」

 

「「「「どこに旅行に行ってるんだよ

 

思わずそう叫んでしまった。皆様でした……

 

「ではさっそく、セイバーさん、お悩みをどうぞ」

 

「お前達に話して、解決するものとは思えんが、まぁ良い。折角来たのだから話していくか」

 

高圧的にそう告げた黒セイバーは

 

「私の弟「モードレッド」は男の娘が良く似合うので、無理やり着替えさせていたが。最近面白いと思わなくなった、ここで1度別のジャンルの服を着させようと思うのだが。どんな物がいいだろうか?

 

第一問目からとんでもない難題でした。BBが

 

「ぷっ! あははは! 最高! それ最高!!」

 

いきなりの発言に爆笑していた……

 

「えーとではまず我輩が」

 

手を上げた普通の狐様に黒セイバーは

 

「なんだ、その面は外せ」

 

「え!? あ、いや、これは外せないのでご勘弁ください。お願いします無理やり外そうとしないでください」

 

黒セイバーが伸ばした手から逃れながら

 

「いつものセイバーさんと同じ服装をさせるのはどうでしょう。弟が自分と同じ姿をした男の娘になっているというのは中々にそそるシチュエーションだと思います。ああ、写真を撮ったら我輩にもくださいね」

 

「私と同じもの。このゴスロリか……ふむ。面白いかも知れんな、試してみよう。さてでは面を脱げ」

 

「ちょっ!? 次の人! 次の人お願いしまーす!!!」

 

黒セイバーの手から逃れながら叫ぶ普通の狐様に続いて

 

「我が君、お揃いというのも一興ではないかと、勿論我が君、貴女が好む黒系のメイド服なども宜しいかと?」

 

「ほほう。お前中々王に対する接し方が判っているではないか。名を聞こう何と言う?」

 

「竜華零と申します、我が君」

 

深く頭を下げる竜華零様に黒セイバーはにやりと笑い

 

「なるほど、気に入った。その名を覚えておこう」

 

「恐縮でございます」

 

竜華零様は王の扱いに慣れているようでした……

 

「すいません。私は、普段ジャージなので服装とかは、あんまり知らないんです。コスプレぐらいしか知りません」

 

「使えん奴だ。失せろ」

 

chink様はその発言に気を悪くした素振りを見せず、しかしと前置きしてから

 

「その代わりといったらなんですが、最近作った薬をあげます。女体化薬、男性化薬、ショタ化薬、ロリ化薬、大人化薬、獣人化薬、擬人化薬それぞれ二十錠ずつありますのでよかったらどうぞ。一日一回、二十四時間効き、時間指定も出来ます。時間指定とは、飲むか飲ませる前に何時間効果を継続するか思いながら飲んでください。薬のほうの効果は説明しなくても大丈夫だと思います。随時、補給しに行きますので無くなる心配はありません」

 

どんどんと薬瓶を置く。黒セイバーは

 

「ほほう。中々面白いものを持っているではないか、献上品として受け取っておこう」

 

薬瓶を嬉々とした表情で仕舞いながら黒セイバーは

 

「リューカに大人薬を飲ませてみるのは面白そうだ、それにモードレッドに獣人化薬を飲ませて。ケモミミを生やさせるのも面白い」

 

くっくくっと悪いことを企んでいる黒セイバーにchink様があとと言ってから

 

「後、モードレッドさんに【胃薬EX】と【これであなたも料理マスター】と言う本を渡して頂けないでしょうか。胃薬の方は、無くなりしだい補給すると言ってください」

 

「ふん。まぁ気分がいいから渡しておいてやろう」

 

明らかに違法臭い薬を黒セイバーは酷く気に入ったようでした。そんな中ユウーTKTM様が

 

「新しいジャンルですか……でしたらパジャマはどうでしょう?」

 

その明らかに空気を呼んでいない発言に黒セイバーは

 

「貴様、ふざけているのか?。そんなものつまらないに決まっているだろう」

 

ユウ―TKTM様の答えに不満な黒セイバーは彼に殺気を向けた。その殺気に他のゲストさんはビクビクと震えている中、向けられている本人は、平然とした顔のまま二ヤついていた。明らかに今までの彼ではない

 

「えぇ、確かにつまらないかもしれませんね、ただのパジャマでしたらね……」

 

「何?」

 

「この世には変わったパジャマがあるのですよ……着ぐるみパジャマというものが」

 

「「「「「…………は?」」」」」

 

ユウーTKTM様の発言に全員の目が点になる。そんな中黒セイバーは

 

「着ぐるみパジャマとはなんだ?」

 

「はい。いろいろな動物をモチーフにしたパジャマです。女性の方がよくきてますが、最近では男性の方も着る方もいるので、プレゼントと言えば断り辛いでしょう。また、最近では手袋がついたものがありますので、そちらもつけると面白いと思いますよ」

 

「ほーう。それは面白そうだな。どんな物があるのだ?」

 

「これを差し上げましょう。着ぐるみパジャマのカタログです」

 

興味深そうな顔でカタログをめくる黒セイバーを見て、成功だと笑うユウーTKTM様。さっきはいつもと違いと思ったが、訂正何時も通りの彼でした。そして黙り込んでいた、からすそ様がぼそりと

 

「……女装させてみたらどうでしょう?私もされたクチなので」

 

「それが良いな……? まて、お前もか?」

 

にやりと笑った黒セイバーが椅子から立ち上がる

 

「……え? 何でそんなに手をワキワキさせながら来るんですか? 私に何かご用でも……」

 

からすそ様が怯えながら尋ねると、黒セイバーは良い笑顔で

 

「着せ替えよう。ついて来い」

 

「止めてくれぇぇぇぇぇぇ!? あぁぁぁぁんまぁぁりだぁぁぁぁぁ!?」

 

黒セイバーとからすそ様の追いかけっこが唐突の始まった……

 

「あの、BBさん。あれ止めなくていいんですか?」

 

「面白いのでそのままで行こうと思います! 5分位したら止めますよ♪」

 

イヤアアアアア!!!

 

逃げるなあ!!

 

からすそ様と黒セイバーの怒号を聞いて笑い出すBBと遊梨さんを見て。ほかのゲスト様は

 

(((い、苛めっ子が居る)))

 

その余りに黒い笑みに全員が戦慄していた……

 

5分後~

 

BBに止められた黒セイバーは舌打ちしながら

 

「ちっ、もう少しだったのに」

 

「た、助かった……」

 

剥かれ掛けていたからすそ様を見て、含み笑いしながら遊梨さんが

 

「男の娘とな……ならばあれだ、コスプレ。あれならバリエーション豊かだし飽きない。私が許可する!遠慮なくやってしまえ!」

 

苛めっ子気質全開でそう笑いながら言うとBBが

 

「全くコスプレをさせるのならば、させる服と言うのが重要なんですよ? 遊梨さん。まったくなってない、なってないですよ。BBちゃんはこれを推奨します」

 

BBが差しだしたのは……

 

「そ、それは!?」

 

「ふっふふ……完全で瀟洒なメイドの衣装! これこそコスプレと言うものです! どうですか! 遊梨さん!」

 

「むっむむ!? ならば私はこれだ! 貧乏巫女の衣装!」

 

じゃーんとコスプレを差し出しあうBBと遊梨さん。その衣装は異常なほどミニ

 

「ふふん、両方とも素晴らしい、貰っておこう」

 

どうやら衣装が酷く気に入ったようで、にこにこと笑いながらその衣装を自分の机の前に畳み

 

「では次だ。リューカに近寄る、金色を排除したいと常に思うが、耐久力があり中々排除できない。どうすればいい」

 

……重いと言うか、黒かった……

 

「えーとですね、黒セイバー様。敵の敵は味方、と言いますし、龍花ちゃんの兄上たちと手を組むのがいいかと。けどまあ、ほどほどにしてあげてくださいね。万が一金ぴかが亡くなるとおそらくエンちゃんが悲しみますので」

 

「勘違いするな、殺しはしない。 変態としてコロス」

 

「社会的な死狙いですか!? 何をする気なんですか!?」

 

普通の狐様の突っ込みにchink様がおずおずと手を上げて

 

「私もセイバーさんと同意権です。社会的に抹殺するぐらいしかないんじゃないんでしょうか」

 

「ええ!? 何で社会的死が選択肢にあるんですか!?」

 

「見てください、竜華零さん。ユウーTKTMさん、普通の狐様が突っ込みしてますよ。珍しいですね」

 

「「本当ですね」」

 

普段と違う役割をしている普通の狐様を見て、笑うBB達でした

 

「よし、竜華零。お前の意見を聞かせてみろ」

 

黒セイバーにそう言われた竜華零様は

 

「おお我が君、聡明な貴女様らしくもありませぬ……」

 

ここで言葉を切って自分に集中させてから、にっこりと微笑み

 

「潰れるまで攻撃を続ければよろしいではありませんか。我が君ならば負けなどありえますまい?」

 

その言葉に遊梨さんが手を上げながら

 

「はいはい!! 私も同じ! 死ぬまで飽和攻撃。相手に何もさせずにフルボッコ。私的にはバーサーカーソウル。兎も角これで解決!」

 

フルボッコをしろとアドバイスする、竜華零様と遊梨さん。黒セイバーはやはりそれかと頷いていると、ユウーTKTM様が

 

「耐久力があるですか……なら、それ以上の攻撃を与えればよかろうなのだ!!」

 

「「「「「なんかスイッチ入っちゃったよこの人!?」」」」」

 

「HA! HA! HA!!!。戦いにやり過ぎなどないんだよ!!」

 

「「「「「いや、戦いじゃないんだけど!?」」」」」」

 

ゲストの皆様の意見を聞かず笑い続けるユウーTKTM様に、BBが若干のイラつきの表情を見せ始める

 

「ふはははっはっは!!。わが世の「いい加減にしなさーい!」オノオオオオオオオオオオオレエエエエエエエエエエッ!!! BB!!!!!」

 

海鳴チャンネル名物のハンマーで吹っ飛ばされる、ユウーTKTM様を見ながら黒セイバーは、何事も無かったかのように

 

「で? からすそ? お前はどうだ?」

 

にやにやと笑う黒セイバーから距離をとりながら、からすそ様は

 

「それは、あれですよ……油断した所、後ろからグサリと……」

 

からすそ様の答えも殺す方面だった。違うのは社会的か肉体の死か? と言う些細な点だった

 

「他に無いか? お前は見ていて面白い道化だ。さぁ他の考え方を言って見よ」

 

そう言われたからすそ様は暫く考える素振りを見せてから

 

「別は………………………………………………………………………………暗殺で」

 

「「「変わらんわ!!!!」」」

 

全員の突込みがからすそ様に向けられたのだった……

 

「では次だ。どちらかと言うとこれが本題なのだが」

 

こほんと咳払いしてから黒セイバーは

 

「私が欲しいと思うシロウなのだが、シロウには私と同じようにシロウを欲している。紅い悪魔と黒い悪魔。それと白と黒の小悪魔が居て中々思い通りに進まない。力任せではやはり駄目なのだろうか?」

 

若干頬を赤らめる黒セイバーを見て、全員が思った。やっぱり女の子だと……普通の狐様が一番に手を上げてから

 

「正面突破は厳しいでしょうね。ただし目的が目的である以上、お互いに反目するのは避けられないですからその隙に接近するのも手ではないでしょうか」

 

うむと頷いた黒セイバーは

 

「つまり紅い悪魔達を戦わせ、その隙を突けと言うことだな!」

 

「……その解釈でいいですよ」

 

どうも女子ではあるが、普通の女子ではない。普通のアドバイスは無駄だと全員が悟った瞬間だった……

 

「黒セイバーさん。力任せは、ダメですね。他の人が暴力を振るう人ならばあなただけでも優しくして心の拠り所となってす下さい。そうすれば必ずいいことがあると思います」

 

chink様は黒セイバーの目を見て言うと、黒セイバーは

 

「優しく……か。ふむ……心に留めておこう」

 

考える素振りを見せる黒セイバー、これでもっと女子的な会話が……

 

「そこはさらに押せ!押して押して押しまくれ!!私もそうしてる!」

 

「「「火に油を注ぐなアアアア!!!」」」

 

遊梨さんの空気読まない発言で、黒セイバーはけろりとした表情に戻り

 

「やはりそうだな、攻めることこそ近道だ」

 

「YES! その乗りで行きましょう! 奇襲。夜這いなんでありで!」

 

駄目だ! これ以上この子に話させてはいけないと判断した。竜華零様が

 

「我が君、我が君。下々には「押して駄目なら引いてみよ」という言葉があるのです。皆で賑やかにしている時に、何だか1人でつまんないなアピールをされると、つい目が行ってしまうものなのです」

 

「ん? ほう……シロウが見に来てくれるというのだな? ふむ。それはそれで良い物だな」

 

思案顔になる黒セイバーに畳み掛けるように

 

「力ではなく愛敬で勝負が一番よろしいです。無理矢理を嫌う人なので、ね」

 

「む? そうか……やはり力づくは駄目か?」

 

また思案顔に戻った黒セイバー、これで暴走は無いと全員が思った。そしてユウーTKTM様が

 

「確かに、力任せでは手に入らないものもありますからね」

 

「やはり、そうなのか……」

 

「……というとでも思ったか」

 

「「「「「「「は?」」」」」」」

 

「そのシロウという者を本当に欲しているなら、何を迷うことがある!!すぐ目の前に欲しているものがあるのに、貴様は躊躇するのか!!愚か者めが!!」

 

「「「「「本当に今回どうしたんですか!?!?!?!?!」」」」

何時も以上に壊れているユウーTKTM様に全員の視線が集中するなか

 

「その甘さがのちの後悔に繋がるとは思わないのか!!あの時、一歩前に出ていればと。そんな後悔するぐらいなら!!今、前に出て!!掴み取るしかなかろう!!!」

 

「「「「いいこと言っていると思うのに結局力任せですね!?!?!?!」」」」

 

「言いたい放題と……貴様、排除されたいらしいな……」

 

言いたい放題言われた黒セイバーはどこから出したのか、木刀を持ち、構えた

 

「ほう……小生と戦うか」

 

そういったユウ―TKTM様も臨戦態勢に入った

 

「貴様を、排除する!」

 

「小生の言葉が聞こえぬのなら、ここでケリをつけようぞ!!」

 

そして、双方がぶつかり合い、バトルに発展するのであった

 

「「「「「……なにこれ?」」」」」

 

 

※しばらくお待ちください

 

バトルの結果はBBさんが乱入して、双方を一撃で沈めようとしましたが

 

「喰らうか!」

 

黒セイバーは華麗な身のこなしでそれを回避し、ユウーTKTM様だけが地面に沈んだ……

 

 

「さて。では最後の悩みだ。黒い私と青い私は2人で1つだと言えるだろう、だがそれは私1人では半人前と言う事だ。私はこのままでいいのだろうか」

 

二重人格ゆえの悩み、これは答えるのが難しい……暫く考える素振りを見せてから。普通の狐様が

 

「我輩としては、黒いセイバーさんも青いセイバーさんも別々の人だと思いますよ。ただ体を共有しているだけで、何かを補い合って生きているわけでもないでしょうに。そんなわけで、そこまで気に病む必要はないと思います。気になるなら青セイバーさんの夢に出て話でもしたらどうでしょう」

 

「そんな能力。私にあっただろうか……だが。うむ、面白い意見だ」

 

うんうんと頷いた黒セイバー。その顔は若干の安堵の色が見える、相当悩んでいたようだ

 

「いいじゃないですか。人は、1人前になるまで時間がかかります。なので今、半人前でもこれから1人前になればいいじゃないですか。それと、セイバーさんと分離したらったらこの薬をどうぞ。この薬の名前は【分離薬】自分の中にあるもう1つの人格を現実の世界に呼び出すとこができる薬です。これは、1週間に1回、1日効き目があります。対話してみるのも1つの手ではないでしょうか?」

 

薬の瓶を手渡された黒セイバーは

 

「ふむ、面白いぞ。薬師、お前の名も覚えておこう」

 

竜華零様に続いてchink様が黒セイバーに気に入られたようです

 

「独立できるならいざ知らず出来ないんでしょ? だったら相棒的な立場で半分こ怪人的にいればいいんじゃない?」

 

そのあんまりの発言に黒セイバーが怒るかと思いきや

 

「半分こ……くくっ!! ははははっ!!! 面白い、面白い発想だ。そう言う発想は嫌いではないぞ?」

 

黒セイバー的には面白かったようでおかしそうに笑っていた

 

「私個人の意見ですが。あなた方とは違う意味ですが、誰にだって半人前なところがあります。誰かに認められて初めて1人前になると思います。ですので、あなたともう1人の方が誰かに認められるようなことをすればいいのではないでしょうか」

 

ユウーTKTM様の言葉に黒セイバーは

 

「認められるか……だがそれは難しい。人とは往々にして自身しか認めぬもの……だがそれゆえにそれは正しいと言える。自己を確立するという意味ではそれ以上の正解はないか。いいことを言うではないか」

 

ふっふっふと楽しそうに笑う黒セイバー。酷く上機嫌そうだ

 

「我が君、貴女様は貴女様だからこそ貴女様なのです。半人前であるということ、それを含めて貴女様は1人前なのでございます。それに、貴女様の想うお方は、今の貴女様こそを尊いと想っているのではないでしょうか。

 

竜華零様の言葉に黒セイバーは

 

「シロウが認めてくれるか……ならば半人前も悪くないものか……」

 

なるほどと頷いてから

 

「迷いをもつのも良い物だな」

 

と楽しそうに笑っていた、何か良い感じなので今の内にと

 

「スタイルチェンジは趣……「何だ?何か言ったか?」……ん"ん"! 諦めて共生「約束された……」待てぇい!! 何故私の時だけそんなに!」

 

からすそ様がそう叫ぶと黒セイバーは

 

「じゃあ、女装(や)られろ」

 

女物の服を手に持ち笑う黒セイバーに

 

「遠慮する! メロンパンあげますから!」

 

「良い、許す……だが断る」

 

「あぁぁぁぁんまぁぁりだぁぁぁぁぁ!?!?」

 

暫くお待ちください

 

「しくしく……」

 

剥かれ強引に着替えさせられたからすそ様が涙を流し続ける中

 

「今回のお悩みを無事解決ですね! ゲストの皆様、どうもありがとうございました!」

 

にこにこと笑うBBはからすそ様を無視してエンドロールを始めた。毎回戦っているだけあり、中の悪さはぴか一だ

 

「それでは黒セイバーさんとゲストの皆様はあちらからお帰りください」

 

BBはそう笑うとボタンを取り出し

 

「そしてあなたは地獄に落ちなさい! からすそ!!」

 

大穴が開いた瞬間

 

「ふぎゃっ!?」

 

ロードローラーがBBの上に落下する。その上にはからすそ様が

 

「一緒に逝こうぜぇ?」

 

そう笑うと同時にロードローラーは爆発し、からすそ様とBBの姿は消え去った……

 

「え? これ良いんですか!?」

 

「大丈夫ですよ、次回になれば復活してますから。さぁ帰りましょう」

 

慣れっこの面子は一切動揺せず、黒セイバーと共にスタジオを後にした

 

 

そして残された紙には

 

『海鳴チャンネルの出演者は常時募集中です。出演希望者は下の連絡先まで』

 

~海鳴チャンネル出演希望 出演希望者は混沌の魔法使いにメッセージを送ってください~

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